| 信号がありませんが、コレ国道同士の交差点です。
手前から右に曲がって行くのがR410、真っ直ぐ行くのがR465.
さすがはマイナー国道、活気も交通量もありません。
さて、国道410号線なんですが上記にも述べたとおり、最近改良されまくってあちこちに旧道が出来ているのですが、封鎖されている所も多く、封鎖されてなくてもロクに除雪もされていないので今回はスルーしました。
今度来た時には立ち寄ってみたい。 |
| んで、一気に『君鴨トンネル』で鴨川市側へ。
こちらが旧道との分岐点。
当然スルーしてしまった君津市側にも旧道があるのだが、トンネルからだいぶ離れて場所から封鎖されてしまっているらしい。
なにやら、注意書きの看板がある。
『三島トンネル通行止め』
まあ、そんな所だろうと思っていたがな。
でもとりあえず、随道を拝みに行ってみたい。
しかし、当然の事ながら除雪なんかされていない。
ここを原チャリで通るのは不可能だろう。
よって徒歩で探索をする事にした。 |
| 車が一度通ったらしく轍が出来ている。
その轍を沿うようにして進む。 |
| 旧道を入って、いきなり路肩が崩れている箇所が現れる。
他にも路肩決壊箇所は度々現れて、しかも程よく雪で埋もれている箇所もあり、うっかり踏み抜くとえらい事になる。
よって、できうるだ山側の方を歩く事を心がけた。
けど、山側にも排水溝があったりしてそれなり危ないんだが。 |
| 国道時代の遺構を発見。
ランクの低い国道ということもあり管理は国ではなく、県に委託されている。
デリネ−ターは他にも数本あった。 |
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旧道に入ってから200mほど入った所で見晴らしのいい区間に出た。
遠く向こうに鴨川の市街地と太平洋が見える。
同じ千葉県でも、旧国名で言う『安房』地方では平均気温2℃程高く、
雪も自分が住む北部の『下総』地方より少なめだった。
まあ、山の上は別だが。 |
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こちらは、同じ位置から山間部を望んだ光景。
午後の斜光に照らされたのどかな山里。
とても好きな景色だ。 |
| しばらく、ボケーと高台の景色を眺めていたが再び歩み始める。
しばらくすると今度は、かつてミラーを掲げていたと思われる朽ちた柱が現れた。
『君鴨トンネル』が完成したのが1993年。
13年も放置してれば程よく廃れてくる。
ただ、まだこの道には利用価値があるので必要最低限の整備はされている。 |
| が、とうとうここで入ってきた車がUターンしたらしく、この先はまっさらな雪の上を歩く事なる |
| 足跡一つ無い雪の上を歩き続ける。
ここでは、現道へのアプローチ道が分岐しているが廃道となって封鎖されている。
もしかしたら、新トンネルが出来た直後は、ここまでが路線改良区間だったのかもしれない。 |
| 足跡一つ無い、と書いたが実は全く無い訳ではない。
ただし、人間以外のものだが。
タヌキとかだったなら良い。
しかし、野犬とかだったら・・・。
実は何回か野犬に遭遇した事はあるのだが、原チャリに乗っているので大体向こうが勝手に逃げる。
たまに前進してくる強者もいるが、こちらも負けじとフルアクセルで突進すれば先ず襲われる事は無かった。
しかし、今回は原チャリと言う武器が無い。
正直、襲われたらどうにもならない。
ただ、出会わない事を祈りながら進む。 |
| しかも、さらにイヤな物が
路面の真ん中らへんに小さく雪に穴が開いている部分がある
よくみるとー・・・(画像にマウスを置いてほしい)
・・・亀裂入ってるやんけw
路肩決壊寸前。
かんべんしてください。 |
| 色々ビビりながら進むと、現道がトンネルに吸い込まれていくのが見えた。
足元の激ショボ道から、あんな整備された道路に進化した訳か。 |
| そろそろ、旧道に入って500mぐらい進んで来たところか。
息も良い感じで上がり始めている。
木々が鬱蒼としている所は、比較的雪が少なくて歩き易いが、時々木の上に積もった雪が頭の上に落ちてくるのがツライ。
足もだんだん、かじかんできた。
隧道はまだか。 |
| ガードレールがグニャグニャになってる。
誰かここでぶつけたのか?
あと、ここらへんが一番MAXに積もってた気がする。 |
| すべてが真っ白でよく分からないだろうが、一応横尾林道との分岐点です。
何やら再び轍が現れたが、恐らく雪が小降りの時に通った跡ではないか。
さて、ここまで来たならもう随道は目と鼻の先。
果たして三島隧道はどんな姿をしているのだろう?
コンクリ隧道か?素彫りか?それともレンガ隧道か?
この場所から数十mほど歩いた先、ついに三島隧道が現れる! |
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・・・・・・。
何ですか、コレは?
鉄板ですか?鉄板で封鎖ですか?
チックショー、
せっかく苦労してきたのに、こんなのねぇYO!
せめて柵とかでの封鎖にして欲しかった・・・OTZ
この後、泣く泣く自分の踏み跡をたどって700mの雪道を帰ったとさ。 |