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07年 8月

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435.  8/31 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  電車を恐い乗り物と思うようにならないで

434.  8/29 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  リアルタイムレーダーはおもしろい

433.  8/27 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  もう一歩中へお詰めください

432.  8/25 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  犯罪に無縁な電車であるように

431.  8/22 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  大事にするもの、大事にされるもの

430.  8/20 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  いつもの椅子、生活の一部

429.  8/18 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  遅れとか運休の思い出ではないように

428.  8/14 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  民族大移動というお祭り

427.  8/9  ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  浴衣が電車内で増殖する日

426.  8/6  ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  米どころ、近江米

425.  8/3  ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  旅行はお控えください

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  電車を恐い乗り物と思うようにならないで

 

8/31

南草津で事故との情報を夕方ひとから聞き、とっとと帰る準備。

おまけに出がけに、明石で上り線橋脚に車衝突なる話も飛んできて、こりゃどうなっているのかいな?と不安になる。

なんとか机も片づいて、大阪駅17:45。

いつもなら3498Mで京都まで立って以降熟睡のパターンなのだが、今日は新快速休み、としきりに改札で案内している。

実際9番ホームも人がぱらぱらいるだけで、いつもの殺気だった乗車列はどこにもない。

一方8番のりばには800Tがちょうど客扱い中。ホームには大量に客が、乗車をあきらめた客のようだ。

とにかくドア付近はいわゆる超満員である。

さて、どうしようか迷ったが、とりあえず入ってみるかと思った瞬間、後からおじさんに押されて難なく車内に入ってしまった。

信号は青を引いているのだが、ドアが閉まらず発車に手間取り。

結局40分延で大阪発車。

新大阪で降車があり、少し楽になる。

 

結局800Tは途中京都で湖西線列車後の開通待ちで少し停まっただけ、乗降には手間取ったものの、駅間はほぼ順調に走り、野洲に55分延。

しばらく上り列車はなかったようで、大量の客がホームにいる。

野洲駅の駅員さん(係長だったよな)が黄色のヘルメットをかぶってホームで乗客整理中。何か頼もしい。

車内は通路に少し空きがあるものの、編成全体に大量の乗客を飲み込んでなんとかドア扱いもできて発車していく。

もともと800Tは6連、これが12両編成なら混雑も客扱時間も違ったのだろうが、なかなか編成に気を使うまでの運転整理は難しそうだ。

でも、今日は新快速を大量に休ませたおかげで、走っている列車はまずまずよかったように思える。

 

800Tを見送ってホームで駅員氏とわずかの立ち話。

改札でよく話をしているのでわだらんに気づいて「すいませんね」と声をかけてくれる。

いや、野洲駅はなにも悪くないと思うのだが....

当該の新快速は前面ガラスが割れてしまって、運転台が使えない状態になった、とのこと。

自殺する人間も不幸だが、目の前で自殺を見た人、死体が飛んできて骨折をした女子大生、みんな不幸だわな。

電車が走れないのはわだらん的に悲しいが、不幸な人間が駅で大量発生するのはもっと悲しいね。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  リアルタイムレーダーはおもしろい

 

8/29

朝、さあ出かけようと起きたばかりの眼をこすりながら身支度をしているとばたばた、とまさにそんな音がする。

大雨である。雷も聞こえる。

さすがにこれはひどいとは思ったが、雨だからといって仕事をさぼるわけにも行かず、傘を差して野洲駅へ向かう。

途中ちょっと頭上に何もない場所があり、もし落雷を受けたらどうしようか、とちょっと不安になる。

幸いにも傘のおかげでひどく濡れることなく駅へと着き、707Mの入線待ち。

電車は定刻に入ってきたが、まるで洗車機の中を走るかのような大量の水を車端部から流している。

野洲駅のホームは上屋が短く、6号車は中と後扉は屋根がない。

もちろん車掌室も上屋からはずれていて、大粒の雨の中を車掌が飛び出し、入線したて707Mに乗り込み、ドアを開ける。

客は屋根のあるところから車内に入り、いつもの自分の定位置についていく。

開いたドアからは雨が降り込んできて、ドア周りは水浸し。

幸いにも運転に支障がでるまででなく、電車は定時で進んでいく。

草津までくるともう雨は小降りになったが、みな傘持参。

草津線側も降っていたのだろうか?

と心配になる。

さっそく、自分の机でネットをつなぎ、国土交通省の防災情報提供センターのリアルタイムレーダーと

川の防災情報を見てみる。

http://www.river.go.jp/03/nrpc0301g.html

わだらんの家、また野洲駅は野洲市役所から徒歩5分以内なのだが、野洲市役所に設置された雨量計をリアルタイムで見ることができる。

さっきの大雨は10分雨量の時間雨量換算で48mm、と大雨であった。

やはり旧甲賀郡内も大雨だったようで、湖南市岩根で同じく10分雨量の時間換算で60mmになる大雨だったようだ。

草津線は徐行運転とJRの運行情報ページで案内中、たいへんなようだ。

大阪はすっかり雨も上がって傘はいらない天気であった。

ところが、傘があっても損はしなかったようで、昼前に大雨になった。

いやいや油断大敵。

わだらんの傘は長さ80cmの大型品。持つのは長くて不便だが、こんな大雨には役立つよ。

 

ところで、わだらんの6月の欧州旅行記がまとまりはじめました。

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  もう一歩中へお詰めください

 

8/27

また昔の話で恐縮だが、1991年の私鉄の運賃改定以降、特に高槻、茨木で通勤定期の阪急に対するJR運賃差が広がった。

そう、このころからJRの方が安くなったのである。

おかげで朝通勤時の混雑が激しくなり、しかもちょうど221系の増備が進んでいる頃で、朝の快速の混雑はひどいものになった。

113系に較べて221系の扉付近の収容力は明らかに低く、茨木で快速の積み残しは珍しくなかった。

まだ新快速が高槻に停車していなかった頃の話である。

ホームで見ていると、まだ221系車内の通路には余裕があり、もっと詰めれば乗れたのに、と残された人間誰もが思ったものだ。

通勤時ですらこの状態であるから、一見さんに通路奥へと進め、と言ってみたところでなかなか容易には奥へ詰めてもらえない。

 

今日は帰宅時、阪急百貨店に鉄道模型ショーを見に行き、大阪駅南口改札を18:27に通過。

本当は18:15の3502Mに乗るつもりだったのだが、商品販売コーナーに熱中する事態となり、遅れてしまった。

肝心の模型ショーにはほとんど時間を割かさず、商品販売から動けない、だったらわざわざ入場券いらんがな。

そんなわけで12両の快適帰宅予定が一気に18族だらけの8両へと一気に座りにくい状況である。

ありがたいのは直前に湖西敦賀ゆきがでたばかりで、北陸方面への18族は少ないことか。

 

ホームを歩いて最後尾までたどり着き、ちょうど入線してきた電車に乗り込もうとする。

もちろん乗車の列は極めて長く、しかも大阪で車内滞留客の多い時間とあって、とても座れる状態ではない。

ところがありがたいことか不幸なことか、非通勤客が多いようで、ドア付近に固まって奥へ入らない。

おかげで難なく最後尾座席の横位置を確保。新大阪での降車客あり、これまた難なく新大阪着席である。

まぁ、通勤客ですらなかなか中へ入らないことが多いのだから、一見さんが多いのはかえって有利か、

窓の外の満月を見ながら幸運に感謝するわだらんである。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  犯罪に無縁な電車であるように

 

8/25

北陸線と紀勢線の特急に女性専用席が登場するそうな。

まぁ特急の中で女性に暴力を振るう輩もいるわけで、個人的には理解できるが、

本当はそんなもの、設ける必要がないに越したことはない、と思う。

普通電車の女性専用車にしても、もともと痴漢防止のため(だったと思う)が

少なくとも帰宅時に大阪駅で観察する限り、痴漢犯罪防止というより、単なる混雑回避のようにも思えて、ちょっと複雑である。

空いていれば痴漢も起こりにくくなるわけで、女性専用車のおかげで

隣接他車がかえって混雑するようではむしろ痴漢する側には有利にならないだろうか?

もちろん、女性専用車の発端も存在も、憎むべきは痴漢をする男性であって

、される側にはなんの落ち度もないわけだが。

せめて新快速に女性専用車ができないよう、これ以上の拡大を防げないか、

つまり痴漢がなくなるようにならないか、と祈るばかりである。

 

夕方以降の新快速は、平均すると編成中間が比較的乗車前の列が短い。

ただ、残念なことに中間あたりに乗る人間は少なくとも京都、もしくはそれ以遠まで乗って行かれる客層で、

新大阪で運良く下車客を見つけられなければ、京都まで座ることはまずできない。

高槻までの人間は無理に座らないようだ。

一方編成後部、特に12両の列車だと、最後尾に高槻下車客が大量にいる。

西出口利用者が編成後部にまとまって乗っているので、これらの客が下車すると車内はうんと楽になり、高槻着席も容易。

混雑に関係のない快適通勤、これなら痴漢もできないだろう。

もし女性専用車が編成中間にできると、どう変わるだろうか。

 

24日はちょっと帰りが遅くなり、しかも酒が入ってちょっとおっさん。

828T、大阪21:38のT電に乗って、乗ったとたんに熟睡。

12両編成の2号車まんなか、4人分を一人で独占して大の字。

わだらんは気持ちよく寝ているが、あまり格好のいい姿ではないな。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  大事にするもの、大事にされるもの

 

8/22

いつも新快速に乗るときは、可能な限り窓側に座りたい、と常々狙っている。

もちろん車窓をみたいということもあるし、混雑時は通路側は立ち客が鬱陶しい(これはわだらん自身がそうなのでよくわかる)のだ。

さらに、通路側にいると、場合によっては席を譲らなくてはならない、これも判断難しく、難儀な話である。

せっかく座ったのに譲るのはしゃくだし、かといって目の前に老人が立っているのはもっと鬱陶しいし。

妊婦さんかどうか判断つかないとか、第一譲っても座らない老人もいるし。

 

自分の目覚まし時計も休みボケ、電圧降下で目が覚めると周りが明るい。

幸いにも勤務に支障のでるほどの寝坊でなく、3405Mの客になる。

野洲6:44発m下り一番の新快速、座席の選択はできないが、野洲での着席は可能で、ありがたい。

幸いにも4人席だが窓側確保。

まだ学生が夏休みだからだろうか、車内は少し空いている。

 

石山で3人の客が乗ってきた。小学生3,4年?くらいの男の子、そのお母さんとそのまたお母さんである(と思われる)。

車内は既に石山では座るどころか、立つスペースをどう確保するか、悩むところである。

ヘビーユーザーはとっとと座席横に立つが、一見さんはドア付近に固まる。

この3人も例外でなく、ドア付近でうろうろ、大津でドアが開いてちょっと迷惑。

男の子はラッシュ初体験か、「座りたい」の連発である。

もう少し静かに乗ってくれ、と思う。

京都でざっと降車があり、幸いにもドア後の席が一つ空く。

おばあさんが座席を確保。わだらんもちょっと安心。

 

ところが、おばあさんは何と自分が座らず、その男の子を呼び寄せ、座らせたのである。

いや、確かにラッシュ時の混んだ電車は子供にはしんどいかもしれないが、でもちょっと違うだろ、と。

もっとも、この場合当事者本人が座席を譲っているので、わだらんが口出しする必要はないのだが。

でも本来、電車の車内のような公共の場では、マナーというか礼儀を親が教えるのではないか、と思う。

こうやって育つ男の子が、将来見ず知らずの老人に座席を譲るか、はなはだ疑問である。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  いつもの椅子、生活の一部

 

8/20

休みが終わって、またいつもの通勤をしなければならない。

電車に乗るのは楽しいのだが、仕事に行くとなると気が重い。まぁ仕方ない。

 

今日はいつもより10分遅い709Mに乗っていた。

朝、日が昇ってしばらくたって、もう周囲はすっかり明るい6時過ぎ、

草津を出たところで、ちょうど線路の上を京浜急行の夜行バスが走っていった。

草津着が6:20なので、少々早着か、まぁ問題ない範囲だと思う。

草津市役所の横から近江大橋を通って大津市内へと入っていく、もうすぐ終点。

最近はツアーバスなるものが大量にあふれて、老舗の路線バスは苦戦だろうと思うのだが、なんとかがんばってほしいものだ。

まぁ、一番問題なのはこれだけ夜行バスが走っていながら、東京大阪の夜行列車が銀河1往復のみ、

という鉄道のふがいなさ、だな。

 

この盆休みの間、暑い日が続いていた。

舞浜の鼠遊園地とか、桜島の映画村は賑わったのだろうか?

この暑さでは地元の人間はまず動かないだろうから、入場者のほとんどは遠方からの客であろうと推測できるが。

あまりに暑すぎるのも、行楽客にはよくないね。

 

結局休みが終わると、いつもの風景。

まぁ、まだ学生がいないだけ電車は空いているが、どうせならたまには夜行バスなんぞのような、

変わった椅子で移動してみたい、と思っている。

 

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  遅れとか運休の思い出ではないように

 

8/18

最近はありがたいもので、鈴鹿峠を越えた三重県津市の実家にいても、

早朝に草津であった人身事故のニュースをわかっていたりするものだ。

知らなければ何ともない話だが、知ってしまうと朝早くで迷惑被った方もいるだろうに、と気になってしまう。

まぁ、土曜日でまだ被害が少なかったかもしれないが。

 

昔、わだらんが小学生の頃、一日1往復の特急くろしおは10両編成で食堂車もついていた。

とても堂々とした姿であった。

今から思えば父親に頼んで食堂車に無理にでも乗っておかなかったかかなり悔やまれるのだが、それはもうどうしようもない。

むしろ、帰省ラッシュなのに4両でしかない今の南紀の方が心配になる。

近畿自動車道も伸びたことだし、列車はますます不利な戦いだわな。

昔は草津発和歌山市行きなどという、今では考えられないような普通列車があった。

でもよく考えると、この新宮回りの列車、単に天王寺鉄道管理局の外周を3/4周するようなもので、他局には関係ない列車である。

今は新宮で分割された紀勢線の直通列車が走るとは思えないが、昔はくろしおにしろ、急行紀州にしろ、普通列車にしろ、

紀勢線をとことこ走るのは当たり前、津で和歌山や天王寺などという行き先は珍しくなかった。

 

草津で事故があると赤穂線や北陸線にまで影響の出る新快速、今の小学生が大人になる頃にはどんな運転形態になっているだろう?

ふるさとに帰ってきた時、昔はこんな列車があった、などと懐かしがったり不思議がったりするような話はあるだろうか。

みなさまにもきっといい夏の思い出話がこれからもっと増えますように。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  民族大移動というお祭り

 

8/14

世間一般にお盆休みである。日本全体が民族大移動。

もっともわだらんの場合は、帰省といっても片方は鉄分なしの隣県だし、片方は定期+市バス200円のあまり旅行でない旅行。

おかげで世間に言う帰省ラッシュにはもまれなくて済む、ありがたい話。

テレビや新聞の帰省ラッシュの話を見ると、ご苦労様、と言いたくなる。

 

とはいえ、以前に比べて帰省のすごさ、面白さ(失礼な!)はないなぁ、と思う。

昔(といってももう30年も前か)の頃、帰省ラッシュというと自由席に並ぶ列は朝から駅の広場を埋め尽くし、

プラカードに沿って並んだ列が列車の発車前にやっとホームに進むといったようなものであった、と記憶している。

その当時はまだ定期列車の輸送力も少なく、年末年始の大移動では予備車を総動員してむちゃくちゃな編成が当たり前だった。

斉藤雅男さんの本の中にも年始のUターンで混雑する米原駅の様子があり、あの狭い通路を埋め尽くす人の波を想像するのもまたリアルである。

とはいえ、最近は列車以外にも帰省の方法はあるし、なにより車の移動が昔に較べて安く楽になって、ずいぶんと流れてしまっているのは残念だ。

それに新幹線という大きな輸送力を持つ動脈がますますパワーアップして、

本数多く時間短縮で、ずいぶんと民族大移動を楽にしているのだろう、と思う。

 

もちろん野洲駅も大移動の例外ではなく、見ていると子供連れの姿も多く、普段の装いとはずいぶん違う。

野洲も国鉄時代より列車の本数は倍増し、ずいぶんと楽に帰省できるようになったのだろう。

平常時の輸送力があるぶん、8日の大津の花火でも以前より臨時列車がつまらなくなったのだろうし、まぁ喜ばしいことだ。

日頃の輸送力をつけておくこと、これがいざというとき、例えばイベントやお祭りで大きな輸送をしなければならないときに、大きな力になるのだろう。

もう4年前、2003年7月に某夢が現実になるだろうグループが野洲でライブを開いた際には野洲駅も結構なお祭りになった。

そんなイベントがたまにあっても面白いよな、と普段と違う顔ぶればかりの新快速の乗客を見ながらふと思う。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  浴衣が電車内で増殖する日

 

8/9

琵琶湖の夏として、わだらん的にまっさきに思いつくのは大津の花火である。

全国的に土日指定が増える中、未だ8月8日を動かさず、近郷近在はもとより京都大阪からも大量に人を集める一大イベントである。

京都市内が場所柄大きな花火大会がないからであろうか、京都方面からの来場者は多い。

琵琶湖線が一年で一番活気のある日、といっても間違いなかろう。

 

大津も膳所もそんなに大きな駅でなく、日頃はどちらかというと閑散とした駅。

同じ閑散とした駅でも、笠寺や大正のように繰り返しイベントで一瞬あふれるようなことはなく、大津も膳所も年に一度のお祭り騒ぎ。

もちろん、野洲とて例外ではなく、駅員総出で切符の販売。

本来ならICOCAを販売していれば事前準備もなく楽なのだろうけれども、帰りに改札機を解放するかもしれないからか、

磁気券を事前発見して改札前通路にテーブルを出して販売中。

野洲からだと大津も膳所も片道320円、往復640円の切符を売りさばく。

 

昔はこの8月8日というと、113系や221系の運用間合い車を使って、臨時電車が多数入っていたものだ。

草津線の向日町回送や223系の宮原回送を営業運転したものや、221系の宮原昼寝車を使って

大阪から臨時新快速を仕立てたり、と運用ヲタ的にとても面白かった。

ところが、この2年ばかり、C電主体の臨時電車ばかりとなり、今年はついにC電以外の臨時電車はない、という残念な結果。

確かにC電1本7両で、223系12両分近くの詰め込みは効くだろうから、効率的にも、客の捌き的にも、

C電の臨時を走らすほうが楽なわけで、事情はよくわかるのだが。

 

主催者の発表によると35万人の観客を集めたそうだ。

うち実数を半分弱の20万として、鉄道利用を半分、10万人と見ると、大津膳所は各2万くらい?実数の発表があるとうれしいが。

223系が座席埋まって立ち席ぱらぱらで100人程度、100人×12両×25本で3万人、それぐらいかな?

一日の平均乗車人員の2倍をほぼ2時間で捌く、まさにお祭り状態。

そんな一大イベントの日が終わった。

事故も大きな乱れもなく、お客を捌けたのはよかったよかった。

せっかくの大きな花火、是非みんな出かけよう、などと言いふらすのはいいことだよね、きっと。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  米どころ、近江米

 

8/6

8月に入って、中高生の部活か少し落ち着いたのか、あるいは試合がないのか、707Mで学生の姿を見ることがなくなった。

なので、月曜日でありながら、電車は空いている。

いつもの指定席に陣取り、少しづつ穂が出てきた田んぼを眺めている。

野洲のあたりは早いところではお盆休み過ぎから稲刈りに入るところもあり、これから少しずつ田んぼが金色になっていく。

青々とした、風にそよぐ田んぼも好きだが、金色の稲穂を垂れた田んぼもまたいい眺めだと思う。

わだらんはそんな広い田んぼを眺めるのが好きである。

 

野洲市も守山市も草津市も琵琶湖に面していて、湖畔に近いところは田んぼが一面に広がっている。

が、そんな田んぼのおかげ、というわけではないが、琵琶湖線の電車から琵琶湖は遠く、ほとんど湖面を見ることはできない。

膳所でわずかに見ることができるが一瞬なので、知っている人しかわからない。

かつては米原−彦根でも湖面を見ることができたが、浄化センターの取り付け道路とかいろいろとものが増えて、かなりわかりにくくなった。

この後琵琶湖線の一部が高架にでもならない限り、まず湖面を見ることはできないだろう、と思う。

 

南草津駅西側の区画整理が終わり、駅前広場の整備もできて、いよいよマンション群が建ちはじめた。

このあたりも広い広い田んぼだったのだが、ついに都市化の波がやってきた。

最近のマンションやアパートは建設期間が短いのであっという間にものができてしまう。

また少し電車が混むようになるのだろうか?ちょっと鬱。

南草津の南側、狼川を越える橋梁のあたりは少し標高がある。

そのため実はわずかながら、ほんとに一瞬だが、湖面を見ることができる。

狼川の周囲の田んぼは何とかそのまま残ってほしい、と南草津の建築中の建物を見ながら考える。

 

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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽  旅行はお控えください

 

8/3

台風5号がやってきた。結局関西にはほとんど影響がなく、新幹線の一部や夜行列車が運休になっただけであった。

九州接近時に955hpと強い勢力であったのだが、大きな被害もなくまずはよかった、と思いたい。

ただ、ならば本当に新幹線も夜行列車も運休する必要があったのか、ちょっと疑問に思う。

もちろん、何か事故が起きたり、結果的に長時間抑止などが起きるようなことであれば、やはり早めに運休しておくべきだった、となるが、

こんな天気の日だからこそ動く必要な人もあるだろうから、行き過ぎた予防保全もどうなか、と思う。

例えばよくない話かもしれないが、親が田舎で危篤とかいえば台風が来ようが途中で地震災害があろうが、行きたいと人は考えるだろう。

決して事故を期待したり運転を強要するつもりはないが、何か最近は安易に休んでいないだろうか、と思う。

そういえば、「きたぐに」が運休している間、関空発午前の飛行機に乗る北陸地方の人たちはどうしているのだろうか、

と「きたぐに」運休ですぐに青信号になる(いつもはきたぐに続行で注意現示)の707Mの窓から考える。

ほくほく線経由で、だめなら直江津まででも運転してみてはどうなのか、と。

 

まぁ、台風が近づくと、ニュースの冒頭に半井小絵さんがでてくることもあるし、それはうれしいけどね。

 

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