このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

旅とスケッチ


長良川鉄道スケッチの旅


美濃市駅
 
美濃市駅は、美濃和紙の里であり、うだつのあがる町並みであり、長良川舟運の中継地だった美濃の町の玄関駅です。うだつの上がる町並みは駅から10分ほどです。途中に、今は廃止の旧名鉄美濃町線美濃駅がある。かっての車両がモニュメントとして飾られている。
うだつの上がる町並みがある通りは目の字の形になっており、この辺一帯は伝統的建築群保存地区に指定されている。魚屋町、俵町、常葉町などは、土蔵や多彩な格子、むし小窓が数多く残されている。
美濃市駅
旧名鉄美濃町線
         美濃駅
うだつの上がる町並み

駅でもらった散策マップを参考に、小坂家住宅、旧今井家住宅・美術資料館を散策ポイントに、うだつの上がる町並みを歩くことにしました。
小坂家住宅

江戸時代から続く造り酒屋で、住居・店舗として今でも使用中。住宅は1772年頃の建築で、屋根はゆるやかにふくらんだ「むくり屋根で美しい姿をしている。国の重要文化財に指定されている。
旧今井家住宅・美濃資料館

江戸時代中期の建築で、古い形式のうだつ造り。美濃の代表的民家のひとつ。8畳間が9つある最大規模の家屋。江戸時代から和紙問屋として繁栄した。今は美濃資料館として公開されている。
うだつの上がる町並み
うだつ
「うだつ」とは、民家で、妻の壁面を屋根より高く造った部分。また、建物の外側に張り出して設けた防火用の袖壁をいう。このうだつを上げたのが物持ちの家だったことから、「うだつが上がらない」と言う言葉を、地位・生活などよくならない、ぱっとしないという。
本来は防火壁として造られた物だが、後には装飾的な意味に重さが置かれるようになり、自分の財力をアピールするため商家の屋根には、お互いに競って立派なうだつが造られた。それは江戸時代中期ごろに造られる様になった。
川灯台

うだつの町並みから小倉公園の裏手を回り込むように長良川に向かって歩くと、川縁に川灯台が見えてくる。ここが上有知湊で、昔、船運の拠点として栄えた川湊灯台。高さ9mあり江戸末期に造られた。

美濃橋

川灯台のすぐ上流に吊り橋がある。美濃橋といい、現存する最古の近代つり橋。橋の看板には「大正5年に建設されたもので大変老朽化して危険です。通行につきましては、20人以下に制限させていただきます。」とかかれていました。
スケッチ(水彩)


旧今井家住宅


小坂家住宅

川灯台


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