このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
TOP > 総覧index > 酷道・険道index > 茨城険道139号線①
ついに筑波山の裾にかかり傾斜を上げていくr139.。 勾配を緩めようとする工夫は全く感じられず、山の地形そのままが坂の傾斜と化している。 そして道はまるで山の頂を目指して突き進むかのように真っ直ぐである。(実際は中腹ぐらいまでしか行かないが) | ||
また山の中へ入ったにもかかわらず、道の脇には民家が絶えず、タダでさえ狭い幅員が壁に挟まれ余計に圧迫感を感じさせる。 | ||
更にこのクランク。 狭いし、見通し悪いし、角度キツイし最悪である。 実際にここで対向車が現れて、非常に危ない思いをした。 まあ、バイクと車だからまだ凌げたが、四輪同士だったらなお更めんどくさい事になるだろう。 | ||
そしてクランクを抜けた先には激坂ストレート。 徒歩なら息切れするような、自転車ならいい感じに絶望しそうな程の急傾斜。 もうこの時点で険道としてかなりハイレベルな領域だが・・・ しかし、まだ此処は軽いジャブ程度にしか過ぎない。 | ||
この鳥居の向こう、筑波嶺の聖域の入口より真の戦いが始まる | ||
さあやってきました本日のメインイベント。 行く先を見上げる極悪勾配。 激しい負荷に唸りを上げるエンジン。 停車すればその身をもって知る重力の恐怖。 さらに幅員は完全一車線規格。 退避箇所も無いので4輪同士の離合は非常に困難。 『崖っぷち険道』とは違って「路外に踏みはすしたら転落」というのはないが、 此処の場合は民家が立ち並んでいる為に「物損事故」の恐怖が付きまとう。 ココは車両にとって「ふれあい」と言うより「関東こすれあい道」だ。 しかし「つくば道」の猛威はこれだけに留まらない。 | ||
見よ!この波打つ路面を! 沿道の住宅から出てくる車の為に出入口付近の傾斜を緩めているのだ。 しかし、民家が沿道に連なっているので、頻繁に傾斜が変わるので、このように波打つ道になってしまったのだ。 走っているとまるでロデオのように上下に揺さぶられて気持ちが悪くなってくる。 これが下りで、ブレーキが故障して暴走しようものなら、この段差がジャンプ台状態になってしまうことだろう。 茨城r139走行の際はブレーキチェックを忘れずに。 ちなみにこの場所でクロネコ便と遭遇。 いや、人が住んでるんだから宅配便も来て当然だけど・・・。 とりあえず心の中で「ご苦労様です」と呟いた。 | ||
振り返れば関東平野を一望。 良く見れば先ほど通った神郡地区を抜けた先のr139も見える。 あの眼下みえる道よりこの場所まで約1km。 カーブらしいカーブも無くほぼ真っ直ぐ。 しかし、アレだ。 ①で述べたとおり元々筑波山神社建設の作業路として開削された訳だが、 こんな極悪坂でよく重い資材運べた物だ。 主な資材は木材だからわざわざ下界まで降りずに 現地で伐採して調達できるけど、石材とかの搬入は大変そうだ。 重い荷物を背負ってココを通るのはホント泣きが入りそう。 | ||
二股路。 どちらも似た様な道だが、左側が県道で右側はこの先階段道となり車両通行不能。 転回スペースもなさそうなので、うっかり間違って入ったら絶望間違いなし。 さらりと存在してるが中央の案内標識は重要。 | ||
民家の壁が物語る鬼勾配。 | ||
二股路より100mもしないうちに現れる丁字路。 こちらは案内も何も無いが実は左折が県道。 分かりづらい。 まあ、直進してもr42へは行けるが、正直オススメしない(特に4輪)。 詳しくはこちらの サイト でどうぞ ちなみに「つくば道」としてはこちらを直進が正しいと思われ、r42とぶつかった先は完全に歩道となり筑波山神社の境内に入る | ||
右折した先もブッチぎりの険道規格だが鬼勾配がない分マシである。 | ||
山の中に入っても民家が立ち並ぶ人気の多い道だったがだったが、ようやく此処に来て山間部らしい雰囲気が現れる。 | ||
ふと横を見ると石碑が立ち並んでいたりして、ここも古くからある道だと気付かされる。 | ||
そして、唐突にr42にぶつかりr139は終焉をむかえる。 この丁字路に信号はおろか、r139を案内する青看板すらない。 第一自分自身、なんども此処をr42で通り過ぎているが、実はこの脇道にしか見えないショボ道が県道だったなんて、この日初めて知ったぐらいだ。 | ||
でも何気に丁字路から奥を覗くとヘキサが佇んでしたり。 | ||
上記はr42とr139が合流する丁字路の地図である 個人的に思うのが、 この丁字路より先のr42のルートは車道が完成してからの道で、 西側から登ってきて現在のr139へ抜けるのが かつてのルートなのではないかと思う。 そしてメイン参道であったつくば道へ合流する形だったのではないか? しかし、現在のr42が開通した後、 ふもとの筑波鉄道筑波駅から乗合バスで楽々登れるようになってから つくば道は徐々にメインの道から外れていくようになったのであろう。 歩道以上車道未満。 少なくとも自分はそう感じた「つくば道」。 |
TOP > 総覧index > 酷道・険道index > 茨城険道139号線① | 掲示板 へ |
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |