このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

私の旅日記2013年

「十湖百句塚」〜松島十湖〜
indexにもどる

浜松市東区豊西町に「十湖百句塚」がある。


 明治39年(1906年)4月、笠井町の福来寺境内に「百句塚」建立。発起人は大木久市郎(号・随虎)、補佐は 松島十湖 である。建立時の俳人は116人。

 昭和5年(1930年)に御殿山に、昭和28年(1953年)に法永寺に移転築造。

 平成22年(2010年)、「十湖百句塚」と改称して現在地に移転築造。

正面に松尾芭蕉と二宮尊徳の句碑があった。


   人の短をいふことなかれ
   己が長をとく事なかれ

ものいへは唇寒し秋の風
   芭蕉翁

元日やことしも来るぞ大晦日
   二宮尊徳

出典は 『芭蕉庵小文庫』 (史邦編)。

貞亨元年から元禄年間の句。

『蕉翁句集』 (土芳編)は「元禄四未ノとし」とする。

左に十湖の句碑があった。


訪ふ人もひとふしあれや竹の春

その左は 其角の句碑

夏の夜や蚊を疵にして五百両

『五元集』 に「夏の月蚊を疵にして五百両」とある。

「春宵一刻値千金」に比べると、「五百両」ということ。

私の旅日記2013年 〜に戻る



このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください