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長野県諏訪市
有賀・湖南・後山周辺の峠林道
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2007年5月 XR230にて

中峠後山線(諏訪側)
▼連休を利用して3泊4日ツーリングの2日目。現地周辺は茸山のため、この時期を逃すと冬まで探索が出来ない(シーズン中は警戒厳重)。県道を湖南(こなみ)郵便局から逸れて、集落内の迷路を中央道目指して登り続ける。側道から当たりを付けて川沿いに上ると中峠へ至る中峠後山線が始まる。沢沿いの急傾斜地に古い石垣や神社があり、かつての集落の様子がうかがえる。昨年(平成18年)の豪雨災害の復旧工事の真っ直中を進むと、大規模な土石流現場にぶつかる。正確には谷全体に岩が転がっており、気付いた時は土石流現場の中にいた。





▼バイクを止めて上流へ向かうと、林道標識の後ろで川を跨いでいたであろう道は跡形もなく、向こう岸に轍が雨水にえぐられた道が見える。多分これが中峠後山線だろう。右手には林道藤倉線。渡河は諦め、どうにか藤倉線だけでも入れぬものかと、地面を見ながらバイクまで戻ったが、岩の敷き詰められた沢に迂回ルートは見つけられなかった。ならば峠の反対側から。ここは諦めて中央道の側道まで戻る。

帰宅後の調査で、諏訪市の平成19年度・災害復旧路線に入っていました。他は大見山線・下横河川線。

田無山線(旧県道442号線)

▼側道を茅野方面に走り、道なりに山を登ると旧県道442号線の途中にぶつかる。右折して南峠へ。相変わらずの凸凹道だが、XR100で来た時程は苦労しなかった。道が良くなった様な気さえする。峠を下り舗装路に変わると、後山集落の端に出る。畑の間にある道へ鋭角に右折。ここが中峠後山線の南側入口。

中峠後山線(後山側)
道幅は狭いが、走りやすい。峠を境に豪雨時の雨量が大分異なったようだ。小さな鞍部を越えるとほぼ水平な道となる。水平・直線路を飛ばしていくと、左手に青山線が分岐。急停止。林道標識が真新しく、あまりそそられない雰囲気なので後回し。再発進後、逃げる鹿としばし併走。平地の終わりが峠となっていた。
現在位置周辺図
(地図中、下から上の本峠へ)







▼標柱に本峠(北峠)と記されているが、脇には「天然記念物 真志野峠ミズメの樹」とある。真志野峠はもっと西にあるはずだが。峠から下る道は落ち葉が積もり、明らかに廃道。傾斜も車道のものではない。道幅はしっかりあるので歩いて進んでみたが、倒木が多く車両の通行は厳しい。ここが中峠ではないことを疑問に思いつつ、しばし休憩。携帯電話が使えたので、メールを受信。仕事の取引先から「今日も仕事です」から始まるメッセージが入っていた。遊んでてすみません。と写真付きで返信。






青山線
▼来た道を戻り青山線へ。等高線に沿った平坦なカーブを幾つか抜けると、先に重機が見えた。近づくとY字路の道幅一杯に鎮座。左下からは別の道が上って来て、重機の先で合流している。右は斜面。バイクから降りて、キャタピラ脇にルート工作。なんとか青山線から脱出成功。直進は工事中の標識が出ていたので左の下る道へ。帰宅後に調べたら、直進が中峠。中峠後山線の完走ならず。その後程なく現県道442号線へ出たが、ここには林道標識は無し。中峠後山線の本来のルートに疑問が残る。中峠付近から先程の本峠へ至る道があるとすれば、本峠から諏訪側へ下っていたあの廃道か。そうすればルートが繋がる。またの機会に。
▼県道を有賀(あるが)峠へ向かう途中、幾つもの林道があったが、他の林道がほとんど諏訪市管理であるのに対して、それらは手書き標識の、よりローカルな雰囲気。諏訪市街を抜け霧ヶ峰の宿へ帰投。
2007年8月追記
有賀峠と中峠の中間に”唐松峠(北峠)1218m”がありました(道路名不明)。北峠が何故か二つに。唐松峠の諏訪側は倒木で通れません。
中峠後山線は、災害復旧工事中(砂防ダム)です。道路本体には秋頃着手するようです。また、本峠へ分岐する廃道(諏訪側)を確認しました。


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