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私の旅日記
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2009年
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熱海梅園
〜芭蕉の句碑〜
1月17日(土)、第65回熱海梅園梅まつりオープン。
まだ一分咲きということだが、出かけてみた。
JR伊東線来宮駅から県道11号熱海函南線(あたみ梅ライン)で坂を上る。
入園料は無料。
紅梅
梅一輪一輪ほどのあたたかさ
服部嵐雪
白梅
熱海芸妓連演芸会
芭蕉の句碑があった。
梅が香にのつと日の出る山路かな
元禄7年(1694年)の春、芭蕉51歳。
『炭俵』
冒頭の句である。
熱海市野中の小松精一氏が自費で建立したという。
梅園にふさわしい句碑である。
昭和3年(1928年)3月6日、
若山牧水
は
鈴木浚一
と湯河原から乗合自動車で熱海の梅園までやって来た。
その日は
玉乃井旅館
に泊まる。
昭和5年(1930年)、
与謝野晶子
は熱海梅園を訪れている。
梅の山しろし日月星辰の次のものとはなさぬなりわれ
「深林の香」
よく分からない歌である。
昭和24年(1949年)1月、
水原秋桜子
は熱海梅まつり句会に出席、以後毎年の例となった。
梅 林 五句
石あまた落着き梅も老いにける
石臥して梅下にしろき苔被
(き)
たり
梅林をつらぬく瀬あり偃
(は)
へる梅
梅林をいでて山畑の梅しろし
海の空夕焼けて梅暮れむとす
『霜林』
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