このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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愛知・岐阜
県道16号線



愛知県犬山市〜岐阜県多治見市
平成23年9月19日 来訪




うん、コレはヒドイ。
どうしても作業道にしか見えない主要地方県道の第一印象。
凶悪区間入口手前の『通行不能』標識。
ふと、我がホームコース(廃道)の 茨城県道218号線『一本杉峠』 を思い出させる。

ちなみに意外にもこの岐阜・愛知r16を先ほどの橋の手前までグーグルストリートビューで辿ることが出来てしまう。
下記リンクで確認して欲しい。
http://g.co/maps/kqjyk

r16から分岐した道をそのまま撮影車は進んでいるが、何かの施設のある分岐の所で打ち切られてしまう。
・・・何となくコレって、何も知らない撮影隊が取り敢えず県道だから撮影しておこうと思ったら、いつの間にか県道から外れててナンダカよくわからない場所に連れてこられた、って感じがするんだが。

で、戻って確認して見たらコレだよ。

しかしもし、意地で通行止区間まで撮影してくれたらグーグル『ネ申』認定してたな。









自分の会社のスタッフですら余計な記載をして騙すグーグルマップ。
そんな地図でも記載しきれない急勾配の鬼九十九折れで上段へ上がっていく。
途中、正真正銘の作業道が分岐しているが、こちらは完全に自然に帰っている状態。












段差を上がりきると道は登山道状態に。
実際の所『登山道』としてとして活用されているかどうかは疑問だが、少なくとも路面自体は締まっており全く通行がない訳でもなさそう。
もっとも、林業に使われている形跡もなく、ある業務用に使われている可能性も無くはないが、それですら現在において低い。

と、なると後は好んで苦痛を伴う通行をしたがる一部の変態さんぐらいだろう。












路面右手には奇妙な平地。
ここは元々沢だったのが、砂防ダムふが築かれてしまったが為に土砂が堆積し沢を埋めてしまったのだ。


そして・・・


















沢は埋められたのに県道は削れたでござる。
本格的にアレてきますた。
この場所も茨城r218を思い出すなぁ。
つか、この状況で通常の県道記載しているヤフー地図とグーグルマップは反省すべき。

そして、もっとやれ。

















愛知県もしっかり主張してきます。
ここは県道です!
しかし、このルートをそのまま利用して再整備することは考えられず、せいぜい新ルート開削時に作業道として使われるのが関の山だろう。
















徒歩で先を行き振り返る。
セローさんが
「また変なところ連れてきやがって・・・」
と、こちらを伺っています。

そういう運命に生まれたのだ。
諦めろ。
















崩れ県道を突き進むと広場のような場所へとでた。
沢の源流部がちょろちょろ脇を流れ、本来の沢筋からずれ県道(らしき何か)へ流れている。
鳥のさえずりの他、耳を澄ますと遠く向こう車が行き交う音。
木々の合間から光が差し込む広場はまるで行き止まりのようにも見えた。

















だが奥へ入り振り返ると180度ターンをしながら道は続いていた。
先程までと違い、この場所はちゃんと4輪も通れる余裕がある。
更にこの先に見える道筋も平穏そうに見えた。
凶悪なのは先程までの箇所だけだったのか。














当然、そんな訳がない。


むしろ
これからが本番。









続く

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