このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
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暗 峠 は や っ ぱ り 凄 か っ た 。
一速から二速へシフトチェンジしようとしたら、
うっかりニュートラルに入れてしまったという、激しくカッコ悪いミスをする。
コレが平地なら「いっけねェ」とギアを入れ替えれば良いが、暗峠の勾配はそんな余裕を与えてくれなった。
しかもココ、暗峠最勾配の斜度37%地点。
ココまで行くと坂じゃないです、コンクリの斜面です。
雪が積もったら超高難度スキーコースです。
果たしてそんな所で倒れたバイクは起こせるのか?
取りあえず、草叢に吹っ飛んだ烏龍茶を拾い、一口飲んで落ち着かせる。 足元には転倒する際にガードレールにぶつかりミラーが吹っ飛んだセローさん。 ・・・取りあえず車体とガードレールの合間に入り、持ち上げてみる。 が、全くうんともすんとも動かない。 今度は最大級の力を込め、すこーし持ち上がったが今度は坂の後方へ引きずられる力が掛かり、再び地表へ沈む。 数分格闘するが状況変わらず涙目になる。 こりゃあかんぞ・・・・。 身寄りの無い遠方で絶望に伏したその時・・・ 「あんちゃん、起こすの手伝ったろか?」 救世主は軽トラに乗ってやってきた。 通りすがりのおっちゃんが見かねて手助けしてくれたのだ! 2人ががりで何とか立たす事に成功。 「んじゃ、気をつけてなァ〜」 と言って去っていった・・・。 麓の一通路説明おじさんと言い、関西のおっちゃんは親切な人が多いぞ! | |
さて、車体は起こしたものの右ミラーが吹っ飛び、左側のクラッチレバーと左ミラーを固定する金具がひび割れしまった。 一応、運転はできるもののクラッチがグラつくので危険極まりない。 何とか応急処置を施したいが、こんな幅員の狭い場所で作業するのは他者に迷惑がかかるので、取りあえずスペースがありそうな場所まで進む。 んで、この画像の場所になんとかバイク一台置けそうなスペースがあったので、ここ作業する事にした。 応急処置をしている横を何台もの車両が通り過ぎていく。 クラウン等のセダンはかなりキツそうだ。 だが個人的に驚いたのは、原付スクーターであるズーマーが通った事だ。 50ccも登れたんだ・・・。 | |
応急修理も完了し、前進を再開する。 わりと有名な箇所であるが、左側のイカス道が国道である。 | |
ちゃんと間違えないよう標識も立っています。 | |
しばらくして路面が石畳へと変わる。 峠は近い。 そして幅員は更に狭くなる | |
峠へ到着。 奈良との県境です。 画像の構図がかなり微妙ですが、幅員激狭の上に交通量が多いので道路上に立てないのですよ。 つーか、こんな端によっても微妙に通行車両の邪魔になってたり。 古い宿場町の雰囲気を残す良い場所なんだけど全く落ち着けません。 | |
史跡である峠の石碑もなんだか肩身が狭そう。 | |
さて、峠を越えたすぐ先で信貴生駒スカイラインの下を潜るのだが・・・ この線形どうよ? 急坂の向こうに急カーブ、しかも誇道橋の陰になって全く先の状況がわからない。 で、次から次へとこの『穴』の中から車やバイクが『排出』されてくるのさ。 もう対向車が怖くて、なかなか前に進めなかった。 んで、ようやく落ち着いたかな〜、と思って前に進んだ途端にXRが飛び出してきてビックリ! 頼むからもう少し減速してェーー。 とにかくココはキケン。 かなり警戒しないと事故る。 | |
奈良に入っていきなり危険な場所に出くわしたが、その少し先からは2車線快適道路。 地獄のような大阪側の道程を経た者にとっては、ここが必要以上に高規格道路に写ってしまう。 | |
ここもかなり傾斜がキツく一般的には『酷』なゾーンであるが、それでも幅員が広い分さっきよりマシ。 さー、酷ゾーンは終わりかァ〜? | |
と、思ったらこの丁字路。 本気でどっちがR308か解らなかった。 だって、どっちも国道見えないんだもん。 一応、右折が正解なんだが・・・ | |
どう見ても国道ぢゃねェだろ? | |
しかしまあ、よくこんな道を国道、いや車道にしたものだ。 少なくとも大阪側は『車道』としての許容範囲の一線を越えていると思う。 古い街道筋を国道にするのは珍しくないが、古道の峠をそのまま車道化するのは非常にめずらしい。 つーか普通、どこかに九十九折れとか造って勾配緩くするだろ? 1970年にココを国道指定した役人は「ちょっとムリあるけど・・・いける!」とか強引に認定したんだろうな。 まあ、第二阪奈道路を造って「もうOK!」とか思っているかもしれんが、毎日通勤・通学する人にとって往復1200円は結構な支出だぞ。 そんな訳で、頑張る人は今だ峠を越えて行く訳です。 多分、自分も住人だったらそうする。 | |
急坂を転げ落ちる事数分、そろそろ生駒の町が見えてきました。 | |
で、住宅地へ突入。 此処は本気で国道である自信が無かったです。 どっかで道間違えたんじゃないかと。 だって、どう見ても普通の住宅道路でしょ? でも、ルート的にはあってるんですよ。 | |
また、一方通行か! 迂回をします。 | |
迂回路回って、R168に入る。 すこし進み南生駒駅前でR308との交差点。 覗き込むとそこは駅前商店街。 国道らしさは微塵もありません。 ちなみに交差点では、お巡りさんが睨みを利かせており、なんか写真を撮り雰囲気。 不審人物と間違われるのはイヤなので止めました。 とにかく、R308は極上の酷道であるのは間違いなし。 それを身を持って感じる事が出来ましたw ちなみ、R308生駒〜奈良間もかなりステキな模様。 今回スルーしたけど、いつか逝ってみたいなァ・・・。 |
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