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05年8月

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109. 8/30 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  空調が不調

108. 8/26 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  おでこの電気

107. 8/25 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  京都から近い海(湖)で近江となった

106. 8/22 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  アイマスクの代わり?

105. 8/19 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  前を見るもの、席を取れず

104. 8/17 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  お客さん、終点です...
103. 8/12 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  倒木とか落雷とか

102. 8/10 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  続 花火の日

101. 8/8 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  最近は「ねこ」とか「さかな」とか

100. 8/5 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  明日の天気は?

99. 8/3 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  走る立ち飲み屋

98. 8/1 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  8月1日

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  空調が不調

8/30

五山の送り火も無事にすんで、ずいぶんと朝晩は過ごしやすくなった。

朝、駅まで歩くのもなんとなく気持ちのいい、そんな気分である。

とはいえ、やはり混んだ電車は暑くてむしむし。

やっぱりクーラーがなくては。

 

わだらんが通勤をはじめた頃、まだ山手線にも非冷房車はたくさんいた。

前3両後ろ3両のみ冷房車とか、両端のみ冷房を積んでいるが冷房の利かない偽冷房車とかいろいろであった。

2段式の窓の上段はホームから簡単に上げられるので、混んだ電車に乗るときは、窓を開けてから電車に乗るのが当たり前の習慣だった。

 

今は冷房車が当たり前。非冷房車を捜すのに苦労する。

でも当たり前になってしまうとありがたみはわからないものだ。

先週の金曜日、遅い時間の新快速になってしまった。

12両の3544Mをタッチの差で逃してしまい、空いている848Mで高槻まで先行。

3546Mに高槻で乗車しようとしたときである。

最後尾で待っていると、降りてきた客が車掌を捕まえて、やたら苦情を言っている。

ドア扱いできず、車掌は困惑していたが、オヤジの文句は長い。

どうやら車内が暑いことに対して文句を言っているようだった。

例の事故以来、どうも乗務員にからむ輩が多いと気にはなっていたのだが。

 

それでも無事にドア扱いは終わり、もちろんわだらんも乗車して、列車は高槻を出発。8両編成で、車内は当然のごとくよく混んでいる。

で、すぐにわかった。とにかく暑い。

確かにこれではオヤジが文句を言うのもわかる。

車内の至る所でうちわを扇いでいる。これには参った。

しかも、車掌が「編成全体に冷房の利きが悪くなっています」などと言っている。

なんなんだ....?

 

3546Mは京都で検車の検査をしている。

一車両の効きが悪いのならわかるが、編成全体ってなんだろう?電源系統か?でも冷房用CVCFは独立のはずだが。

 

京都を過ぎると車内も落ち着き、少し涼しくなった。

これが冷房の復旧のためか、はたまた乗客が減ったせいか、よくわからないんだなぁ。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  おでこの電気

8/26

最近は台風についてはかなり正確な予報が出て、事前の準備ができる。

逆に、日本接近時に大騒ぎして、実は大したことがなかったりすると、ちょっとがっかりしたりする(不謹慎ではあるが)。

関東へ台風11号は流れて、野洲ではほとんど影響がなかった。

多少風が強い程度で、何もなくよかったということにしておこう。

 

707Mは野洲で502M「きたぐに」の通過を待って出発である。

が、その502M前の貨物(1069列車)などが遅れてきたりするとたまに出発順序が変わったりもする。

普通はきたぐにを先に通すので、きたぐにの遅れがそのまま707M発車の遅れになる。

 

今朝は台風による強風のための運転規制で、全体に貨物が遅れていた。

707M前に通過したのも1069ではなさそうだ。ちょっと列車順序が乱れている。

きたぐにがやって来るのが見えた。が、既に50分になっている。

707Mはきたぐにを待たずに出発し、結局きたぐには瀬田で707Mを抜いていった。

 

野洲駅から上り列車に乗ると、しばらく車庫(京都総合車両所野洲派出所)によって上下線が分離している。

再び下り線が隣に来るのは2km弱走ってから。

で、その上下線の分離する位置(かつて天井川トンネルがあったところ)を走る「きたぐに」が上りホームから見える、というのに最近気が付いた。

583系きたぐにはおでこにライトをつけた電車で、このおでこのライトが目立つのだ。

野洲で定期列車のおでこの電気持ちは583系が唯一である。

223系などはライト位置が低く、気が付かなかった。

そんな遠くの列車を確認できる、というのはちょっとうれしい。

昔は特急電車というと、一部を除いておでこに電気があった。

やっぱり特急のシンボルというか、かつての国鉄の特急の顔なんだろうな。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  京都から近い海(湖)で近江となった

8/25

野洲駅は、大阪京都への通勤で賑わう駅である、というのは

わりと分かりやすい話である。実際、米原からやってくると、野洲の前後で風景が一変し、急に住宅が増える。

いつ頃からそうなったのかよくわからないが、少なくとも1967年に電車区ができて、始発電車が増えてからその傾向が強くなったのは間違いなかろう。

が、それ以前から野洲折り返しの電車は存在していたし、さらに戻ると、まだ電化前に京都−野洲の区間列車が存在し、C59などが野洲駅までやってきて、機回しをしていた。

今となってはそんな大型蒸気が野洲で機回しをしていたなどというのは想像できないが、以前から野洲で利用が段落ちしているのは間違いなさそうだ。

 

わだらんにとって野洲から大阪へ出ることは、何ら大騒ぎすることではないが、やはり滋賀県というのは大阪から見れば遠いところらしい。

先日も、江坂に住む人間が、滋賀県と聞いて、「遅くなったらうちに泊まって行け」と親切で言ってくれたのだが、実際には御堂筋線北行きの最終より野洲への終電のほうが遅い。

なので、私に言わせれば、江坂までのタクシー代より、野洲までの乗車券の方が安い、となる。

 

朝早い電車では、京都より大阪へ向かう人間の方が当然多く、一旦座った人間はなかなか降りない。

よって、例えば石山では朝7時台はじめの新快速での着席はほぼ不可。

もう少し時間が下がると、石山や大津での下車客が出るので、途中で座れる可能性が出てくる。

とはいっても、運やその日の条件で左右されるので、難しい。

 

その点野洲ならほぼ着席できる(3411M〜3423Mの新快速着席は困難)ので快適な通勤ができる。

絶対石山や膳所より楽だと思うけどなぁ...

着席可能列車の選択幅が広いのは、すごいメリットである、と思う。

確かに野洲は瀬田や南草津よりは遠いのだが...

 

でもやはり大阪の人間にとって滋賀県は滋賀県である。琵琶湖の滋賀県である。

場所の細かい感覚はあまりないから、大津だろうが、長浜だろうが、あるいは日野だろうが、大阪から遠い、となってしまう。

まぁ、兵庫県も三田と姫路と豊岡とみんな一緒に思われたりすることもあるから、同じようなものか。

 

などとしょうもないことを考えながら、大阪21:15の3532Mに新大阪から乗る。

いささかピークは過ぎ、少し車内は落ち着いているものの、8両で着席が難しい列車である。

なので、はなから大阪着席はあきらめ、高槻狙い。

読みが当たって、学生らしき若いおねえさんは高槻下車。無事に着席。

あとは例によって夢の中。

でもこの電車、野洲でそのまま折り返しだから気を付けなくては。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  アイマスクの代わり?

8/22

おおざっぱに言うと、琵琶湖線内は南西から北東へ、斜め右上がりの方向に線路が延びている。

ということは、基本的に午前中は下り基準で列車の左側、夕方は同じく右側に日ざしが入る、ということになる。

ところが、石山から大津にかけて、地図を見てもらうとわかるのだが、この区間のみ一般的な琵琶湖線の線路方向と逆になっている。

つまり、この区間のみ朝下りで右側から日差しが入るのである。

 

おもしろいもので、通勤者の多くは、この区間だけと割り切って、ほとんどの人間が日よけを降ろさない。

いわゆる旅行者ふう、つまりヘビーユーザーでないと思われる客は、日差しが入ってきたとたんに日よけを降ろす。

で、降ろした日よけは自分では戻さない。

実際には、逢坂山トンネルに入ってしまうと、それ以降大阪まで日差しはずっと右側なので日よけは不要。

通勤客にとっては、わずかの日差しより、目が覚めたときの位置確認の方が重要な問題なのだろう。

 

さて、不幸に右側をとれなかった(あるいはとらなかった)通勤客の中に、座ったとたんまだ日差しも入っていないのに、ブラインドを降ろして、すぐに寝てしまう大物がいる。

ここまで慣れているのも大したものだ、と思う。

確かに日ざしがまぶしくて目が覚めてしまうのももったいないし、そういう人間はたいてい大阪まで乗っているので、起きるタイミングは、場所より人の動きなのだろうな。

 

きょうも朝から707M6号車は草津で満席。右側窓側はすぐに埋まる。

マイシートのわだらんは、雨が降ろうが真っ青な快晴だろうが、天気に関係なく日よけは降ろさないよ。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  前を見るもの、席を取れず

 

8/19

半井小絵さんに間に合うか、と急いで大阪駅へ駆け込んだものの、御堂筋口の時計は既に18:16であった。

わずかな望みを託して9番線に向かうと、階段から大量に人が下りてきた。

波をかき分けホームに上がると、ありがたいことに3502Mはまだ在線、乗ってすぐにドアが閉まった。助かった。

 

この18:15の3502Mを逃すと、次なる選択肢は18:25の812Tなのだが、これに乗るなら18:37の3508Mの方が着席できて野洲に早く着く。

といってもホームでただ待っているのもなんかつまらない。

10番線にいる3504Mで山科まで行けば、先行の810Tを捕まえられるが、京都までは着席できず、さらにその先もあやしい。

で、結局一旦改札を出て本屋に行き、3516Mあたりになってしまうのでこの3502Mに乗れるかどうかは大きな分かれ目である。

 

不思議なもので、12両の上りの新快速は、大阪駅発時点で先頭12号車より10〜8号車あたりが一番混んでいる。

12号車になると階段から反行する位置なので、利用回数の少ない非定期客には並びにくいのだろうか。

いわゆる一見の旅行者は階段を上がるとホーム中程へ進むようで、12号車に某テーマパークの大きな袋を持った人間を見たことはない。

 

同じように京都でも12号車は影の位置。

乗降も少なく、落ち着いている。

夜は草津・野洲までの新快速が12両なので、18族もほとんどいない、静かな車内である。

 

3502Mの先頭車で結局前を見て立っている。

新大阪でも高槻でも座り損ねて、京都でやっと着席。

かぶりつきの位置ではやはり着席は難しいね。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  お客さん、終点です...

 

8/17

京都行きのC電は酔ったときには要注意である。

基本的には京都駅4番線で、そのまま折り返す。

で、車内点検もないので、京都行きに乗っていたつもりが、いつの間にか西明石行きに乗ってしまっている。

まぁ、気が付いた時点で折り返せばすむ話だが、あまり自慢できる話でもない。

阪急などは入庫以外は車内見回りがないようで、気が付いたら高槻の引き上げ線だった、などという輩もまわりにはいる。

わだらんも、田町を夜9時過ぎに乗って新宿に11時半(山手線を2周半だな)とか、

酔ったついでの乗り越しはあるが、幸いにも多額の出費を要したり、他人に迷惑をかけるようなことはしていない、などと勝手に自慢している。

最近は特に酔うと野洲止まりの電車を選んで乗っているので、目が覚めなくても安心である。野洲で起こしてくれるからである。

野洲です、終点です、と声をかけてくれる。

 

ところが、それでもたまに野洲派出(車庫)まで乗客が行くことがあった。

メンテックの人間による野洲の車内点検は、たいていの場合、編成後部から係員が一人、車内を歩きながら、忘れ物を拾い、寝ている乗客を起こしていく。

寝ている乗客が起きてホームに出ていくと、続いて前方へと車内を歩いていく。

一旦ホームに出た人間が、またふらふらと、入庫する電車に乗ってしまった場合、見つけられずに、電車はそのまま入庫する、ということが起こり得る。

特に年末で長い12両編成ともなると大量の人間がホームに吐き出されるので、そのうちの一人や二人、電車にまた戻ったことが発見できなくても不思議でない。

実際あってはならぬことなのだろうが、やはり可能性は残る。

先日、米原で入庫した電車車内で目が覚めた酔っぱらいがいたそうである。

おそらくこの方も一旦ホームに降りのだろうが、再び車内に戻ってしまったのではないだろうか?

まぁ、無事でなにより。

 

が、しかし、野洲止まりでも気を付けないといけないのが。

大阪19:45(3520M)と21:15(3532M)の新快速は野洲到着後引き上げせずに、そのまま2番線で折り返し。

起こしてくれないからね。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  倒木とか落雷とか

8/12
雷は馬の背を分ける、という。
それほど雷雨というのは局地的なもので、大阪府下で激しい雷雨などといっても、河内長野の雷雨は高槻には縁がない。
 
9日の火曜日、夕刻に甲子園口で信号機に落雷があったようで、乗客も大阪駅の駅員も混乱していた。
落雷による列車遅延運休中の情報を持たないわだらんは、19:35頃大阪駅に着いて初めて事情を知る次第。
どうせ新快速は休みだろうなど勝手に決めつけて8番ホームに上がると、遅れの米原行きが停車中。列車番号は不明。
とりあえず乗ってしまえ、と乗り込んで、高槻で着席。
あとはいつものように熟睡。
京都の入線にはきっともたついたのだろうが、夢の中。
結局乗った列車は818Tとわかったが、もとから818Tだったのかどうかはわからない。
途中車掌が「30分ほど遅れて運転しています」などと放送しているが、それはこの列車が大阪19:10の818Tである、
とわかっている場合であって、ダイヤが乱れたこんな時はみんな来た電車に乗っているから、遅れが10分なのか1時間なのかは関係がない。
なんとなく的はずれであると思う。
その818Tは野洲に21時過ぎに着いたので、まぁまぁまともに走ったのだろう。
新快速が軒並み休みになるようなお祭り騒ぎではありながら座ってのんびりしているのだから、贅沢は言うまい。
 
その前の火曜日、2日は野洲でも夕方ひどい雷雨があった。
近江八幡〜篠原間で倒木があり、停電騒ぎでなかなか大変だったようだ。
こっちはそんなことつゆ知らず、3520Mで快適通勤。
野洲についてはじめてお祭り騒ぎだったことを知る次第。
騒ぎに巻き込まれず、ありがたい話だ。
 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  続 花火の日

 

8/10

花火の日は、花火終了後、大津駅でのんびり電車を見ている。

大津駅の上りホームの京都方でうろうろしながら電車を見ている。

もちろん目的は臨時電車の運用調査と、人の流れを見ているのであるが、もう一つ、普段乗っている電車を眺めるのもなぜか楽しい。

 

花火が終わって大津駅に戻ってくるのが21時前後。

なので、大阪20:15の3524Mあたりから小一時間、上りの新快速やT電を眺めている。

たいてい高槻までで着席してしまうし、着席のために座席そばに立っているので編成全体を通しての混雑度などはわからない。

たまに外から全体を見るのも楽しいものだ。

 

3526Mや3530M、米原・長浜行き新快速は8両ということもあって、やはり混んでいる。

編成全体に混んでいるが、やはり前方車両のほうがよく乗っている。

野洲行き12両だと、むしろ編成中間が多い感じ。しかし8両とでは全く車内の雰囲気が違う。

12両の場合、京都の停車位置で前後がかなりへんぴな位置になるので、敬遠されるのだろうか。

しかも山科、大津、石山、草津と12両の最後部は改札までが遠い。

京都乗車の草津下車あたりだと、無理に着席しなくても、というものもあるのかもしれない。

よってますます編成後半は空いてくる、となるのだろうか。

 

きょうもC電で新大阪先行し、3524Mの1号車に新大阪から乗車。

車内は空いていて、新大阪で下車した空席を確保でき、快適な着席帰宅。

高槻で大量下車してもうわだらんは熟睡状態。

野洲川鉄橋の走行音で目が覚める。楽させてもらえる、平和な通勤である。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  最近は「ねこ」とか「さかな」とか

8/8

きょうは琵琶湖線最大のお祭り。

大津駅が一年で一度、人の波に埋もれてしまう日である。

よくもこれだけ人が来る、というくらい湖岸は混雑していて、またそれを受ける京阪浜大津やJR大津駅はもう大騒ぎである。

 

昔、わだらんの中学高校時代、7月の最終と8月の第一の土曜は花火の日と決まっていた。(ちなみにこの花火大会はもちろん今も続いている)

花火を間近で見るのは美しいし、音には迫力がある。楽しい時間である。

で、もう一つ、花火の日にはいつもと違う電車が出る、これもまた楽しい。

 

かつて岐阜市内を走っていた路面電車、長良北町への電車は途中の幅の狭い交差点の関係で、小さい電車しか入れなかった。

長い間二軸単車だったし、金沢からボギー車が転入してきても専業で使われたのは10mサイズの小さな車だった。

ところが、花火の日はそんな小さな電車では裁けない。

しかも橋の上は電車が走れる状況でもない。

でどうするかというと、河原に比較的近い途中までの折り返し運転のみとし、その代わり空いている電車をみんな回して観客輸送。

忠節専業の車のみならず、美濃町線の車まで応援にやってきた。

みんな電車はがんばって観客を運んだし、花火への足としてぴったりだった。

そんな普段見ることのできない変わった電車を見るのが好きで、花火に出かけた。

いまでももちろんわだらんは花火が大好きだが、花火の大輸送体制を眺めているのも大好きだ。

 

大津の花火は35万の人間を集めるという。

高槻あたりから浴衣姿のお姉さんも乗ってくるし、京都の人間も多数やってくる。

確かに、花火はいい。個人的には十三よりはるかに好きだ。

きっと見物人も満足しているであろう(もちろんわだらんもその一人である)。

どらえもん?めがね?ねこ?さかな?

菊や柳などの伝統的な打ち上げ花火でない、変わり者も増えてきて想像力も必要になったが、それはまたおもしろい。

 

が、残念ながら、この大津花火の臨時電車に関しては、年々つまらなくなっている。

定期列車がどんどん増えてきているのもあるが、車両が単純になった。

つい最近まで103系や113系が宮原や米原から応援にきていたのに、いまや京都回転の201の延長や、定期回送列車の営業運転などと、あまり変わり映えしないものだ。

いつだったか、103系安土ゆきなんぞというのもあったりしたものだが。

 

でも、なによりなのは事故なく大人数を捌けること。

花火もよかったし、輸送もそつなく、よかったよかった。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  明日の天気は?

 

8/5

まだ少し時間があると思いこんで、大阪駅中央口まで北側の通路を歩く。

ホームを歩くよりは楽だ、と気楽に構えていたのが失敗で、だが、いざ改札にきてみると18:15。あせってしまった。

18:15の3502Mに乗れるかどうかは大きな差である。

3502Mは12両、最後尾なら高槻で着席可能。

後続の18:30の3506Mは8両、大阪駅着時点で相当乗っていて、着席が極めて困難な列車である。

さらにわだらんに重要なのは、3502Mなら、半井小絵さんに会える。

これは大きい。

 

幸いなことに3502Mは2分ほど遅れてやってきた。

大阪駅出発時には既にC電西明石行きが在線していたので、およそ4分程度遅れていることになる。

自分が間に合いそうにないときに遅れていると助かる、などと極めてわがままである。

ありがたいことに、自分の立った横の着席者(おっさんだったが)は、新大阪で下車し、さっそく窓側を確保し熟睡モード。

案の定気がついたら電車は既に草津に到着していて、乗客がおりはじめたところだった。

 

808Tの大垣行きは8両。

同一ホーム乗り換えだが、停車位置が違い、ちょっと走る。

もともと乗客がいる上に、新快速の客を受けて、よく混んでいる。

結局草津を4分遅れで出発し、3502Mの遅れをそのままもらった形。

ところが、草津駅を出て、まだ6番7番のシーサスも渡っていない位置(要はホームまですぐ)で突然非常ブレーキがかかる。

防護無線ではないので、車内か駅か、と思ったら、草津駅でホームから乗客が転落した、とのことであった。

808Tの運転には何ら支障はなかったが、結局8分遅れになってしまった。

以前、片町線星田付近の防護無線で、高槻で非常停車したことはあるが、駅の非常ボタンはどこまで届くのだろうか?

事故にならぬはよいことであるが、関係ないところで止められるのは少々気にさわる。

 

野洲駅からはまじめに歩く。帰路はのんびり歩くのが通例だが、今日はちょっと早足。

それでも、自宅についたときには既に気象情報が始まっていた。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  走る立ち飲み屋

8/3

今は特急になってしまって、すっかり敷居が高くなってしまったが、昔はよく「びわこライナー」に乗っていた。

なにせ、310円でグリーン車に乗れるのである。こんな破格なサービスはない。

こんな優雅な通勤が許されていいものか、とまじで悩んでみたりもした。

夜の上りは当然リラックスモード。

一時期は車販も乗っていて、アルコールがよく売れていた。

スーパー雷鳥編成だったころは、わだらんの場合、帰りの上りはビールとポテチを用意して、2号車ラウンジに陣取り、

ソファーに体を預けて、抜き去るC電をめでながら、ビールを味わっていたものである。

そこいらの居酒屋なんぞより、よっぽどお酒がおいしく思えたりする。

 

大阪21時を回ると、新快速車内でのアルコール存在率が急激に上がる。

たいていの場合、どういう訳か不特定多数がみな同様に、座席、特に窓側が取れるとおもむろに鞄から缶ビールとピーナツを取り出す。

 

ところが、立ったままビールを開けていることが多い場所が一カ所ある。

クハ222-2001以降のトイレ前。

ご承知の方も多いと思うが、この車からはトイレが車椅子でも利用できるよう拡大されていて、トイレの向かいは車椅子スペース用に座席がない。

そこには車椅子が固定できるように手すりが用意されている。

 

ところが、このスペース、なぜか車椅子のかたが利用されているのを、偶然ではあろうが、わだらんはまだ見たことがない。

帰りの新快速でいつもいるのは、手すりを背もたれ代わりにして、立ち飲みしている旦那方。

確かにあのスペース、何となくアルコールの飲みやすい場所である。

ちょうど車両の隅で、隠れ家的なところもある。

 

が、本来の使われ方でないのも事実。

車椅子の方が、安心して車椅子スペースを利用できるような、そんな環境になる日が早く来て欲しいと思う。

そして願わくば、車椅子の方が自分の動きたい時間に、自分の希望する区間を、自由に、電車利用ができますように。

 

今日も3528Mに新大阪乗車で高槻着席。ビールの手持ちのないわだらんは、座ったとたんに気分だけ酔っぱらい、山崎を知らず...

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  8月1日

 

8/1

ふと、野洲駅で見かけた告知。

福知山線脱線事故のお詫び文面が8月1日のものに更新されていた。

事故うんぬんについてわだらんがとやかく言える立場ではないが、安全輸送のために死力を尽くしてがんばっていただきたい、と思う。

 

日曜日のNHKアーカイブス「蒸気機関車C-62」を見た。

関西地区は深夜の放送になったが、見終わったあとしばし興奮し、なかなか眠りにつけなかった。いいものを見させていただいた。

興奮したというのは、迫力ある画像とまじめな番組作り、C62の函館山線の奮闘や、長万部以南の柔らかい走りなどが

まさに画面から伝わる、いい番組であったと思う。

が、わだらんが興奮したのはC62の走る姿でなく、列車を見つめる様々な眼、ほんとうにたくさんの人に支えられて列車が走っている、という姿であった。

銀山や目名(たぶん)などの通過駅でのタブレット授受には当然駅員がそこに立っていて、列車監視をしているし、倶知安の水補給でも機関車を見つめる人たちがいる。

なにより蒸気機関車はある意味単純な構造である。

叩けば音の違いで状態がわかる(といってもわだらんには無理だが)。

 

今は列車を実際にその場で見ている人はずいぶん減ってしまった。

列車指令が見ている、といってもそれは盤面上で、実際の姿を見ているわけではないし、ホームにいる駅員はうんと減ってしまった。

 

もちろん、昔のように大量の要員で鉄道を運営しろ、とはいうつもりはない。

ただ、正社員だけでなくても、警備員でもアルバイトでも派遣社員でもヲタでも、何かしら外から列車を見ている眼がもう少しあってもいいのではないか、とは思う。

何も社員だけが列車に携わると決まっているわけではないし。

 

大阪駅から乗った21:45の3536M、高槻を過ぎると1号車はすっかり落ち着く。

車掌が車内巡回に出かける。

車掌が自由に車内を動ける程度の混雑、これがベストなのだろうな。

車掌が乗っている限り、車内にいるべき、というのはわだらんの持論。

編成最後尾の小部屋にいるだけなら、車掌は不要、とは言い過ぎか。

 

で、改めて事故で亡くなられた方に、合掌。

 

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