このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
2007年の下郷側 | |
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甲子峠である。 かつて、この峠の西側がR289であった(東側が 甲子林道 方面) | |
R289の甲子峠の末端区間は貴重なダート国道の生き残りであった。 まあ、ここを通る殆どの人が甲子林道の一部区間としか思っていなかっただろうが。(そして、ある意味それは間違っていない) | |
ダートが残るといっても、その距離は極僅かでこのように新設の舗装によって徐々にその範囲は縮められていた。 | |
そして舗装をしたはいいが、その内容は砂利道のうえに薄い膜をはっただけのような簡易な物で、数年もすればこの通り。 殆どダートと変わらないような荒れた路面になってしまう。 | |
一応、通行止めゲート有り。 しかし、4輪も普通に入れてしまい、精々『ここから先は自己責任ですよ』の警告程度の役割でしかない。 | |
2007年の時点での新道との分岐地点。 既にこの時には甲子トンネルは貫通しており、 後はアスファルトを敷けば完成と言う状態であった。 この先は、R121との丁字路まで大部分が2車線の高規格道路として既に完成していたが 殆ど交通量が無く、やや持て余し気味な状態。 この道の機能が発揮されるまで、あと1年待たねばならない。 |
2008年の下郷側 | |
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さて、前回の探索より約1年2ヶ月。 福島県と国土交通省が総力を挙げて建設した甲子トンネルが 2008年9月21日に開通。 長年不通となっていたR289甲子峠区間がついに解消された。 よって、甲子峠へ向かっていたかつてのR289は旧道落ちすることとなる。 この画像を見ると堂々たる2車線が以前からあったように見えるが、 この道からちょこんと分岐する頼りない道こそかつてのR289である。 | |
旧道へ入ってまもなく、 以前と変わらず用を為していないゲートが道路上に鎮座し 『通行不能』の看板は今だここが国道であるかのように謳い続けていた。 | |
錆び付いた看板に『林道 甲子線』と表記。 元々、林道甲子線であった道の一部が国道指定され、再び元来の一林道に戻ったと言う流れのようだ。 | |
秋風揺れるススキに導かれ進む旧道。 | |
国道ならともかく、ダート林道はさして珍しくも無い。 | |
何事も無く峠へ到着。 少なくとも旧道格下げ直後は特に様子に変化は見られず。 この後このまま 甲子林道 に突っ込んだが、 特に問題も無く(ある意味問題だらけだが)西部林道分岐まで通り抜けられた。 この日は地元の登山愛好家達のトレッキング集会があったようで 途中、参加者と思われる車で渋滞が発生するような事態すらあった。 (実はこの画像の後には大勢の登山者がいる) 他にも数人のランニングや散歩をしている歩行者や 峠の方からアドレスV100が下りて来たりする(鎌房突破!?)賑やかさだ。 下郷側は「もしや廃道化?」という危惧すらあったが、 この様子なら今後もこの道は安泰だと思われる。 次回は「大きな変化」があった西郷側の様子を見てみよう |
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