このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

私の旅日記2009年

熱海梅園〜芭蕉の句碑〜
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1月17日(土)、第65回熱海梅園梅まつりオープン。

まだ一分咲きということだが、出かけてみた。

JR伊東線来宮駅から県道11号熱海函南線(あたみ梅ライン)で坂を上る。


入園料は無料。

紅梅


梅一輪一輪ほどのあたたかさ    服部嵐雪

白梅


熱海芸妓連演芸会


芭蕉の句碑があった。


梅が香にのつと日の出る山路かな

元禄7年(1694年)の春、芭蕉51歳。 『炭俵』 冒頭の句である。

熱海市野中の小松精一氏が自費で建立したという。

梅園にふさわしい句碑である。

 昭和3年(1928年)3月6日、 若山牧水鈴木浚一 と湯河原から乗合自動車で熱海の梅園までやって来た。

その日は 玉乃井旅館 に泊まる。

 昭和5年(1930年)、 与謝野晶子 は熱海梅園を訪れている。

梅の山しろし日月星辰の次のものとはなさぬなりわれ

「深林の香」

よく分からない歌である。

 昭和24年(1949年)1月、 水原秋桜子 は熱海梅まつり句会に出席、以後毎年の例となった。

   梅 林 五句

石あまた落着き梅も老いにける

石臥して梅下にしろき苔被(き)たり

梅林をつらぬく瀬あり偃(は)へる梅

梅林をいでて山畑の梅しろし

海の空夕焼けて梅暮れむとす

『霜林』

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