このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

正岡子規の句碑

下り舟岩に松ありつつじあり

犬山市冨士山に 尾張冨士大宮浅間神社 がある。


御祭神は木花開耶姫命・天照大神。

句碑の道を上っていくと、俳聖苑があった。

子規の句碑


下り舟岩に松ありつつじあり

『寒山落木』(巻一)に「舟下岐蘇川」として収録。

明治24年(1891年)5月、正岡子規は犬山まで木曽路の旅をした。

 やうやうに心落ち居て見渡せば一方は絶壁天を支へて古松いろいろに青み渡り木陰岩間には咲き残れるつつじの色どりたるけしきまたなく面白し。

   下り舟岩に松ありつゝじあり

 或は千仭の山峰雲間に突出して翠鬟鏡影に映じ或は一道の飛流銀漢より瀉ぎて白竜樹間に躍る。川一曲景一変舟の動くを覚えず。 犬山城 の下を過ぐれば両岸遠く離れて白沙涯なく帆々相追ふて廻灘を下るを見るのみ。舟を鉄橋の下にとどめそこより木曾停車場に至り茶店に午餐を喫す。


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