このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
新年の旅日記
宝巌寺
〜芭蕉の句碑〜
板野町大寺字高樹の旧吉野川沿いに宝巌寺という寺がある。
山門
山門を入ると、左手に
芭蕉の句碑
があった。
今日は可隣人毛東し与れ者津時雨
出典は
『韻塞』
(李由・許六 共編)。
元禄5年(1692年)10月3日、赤坂彦根藩邸中屋敷で開かれた五吟歌仙の発句。
江戸時代末期の文政(1820年)の頃から宝巌寺には近郷の文士たちが集まり、しばしば句会を催していた。
鐘楼の前に香美鶴友辞世の句碑があった。
蓮の香や静かに晴るゝ西の空
弘化元年(1844年)、香美
(カガミ)
鶴友は板野郡大寺村高樹(現板野町に生まれる。本名は郁三郎。九皋園と号す。大正7年(1918年)2月11日、70歳で没。
宝巌寺本堂
高野山真言宗
の寺である。
第二十七世宝巌寺山主平尾隆信『二足のわらじ
—寶厳寺と私の生涯
』出版。
徳島県出版文化賞特別賞を受賞したそうだ。
門前の旧吉野川
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