このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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種田山頭火の句碑

しぐれてぬれてまっかな柿もろた

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国道55号で牟岐町に入ると、「旧土佐街道」の道標がある。


関部落

国道55号沿いに山頭火「宿泊の長尾屋跡」の碑があった。


しぐれてぬれてまっかな柿もろた

 途中、すこし行乞、いそいだけれど牟岐へ辿り着いたのは夕方だった。よい宿が見つかってうれしかった、おぢいさんは好々爺、おばあさんはしんせつで、夜具も賄もよかった、、風呂に入れて三日ぶりのつかれを流すことが出来た。

 御飯前、数町も遠い酒店まで出かけた、酒好き酒飲みでないと、たうてい解るまい。

山頭火日記抄

平成15年(2003年12月、建立。

 昭和14年11月3日、山頭火は58歳で牟岐町を来訪しました。笠も衣も着ないで鉢も持たず、粗末な着物を着たままの姿でした。当時は食糧難で野宿する秋冷な日々が続いていました。

 そんな時、長尾屋で受けたおもてなしは有り難かったと思われます。人情味あふれる牟岐町民の人柄が伝わって句と文章です。

 翌、昭和15年 松山市 にて往生しました。

東洋町

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