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わだらんの鉄道自由研究表紙へ
07年 4月
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392. 4/30 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 田んぼに水、空には鯉のぼり
391. 4/27 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ ホームが広いと駆け込み乗車はむずかしい?
390. 4/25 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ ラッシュの逆方向多客は鉄道経営に有利
389. 4/23 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 骨折り損のくたびれもうけ
388. 4/22 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 電車が遅れる話、ご気分の悪くなられた方編
387. 4/20 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ ゴールデンタイム
386. 4/18 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ エスカレータはくせもの
385. 4/16 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 帰宅難民予備軍
384. 4/15 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 電車が遅れる話、ドアにものをはさむ編
383. 4/13 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 今度の売店はどうかな
382. 4/11 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 一人で動ける、旅ができる
381. 4/10 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 試行錯誤
380. 4/8 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 電車が遅れる話、動物が線路にはいる編
379. 4/7 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 前を向いて座るのはロマンスシート
378. 4/4 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 駅からはじまる桜見物
377. 4/2 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 電車の混む季節になった
376. 4/1 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 電車が遅れる話、車が線路にはいる編
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 田んぼに水、空には鯉のぼり
4/30
4月もいよいよ終わり。月日のたつのは早いものである。
世間は大型連休。わだらんも幸いに今週は休み。これといって計画もなく、遠出もせず、静かにしている。
本を読んだり、自分のHPの整理をしたりしたいと思っている。
とはいえ、あまりの天気の良さに、昼過ぎからふらっと草津線に乗りに行く。
某chの草津線スレに「PC枕木がおいてある」と書き込みがあり、気になった。
草津線というと、一部ではとても有名な路線。そう、とにかく揺れるのである。
もちろん揺れるだけなら、かつての美濃町線だの、あるいは近江鉄道でも決して珍しいわけでなく、というか草津線より上をいくかもしれない。
ただ、草津線の揺れというのは、なかなか人を虜にする、不思議な魅力なのだ。
草津線は曲線が三雲貴生川間以外ほとんどない、極めて線形のよい路線。
かつ駅間も適度に長く、113系電車が最高時速95kmでがんばって走る。
にもかかわらず、薄い道床、短いレール、さらにコイルバネ台車と揺れる材料に恵まれ、
豪快に揺れながら走っていく、まさに電車に乗る醍醐味である。
電車はがたんごとんと音を立てて走るもの、まさにそのものである。
野洲駅構内の下り線はつい最近ロングレールになった。
以前はホームの中ほどに大きな音を出す継ぎ目があって、通過する貨物やきたぐになど、いい音を立てていた。
今は迫力のない通過音。とはいえ、沿線住民からすれば静かになるわけで、ヲタの願いとは相容れないものだ。
もちろん、一般客も静かなほうがいいに決まっている。
草津線もいつかはロングレールになるだろう、いつかは。
連休中で、日中の新快速も、草津線も、そして関西線もよく乗っている。
みんな楽しそうに乗っている。やはり通勤時間帯とは雰囲気も違い、何となく和らいだ空気。
ハイキング姿の中高年層が多いのが目立つ。
天気の良い休日、自然に囲まれてのんびり、か。
この土日、野洲も、あるいは草津線の周囲も、田んぼに水が入った。
今日の夜は今年最初の蛙の鳴き声がわだらんにも聞こえてくる。
今年も豊作になりますように。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ ホームが広いと駆け込み乗車はむずかしい?
4/27
ちょっと片づけに手間取って、帰りがいつもより遅くなった。
20:15の3524M狙いでがんばって駅まで走ったものの、改札で20:14の表示。
不謹慎な言い方かもしれないが、以前は1分前(といっても0秒から59秒の広い範囲だが)でも余裕で間に合う、
つまりたいてい1〜2分程度の軽い遅れがいつも出ていたのだ。
ところが、昨年のゆとりダイヤで、軽微な遅れはほとんどなくなった。
つまり、20:15ならちゃんと20:15に発車しているのである。
(ちなみに、必ずしも00秒発車ではないので、例えば15分00秒発車でない場合もある、というか00秒発車の電車は少ないが)
そんなわけで、エスカレータを駆け上がってみたが目の前でドアが閉まった。
いやいや、がっかりである。定時で電車が走っているのを残念と思うのは身勝手の極みだが、確かに以前より定時性は間違いなく向上していると思う。
電車が定時で走るのは当たり前か。
エスカレータを降りてから電車までが遠いのは、こんなときにつらい。
この3524Mのスジ、つまり大阪20:15の新快速はわだらん的にいくつか思い出がある。
以前は草津までであった。もう4年前くらいだろうか。
ずっと草津折り返しだったのだが、確か02年の改正で野洲まで回送になり、その後野洲まで定期延長されたもの。
草津止めだった当時、草津で受けるT電(現824T)が6両で、とにかく草津から混んでいたのである。
野洲に着く頃にはもうへとへとになる。
なにせ普段座って通勤しているので、混んだ電車に乗るとめげてしまうのであった。
野洲延長になって、その後12両になり、着席しやすいいい電車になった、と喜んだ。
が、残念ながらゆとりダイヤ導入時に8両に戻ってしまった。
また着席しにくい、混んだ電車に戻ってしまった。
とはいえ、野洲まで連れていってくれるのはありがたい。
さて、目の前でその3524Mを逃したので、次の3526M、20:30の米原行きの列を作る。
3526Mは12両。もうぼちぼち人がいる。
わだらんは先頭扉位置の二人目、ホームで待つこと約15分。
おかげで大阪からゆっくり着席。京都まではまぁまぁ乗っているものの、
京都を過ぎるとぐっと車内が落ち着く、ありがたい12両編成である。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ ラッシュの逆方向多客は鉄道経営に有利
4/25
最近はもう先が見えてしまったのか、世間はすっかり興味がなくなってしまったような、
新幹線栗東新駅の話である。
先日の統一地方選で、栗東市の市議会は建設推進派が多数を占めることになったが、
滋賀県議会は推進の自民党勢力が激減し、県議会で声高に建設推進を論ずる様相ではなさそうだ。
なにより自民党滋賀県連は今回の選挙結果に嫌気をさして、「もう建設凍結でいこう」と言い出した。
今のままでは抵抗勢力となって、参議院選で戦えない、というのである。
確かに、世間の流れはもう凍結で固まっているようだし、
実際栗東市でも地元地権者と一部の商工業者以外はほとんど新駅凍結論に見える。
将来の予測が過大すぎたあたり、地元でもいうほど効果が出ない、と冷めてしまったのだろうか。
まぁ少なくとも夕張の事例を見て、あまりに借金を抱えるのも、と栗東市民も思っているのかもしれない。
もともと周辺自治体はもう匙を投げているのである。
しかし、自民党滋賀県連にはしごをはずされた建設推進派の市議さんたちもこれから大変だろうと思う。
先日、地元の寄り合いで、工場増設の話を聞いた。
野洲市のはずれにある、長岡京本社の某電子機器メーカーの工場である。
以前そこにおつとめの方に会った際に聞いた話ではおよそ2000人が働いている、と聞いていたのだが、
さらに倍、4000人の大きな工場になる、というのである。
そのうち半数、2000人が公共交通利用と見込まれるのだそうだ。
野洲市も駅前広場の拡幅計画を持っているようで、新たな需要を捌けるよう、いろいろ手を打っていく、という話である。
もちろん、その2000人すべてが野洲駅利用ではないにしろ、少なくとも2/3程度は駅利用者ではないだろうか。
今野洲駅の一日の乗車人員は13000人程度なので、約1割増えることになる。
しかも朝夕の通勤時間帯の利用者なので、時間的にちょうど集中するだろう、と思う。
野洲駅も都会並の混雑になるのだろうか。
夕方から夜のかけての琵琶湖線下り電車は、本来通勤客に無縁な方向かと思いきや、結構乗っているのである。
もちろん積み残しを出すような殺人的な混雑ではないのだが、
少なくとも座席の選択が自由にできるようなレベルではなく、立ち客も結構多い。
野洲近くになってかなり車内の空く上り電車とは好対照。
新幹線新駅などという大風呂敷(実現可能ならこの言い方は適当ではないが)ではなく、
地元の地道な企業誘致や子育て支援のほうが、よほど経済効果は高いのでは、
と野洲駅前に新築中のマンション現場を見ながら考える。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 骨折り損のくたびれもうけ
4/23
大阪駅に御堂筋口に着いたのが17:53。ちょうど808Tが出ていく音がする。
18:00の3500Mには既に長蛇の列。大阪駅での着席の難しい、混む電車である。
ならば、思い切ってもっと待って、18:15の3502Mにしようと決めた。
まだ時間もある。それなら、とホームを歩いて最後尾へ。
今度の9/10番ホームは一時的とはいえ、以前よりずいぶん広くなって、ホームの中での移動も楽。
ありがたい話だ。敢えて言うと、ホーム全体の見通しが悪いように思うが、まぁ仕方ないことなのだろうか?
最後尾への移動では10番ホーム側を歩く。既に18:22の湖西線敦賀行きの新快速に列ができつつある。
まだ30分近くある、というのに、ずいぶん早い。
この列、サラリーマンがほとんどのようなので、小野以北の通勤客か、はたまた敦賀へ帰る出張者か?
湖西線は06年春のゆとりダイヤで、新快速との接続がずいぶん悪くなってしまい、
京都で10分以上待たされることになってしまった。
それなら、大阪で待っても座っていく方が快適だろうし、わだらんでもそうするだろう。
そんなわけでずいぶん早くから列のできる3504Mを横目に見ながら、ホーム神戸向き、1号車の後扉位置に列を作る。
もちろんまだ18:00前、ホームの前よりには長い3500M列が。
そして電車が入ってきて、ホームの客を大量に吸い込む。
3500Mが出ると、本格的に3502Mの列が伸びる。
とはいえ、ホームのはずれ、こんな1号車後では、わざわざ来る人間も少なく、いうほど列は伸びない。
それでもT電がとなり8番線を出る頃から急激に列が伸びる。
でも、わだらんは何も気にしていなかった。いつもなら問題なく座れるからだ。
ところがどっこい、入ってきた3502Mの1号車、よく乗っている。
しかも大阪で降りない。結局、せっかく車内に張り切って入ったのに、座席が取れず。
しかも新大阪で降りる客もいない。
結局高槻で座れたものの、その間大阪駅で待っている時間も含めたらおよそ40分立っている。
18:30頃の着席なら、さっきの3500Mで京都着席を狙った方が
まだ15分早く帰宅できて、よっぽどよかったと後悔。
今までは上りで12両編成の1号車といえば、よほどのことがない限り何とかなる、
先頭で並んでいたら、大阪着席ができるものだったのに。
今日が特別なのか、あるいは傾向的に1号車が混むのか、なぜなのだろう?
大阪駅のホーム移動で列車内の傾向が変わったのだろうか?
まだまだ試行錯誤が続きそうだ。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 電車が遅れる話、ご気分の悪くなられた方編
4/22
電車に乗っていると、気分の悪くなる方もおられます。
昔ほど乗り物酔いする方は多くないようですが、今でも乗り物酔いする方はおられますし、
中には急病になる方もおられます。
昔、特急つばめ、もちろん新幹線が開通する前の話ですが、東京からの特急車内で気分の悪くなった女の子がいました。
車掌は何度か車内巡回の際に気にしていたのですが、浜松を過ぎ、いよいよ顔色が悪くなってきたと、
意を決して列車を停めることにしました。
もちろん当時の特急は、まさに鉄道の代表であるわけで、その特急列車を停めるのにはとても勇気がいることだったのです。
ところが、当時は列車から緊急を伝える手段がとても貧弱でした。
車掌は車内に病人がいることをメモにして、通過駅である西小坂井駅でホームに落としました。
通過列車を見送っていた駅長はメモに気づき、蒲郡駅の出発信号を赤とし、タクシーと病院の手配をしました。
列車は信号によって蒲郡に停車し、女の子は病院へと搬送され、事なきを得ました。
しかも、機関士はその後まさにプロの腕で、名古屋着でわずか45秒延に抑えることができました。
20年の経験の車掌、機関士、そして駅員と鉄道員に守られた命は、のちに「愛の臨時停車」と大きな反響を呼びました。
今ではこんな大騒ぎなことをしなくても、列車無線で司令所に連絡すれば、救護手配は何とかなります。
ところが、逆に今は駅員が減ってしまい、なかなかスムーズにことは運びません。
車内に急病人が出ると、基本的には車掌がその処置をします。
一般的には救急隊員に引き渡しします、引き渡しが終わるまで列車を停めて、急病人についている必要があります。
大きな駅で駅員がホームにいる場合は、駅員にあとの処置を依頼して列車を進めるケースもありますが、
なかなかすぐに列車を発車させるのは難しく、どうしても数分の遅れは出ます。
また、急病人が編成途中にいる場合などは、車掌が確認に手間取ることもあるので、余計に列車の遅れが発生してしまいます。
車掌が確認し、それから指令に救護手配を要求するので、その時間も遅れにつながります。
もちろん、急病人が出ないに越したことはないのですが、生身の人間、いろいろあります。
急病人で列車が遅れたときには、目くじら立てず、のんびり待ちましょう。
大きな遅れにはなりませんから。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ ゴールデンタイム
4/20
大阪駅18:30〜19:15はわだらんにとってのゴールデンタイムである。
18:37の新快速は並べば座れる、18:45は列を選べば座れる、さらに18:52の新快速は入線前にホームにいれば座れるのである。
もちろん18:52があるおかげで19:00の列は比較的短く、しかも続く19:15も合わせて12両、
さらにこの時間のT電も18:39が10両、18:54は12両。
もとろんT電でゆっくり帰るもよしだが、何よりT電が長いおかげで、新快速も幾分空くようである。
たしかに膳所や南草津利用者なら、目の前に空いたT電があれば乗ってしまうだろう、と思う。
大阪駅の11番ホーム廃止で、18:52の3512Mは大きく変わった。
今までは18:41頃の入線で、先を行く3510Mの列を横目に着席できたのだが、
今は18:42のサンダーバード43号を出し、かつ3510Mが出たあと、18:45過ぎにやっと入線である。
つまり、今までは3510Mの列におそれをなした客、あるいは並ぶのが面倒な客がそのまま3512Mに座っていたのだが、
今はほとんどがまず3510Mに乗ってしまい、3512Mの列がかなり短くなったのだ。
そのおかげで、3512Mの入線時にさえ間に合えば、並ばなくても座れる(もちろん座席を選べるには至らないが)のである。
おまけに12号車の乗車位置がエスカレータからかなり前になったので、19:00の新快速の列は先頭位置ではのびが悪い。
そんなわけで、きょうのわだらんは18:52の改札通過にもかかわらず、19:00の3514Mに余裕で着席。ありがたい話だ。
エスカレータから遠いおかけで、大阪駅を出た時点で12号車は立ち客が10人ほど、と極めて落ち着いた車内。
わだらんにとっては、まさに走るゆりかご、である。
18きっぷの季節はどうなのだろう?また夏になったら状態が変わるだろうか。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ エスカレータはくせもの
4/18
大阪駅のホームが変わって2週間目になった。
相変わらず試行錯誤である。
今日は18:00の3500Mをわざと見送って、3502Mに乗る。
17:55にわざわざ20分あとの新快速に列を作るような暇人はそうおらず、わだらんは大阪駅9番のりばの一番先頭でぼんやり。
まわりを見回しながら、時間つぶしである。それでも駅なら時間つぶしには困らないわだらんの性分故、すぐに時間は過ぎる。
18:00の3500Mが入ってきた。
よく見ると、8号車の中では今まで最も降車客の多かった先頭扉は割とあっさりと乗車客が車内へ吸い込まれ、
むしろ中央扉が遅い、と発見する。
今までの列車の停車位置なら、8号車は先頭扉が一番階段に近く、一番降車客が多かったところだ。
が、今日の列を見ると、先頭扉からの降車はそう多くない。
これは発見である。
なぜ先頭扉の降車が減ったか、それは乗車列が減りだしてすぐにわかった。
つまり、エスカレータの捌ける能力は限られるので、エスカレータ前で渋滞が起こっているのである。
当然エスカレータに遠い位置の扉で降りた客はいやおうなしにその渋滞に巻き込まれてしまう。
繰り返し乗車する常連客なら、できるだけエスカレータに近い位置で降りようとするのは自明の理。
なるほど、先頭扉はその点不利だ。
確かにわだらんも朝の下り新快速3407Mに乗るときは11号車に乗る。
御堂筋口なら12号車、つまり一番後が楽、と思い込みやすいのだが、現在の大阪駅の構造は、
一番後には階段がなく、12号車位置の少し前、つまり11号車が一番エスカレータに近いのだ。
とっととエスカレータ前にたどり着かないと、えらく改札への時間がかかることになる。
ということで、8両でも先頭位置に並ぶ、というのが正解か。
ただ、一見さんの多い時期はそううまくもいかないだろうし、もう少し様子を見なければ。
なかなか座るのには根性と知恵がいるものだ、と思う。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 帰宅難民予備軍
4/16
亀山で震度5強を感じる地震があった。
幸い鉄道施設、特に線路には大きな影響はなかったようだが、それでも関駅で被害があったそうだし、
名阪関ドライブインでは一部で天井が落下してけが人が出たそうだ。
二階の天井が落ちたそうなので、バス利用の団体客なのだろう。
なんとも不遇だろうな、と思う。
結局この日は亀山−加茂間は終日運休になったらしい。
お昼時、ちょうど走っていた列車もあると思うが、乗客はどうなったのだろう?
もっとも18期間でもない日、しかも日中なので、ほとんど乗客はいなかったか。
草津線も貴生川から柘植までが一時運転見合わせになったらしく、バス代行があったそうだ。
まぁ、ラッシュ時でないのがなにより、である。
しかし、終日運休しても大きな影響がない、というのもなんとも悲しい話である。
確かに通過旅客はこの時期あまりいないし、地域住民は主に車なので、
列車が休んでも大騒ぎにはならないと思うのだが、それでも何か寂しい。
わだらんは毎日野洲−大阪を通勤しているが、何か事故なり災害なりで電車が停まってしまうと、すぐさま帰宅難民である。
大阪京都間はまぁ私鉄が利用できるとして、もし滋賀県内、たとえば草津あたりで何か電車が不通になってしまうと難儀である。
石山まで京阪で出て、そこから先は足か。
もっとも京阪石坂線が琵琶湖線の受け皿をできるほど輸送力があるわけもなく、実質山科までしか進めないか。
木津へ出て、関西線から草津線で戻ってくることもできないことはないし、
もしくは新幹線で米原まで飛ばして、そこから近江鉄道で八幡まで戻ってくるか。
なんとも気の遠くなりそうな話だ。もちろん地震のような災害で各線とも停まってしまっては手の打ちようもないが。
幸いにもここのところ、大きなダイヤの乱れにあったことがなく、まずまず順調に通勤している。
もちろん細かい遅れの話はいろいろあるが、さりとて駅で「さてどうしよう」と迷うような話がないのはありがたい。
とはいえ、少しは足腰を鍛えて、長時間歩ける体力を持っておかねばならないだろうな。
いつも座ることばかえり考えているからなぁ。
せめて手原から6km、近江八幡から10kmがきちんと歩けるように。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 電車が遅れる話、ドアにものをはさむ編
4/15
昔、客車のドアは開いているものでした。
というか、閉める手段がなく、ドアの開閉は乗客の自己責任でした。つまり乗る人間が開けて乗る、乗ったら閉める。
もちろん、閉めない乗客も多かったですし、わざと開けて遊んでいる人間も数多くいました。
もともと客車は機関車にぶら下がって走るもの、独自の動力は最低限のものしかなく、
ドアを自動で閉める手段がなかったのです。
一方、大正末期に登場した電車(都市間電車)は、最初から自動ドアで登場しました。
車両自体がドアを開閉する圧縮空気を持っていたためですが、もちろん保安上の理由もあります。
東京−横浜間の乗客の多い区間を短い駅間隔で走るので、自動ドアは必需品。
その直後に登場する地下鉄電車ももちろん自動ドアがつきました。
トンネル内で開けっ放しは危険ですからね。
そんなわけで今や当たり前の自動ドアですが、電車の運転台には戸閉ランプというのがあり、
このランプがつかないと出発してはいけないことになっています。
電車の側面には赤いランプがあり、扉が開いている間はランプがつきますので、
ドアを閉めても戸閉ランプがつかないときには、どこかの車両で赤いランプがついていることになります。
一般的に電車のドアは圧縮空気によるシリンダー駆動で開閉しますが、最近は電動式も増えてきました。
電動式の方が静かで、途中で止めたりが容易、かつエア配管が不要、というメリットもあります。
傘や鞄、石などを挟むと発車できませんから、車掌はドアを一旦開けて、再度閉めます。
ところが、一旦ドアが開くと、またそこで駆け込み乗車などが起こるので、やっかいです。
多くの通勤電車には再開閉装置というものを持ち、これを操作すると、閉まっていないドアのみが一旦開いて閉まるしくみです。
人を挟んでも直接危害がないように、最近は二段階でドアを閉めるようなもの(東海313系)などの利口な電車も出てきています。
人が人為的に挟んだ物ですと、再開閉でたいてい決着がつきますが、人でないもの、
例えば石とか、あるいは雪などを挟むと、乗務員なり駅員なりがそれをどかす作業がでます。
車掌が閉まっていないドアまで走っていって、障害物を外して、またドア閉め作業をするわけですから電車は当然遅れます。
昔新幹線で、車掌が閉まらないドアを点検に行って、蹴飛ばしたら直ったものの、今度は運転士が閉まったものだ、
と早とちりして、車掌をホームにおいたまま出発して、車掌があわてて追いかけたなどという話もありました。
そんなわけで、ドア閉めにものを挟むと電車は遅れます。
駆け込み乗車はやめましょう。
客車も自動ドアのものが登場しましたが、結局客車列車自体が終息の方向で、
今は手で開けるドアを持つ車両はごくまれになってしまいました。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 今度の売店はどうかな
4/13
どういう理由か、新しい9/10番ホームへ向かう御堂筋口のエスカレータが空いているのである。
今までの例で、エスカレータがなかなか駆け上がれない、特に5/6番や7/8番はいつも人がおり、なかなか進めないのである。
ところが、9/10番はなぜか空いている。確かに15分に3本をさばく7/8番と
15分に1本しかこない9/10番では当然客数に差が出るのだろうが、思ったより空いているので助かっている、
というか想定外である。
とはいえ、まだ一週間しか見ていないし、しかも毎日が偶然にも新快速が出て次の快速が出る前の間しか通っていないので、
そう思えるのかもしれない。
高槻利用者は相当数おり、快速が出ると、新快速の列が延びる。
18:52の大阪始発の新快速ですら、高槻で着席者が降りるのだ。
なので、本当の混雑度は快速の出たあと、つまり18:11とか19:42とか、
そういう時間でないとわからないのかもしれない。
今日は19:15の3516Mである。大阪駅の御堂筋改札を抜けたのは19:06。
もう列も延びた微妙な時間帯であったが、12両の先頭はまだ2人しかおらず、3番目に入ったわだらんはあっさり窓側確保である。
列の位置もよくない、つまりヘビーユーザしかわからないような隠れた位置なので、12両ならかなり楽に着席できそうでありがたい。
世間は花金である。といってももう花金という言葉は死語なのかもしれないが、まだ新年度始まって間もない金曜日のせいだろうか、
やたら大阪駅近辺も人通りが多いような気がする。この時期、飲み屋は稼ぎ時なのだろう。
ところで、この新9/10番ホーム、特に上り方端近くは広いだけで、殺風景。
そういえば、まだ新ホームの売店を利用したことはないな、何か今度酒でも買ってみるかな、
とまた走る居酒屋状態を勝手に想像するわだらんであった。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 一人で動ける、旅ができる
4/11
最近はバリアフリーなる言葉がはやりである。
駅にエレベータがついたり、電車のトイレが大きくなったり、バスの床が低くなったり、
といろいろなところでバリアフリー化なる事象がある。
もちろん車椅子の利用者でも大きな障害なく移動ができるようになるわけなので、歓迎すべきことだと思う。
もちろん障害者だけでなく、ベビーカーを押すお母さんにとっても優しい設備だし、
足腰の弱いお年寄りにはエレベータは何より味方だと思う。
とはいえ、そのためにいろいろなところでしわ寄せが来ているのも事実だろうと思う。
例えば電車のトイレは車椅子が中で方向転換できるよう大きなものになっているが、
結局有効床面積が狭くなっているわけで、混雑時には損失である。
あるいは、大きなトイレが一列車ごとにつくわけで、8両編成あたりだと車両編成中のトイレの割合は小さいものだが、
単行の電車で大型トイレではかなりの比率になる。
ましてやキハ120のような小さい車体に大きなトイレというのは、やはりもったいない、と思えてしまう。
もちろん大きいトイレを否定するつもりは毛頭ないのだが。
将来にはわだらんも車椅子に乗るかもしれないし、ましてや自分の意図しない理由で
身体に障害を持つことになる可能性もあるわけだから、
極端な話、明日は我が身だ、くらいに思っていても損はしないと思う。
できることなら、将来引退しても、車椅子であちこち旅行には行きたいと思っているのだから。
と、そんな思いをあらためて感じることになってしまったのが、昨日4/10の帰宅である。
3498Mの先頭扉位置で並んでいたのだが、入線してきた新快速をみてちょっと鬱になった。
運転台のすぐ後に車椅子の方がおられたのだ。
正直扉付近が狭いし、流れが悪くなって、やっかいだ、と思っていた。
それでもわだらんは何とか座れたので、まだよかったのだが。
もしその車椅子のおかげで流れが悪くなって座席確保ができなければ、
その方に八つ当たりしていたかもしれない。
それこそ「車椅子スペースへいけ」と。
実際223系の車椅子スペースに車椅子がいたのをわだらんはまだ目撃したことがない。
いつも夕方の新快速はそのスペースは立ち飲みバーになっているのだ。
ところが、その車椅子氏、大阪を過ぎても、京都を過ぎても、まだ運転士氏の後にいる。
結局野洲まで乗ってきた。
しかも野洲で米原行きT電に乗らずである。ということは野洲人かな、と思って見ていると、
電車から降りた車椅子氏、外にでてきた運転士氏に話しかけている。
なんでも、この電車に播州赤穂から乗ったとのこと、朝は湖西線をぐるりしたこと、
そして18きっぷの最後の日だから、だそうだ。
3498Mは827Tの入線後に野洲派出へと出発するので、まだ少しホームに停まっていて、
車椅子氏がしゃべっているようだった。
人の話を子細まで聞く必要もない、とわだらんは改札へ向かったのだが、やはり気になる。
あの車椅子氏はちょくちょく出歩いているのだろうか?
野洲駅で見かけたことはないし。しかも18きっぷでおでかけ、というのもちょっとびっくり。
それだけ車椅子での移動が楽になった、ということなのだろうか?
自分も年をとったときにあれくらい元気で動き回れるようになりたいと思うし、
一方で車椅子に乗らない生活がおくれるよう努力しようか、とも思うし、ちょっと複雑な気持ちのわだらんであった。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 試行錯誤
4/10
かねてから工事中だった大阪駅の新9/10番ホームが使用開始になった。
御堂筋北口からはいると、以前より少し改札から階段まで近くなって、ありがたい。
とはいえ、階段でなく、すべてエスカレータで登るので、急いでいるときに駆け上がりができるかどうか、ちょっと心配な部分もある。
さすがに新しいホームはきれいで、何より広い。
今まであった線路を一本つぶしてホームを拡張しているので、ずいぶん広く感じる。
とはいえ、そんな感激に浸っている余裕はない。
今後どの位置で並ぶのか、乗客の流れを見なければ、と少しホームをうろうろ。
9日月曜日と10日火曜日、それぞれ17:45の3498Mを編成前後で眺めてみた。
編成前方はエスカレータからは回れ右。比較的死角になりやすく、列先頭を作る一般客は少なそう。
一方最後尾は中央階段にも近く、誰もが気づく位置。
ここは何もしなくても列が長くなりそうな気配。実際、12両編成位置に並びかけたおばさんが
案内駅員に忠告されたりしているので、8両における最後尾はどうも使えそうにない。
となると、前位置で早めに列を作るしかなく、ちょっと苦しい展開になりそうだ。
一方、12両編成は前後ともかなり人通りの多い位置からはずれる。
もともと12両の1号車、12号車は死角に近かったのだが、今回はさらにホームの端で、より末端に近いイメージである。
とはいえ、12両位置に並ぶのはヘビーユーザであるおじさん連中なので、これは致し方ない。
ということは一般客の多い時間帯の8両は8号車で一発勝負、時間に余裕があれば12両を選ぶ、
というあまりいままでと変わりない結論になってしまった。
まぁ、これからしばらく様子見だな。
きょうは18きっぷの最終日。あいかわらずそれらしき人間多く車内は混んでいる。
あすからは少し楽になるだろうか?
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 電車が遅れる話、動物が線路にはいる編
4/8
人が線路に入るのは相当迷惑ですが、地方では動物も線路に入ります。
たいていの場合小動物なので、列車はそのまま走っていきますが、大型の鹿や猿の大群などは列車の支障になります。
特に鹿は夜行性で、電車のライトに照らされると立ち止まるようで、そのまま線路上に居座ってしまい、電車にぶつかります。
もちろん、逃げるものも多いですが。
電車に当たるだけなら問題はないのですが、運転士が走行中に異音を感じた場合にはまず止めて、
異音の原因を捜すことになっていますので、結局電車は遅れます。
衝突(鉄道用語では衝撃というそうだ)の際、当たり所が悪いと走行機器に関係する機器に影響があることもありますから、結構やっかいです。
特にこのところ、大型動物が山から下りてきている話が多く、鹿などとの衝突の回数は増える傾向になるようです。
そんなわけで、最近はできるだけ衝突しないよう、鹿よけの笛をつけるとか、ライオンの糞を撒くとかいろいろと策を練っているようです。
笛というのは、わだらん自身よく知らないのですが、風切り音が鳴るように取り付けた板で、そこから出る音は鹿の嫌な音だそうです。
ちなみに人間が聞こえる音ではないそうで、運転士が特別に鳴らすものではありません。
一方、紀勢線では、ライオンの糞(もっとじょうずな言い方はないのかな?)を線路に撒いて鹿がにおいで近寄らないようにしているそうです。
一度わだらんも柘植で鹿の群を目の前で見たことがありますが、結構びっくりするものです。
たかが小動物といってもなかなか影響は大きく、わだらんの地元野洲では新幹線が異音を感じて続行列車が調査したところ
たぬきが線路で死んでいた、などという話がありますし、2002年2月には、猪との衝突が結果的に列車の追突事故になるといった、
たかが、ですまされない事象があります。
(鹿児島線の事故は後続列車の信号見落としが直接的な原因ですが、追突された列車は動物との衝撃で停まっていたものです。)
命あるもの、おたがい大切にしなければ。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 前を向いて座るのはロマンスシート
4/7
以前から18きっぷのメインユーザはおばちゃんではないか、と思っているのだが、
特に最近はますますそんな気がする。
まぁ、鉄道旅行の底辺が広がっているのはいいことだと思うのだが、
なかなか慣れていない団体が多いのも事実で、場合によっては結構やっかいであったりする。
まず、おばちゃん団体は座席の転換をしない。
野洲始発の場合は、基本的に電車区(野洲派出)で車内整備をしてくるので問題はないのだが、
姫路で直接折り返しとなる新快速だと、たいていどこか、座席の向きのおかしなところがある。
本来なら大阪で一旦車内が空くときに座席を転換すればいいのだが、
18の季節の特に夕方以降の上りは大阪で車内に残る客が多く、なかなか転換がうまくいかない。
米原のしらさぎのように、みんなが協力して転換できるのなら簡単なのかもしれないが、
大阪駅停車中に全員総出で転換というわけにもいかず、結局中途半端な後ろ向きが残ってそのまま列車は進んでいく。
もちろん野洲でも結構不思議な場面に出くわすことは多く、特にどの座席でも選択し放題の状況で、
わざわざ座席の向きを変えて4人席を作る連中もいて、なかなか一般人の感覚はわだらんとは合わないものだ、と思う。
17:45の3498Mはまだ野洲止まりということもあり、18おばちゃん族は比較的少ない。というか、
3498Mで編成後部ならまずおばちゃん族はいない、と見てよさそうだ。
なので、車内は混雑していることを除けば、まあまあ落ち着いている。
座席も前向きにほぼきちんと揃っていて、播州赤穂でちゃんと向きを変えているのかな、とありがたく思う。
京阪600型という電車が戦前、二人がけの転換クロスシートを登場させた際、ロマンスシートと名付けたのだそうだ。
二人カップルで、愛を語るか。
隣がおっさんなら、そんな雰囲気はみじんもないわな。
金曜日もありがたいことに無事に高槻着席ができ、野洲まで熟睡。
野洲駅を降りてすれ違いざまに目にする3515Mが米原増結の前4両がやたら混んで、
長浜発の後8両が空いているのを見ると、いかに18族が米原で乗ってくるか、目に浮かぶようである。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 駅からはじまる桜見物
4/4
日が長くなってきてくれたおかげで、帰宅時3498Mでも、そろそろ外が楽しめるようになってきた。
あちこちの桜をめでながらの帰宅はまた楽しいものだ。
堤防沿いや工場学校の敷地周囲に桜並木は多く、
摂津富田−高槻間などは山海両側とも桜が楽しめる、いい区間である。
ところで、この春は夙川に新駅ができた。
桜並木の美しい場所だそうで、「さくら夙川」とはまた風流な駅名である。
JR夙川よりはいいな、と思う。
いつの間にか、島本と桂の新駅がずいぶん姿を見せるようになってきた。
島本、つまり高槻−山崎間の新駅は下り線の移設が終わってホームの設置場所が現れてきたし、
桂(向日町のすぐ北側)に至っては、ホームに跨線橋もできている。
新駅の開業はおそらく来年春とは思うのだが、阪急からどの程度転移があるのか見物である。
特に島本の場合、今までJRには全く縁のない地域だったわけで、どうなるだろうか。
というか、まだつい最近まで田んぼだったところも多く、上牧のマンション群はまだできて3年くらいではなかろうか。
阪急はこの春のダイヤ改正で手を打ってはいるが、乗客はどう出るのだろう?
そういえば、島本新駅の近くにある企業グランドの周囲の桜並木はきれいだと思う。
駅ができたら、桜の季節に散歩してみようかな。
それより最近気になるのは、南草津の西側である。
発掘作業が終わったと見えたとたん、急激にマンションが建ちはじめた。
雨後の竹の子というとちょっと失礼かもしれないが、まさにその状態である。
つい最近まで田んぼだったのに、と驚くばかり。どんな街並みになるのだろう?
桜並木はできるのかな。
そういえば、まだ旧草津川の桜並木を歩いたことがないな、と思う。
天井川に残った桜並木から、電車の屋根を見るのもまたおつなものかな、
と急激に寒くなった天気に、桜の花が長持ちするようお祈りしてみる。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 電車の混む季節になった
4/2
土曜日に仕事場に出て期末の仕事を少し片づけたので、今日はとっとと帰れる段取りがついた。
黄砂の加減か天気もはっきりせずなんか砂っぽく、急いで駅へと向かう。
この時間ならなんとか17:45の3498Mの先頭か、無事着席だな、とがんばって走ってみる。
ところがである、思ったより早く着いたのか、ホームにはまだ3496Mが停車中。
わずかの遅れではあるが、とにかく客の入りが悪く手間取っている。
結局わだらんもそのまま混んだ車内に滑り込んで、17:30の客となる。
乗ってから乗車に手間取った理由がわかった。
入社式か何かの帰りだろうか、黒スーツの集団がいくつも車内にいるのである。
まだ夕方早い電車なので、サラリーマンよりおばちゃん群の方が目立つ時間ではあるが、今
日はおばちゃん連中に混じって大量に黒スーツが乗っている。
しかもドアの付近に貯まっているのである。
これでは乗車の列も捌けまい。
もう一週間もすれば多少落ち着くだろうが、しばらくの間、電車は混む季節。
慣れない客でどうしても客扱いに手間取るのだ。
朝はまだダイヤに若干の余裕があるので、仮に野洲から大阪までの間で手間取ったとしても、
京都や大阪の停車時間でなんとか吸収できるが、日中以降はちょっと手間取るとすぐに電車に遅れが出てしまう。
ただ、去年のゆとりダイヤ導入以降、多少ましにはなったような気がするが。
今年はどうなのだろうか?
新大阪、高槻と手間取りながらも先頭の扉からなんとか乗降客が通っていく。
高槻でわだらんは通路の中へと進み、京都で座席確保の準備態勢。
で、その時気づいたのだが、8号車(先頭車)の中扉のほうがさらに新人が多かった。
複数の集団があるようだ。中にはいかにも新人です、といったスーツを着た男女がくっついている。
なんとも気が早いものか。
京都で新人も含めて大量の下車があり、わだらんもめでたく着席。
そう、扉付近に立っているだけでは、着席できないのだよ、新人さん。
きっとそのうち学習するだろうし、それがわかってくると乗降時間も短縮されるのだろうね。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 電車が遅れる話、車が線路にはいる編
4/1
人が線路に入るのも相当迷惑ですが、車が線路にはいったまま、というのも相当やっかいなものです。
悪い言い方ですが、人と電車なら、一般的に電車はほぼ無傷(運転に直接支障のない程度)ですが、
車との場合最悪電車も転がります。
いい話ではありませんね。
車と鉄道車両の事故は昔から起きています。いろいろな対策もあって、さすがに件数は確かに減りましたが、
全くなくなるまでにはいきません。
対策の最たるものは踏切の廃止、立体交差化です。
踏切自体が渋滞の原因でそれをなくすための立体交差化ではありますが、結果として踏切事故の減少につながっています。
新幹線は1964の開業当初から踏切はなく、そのため踏切事故は起きていませんし、
その後の新線も原則すべて立体交差なので、事故はありません。
湖西線や伊勢鉄道、智頭急行などがそのような例です。
福知山市内で福知山線電車とトレーラーが衝突した事故(1991年)では、その後事故のあった踏切が立体交差になりました。
とはいえ、なかなかすべての踏切を廃止にすることはできず、事故は続きます。
多くは無謀横断で、中にはダンプカーが過積載でブレーキが効かずに
電車に当たった例(1992年、成田線)では運転士が犠牲になってしまいました。
最近は地方や小さな踏切での事故が目立つ傾向があり、
つい先日も三田市内で軽自動車が福知山線電車にぶつかる事故がありました。
小さな自動車、特に軽自動車などでは、むしろ鉄道車両が自動車を引きずる例もあり、
首都圏で続けて車両の下に車が潜り込んで長時間不通になる例(埼京線や京王線など)も起きています。
一般的に小さい車では鉄道車両へのダメージは少ないものの、先日の埼京線の例では引きずられた車が炎上し、
車両をこがす自体になりました。
踏切の直前横断による事故は、鉄道側の努力だけではなかなか解決しません。
車の運転側のモラル向上が不可欠です。
飲酒運転の事故も少なくありませんし、ましてや踏切以外のところから車が降ってくる例
(須磨で寝台特急が衝突、1992年)のようなものではどうしようもないですね。
ところで、不謹慎な話ですが、大事故から復旧した車両は、鉄ヲタ(車両ヲタ)には特に興味の対象になります。
古くは1958年の田子の浦での踏切事故復旧車が、形状を変えて復旧した例や
あるいは2002年の名鉄特急事故(道路と線路を間違えて走った)で事故後に残った車両が
編成からばらされて異端車として残った例などがあります。
踏切で立ち往生したら非常ボタンを。まずは警報機が鳴ったら中へ入らない。
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このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |