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06年 4月

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217. 4/25 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽   無題

216. 4/23 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽   足を伸ばしても通路にでないよ

215. 4/21 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽   椅子取りゲーム、再び

214. 4/19 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽   環状線は夢か

213. 4/17 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽   勤め帰りにちょっと一杯

212. 4/15 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽   週末限定、桜の電車

211. 4/13 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽   桜の色、車体の色

210. 4/11 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽   春眠、暁を覚えず。遅れも知らず。

209. 4/9  ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽   やっぱり新幹線は速い

208. 4/8  ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽   老いも若きも青春ですよ

207. 4/5  ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  桜で宴会、座席で熟睡

206. 4/3  ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  春の嵐

205. 4/2  ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  駅の桜は大人気

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽   無題

 

4/25

空からの突然の銃撃で命を落とされた方、

ブレーキの効かなくなった電車のなかで命を落とされた方、

屋根が火を噴いた電車のなかで閉じこめられたまま亡くなられた方、

荒れ狂う函館湾口で波に飲みこまれた方、

そして、そして、たくさんの、たくさんの、命。

 

車体の鋼体化を進めた事故、

二軸貨車の走行性能の向上につなげた事故、

車体の難燃化に寄与した事故、

今の鉄道の技術やしくみは、過去の尊い命の代償。

 

鉄道が未来永劫、

快適で、安全で、そして何より社会に信頼されるシステムであるように。

 

 

過去からのすべての御霊が安らかにすごされますように。

合掌。

 

 

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ところで、わだらんが再び旅行に出ることになりました。

ちょっとの間、雑記帳をお休みさせていただきます。

5月10日、再開予定。

みなさまがたにも、どうぞよい黄金週間でありますよう。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽   足を伸ばしても通路にでないよ

 

4/23

週末、実家のある三重県津に戻っていた。

帰路電車利用で、しかも大阪経由でまわりで帰ってきたので、ちょっとした小旅行になった。

津から中川まで、そして鶴橋まで、近鉄の急行、快速急行ともロング車のみの編成に当たってしまった。

しばらくロングシートに長時間座っていないわだらんとしては久々の体験である。

 

かつてわだらんがまだ学生服を着ていた時代、東海道線名古屋口のローカルは大垣の80系電車が主役だった。

その取り替えに113系が入ってきたとき、113系は輝いて見えた。

いつしか年は過ぎ、車両は交代していき、通勤時に113系が来ると、避けるようになってしまった。

人間とは勝手なもので、一旦転換クロスの座席に慣れると、ボックスには戻れないものだ。

ところが、その避けていた113系でも時にはなかなか便利に使わせてもらっていた。

前後扉の前後、クハの助手席側後ろには3人がけの、ちょっと長めのロングがあって、酔っぱらって帰る際など、3人がけを横方向に使って足を投げ出して座っていた。

もちろん、車内が空きだして、のことで、決して混雑時ではないが。

どうも転クロに慣れた体には、ロングシートにきちんと座るのがあまり得意ではないらしい。

結局組んだ足を通路に投げ出して、お世辞にもいい格好とは映らないが、許してもらおう。

 

よく常磐線や阪和線の飲酒宴会が話題になる。

4扉ロングシートでよく酒を飲んで宴会するな、という、いわばあきれ、の話ではある。

が、あえて酒盛りになりやすい弁明を考えると、どちらも快速で比較的駅間時分が長く、かつ始発を過ぎると乗客の途中からの乗車が少なく、

車内が空いていく一方、という共通点があるように見え、酒盛りがしやすいように思える。

その点、近鉄大阪線の快速急行でも同様の条件に思えるが、同じように酒盛りはあるのだろうか?

それとも酒盛りは特急利用なのだろうか?

 

今日は日曜日。大阪駅へ戻ってくると、いつもの通勤時と違い、行楽客と思われる乗客多数である。

8両の3314Mも、編成前方は立ち客多数だが、後部は落ち着いている。

無理に騒がずとも、高槻であっさり座って、お気楽ムード。

ロングシートと違って、窓枠に手をかけて、のんびりゆったり。

靴を脱いで、足を前の座席下に大きく伸ばして、いい身分。

桔梗が丘のみなさんには申し訳ないが、いい通勤をさせてもらっている、と感謝、である。阪急と京阪に、かな。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽   椅子取りゲーム、再び

 

4/21

ちょっとした宴会があって、帰りが遅くなった。

大阪21:45の3536Mに乗る。以前なら12両で楽勝だったのに、この春の改正で8両になって、着席が難しい電車になってしまった。

その直前にびわこExpがあるので、特急に乗せようと、わざと編成を短くしたのではないか、と勘ぐりたくもなる。

ホームに上がったのは21:27。ちょうど先行の3534Mが入ってくるところで、この列を避けて列の先頭に立つ。

8両だと最後尾1号車の一番後ろでも座れる確率が低く、中間3号車の後ろの扉に並び、車両後部のボックス席狙いである。

不思議というか、当たり前、というか、大阪まで車内で立っていた客はこぞって扉前の前向き席を取りに行き、扉後ろのボックス席は比較的座席が取りやすい。

とはいえ、これも列の前の方で、しかも一目散にボックス席を取りに行かねばならないのだから、楽ではない。

しかも編成中間はもし大阪で席が取れなければ京都まで立ち席覚悟で、なかなか厳しい状況である。

 

とはいえ、ありがたいことにボックスの後ろ側、前向きの席が取れて、なんとか落ち着けた。ありがたい。

酒の勢いもあって、新大阪は既に知らず。目が覚めたら石山だった。

やはり特に酒を飲んだときは、野洲行きに乗るに限る。

 

こんな大騒ぎをしなくても、21:38の野洲行き快速なら12両、編成後部なら大阪でも楽々着席。

が、この838T、草津であとの3538Mに抜かれる。

長岡京で7分後の3536Mに抜かれるのは別に気にならないが、草津で後の新快速に道を譲るのはちょっと我慢できず、結局避けてしまう。

3536Mが12両に戻る日は来るのだろうか?

特急回数券には縁遠いし、とはいえ、特急で乗り過ごすのも悲惨だし。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽   環状線は夢か

 

4/19

報道によると、北陸線・湖西線の滋賀福井県境の直流化が10月21日、と決まったそうだ。

いよいよ新快速が敦賀に入ることになる。

足が長い新快速が京阪神でどうダイヤを乱すか、という心配事はあるが、まぁこれで観光客の入れ込みが増えるのなら、いいことだと思う。

今年の大河ドラマは戦国の世である。賤ヶ岳などの湖北の観光地が賑わってくれれば、効果のほどもあろう、ということか。

 

人の流れというのは結構恣意的なもので、例えば、米原で列車が切られていることもあって、米原市の東部、旧山東町あたりでは大垣や名古屋方面への流動も多い。

滋賀県でありながら、隣県の町の方が大きければ、その流動はとうぜんあり得る。

県境越え、という話では、兵庫県播磨西部から岡山への高校生が結構多い、という話はよく聞く。

その点、湖西と湖北は単純に列車運転形態の違いで、いままで流動がなかったようだ。

が、今度の直流化でローカルの列車本数が増えるので、いままで以上に流動が増えてくるだろう。

滋賀県下の県立高校の学区制廃止もあり、いままでと違った流れが出てくれば、いいことだと思う。

 

今日は旭屋書店でちょっと立ち読みをしていて、さらに少し大阪駅で電車を見ていて、結局大阪23:20の3546Mになってしまった。

12両で車内は比較的静かではあるが、さすがにこの時間になると赤い顔の旦那も多く、話し声よりいびきがよく聞こえたりする。

大阪を出た時点でほぼ満席だった1号車は、高槻をでて一気に空き、わだらんも4席確保で横になってごろごろ。

もうこの時間に京都からわざわざ1号車に乗る客もおらず、ますます静かな車内になった。

それでも、野洲につくと、最終の米原行きを待つ客多数。

わだらんも含めてだが、もし今ほど電車の本数もなく、新快速もなければこれだけの通勤需要は起きなかっただろう、と思う。

鉄道会社の体質だの経営方針だのいろいろ叩かれるネタは多いが、需要を作り、需要に応える、ということ自体は、

滋賀県の人口増加であるとか、通勤客の流動だの、駅前マンションの林立が、ちゃんと証明している、と思う。

 

直通運転ではないにしろ、湖西湖北間往来が便利になる鉄道網の整備、それが将来結果を残してくれればいいのだが。

しかし、新聞の見出しで、「夢の環状線」などと書かれているが、夢とはちょっと話が大きすぎないか、まぁいいか。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽   勤め帰りにちょっと一杯

 

4/17

大阪駅で新快速を待ちながら、ふと思う。

わだらんの個人的な持論なのだが、ホームの立ち食いうどんそばには、都会系と田舎系の二つの分類ができると思う。

分類の仕方が少し差別的ではあるかもしれないが、要は、麺類専門ででて主に通勤客や用務客をターゲットにしている店と

地元の弁当屋が弁当販売の窓口でうどんそばをあつかうところ、の、近距離都会系と長距離田舎系の二つである。

品川や新宿の麺類屋は都会系だし、田舎系の代表は鳥栖や下関、そして米原などだと思っている。

京都には2/3番ホームと、西口跨線橋上、嵯峨野線入り口と三カ所にうどん屋があるが、いずれも都会系に思える。

都会系は主にJRの子会社や麺類専門店が経営していて、田舎系は中央軒とか井筒屋のような弁当屋が多い。

で、平均して都会系はバイトの若者、田舎系はおばちゃんが多い、と思う。

 

ところで、うどん屋はあって、ラーメン屋はホームには少ない。

うどんの方が調理簡単なのか、ラーメンが食べるのに時間がかかるのか、わだらんの思い込みかもしれないが、ラーメン店は少ない、と思う。

博多や小倉、そして和歌山などではホームでラーメンが食べられるが。

ご当地ラーメンは数多く、そばも出雲だの出石だの信州だのと有名どころが結構ある。

うどんには稲庭と讃岐以外、何か有名なものがあるのかな?

 

10番線の3512Mの列を見ながら、9番線で3510Mを待つ。

大阪18:45で比較的混んでいるものの、大阪駅ではみんな前後の大阪始発の新快速に客足が流れ、比較的乗り込みやすい。

で、幸いにも6号車後ろ扉の列先頭が確保でき、やがて入ってきた3510Mの貫通路前ボックス席の後ろ向きを確保。

ちょっとこつがあるが、最近3510Mではよく座れる。

座れば寝るが、電車入線待ちは、ちょっと退屈。

 

窓から見える、新大阪のホームうどん屋は盛況。

夜になれば、酒も入ってちょっとみなさん一杯、かな。

地方のうどん屋のおばちゃんたち、まだまだがんばってね。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽   週末限定、桜の電車

 

4/15

 

梅田へ出かけて、15:15の永原行き新快速に乗って野洲へ戻る。

大阪を出た時点では休日のいつもの光景、この時間だと座席が埋まって、補助椅子少しと立ち客がさらっといる、まぁ静かな車内である。

ただ、さすがに京都を出ると、車内はかなり空いている。

湖西線が田舎だから、とは言わないし、新快速が不要、とも思わないが、琵琶湖線に較べて空いているのは確かではある。

もともと湖西線は建設当時から近郊の行楽客を見込んでいて、通勤通学路線としてはあまり考えられていなかった。

開業当時の新快速は堅田折り返し、で行楽シーズンに今津まで延長、というパターンだった。

が、その後行楽客は思ったほど伸びず、南部の通勤需要は増えて、開業当時よりずいぶん電車の本数は増えた。

比良のスキー場閉鎖などあまりいい話もないが、観光客がもっともっと増えてもらえれば、と思う。

 

ところで、今日は海津大崎の桜見物用に、今津までの新快速の臨時延長。

大阪駅で偶然出くわし、写真を撮った。

雨模様でぱっとしない天気、しかもまだ満開前。

でも、きっときれいだろう、と思う。

 

山科で乗り換えた784Tは6連。

湖西線直通の新快速が抜ける分、当然車内は混んでいるわけで、結果的にかぶりつきをすることになった。

穴の前後、特に後ろはせめて8連にしてほしいのだが。

ゆとりダイヤで足らないのは乗務員キロで、車両キロではないはず、とぶつぶつ。

わだらんの大好きな221系8連貫通はお昼寝だし。

それでもさすがに784T、草津を過ぎると空いてくる。

休日の午後、小雨模様ながら空は幾分明るくなった。

よい週末になりますように。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽   桜の色、車体の色

 

4/13

せっかくの機会なので、と造幣局の通り抜けに出かけた。

環状線桜ノ宮で降り、大川べりを天満橋近くまで歩いていく。

環状線もいつのまにか201系がずいぶん増え、青いのも見かけると懐かしいやらうれしいやら。

でもそんな中に混じってクハ103-1が元気で走っているのをみると感激したりがっかりしたり。

通り抜け自体はタイミング良く大きな混雑になっておらず、気持ちよく歩くことができた。

桜もなかなか立派で、美しい。

木の名前もいろいろあり、中には衣笠とか関山といった地名を想像させる木々も多く、楽しい春のひとときであった。

 

子供の頃、津に住んでいたわだらんには、鶴橋で乗り換えて出会える環状線の103系は都会の電車の象徴だった。

ドア閉めやブレーキエアの抜ける音、コンプレッサやそしてモーター音。

今となればうるさい揺れるぼろいとさんざんの103系ではあるが、わだらんにとっては103系に乗ることが都会にでてきた証、であった。

一時期環状線一周40分をスピードアップさせるとか、環状運転をやめて他線区との直通運転を中心にするとか、

車掌省略ワンマン運転するとか、といろいろな話が出ては消えたのだが、結局どうなっていくのだろうか。

このご時世、例の事故後でちょっと夢物語は難しい立場ではあるが、でも確実に世代は変わっている。

 

結局造幣局からまた桜ノ宮へ戻ってきた。

内回り、やってきたのは青い201系。

環状線の主、にはまだちょっと早いか、やっぱり珍客か。

青の車体はやはり環状線にはちょっと不思議。

でもいつもステンレスの銀色車体を見ていると、やはり車体色のあるのはなんとなくいいなぁ、と思う。

帰りはなんとなく221系の白車体に乗りたくなって、そして高槻を過ぎて例のごとく熟睡してしまった。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽   春眠、暁を覚えず。遅れも知らず。

 

4/11

朝、駅へ向かっていると、下り貨物列車が通過していった。

が、様子がおかしい。いつもなら1059列車、EF210が福山通運の大型コンテナを乗せている。

が、目の前を通過していくのはEF66の牽く貨物、しかもコンテナが違う。

どうも別の列車であることは間違いなさそうだ。

駅へ行くと、1番線に乗客が多数。

707Mは入線しつつあるのだが、1番線に乗客がいるということは、まだ705Mがきていない、ということになる。

何かあったか?と思っていると、705Mが約15分遅れでやってきた。

結局705Mはほぼ707Mのスジで走り、大阪6:56着。

野洲以西ではもともと707Mに乗る予定の客には、何ら変わっていないわけで、「列車が遅れまして」などと言ってもぴんとこないだろう。

もちろん普段の707Mよりはるかに混んではいるが、707M自体が草津で座席が埋まってしまうので、

南草津や瀬田の人間には705Mでも707Mでも区別の必要はなかろう。

705Mを待っていた人間には迷惑な話だが。

 

どうやら、前日夕方に東海区間内で人身事故があって、下りが乱れていた上に、

河瀬で踏切障害検知が作動してさらに列車が遅れたようだ。

深夜に東から多数の列車が降りてくる東海道線である。

遠いところの事故や乱れを引きずって、大変ではある。

最近は列車単位で乱れを駅で把握できるので、以前より遅れの情報は正確になったものの、

個々の列車の遅れより、次にいつ列車が来るか、の案内のほうがより適切な情報と思うのだが...

 

ダイヤでは705Mは草津駅4番、707Mは3番で客扱い。

今日は707Mのスジで705Mが入ってきて4番を塞いでしまったので、はるかの回送は草津2場前で立ち往生。

ちょっと気を利かせて3番に振っておけば、はるかは駅に入るのに、と遅れ705Mの車内でふと思う。

が、結局はるか3号が定時で走っていたかどうかも意識の中になく、目が覚めると新大阪だった。

こんな乱れの日くらい起きていろ、と自分に言い聞かせてみるが、乱れの結末より

自分の睡眠の方がやはり大事なようで、まじめなマニアではなさそうだ。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽   やっぱり新幹線は速い

 

4/9

朝からいい天気になった。となれば、花見である。

夜桜もいいが、やはり日中の明るい空に映える桜というのもいい。

幸いにも家から少し車を転がせば至る所桜の名所がある。

桜を見るにはいいところである、と感謝する。

 

と意気込んでは見たものの、桜の開化が遅い。

安土城址に行ってみたものの、木が赤らんできた状態。

で、そのまま野洲に戻るのもしゃくなので、生まれて初めて八幡山のロープウエイに乗ってきた。

山の上から見る西の湖や八幡市街から八日市方向、そして野洲と、なんとものどかでゆったりした光景が広がる。

取り立てて美しい山並みが見えるわけでなく、近代的な街並みもなく、でも気持ちを大きくしてくれるいい景色だ、と思う。

もちろん、わだらんの地元であるが故に、見えているものすべてが地元のわかっているものだ、という安心感のようなものもあるのだろうが。

 

八幡堀周辺は相変わらず大変な人出である。

水郷巡りの観光船も商売繁盛のようだし、地元の商店も大にぎわいである。

八幡山のロープウエイも大忙しで4分間隔。

多くが貸切バスの利用と思われるが、中には新快速で来た、と思われる集団も見受けられる。

話の中身を立ち聞きすると、帰りの時間などいろいろ思案しているようだ。

18切符のような格安切符で、新たな需要を喚起できるのなら、もっともっといろいろな企画切符があってもいいなぁ、と思う。

琵琶湖線の定期外客がより一層増えるようになればうれしいが。

 

八幡山からは能登川−野洲間の電車を見ることができる。

223系が西日を浴びて屋根を輝かせて走っていく。

その向こうには新幹線の高架が続く。

疾走していく新幹線、遠くから見ても、やはり速い。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽   老いも若きも青春ですよ

 

4/8

桜という花は本当に美しい、と思う。

ただ、残念ながら桜の花の季節は短く、本当に美しい瞬間はすぐに過ぎ去ってしまう。

ふと思い立って、二条城の夜桜見物に出かけた。

野洲駅に着くと、上りは向日町での公衆立ち入りとかで遅れている。

まぁ、遅れるのは珍しいことでなく、最近はいわゆる祭りになることも少なく、慣れてしまっている、というのはちょっと悲しい。

下り3301Mは定刻。ただ、8両でしっかり座席は埋まっている。

おまけに先頭1号車の5B席に汚物(八百屋というらしい)があって、その座席(2席)は使用不可。

そこだけ空いていて、不思議な空間。

 

二条城は結構な人出であった。夜間でちょっと風が冷たく、かつ桜も満開にもう少し、とのところで、

華やかさに欠けるような気がしたがやはり十分に美しかった。

で、京都駅に帰ってみると、今度はひめじ別所で人身事故とかで、再び上りは乱れている。

やってきたのは大阪21時の3310M。8両でよく混んでいる。

この電車、大阪からのながら接続の最終電車でもあり、あまり乗りたくない、遠慮したい電車なのだが、次がよくわからないのでとりあえず乗る。

1号車最後尾ながら、座席はしっかり埋まっていて、中にはいかにも18です、これからながらに乗ります、みたいな人間も見受けられる。

当然そういった大荷物なり、リュック持ちなり、の人間は途中で降りないから、そういった席の横を避けて、通路に立つ。

とはいえ、おばちゃんの集団も侮れないし、USJみやげつきの家族連れはどこで降りるか全く読めない。

 

結局野洲まで座れずじまい。

人身事故の影響がないとは言えないが、いずれにせよ、18時期のこの電車には要注意、ということだ。

まぁ、かくいうわだらんも18常用者であるから、同じ部類だな。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  桜で宴会、座席で熟睡

 

4/5

再び大阪18:00の3500Mに乗る。雨が上がって、まだまわりは明るい。

桜がいよいよ咲き出したので、明るいうちに線路沿いの桜で花見なんぞ、と思った次第である。

 

野洲と大阪の間、定期券の利用範囲で結構花見が楽しめる。

大阪方では東淀川駅上り方西側とか、摂津富田駅上り方西側、長岡京駅下り形西側など、並木が多い。

多くが工場や学校の敷地内で車窓を楽しませてくれることに感謝しなければならない。

阪急上牧駅近くには一本の大きな桜もあって、見事である。

どっちかというと、下り列車で右側に比較的桜の木は多いように思う。

とはいえ、一般の乗客、特に通勤客は、あまり車窓の桜には興味がないようで、高槻手前でわざと咲き始めた桜のために徐行しても、

誰も気づいていないようだ。(もちろん桜のための徐行ではないが)

夕刊紙を読む人、何かの本を読んでいる人、携帯でメールしている人、携帯でゲームしている人、さまざまである。

 

わだらんは電車に乗ると、とりあえずは外を見ているし、車内の吊り広告も一通り見ている。

携帯を乗車中にさわることは、わだらん的には少なくて、外を見るか熟睡しているかである。

しかし一般的には車窓を見る人は少なく、特に学生なんかはほとんどが携帯を見ているように思える。

こののち、携帯でテレビを見るのが一般的になってくると、さらにその傾向は強まるだろうなぁ。

 

今日の帰りの3500Mはある雑誌の貸切広告車であった。

壁も吊りもすべてその雑誌の広告で埋め尽くされている。

この手の車両はインパクトはあるが、退屈でもある。

しかし、携帯ばかり見ている人が増えるようなら、広告の効果はどうなのだろう?

 

そんなことを考えながら吊り広告を見ているうちに電車は高槻に着き、最後尾1号車車内は結構回転。

通路内に入って狙っていたわだらんは、目論見通り無事に着席。

でも、明るいうちに桜を見よう、との意気込みはどこへやら。

目が覚めると既に草津、まわりは真っ暗。

神足の某学園の桜はどうだったのだろう?花より睡眠、か。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  春の嵐

 

4/3

大阪18:00の3500Mに乗る。

直前のC電にも間に合わず、編成後部にも行けず、結局先頭扉の列に少し離れて立ち、助手席後ろでかぶりつき。

世間は新入社員花盛りのようで、大阪駅にもそれと見える一団が多数。

3500Mの先頭にも3集団ほど。混雑した車内で、大声で語り合っている。

しかし、慣れてしまえばどうでもいいものの、新人くんたちは混んだ電車が「座れない」だの「まだ乗ってくる」だのとやかましい。子供でもあるまいに。

 

ただ、相も変わらず不思議なもので上り新快速は先頭が混む。

ちょっと不謹慎な書き方だが、例の尼崎事故の時も「先頭車は怖い」などと結構インタビューに応えていたような話があったはずだが、

もう事故が風化してしまったのか、あるいは一般的には事故など関係ないのか、上りのかぶりつきは大盛況。

一般人、特に新社会人にはわかりやすい先頭車が人気なのかもしれない。御堂筋口が近いこともあるのだろうが。

 

3500Mは京都の出入りが激しい。先頭車着席客の3/4ほどは京都で降りる。

つまり、座席横に立っていれば京都で座れるわけだ。今日も難なく着席。

ゆとりダイヤのおかげで京都の停車時間が伸び、少し助かっているが、以前はよく細かい遅れの常習列車であった。

この傾向は新ダイヤでもかわらず、むしろ806Mがなくなった分、琵琶湖線区間での混雑は増したような気がする。

 

京都で場内開通待ちを食らって少々遅れの3500M。

先行列車(なんだろう?)の湖西線乱れの影響を受けているようだ。

かわいそうに今日は湖西線がたがた、である。

確かに事故が起こることは防がなければならないが、あまりに止まってばかりでは公共交通機関としての信用問題になる。

今日の輸送情報(JR貨物の列車遅延状況)は東北地方・関東地区・湖西線とまさに強風による運転抑止のオンパレード。

ちょっと用心が過ぎるのでは?と、わだらんが無責任につぶやいてみる。

朝、通勤に湖西線が利用できようでは、堅田や小野の通勤者は大変だろう。

明日は平穏な天候でありますように。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  駅の桜は大人気

 

4/2

ムーンライト九州で往復する西九州の旅に出かけてきた。

出かける前はあれこれ考えたものの、とりあえずあてはなく、まずは何となく伊万里へ行きたくなり、筑肥線に乗った。

およそ15年ぶりに乗る姪浜から筑前前原あたりの風景は、驚くばかりの変わり様。

昔乗ったときにはまだそこかしこにキハ17やキハ26の走っていた面影があったのだが、いまや完全に都市の通勤電車路線になってしまった。

それでも前原から西、福吉のあたりでの海を眺める光景は変わらず、103系の味気ない車内の雰囲気を和ませてくれる。

 

唐津から伊万里へは初めて乗る区間。山の間を抜けていく、比較的単調な風景で、しかも駅も特徴あるものがなく、眠気を誘う。

が、伊万里に着いて驚いた。

わだらんが今まで知らなかっただけのことだが、旧の伊万里駅はきれいに分断されていて、駅跡地中央には広い道路。

確かに鉄道が町を分断することはよくあり、そのために鉄道高架事業などが進められるわけだが、ここでは鉄道線路をぶった切る、という大胆な形。

確かに直通列車がないわけだから、線路を切ることがもっとも安くつく、とは簡単に想像がつく。

ただ、乗り換えに道路を渡る、というのはどうだろう。

とはいえ、旧松浦線転換の松浦鉄道はなかなか面白かった。

松浦線自体乗車経験がなく、今回全く初めての乗車になるのだが、異様に曲線と勾配の多い路線、と思える。

海に近い丘陵地を上がったり下がったり、あちこちに勾配が存在し、これではかつてのSL時代、C11は結構難儀していたのかな、と思う。

キハ120と同じベースのキハながら、車窓も車内もどことなく気に入って、しかも全線1700円で乗り放題とあって、

伊万里−佐世保、とまず乗って、佐世保から有田までJRで出て、再び有田から伊万里まで乗り、まずは松浦鉄道完乗。

伊万里から有田へ引き返し、武雄温泉にでも、と最初思っていたのだが、佐世保行きがすぐの接続で、なんとなく居心地の良さもあって、

結局また佐世保まで乗り通すことになった。

今度は佐世保中央で下車し佐世保市内のアーケードを散歩してJR佐世保駅まで向かった。

しかし、駅間200mとはまた大笑い。

佐世保市内は特に駅間も短く、LRTの様相を呈している。

日中30分おき、夕方20分おきと比較的本数も確保され、なかなかがんばっているようだ。

これからもずっとがんばってほしいと思う。

 

佐世保線の主力、817系はわだらんの好きな電車の一つである。

座席が少ないのがちょっと悲しいが、バランスの取れた側面、大きなガラス、広々とした車内、肘掛けもどきの壁の処理、と感心することしきり。

817系が快走する佐世保線946M。

早岐を過ぎて落ち着いた車内に旅行者数名。

わだらんを含め少なくとも4名は結局ムーンライト九州に乗った。

ちょっと知恵を働かせないと946MからML九州に間に合わないのだが、みんなちゃんと間に合う術を持っているようだ。

4名のうちにOLの雰囲気のおねえさん1名。

自分で時刻表をそこまで読めるのか、ちょっと気になってみたりする。

 

松浦鉄道、沿線いたる所で桜がきれいだった。

浦ノ崎駅などカメラマン多数。確かに見事である。

琵琶湖線の車窓から見える桜はもう少し時間がかかりそうだ。

 

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