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わだらんの鉄道自由研究表紙へ
07年 9月
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447. 9/26 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 小さく手を合わす
446. 9/24 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 金を払わないとどうも気が大きくなる
445. 9/20 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 事故を招いたのは不適切
444. 9/18 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 座れる駅、座れる電車
443. 9/16 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ ひこにゃんが新快速に乗る姿を見てみたい
442. 9/14 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 祝 運転再開
441. 9/13 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ テレビつき携帯は便利かな
440. 9/10 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 雷は馬の背を分ける
439. 9/9 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 誰か周りにいなかったのだろうか
438. 9/7 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ ダイヤ乱れのいらいらをほぐす一抹の清涼剤
437. 9/5 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 環状線ホームにしかないもの
436. 9/2 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ あの山並みの向こう側はどこだろう?
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 小さく手を合わす
9/26
仕事場を出ると、もうすっかりあたりは暗い。
確かに7時を回って、もう夜ではあるが少し前まで7時でも明るかったことを思うと、残念な話である。
まぁ、もうすぐ9月も終わる頃、まぁ仕方がない。
外に出ると満月がとてもきれいに輝いている。
将来宇宙から地球を眺めるツアーが手に届く範囲になれば、ウサギがいるかどうか別にして、行ってみたいとも思う。
19:15の新快速を逃すと、しばらく座りにくい列車が続く。
大阪駅の改札を抜けたのは19:36で、まず8番乗り場へ上がり、19:38発の822T快速野洲行きで新大阪まで先行し、
そこで19:45の3520Mを捕まえることにした。
1号車に乗って高槻での降車客を狙う作戦である。
新大阪の南側で、電車を待っている間、月を眺めていた。
人の多い新大阪駅ではあるが、ホームのはずれは結構静か、行き交う電車を見ながら、しばし月見である。
結局3520Mでの高槻着席はできず、京都で着席。
しかも左側座席の通路側と月見には全く向かない席であった。
これが右側窓側なら月をめでながらずっと野洲まで帰れるのだが。
そんなわけで月も見ず、途中熟睡しながら野洲に着く。
駅からの帰り道、再び月をめでながらのんびり歩いて帰る。
今日は9月26日。
1400人余の尊い命が一度に奪われた鉄道事故の命日。
もうすっかりニュースにもならないが、函館湾内で命を落とされた方々の第二の世界を照らすかのような明るい月夜、
ふと事故を思い出して月を見ながらご冥福を祈ってみる。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 金を払わないとどうも気が大きくなる
9/24
大阪市内の親戚の家に行く用事があり、三連休に出かけてきた。
そこで改めて思うのだが、最近、本当に切符を買っていない。
今日も大阪市営バスや阪神電車に乗ったものの、ICOCAを読ますのみで、現金も使わず、切符も買わず。
千鳥橋から野田とちょっとマニアックな経路で阪神電車に乗ったのだが、これとて乗車券にいくら払ったかわかっていない。
もちろん使用明細を印字すればわかるのだろうが、めんどくさい。
結局こうやって無駄使いしてしまうのだろうな。
大阪駅に上がったところ、目の前で18:45の3292Mを逃してしまい、18:53の816Tでのんびり帰ることにした。
221系12両の編成で、雨も降る夜ともなって12号車車内はがらがら。
高槻まではまだそれなりに客もいたのだが、それ以降は数えるばかりの乗客数になった。
例によって体をL字にして、ごろごろしている。
このところ、夜がずいぶん早くなった。
7月あたりなら18:53でも充分外を楽しめたのに今ではもう真っ暗、ちょっと残念。
結局空いているを自分への言い訳にして、ごろ寝である。
雨のせいなのだろうか、休日の買い物帰りと思われる客もほとんどおらず、桜島の某テーマパークの大きなバックも見あたらず、閑散とした車内。
京都でも乗車はほとんどなく、そのままごろ寝が続く。
ありがたいものだ。
まぁ、周りから見ればいい格好でないことは間違いない。
気が大きいというか、ぐうたらというか。
816Tは野洲定刻着で、3296Mの待ち合わせ。
大阪19:15の3296Mは12両、平日は大量の野洲乗換客があるのだが、休日は少な目。
そんなわけで3296Mは長い編成を持て余すかのようながらがらで野洲に入ってきた。
やはり毎日利用する方だけでない休日の場合、野洲接続より直通の長浜や米原行き電車に乗客が集まるようで、野洲行き新快速は空いている。
18きっぷ族も本当は列車を選べば楽な移動ができるのだけどね。
野洲のハートインはICOCAで買い物ができる。
結局降りてからまたお菓子をICOCAで買ってしまった。
無駄使いは減らない。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 事故を招いたのは不適切
9/20
今日またベビーカーを挟んだまま電車が走った、とういう事故があった。
幸いにも子供に怪我はなく、母親が転んで軽傷を負ったものの、大事にならずよかった。
とはいえ、ベビーカーが宙づりになったまま電車が走り出したわけで、母親は相当ショックだったのではないか、と思う。
しばらく電車に乗れないのではないか、と他人に押しつけの心配をしてみる。
少し前に東京神田であった事故は、駆け込み乗車の手段としてベビーカーを無理にドアに挟んだ確信犯のようなのだが、
今日の場合は電車から降りる際の話のようなので母親に非はないだろうと思われる。
つまりはベビーカーが車掌から見えなかったのが問題なわけで、見えなかったのか、気づかなかったのか、
そこはわからない話だが、大きな意味では鉄道側の不手際、とされても仕方がない。
昨日だかの新聞記事で、国土交通省が主要駅の枠を外してすべての駅でバリアフリー化対策をしなさいと通達を出した、とあった。
確かに主要駅以外でも車椅子やベビーカーの乗り降りはあるはずで、通達自体はまさにそうだと思うが、
どの程度、どんなスピードで普及するのか、ちょっと見物であろうか。
今日は甲子園口と東寝屋川の日中2件の事故のおかげで、帰宅の時間でもまだ電車は遅れていた。
草津行き3502Mは18:15定刻を10分遅れで発車し、結局草津でホームにおい立てられる。
瀬田で抜いた804Tが草津にやってきてわだらん他客を拾う。
804Tは6連、結構な混雑になった。
草津駅もカントのきつい、見通しの効かないホームを持っている。
ちょうど804Tから降りたと思われる車椅子が混雑したホームを駅員と並んで進んでいる。
草津駅自体は各ホームにエレベータがあり、既にバリアフリー化が進み出しているが、
ホームと電車床との距離などはまだ手つかず、と思われる。
駅員が補助板を出さないと、車椅子は大きな隙間と渡れないようだ。
ベビーカーが混んだ電車でも問題ない、と思えるような段差の差はしばらく続くのだろうな。
エレベータやエスカレータだけでない、赤ん坊のベビーカーが挟まれることのないような段差や隙間の解消が進めばいい、と思っている。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 座れる駅、座れる電車
9/18
以前東洋経済だかの雑誌で、住みやすい街のランキングというのが出ていた。
立ち読みでかつ少し前の話なのではっきり覚えていないが、栗東が割と全国的に上位(一位だったか?)にあったように思う。
栗東の他草津・守山・近江八幡があって、わが野洲は100位以内にはなかった、と記憶している。
まぁ、あまりそんなランキングに目くじら立てる必要もないと思うので、軽く目安にしておこう。
もちろん地域的にほとんど差のない草津・守山・栗東と近江八幡に囲まれた野洲が入らないのはちょっと残念ではあるが。
ただ、野洲の場合電車に座れるという大きなメリットがある。
6:51発、大阪8時前に着く始発の新快速というのは大きな利点だと思うし、実際一本前の新快速に乗れる時間から既に列ができている。
前向き窓側に入ってしまえば周りの混雑を気にせず自分の世界に入ることができる。
ちなみにこの6:51の新快速、守山でも座席を選ばなければ座ることはできる。
つまり、守山と野洲の差は座席の選択の余地があるかないか、なのである。
もちろん守山でほぼ座席は埋まるので、草津の乗客は立っていなければならない。
58分座るのと51分立つのでは大きく違う。
あるいは南草津では座れない、新快速が使えない、と結構大変。
それでも草津、南草津ともマンションラッシュである。
電車が混むのは勘弁だが、この人口減の時代に輸送量が増えるのであればありがたいことで、将来野洲発着の電車ももう少し増えるかな、と軽く期待しておこう。
今日はちょっと寝坊して、野洲6:44の新快速。
連休後の休み明けで電車が混むかな、ひょっとすると座れないか、とびくびくしたが、無事着席。
後ろ向き、4人向かい合わせ席ながら窓側確保であとはのんびり。
野洲で10〜12号車の座席はすべて埋まったようで、守山では立ち客多数、大阪までずっと立つのはちょっとかわいそう。
でも、守山ならこの新快速の前後、6:43か6:51のT電、普通電車なら着席できるから、栗東よりは恵まれているね。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ ひこにゃんが新快速に乗る姿を見てみたい
9/16
わだらんの自分のHPにも載せているのだが、琵琶湖線は橋上駅が多い。
というか、稲枝と篠原以外は構造上難しい膳所大津を除き、すべて橋上駅。
つまり、線路の両側に駅への出入口があり、改札は一カ所。
確かに駅の両側に駅前広場を置くこともでき、かつ駅舎はコンパクトになり、わかりやすい構造で使い勝手はいいのだが、
かつて平面だった時代にそのままホームに入ることのできた側からすると、
わざわざ階段を、しかも架線を越える高い橋への階段を登らねばならないという不便さがある。
野洲もかつては下りホームへ駅前から階段なしで入ることができたし、守山のハートイン改札は同様に駅舎への階段が不要でとても人気。
わざわざ高価なエレベータなどつけずとも、よほどバリアフリーではないか、と思う。
彦根駅へ久しぶりに行ってみた。
過去に何度も利用したことはあるが、東口ができてから利用するのは初めてだ。近江鉄道ミュージアムへ
行ってみたいと思い、東口を利用してみた。
案の定、まだ駅ができた、というだけで周りはまだ何もない。
これからどう発展するのだろうか?
少なくとも駅周囲にマンションがごそごそ立つ風景はまだ新快速が彦根に来る以前にはなかったが。
この彦根駅、1981年に橋上駅になったのだが、つい最近まで西側にしか出入り口がなかった。
それならわざわざ橋上駅でなくても、と考えてもみるが、当時から東口が考慮されていたのかどうかは知らない。
橋上駅なのに通路が行き止まり、という珍しい状況が長かった。
やっと区画整理が終わってこれから彦根駅東口も発展の予感。
ただ、かつて大きな車庫やセメント工場への引き込み線があった頃は今よりにぎやかに思えたものだ。
いや、線路が多かっただけだが。
駅の周りはひこにゃん幟が至る所はためいて華やかな感じ。
彦根城の周囲は信じられないほどの人が歩いていた。
彦根の人気が上がるのは喜ばしいことだが、新快速利用に少しでもつながればいいな、と満車の駐車場を見ながら考える。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 祝 運転再開
9/14
野洲の水田はずいぶん稲刈りが進んで、黄金色の水田も見る間に減ってしまった。
そろそろ秋の気配、早朝はずいぶん涼しくなった。
いつものように707M目指して野洲駅へと向かう。
日の出が遅くなってきているので、通過していく貨物列車のヘッドライトが輝いて見えるようになってきた。
707Mが入線している横を昨晩東京を出た1059列車が通過していく、いつもながらの光景。
やがてまた野洲駅北側の踏切が降り、下り列車の接近を告げている。
そう、今日からまた「きたぐに」が遠く新潟からおりてくる。
来るかな、と期待していると、期待通りに3点ライトがやってきた。
急行きたぐにの野洲通過、5:46、定刻である。
なんでもない当たり前の光景といえばそれまでなのだが、でも中越沖地震後約二ヶ月、姿を見ることができなかったのはなんとも寂しい。
今日からまたいつものようにやってくる。
いつものように、特別変わったことではないのだが、それがうれしい。
開通に携わったすべての人に感謝である。
お客の入りはどの程度だったのだろうか?これからも今まで通り高い乗車率を維持できるのだろうか、ちょっと心配。
それに583系の車齢もどんどん上がってきている。
後継車両はできるのか、北陸新幹線ができた後の北陸線はどうなるのか。
この先不透明な話が山積であるが、負けじとがんばってほしい。
列車は走ってなんぼ、の世界であるはずだ。
災害にも負けず、毎日元気で走れる列車が当たり前、と胸を張れる日がいつか来ることを願っている。
そして夜行列車が新たな時代に大量の乗客を乗せて、末永く走っていますように。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ テレビつき携帯は便利かな
9/13
昼から大ニュースが飛び込んできて、某公共放送は番組が吹っ飛んだ。
ということは、と結構仕事を放り出して急いで大阪駅へと向かったのだが、残念ながら号外をもらうことはできなかった。
どうやら2時から辞任の中継があって、その時点で号外の配布が始まっていたらしい(と某京都新聞のWEBにあった)。
さすがに5時過ぎでは遅いか。
ついでに御堂筋口のタクシー乗り場のあたりをさっと通ってみたのだが、インタビューをやっている様子はなかった。
やじうまわだらんとしてはちょっとがっかり、である。
調べてみると結構号外は出ているようだ。
あのおぞましい尼崎事故の時もあるいは天皇家に男の子が産まれたときも号外が出たようだが、
なかなか号外を配っているその場に居合わせることは難しい。
過去にわだらんが数回もらった経験則で言えば、梅田はJR御堂筋改札前か
紀伊国屋書店前あたりが号外配布のスポットのようだ。
もっとも今は携帯へのニュース配信などが当たり前にあるので、号外の速報性としての意義は薄れているのかもしれないが、
号外が出る、というと言葉は悪いが「お祭り」のようにも思える。
よい話題の号外が、たくさん発行されればいいのに、と願ってみる。
17:30の3496Mに飛び乗る。5分前には大阪駅御堂筋北口にいたのに、南口あたりをうろうろしてもう時間がない。
が、幸いにも9/10番へのエスカレータは人が途切れることが多く、自分の体力の許す限り駆け上がりが可能。
「ドア閉めます」の声とほぼ同時に車内へ。
一番前の扉だが立つ位置確保に苦労しない程度の混雑で助かった。
やはり車内で号外を持った人はおらず、通勤や営業と思われる男性たちが「安倍辞任」の文字が踊る夕刊紙を広げている。
こんな日は早く帰って7時のニュースをずっと見ていないと、どのタイミングで半井小絵さんが出てくるか、わからないからね。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 雷は馬の背を分ける
9/10
雷は馬の背を分ける、というが最近の集中豪雨は本当に局地的らしい。
日曜日10日の晩に岐阜県内で大雨になり、新幹線が名古屋米原間でしばらく運転見合わせになっていた。
野洲のわだらんの自宅でも深夜1時半過ぎでも新幹線の通過音が聞こえていたので、新大阪に着いたのは2時にでもなろうか、
乗客のみなさんも、乗務員さんも、車販のおねえさんもご苦労なお話である。
雨を恨んでも仕方はないが、遅れを被った方々はさぞお疲れのことであろう。
最近は各地の雨量を自分の部屋で監視することができる。
監視という言い方が正しいか別にしても、雨量計のデータは国土交通省のHPに流れてくるので、
「こりゃえらいこった」と一人で突っ込んでいるのである。
その雨量データによると、羽島市西小熊で3時間の間に150mm、輪之内で同じく160mmの雨が降ったようだ。
相当な大雨である。
ところが大垣では11mm、海津市高須で17mmと大した雨ではない。
岐阜の地理に詳しい方でないと分かりづらい話ではあるが、わずか10km程度しか離れていないのにこんなに違う。
まるで岐阜羽島駅周辺のピンポイントのようだ。
わだらんの記憶では、まだわだらんが子供の頃は大雨で列車が停まる、ということはあまりなかったように思う。
もちろん、今のような緻密な観測も的確な予報もなかったわけで、停めようにもその状況がわからなかった、というのが正解なのかもしれない。
ただ、もし今のような観測ができていれば、ひょっとすると四国の繁藤駅で起きた列車ごと土砂に埋まるなどという惨事は防げただろうか。
大阪18:00の3500Mに乗って帰宅。
今日の夕方も三重県の一部などで大雨になったようだが、わだらんの周囲は幸いにも問題なく、列車も定時。
こう何回もあちこちで豪雨が多かったにもかかわらず、雨で通勤が乱れたことがないのは単なる幸運なのだろうが、ありがたい話だ。
そろそろ台風の季節、大きな乱れにならないように願っている。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 誰か周りにいなかったのだろうか
9/9
野洲駅ホームにエレベータがついて数年になる。
理由もなく乗ってみることもあるし、ベビーカーを持ったお母さんが乗ったりしているのを見ると、何かうれしくなる。
決してエレベータは高齢者や障害をもった方々のためだけではない、と思う。
が、やはり主たる利用者は高齢者と障害者の方になろうかと思う。
そういった方々が電車を気楽に利用できるようになるというのはいいことだ。
まだエレベータがない時に、電動車椅子を抱えて階段を登ったことがある。
バッテリーを積んだ車椅子は乗車本人の体重も加わって、そう簡単に持てるものではなく、そのときも後ろ2名、前1名で持ち上げた。
そういう場面に出くわしたときに協力するのはなんら嫌ではないが、できることなら遭遇したくないのが本音ではある。
ところで6日木曜日の日中に起きた富田村踏切の事故は、電動車椅子に乗った老人が轢かれたとのことだ。
なんとも痛ましい話である。
日頃多い飛び込みによる人身事故とそのダイヤの乱れには閉口してしまうのだが、こういった事故によるものはまた別だ。
当の本人も好きで轢かれたわけではないだろうし、なんとも残念だ。
ご冥福をお祈りしたい。
路面電車の線路ならまた別だが、東海道線のような高速大量の列車をさばく線路ともなれば
当然レールは大きく高く、結果的に踏切の踏み板にある隙間も大きくなる。
本来人が歩くだけならなんら問題はない(幼児では多少危なっかしいか)のだが、
ベビーカーだの車椅子だの押し車だのというものではなかなかやっかいであり、
かつそういった車の持ち主は身軽に動けない場合が多いというのもまた問題である。
やはり踏切はないに越したことはないと思う。
しかし、摂津富田駅の南、富田村踏切や赤大路踏切のあたり、安全に東海道線を南北にまたぐ道がない。
富田駅の南側には線路をくぐる府道があるが、道幅狭く歩道もない上に車は多く
とても4つ車を押したり乗ったりしながら安全に通れるとは思えない。
かといってフジテックのところまで南下するのではとても大回り。
まだ田んぼだった時代はそれでよかったのだろうが、周囲が急速に都市化、住宅地化したのに、
道路事情、特に弱者に対する道路事情は戦後すぐの頃と何ら変わっていないように思う。
これは鉄道の責任なのか、行政の責任なのか、どうなのだろう?
野洲駅には駅舎の南と北側両方にエレベータがあり、駅舎を介して南北を移動することができる。
おかげで心ない連中が駅構内を自転車に乗ったまま通過するようなことも時折起こるが、それでも弱者には優しいものだ、と思う。
踏切の上に歩道橋でもあれば、しかも階段でなくエレベータがあれば、少なくとも車椅子ががたがたと線路を渡る必要はなかろう。
電動車椅子は便利だが、一旦体勢を崩すと一人では上がらない、動かせない、重いやっかいなものである。
できるだけ早くに何らかの手が打たれますように。
そしてまた富田村か、と駅で落胆しなくてもすむような時が早く来てほしい、と思っている。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ ダイヤ乱れのいらいらをほぐす一抹の清涼剤
9/7
6日のお昼に、また富田村踏切の人身事故が起きた。
摂津富田=茨木間というのは本当に事故の多いところで、しかも富田村か赤大路、
わずか数百mの間にあるこの二つの踏切で、何度となく人が亡くなっている。
今日もまた、である。ただ、今日の場合はいつもの飛び込みとは事情が違うようで、
いろいろと考えることがあるのだが、それはまた次回にしよう。
そんなわけで電車も遅れているだろう、と急いで机を片づける。
事故の情報はお昼の時点で知っていた。
おそらく夕方になっても影響は残っている、と思っていた。
大阪駅の9/10ホームへ17:35に到着すると9番には長い乗車待ちの列が。
発車案内には案の定遅れ表示が。17:30の敦賀行き3496Mは10分遅れ、と出ている。
その後の3498Mに遅れ表示はなく、既に長い列ができているので、
ここは一本見送り、15分遅れとなった3496Mの乗車を見送って列先頭に並ぶ。
結果的に3498Mも5分遅れになったものの、大阪駅で窓側に着席でき、まずはよかった。
吹田のあたりから記憶がなく、目が覚めると電車は向日町に停まっていた。
新快速なので、客扱いはなく、静かに信号の開通待ちをしている。
線路を挟んだ向こう側には草津線用の113系8連がいる。
編成からして京都18:13の5372Mになるものと思われる。
乗っている新快速は動く気配がない。
草津線電車も静かに止まっている。
この3498Mの直前を4039M、サンダーバード39号が走っているので、その関係か?と思っていた。
しばしの沈黙ののち、下り関西空港行きはるかが通過していった。
なるほど、草津線電車はこのはるかを待っていたわけだ。
向日町操出庫の上りと、梅小路からの下りは本線をまたぐ部分を単線で共有しているので、こんな信号待ちが発生するのだ。
で、草津線電車を先に通すので、この3498Mが信号の開通待ち、というわけだ。
結局3498Mは草津線回送5372Mが発車ごすぐに向日町を出発し、
まずはのそのそ、やがて速度を上げて京都駅へと入っていく。
これで遅れは15分に拡大してしまったが、この順序で行くのが妥当だろうと思う。
草津線電車を待っている京都駅0番の列もずいぶん長くなったかな。
しかし、本線をまたぐわずかな単線で、ダイヤの乱れに拍車がかかってしまう。
ちょっとしたこととはいえ、なかなか解決策もないだろうし、難しいね。
向日町で電車が停まっている間、空に虹が出ているのに気がついた。
電車の窓から虹を見るのは珍しいことではないのだが、夕方の赤く染まった雲を背景にする虹を見るのは初めてで、なんとなくうれしい。
大きな孤を持ち、桂川を渡るあたりまで見えていた。
もし向日町で信号待ちしていなければ気がつかなかっただろう、とちょっと喜ぶわだらんである。
ダイヤの乱れは残念だけど、こんな景色が見られたのならよしとしよう。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 環状線ホームにしかないもの
9/5
株主でも知り合いでも何でもない、まったく利害関係のない話だが、わだらんは新大阪駅在来線ホームのうどん屋が好きだ。
某有名レストラン(か?)のお店で、店自体はいろいろなところにあるのだが、少なくともここ新大阪在来線のうどん屋はうまい。
もちろん日本中にはうどんのうまい店はたくさんあるし、気に入った店は高松駅の高松駅弁とか、鳥栖駅の中央軒とか、いろいろある。
この新大阪の店が一番うまいかどうかはわだらん的には判断できないが、
すくなくともその上にある某○○そばよりは間違いなくうまい、と思っている。
最近は駅構内のうどん屋は少しずつ減る方向にある。
つい数年前までは環状線福島なんぞにもホームにうどん屋があったし、かつては彦根でもホームでうどんが食べられた。
ちょっとした時間の間に食べる駅のうどんはわだらんにとって至福の時間でもある。
その楽しみが減ってくるのは残念だ。
今日は17:45の3498Mに間に合った。改札を抜けるのが17:42。
エスカレータを駆け上がるとちょうどサンダーバード39号が出て行くところ。
発車が少し遅れたようで、ホームの西側には新快速の黄色のライトが見える。
ホームは乗車の列がずっと伸びて10番まで達しようか、というところ。
大阪駅工事で11番線がなくなったのは残念だが、ホームが広がったのは一時的とはいえ、本当にありがたい、と思う。
今は広いホームのおかげで、列があっても、ホームを移動することができる。
以前は列が伸びると、列をまたいでのホーム内移動は大変だったのだ。
もちろん、移動できないと、特急の乗客は列車までたどり着けないが。
大阪駅9/10番の西方は何となく東方と違う、ちょっと独特の雰囲気である。
かつての11番の持っていた雰囲気、やはり長距離客が多いと、それなりの雰囲気になるようである。
ホームも広いことだし、うどん屋の一つでもあっていいのに、と思うのはわだらんの勝手な願望である。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ あの山並みの向こう側はどこだろう?
9/2
個人的な催事があって、日曜日に京田辺市多々羅都谷というところにある大学に出かけてきた。
近鉄京都線に久しぶりに乗って、新車の多さに驚いた。
未だに近鉄京都線というと、8000や8400系といういわゆる昔の電車のイメージしかなく、
グレー塗装のシリーズ21などという新車が次々やってくる、とはちょっと驚きである。
とはいえ、近鉄京都線に乗ったこと自体、もう10年近く前の話、上鳥羽口が高架になる前に覗きに行った程度で、
日頃乗る線ではないのでなかなか変化についていけないものだ。
いつも高槻−長岡京あたりで、男山の向こう側に並ぶ山並みを見ているが、きょうはその山並み、
宇治田原から信楽にかけての山々が目の前に見える。
このあたりは結構府県境の入り組んだところで、背後は大阪府、目の前は滋賀県、
首を右に振ると奈良県の大和高原に連なる山々が見える。
京田辺駅前には奈良交通と京阪バスのバス停が仲良く並んでいるし、
出かけた大学構内には京都銀行と南都銀行のATMが並んでいる。
まぁ大阪にでるのも京都にでるのも、府県の違いなどということはあまり意識しない、ということなのだろう。
パスポートがいるわけでもないし。
京都まで戻って、2/3番ホームに降りる。
先行電車の遅れとかで、794Tが15分遅れでやってくるようだ。
前の電車と間隔が開いたのだろうか、ホームは人だかりである。
8両の794Tは大量の人間を飲み込んで、滋賀県内へと進んでいく。
京都で車内に残っていた人間は大阪府下からの客も多かろうし、京都から滋賀県内の客もまた多い。
電車が便利になって行政の境など関係なくなって、どんどん人間が移動する。
滋賀県は住み易く便利なところだ、と将来に渡って評価されればうれしいね。
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