このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
正岡子規の句碑
寺清水西瓜も見えず秋老いぬ
我見しより久しきひよんの茂哉
薬師寺山門
真言宗智山派
の寺である。
薬師寺本堂
本堂右手のイスノキの下に正岡子規の句碑があった。
寺清水西瓜も見えず秋老いぬ
我見しより久しきひよんの茂哉
子規が愚陀佛庵で静養中の明治28年10月2日、石手川方面へ散策の途中薬師寺に立ち寄っての2句。夏には、薬師寺の清冽な泉で西瓜やラムネが冷やされていた。子供の頃の思い出をたどりながら、秋の風物を詠んだもの。
『散策集』
には、「薬師二句」とし、後句は「ひよんの木の実哉」と記している。木の実と思っていたが句稿
『寒山落木』
に収録するとき木の葉とわかったから、「ひよんの茂哉」と推敲し夏の句としたのであろう。
ひよんの木とはイスノキ(マンサク科)のこと。当時の知事の筆跡で昭和30年建立。
『俳句の里 松山』
正岡子規の句碑
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