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12年 7月
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1155. 7/31 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 意外と各地の駅に鰻弁当があったようだ
1154. 7/30 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 寝台車も食堂車も当たり前に見ることのできた跨線橋
1153. 7/27 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 滋賀県内通勤者の重要拠点
1152. 7/24 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 野洲での乗り換えが便利です、と乗り換え案内では教えてくれるのかな
1151. 7/23 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 食事をするための設備があるのが食堂車
1150. 7/19 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 高槻にもっとホームがたくさんあったら、どうなるだろう
1149. 7/15 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 夏の花がひまわり以外に見つけられない
1148. 7/13 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 煉瓦のトンネルはもはや歴史の風格
1147. 7/7 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 天の川に願いを
1146. 7/6 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 救済される駅、救済されない駅
1145. 7/1 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 7月1日は琵琶湖の日
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 意外と各地の駅に鰻弁当があったようだ
7/31
ちょっと時期がずれてしまったが、27日土曜日は土用丑の日で鰻の日である。
ところが最近は鰻が高くなってなかなか食べられない。
三重県津で育ったわだらんとしては鰻が外せないのだが、並で1500円もするとさすがにわだらんも手が出なく、津まで鰻を食べに行くのをあきらめた。
やはりわだらんにとっては鰻はハレの日の食べ物であって、何かの時にはこれからもきっと仲良く付き合うものだろうと思う。
とはいえ、鰻というもの、一般的にはあまり一般的な食べ物ではないらしい。
何かの折に鰻を食べる津市民と違って、一般的には鰻はいつも食べるものでない、
ちょっとした贅沢品のイメージなのだろうか。
だからこそ土用の丑の日など特別な日に食べるものなのかもしれない。
特別な食べ物だからこそ、産地の名産品になるわけで、昔の時刻表の駅弁欄にはところどころ鰻弁当やうなぎめしといったものが出てくる。
ほぼ40年前の1971年7月の時刻表を開くと、浜松でうなぎめし400円、米原で300円とある。
津の生まれではあるが、やはり鰻と言えば浜松、浜松と言えば鰻、これこそ新幹線のおかげかと思うし、
「沿線のお土産物といたしまして、静岡のわさび漬け、浜松の鰻弁当、豊橋のちくわ」と停車しないひかりの車内で車販の案内が入っていたのを思い出す。
ちなみにこの1971年当時400円は100kmまでの運賃、つまり今なら1620円ということになる。
浜松の自笑亭の鰻弁当はHPで見ると2100円なので、鰻弁当の価格上昇率は比較的上昇率の高い国鉄運賃の上をいくということになるようだ。
もっとも今はネットでたいていの地元産品が手に入る時代、地方の特産品を旅の目当てとするのは本当の旅好きか、マスコミに踊らされただが。
ところで、滋賀県の地域産品もいろいろあるが、赤こんにゃくをご存知の方はいるだろうか。
永源寺や近江八幡の湖東地域の名産品で、野洲駅のキオスクでも地元土産でおいている。
うわさではこれが禁止された生レバーに近いとかであるが、どうだろう。
レバーのかわりがこんにゃくではスタミナ源としてはちょっと物足りなそうだが、食感が似ているのでいいらしい。
まぁこれで赤こんにゃくの消費拡大となれば大いにありがたいことである。
しかし毎日暑い日が続いている。
夏バテ防止には鰻か、いやレバーだろうか。
とりあえずばてないようにがんばろう、と。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 寝台車も食堂車も当たり前に見ることのできた跨線橋
7/30
新大阪駅の既存ホームのさらに東にホームを作る工事をしている。
もう新しいホームは既に出来上がり、線路の切り替え準備などをしている。
おおさか東線の新大阪乗り入れ工事の一環で、現在の在来線ホームを一つずつ東にずらして、
現11/12番のりばを新たに梅田貨物線上のホームとして、おおさか東線の列車を扱うことになるそうだ。
はるかも新ホーム(といっても現行のホームだが)にいくのだろうか。
現在あるはるかを模した待合室をそのまま使えるのかな?
ホーム使用の詳細がわからないのが残念。
もう開業から50年近くになる新大阪駅、いつまで「新」かなどとばかなことは言わないのだが、開業後も少しずつ大きくなっている。
駅だけでなく、駅周辺は開業時には想像できない発展ぶりで、ホテルやオフィスビル、あるいはマンションなどいわゆる都会的な風景。
新幹線や空港バス、御堂筋線と東京にも九州にも、あるいは海外にも、そして大阪市内にも、どこに行くにも便利な立地。
それに元がないのだから新しいものがどんどんできるわけで、発展しないわけがない、か。
もうすぐ駅北側には阪急の建てたホテルが開業するが、西側客室からは新幹線がよく見える鉄道好き向け客室プランなども出るそうで、
いかにも交通の拠点というか、鉄道好き旅行好きのあつまる地点の様相。
かつてこのあたりが湿地帯で何もなかったとは信じられないが、でも新大阪駅ができるころ、
つまり周辺に建物のない頃と在来線ホームはほとんど変わっていないものだ、とそのころを映した写真を本で見てはいつも思う。
ところで、この在来線ホームの南側にある人用の跨線橋は、ホーム増設の分東側に延長されるもののそのまま残るようで、
新しい階段が姿を現した。手すりの低い、電車を見るにはとてもいい跨線橋である。
今の世の中、線路の周辺には高い柵があって当たり前の中、手すりの低い跨線橋はとてもうれしい。
長くなったらまたふらふら新大阪で途中下車して跨線橋から電車を見ていようか、と思う。
ただ残念なのはやってくる列車がどんどん単調になっていっていることなのだが。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 滋賀県内通勤者の重要拠点
7/27
大阪18:37の3508Mに乗っていた。
この新快速、いつものことであるが、野洲までの新快速でかつ野洲での米原方面の接続はないので、
全体で見れば新大阪高槻間が一番混んでいて、高槻以降一駅ごとに空いていく。
京都で若干乗る客が増えるものの、2番のりば3番のりばともに琵琶湖線の電車という恵まれた時間で、
乗客が向かいのT電にも分散するので、京都乗車客で大きく混雑することはない。
とはいえ、もともと大阪始発の電車なので、多くの着席者は最初から座席を狙っている遠距離客で、
石山草津になっても座席ががらがらになることはなく、適度に乗っている。
加えて石山や草津で乗ってくる客はなぜか座らない人たちも多く、そんなに乗客数が多いわけでもないのに、
空いたという雰囲気の持てない電車である。
わだらんは幸いにも高槻で座席が確保できたものの、とりあえず座った状態でなんとなく居心地が悪い。
隣に座る窓側のおじさんはまったく降りる気配もなく、うたた寝状態である。
そんな状態ではゆっくりもできないなと石山で向かいにやってきた810Tに乗り換えた。
いつもならわざわざ乗り換えることはないのだが、目についた810T後ろ4両が225系だったのである。
案の定車内は静かで、ドア後ろの4人向かい席にとりあえず座って様子を見ようとしていたところ、
瀬田で周囲が降りてしまって4席独占状態になった。
この810Tも不思議な電車で、なぜか途中で人が乗ってこない。
大津や石山、草津から近江八幡や彦根長浜方面への夜の流動も多いのだが、なぜか810Tには乗ってこない。
いや正確には野洲で大量の乗り換え客があるのだが、石山でも草津でも、みな篠原以遠客は前後の新快速に乗ってしまう。
わざわざ野洲のホームに降りることなく810Tに乗っていればいいものを、と思うのだが、なぜかみな新快速に乗りたがる。
どうもとりあえず新快速に乗れば早く着くと思っているのか、単なるくせなのかよくわからない。
もちろん朝と違って帰宅時はとりあえずきた電車に乗ることが多いので、とりあえず新快速があれば乗るという気持ちもよくわかるのだが。
そんなわけで3508Mとは全く違う静かな雰囲気の810Tで野洲まで戻ってきた。
後続の3510M待ちでドアは半自動扱い。
でも3508Mから降りたと思われる客が大量に乗り込んでほとんどドアが開いてしまうのはご愛嬌。
とはいえ、15分間に3本続けて野洲までの新快速がやってくるのはやはりうれしい。
わざわざ野洲で乗り換える客が多いのは、いわば野洲までくれば何とかなるかもという妙な安心感なのだろうか、
と再びほとんどドアの閉まった810Tを見ながら考える。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 野洲での乗り換えが便利です、と乗り換え案内では教えてくれるのかな
7/24
世間は、いや学生は夏休みである。
確かに朝学生の数が減って若干電車は空いているように思えるのだが、
でも休みに入って8月初めまでは中学高校の対外試合が多く、改札口前などにあたりかまわず集団ができる。
またたいていの場合、そういう集団は荷物が多いので余計にたちが悪い。
それでもまだ大阪周辺以外から来たと思われる学生ならまぁ仕方ないかとも思えるが、
大阪市内や近郊の学校で大阪駅改札口前に集団を作るな、と愚痴も言いたくなる。
とはいえ、鉄道側から見ればこういう集団は多くが現金収入になるわけで、ありがたいのかもしれない。
一方で電車の中にはあちこちの学校のオープンキャンパスの吊り下げ広告を目にする。
今は一部の有名大学以外は学生を集めるのに苦労するご時世なので、ちょっとでも学校をアピールするのは大事である。
こういった学生の移動も夏の風物詩かと思うが、でも慣れない乗客で電車や改札が混むのも御免こうむりたいなぁ、と思う。
そういえば18切符の季節でもある。
長浜市内の某大学の学校開放チラシには「神戸大阪京都から新快速で乗り換えなし」と謳い文句があるが、
さすがに大阪神戸からなら田村まで18切符だろうか。
もっともそこまで受験生の頭が回るかどうかではあるが、でも大阪〜田村間は1890円もする。
18切符をどう使うかは人それぞれだろうけれども、1890円の往復なら一日分使っても損にはならないよなぁ。
もっとも18切符で通学はできないから、実際入学するとどうするのか、下宿なのか通学なのか、わだらんが心配することではないが。
そんな吊り下げ広告を見ながら大阪19:15の3516M最後尾に乗っていた。
草津を過ぎて車内も落ち着き、みな手荷物を座席においてのんびりゆったり。
斜め向かいに座っている若い男女は伊予三島から多治見まで某柔らか銀行玄関サイトの乗り換え案内を開いてあれこれ話をしている。
多治見の人間なのか伊予三島の人間なのかよくわからないのだが、まぁ18切符であることは間違いない。
しかもほとんどの新快速上り利用の18族は先頭近くに陣取るので、こんな最後尾に乗っているのは初心者であろうことは容易に想像がつく。
伊予三島から多治見なら18切符の使い出があるなぁとみていたのだが、その男女、野洲で向かいの普通電車に乗らずにホームを歩いている。
その後どうしたか、わだらんは知らない。
いや確かに次の新快速で米原まで行けばこの大垣行きを捕まえることはできるが、
でも野洲から乗っていれば何の苦も無く座席が確保できるのに、とまた口には出さねど余計な心配。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 食事をするための設備があるのが食堂車
7/23
帰宅時の車内で座れないとき、しかも暗くなって車窓が楽しめないときは
たいてい車内を見渡してどんな人がいるかとか何をしているかとか、あるいはつりさげ広告などを見ながら過ごすことが多い。
大阪駅18:37や18:52の新快速は大阪始発ということもあるのか、ちょうどお店の早番の引けの時間なのか、おねえさんの姿が多い。
あるいは大阪駅で19時台を境に、京都での客の入れ替わり率が低くなる。
通勤のいわば義務的な電車利用であるが、それでもいろいろと毎日発見などがあって楽しいものだ。
もちろん電車が定時で走っていなければ、そんな楽しい気持ちにはなれないのだけれど。
ところで、最近その車内を見まわしていて、ある家具屋の広告が目についた。
大阪南港に広い店を持つ大手の家具屋なのだが、その広告に「リビングとダイニングを合わせた新しい形」とある。
ソファで食事をとるスタイルなのだが、でもその写真で見る限りわだらんにはどうも食べにくそうに見える。
ソファについたテーブルはたいがい低いものが多く、ソファは腰を落として座れば体が沈む。
もちろんゆったりくつろぐときは体が沈んで適度に包んでくれるほうが気持ちいいとは思うのだが、
でも食事のときはある程度体を起こしたほうが食べやすいと思うよなぁ。
だいたい飛行機の狭いエコノミークラスでも食事のときは座席を起こすのだから。
そう考えると昔の特急についていた食堂車、サシ481にしてもオシ14にしても、
高いテーブルと硬い椅子で食事をするための設備だったのだ、と改めて思う。
決して豪華なつくりでなく、むしろ質素というか飾りのない車内設備ではあったが、でも食事をするには十分である。
むしろ食事のためには豪華な椅子は不要なのだろうと思う。
やっぱりくつろぐ座席では食事はしにくいなと思うのだが、
残念ながら今の列車では新幹線であれ特急列車であれ座席で食事をしないといけない。
食堂の営業までしなくてもせめて固い椅子と高いテーブルを持つフリースペースでもあれば便利なのかもしれないが、
でも今はなかなか車両に無駄なスペースを持たす余裕もないし、
仮にフリースペースがあったとしてもわざわざ乗客が弁当を持って座席を移動するとも思えないなぁ。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 高槻にもっとホームがたくさんあったら、どうなるだろう
7/19
三連休明けの火曜日の帰宅時のことである。
福知山線内で踏切支障があったとかで、微妙に電車が遅れていた。
新快速3514Mは定刻に大阪駅に入ってきて、順調に発車したのだが、茨木通過中に前を走るはずの814Tを抜いてしまった。
嫌な予感は的中し、高槻場内、つまり芥川の橋の上で開通待ちになった。
1212Cがどの程度遅れていたのかよくわからないので何とも言えないが、茨木の通過の時間と、機外停車5分からすると
814T前に高槻3番に入れたのではないかと思ってしまう。
指令がそこまで気が回らなかったのかもしれないし、列車順序を変えることによるミスを防ぐためなのかもしれないし。
とはいえ、最近やたら異線進入が気になるのは気のせいだろうか。
5月に西日本が岩国で、7月に九州川尻駅で異線進入があったし、先日は東日本が高崎駅で工事区間に列車を入れるという事故を起こしてしまった。
もちろん死傷者が出るような事故ではなく、一般的にはあまり関心がない事故なのだけれども、でも運転や配線に興味があるヲタだとやはり引っかかる。
2005年の11月のことであるが、四国多度津駅で予讃線特急しおかぜが土讃線に入って2kmばかり進んでから戻る話があって、
そんなことも起こるものだ、と妙に納得した覚えがある。
出発信号を確認して、出発時刻になれば、本来進路を確認して列車を進めるはずではあるが、
開いた方向が正しいかどうか、案外気にしていないのかもしれない。
もちろん本来なら進路の確認は不可欠なのだが。
結局異線進入は信号を操作する地上側の問題で、運転士に責任を負わすのは難しいのだろうな、と思う。
ましてやほとんどの異線進入などの事故はダイヤが乱れて地上側が大変な時に起こるのだから、なおさら厄介である。
結局事故が起きない、ダイヤが乱れないのが一番安全であるのだから。
そんなことを考えていると、高槻で先行した新快速をT電より先に入れるのがいいのかどうかとも思う。
新快速の遅れを発生させないためには3514Mが814Tより先に高槻を出れば、3514Mが遅れることはないのだが、高槻の混乱を招くしなぁ、と。
もし高槻のホームがもっとあったら、遅れの発生は減るだろうか、いや異線進入も起こる確率があがるか。
うろ覚えだが、高槻でも確かサンダーバードが間違ってホームに入ってしまったことがあったはずだし。
結局3514Mが4分遅れで野洲に着き、遅れを引きずりながら米原へ向かっていった。
外野があれこれいうのは好き勝手だが、遅れを戻しながらも列車順序を守るのは難しいのだろうな、と思う。
さらに2日には篠ノ井線桑ノ原信号所で3本の列車が鉢合わせするデッドロックが起きたそうだ。
さぞ現場の運転士のみなさんはびっくりしただろうが、こんなことが実際に起こるものかとわだらんもびっくり。
ちなみに桑ノ原信号所のあたりは単線で、信号所で2本の上下列車の交換や同一方向の追い抜きは可能だが、
列車3本を同時に扱うことはできないのである。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 夏の花がひまわり以外に見つけられない
7/15
桂川橋梁を越えた下り列車が桂川駅を通過する手前の南側の位置でひまわりが咲いているのに先日気が付いた。
毎日電車に乗って外を見ているが、そういえばひまわりの花はあまり見ることがないなと思う。
桜はあちこちで見かけるし、びわも実がなるとあちこちに木があるのを見つけられるが、案外見つけている花の種類は少ないのかもしれない。
夏の花といえば、ひまわり以外に何があるのだろう。
朝顔は花が小さくて車窓から確認するのは難しそうだし。
ましてやこのところ石山から守山にかけての線路沿いで宅地転用で次々農地が減っている。
住宅地にも季節はあるのだろうけれども、でも通過する車窓からは住宅地にある自然の姿を見つけるのは難しく、
ますます季節の移ろいを感じにくくなっているのが残念ではある。
ところで先日、南草津駅が石山駅を抜いて、県内の利用客数の2番になった、と報道があった。
南草津駅の東側も区画整理が終わって大きなマンションが立ち並び、立派な街になった。
つい最近(といってもう10年近くになるか)まで水田が広がっていただけなのだが、その変化の激しさには驚くばかりである。
もちろん南草津駅の利用者は駅前マンションだけでなく、大規模事業所や大学などの利用のほうが多いのだろうけれども。
駅前のマンションだけでなく、不動産広告を見ていると、南草津駅から少し離れたところでも結構住宅地の開発があるようだ。
駅徒歩15分とか20分のあたり、近江大橋取り付け道路のあたりとか、新幹線のそばとかに一戸建ての分譲地がいくつもあるようだ。
確かに駅から少し離れているのだが、でもやっぱり駅としては南草津が一番近いので、広告も南草津で打つのが目立つし、売りやすいのだろう。
新快速も停まる、駅周辺も便利できれいとなれば、広告の文句は使いやすいのだろう。
とはいえ、水田の宅地化が進むと、ますます車窓は単調になってしまう。
利用客が多いほうが鉄道の経営に良く、利用者への利便性も上がるはずなのだが、
でも車窓を見る楽しみが減ってしまうのはわだらんとしては少し残念である。
もっとも、ほとんどの通勤者は車内で本を読むか携帯を触るかで、車窓には興味がないのだけれど。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 煉瓦のトンネルはもはや歴史の風格
7/13
6月の中ごろだったかと思うのだが、野洲駅の下り線本線のレールが更新されたか削られたかで、列車の通過音がちょっと変わった。
ゴーンという音から少し高めのヒューンという感じの音になった。
以前より静かになったのかはどうかよくわからないが、なんとなく滑らかに電車が走って行くように見える。
通過する貨物列車も気持ちよさそうだが、でもたまに貨物のコキ車は大きなフラット音をたてて走って行ったりするので、車輪に傷があるとレールに関係なく音がするものだ、と納得してしまう。
しかし考えてみれば電車の音というのはずいぶん変わってしまった。
というかがたんごどんと言わなくなったのである。
絵本の世界では電車や汽車はがたんごとんといって走るものだが、少なくとも新幹線はタンタンといって走っているし、新快速に乗っていても聞こえてくるのはヒューヒューとかスースーとかという音がほとんどのように聞こえる。
それだけレールの継ぎ目がなくなっているわけで、昔は結構大きな音を立てていた上淀川橋梁でもロングレールになってしまって、大阪着の目覚ましにならなくなってしまった。
継ぎ目のないレールはがたんごとんと音が出ないのである面つまらないが、沿線への騒音防止や乗り心地改善のためには効果てきめんなのだろうから、きっと将来幹線系軌道からはがたんごとんという音はなくなってしまうのだろう。
わだらんが子供の頃の子供向け本には一般的な25mレールを使って、乗っている列車が2秒に1回継ぎ目を通れば時速45km、1秒1回なら時速90kmと測れるなどと書いてあったりしたが、今のロングレールでは計算できないなぁ。
ところで金曜日の日中、新逢坂山トンネルの下り内側で線路陥没が見つかったそうだ。
徒歩巡回中の保線区員さん(か、下請けの軌道会社かな?)が見つけたようだが、暗くて狭いトンネルの中での徒歩巡回はさぞ大変だろうと思う。
地道な仕事をしてだくみなさんかたのおかげで電車が気持ちよくレールの上を走ることができるのだろう、と感謝である。
なかなか線路とか軌道とか、ヲタでも興味を持つものが少ない分野ではあるが、奥の深い仕事なのだろうな、と思う。
そういえば新逢坂山トンネルもできて90年が過ぎた。
「新」とは以前からある逢坂山トンネルより新しいから「新逢坂山トンネル」であるが、もうすっかりおじいさんである。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 天の川に願いを
7/7
なんで星空を見上げる行事が梅雨時の天候の悪い時なのかと日頃思っていたのだが、
もともと旧暦7月7日の行事でもあったそうで、これなら梅雨明けお盆前の天候の安定した時期なのか、と妙に感心してしまった。
ついでに国立天文台は「伝統的七夕の日」というのを夜空が眺めやすい毎年8月初めに設定しているそうだ。
天の川の両側にあるベガとアルタイルという2つの一等星があたかも夏の一日会うことができるというお話なのだが、
でもいつのまにか一般的には笹飾りに願い事を書いてお祭りする日になってしまったのかな、と思う。
いや、七夕飾りが観光名物になっていたりもするわけで、本来の仏教行事からはずいぶん離れてしまっているものだ。
まぁ願い事がかなうのならなんでもいいのだが、でもやっぱり天の川はもう少し見やすい天候の季節のほうがいいよなと思ってしまう。
何しろ今日は朝方近畿地方を襲った豪雨で赤穂線は冠水するし、阪和線は路盤が流されるし、
とても天の川を眺めてお願いをするような悠長な話でないのである。
それこそ七夕の頃が梅雨末期の豪雨の多い日になるわけで、願い事をするならどうか七夕の季節に豪雨が降らずダイヤが乱れないように、とするか。
まぁそんな願い事を書けと言わんばかりに野洲駅も大阪駅も笹飾りがある。
さすがに大阪駅は悠長に願い事を書く時間もないので遠目にしか見ていないが、野洲駅はお願い事を書いておいた。
草津駅で管理する駅をまとめて草津市内の神社に奉納するとのことであった。
どうか平和で穏便な日々が続きますように、と思う。
ちなみにわだらんの書いた願い事は「野洲まで3502Mが来ますように」、と。
草津で乗り換える806Tは8両でとにかく混むからである。
雨も上がったことだし、天の川にお祈りしておこう。
もちろん天の川は夜空に輝くもので、決して交野枚方市内とか米原市内を流れる川ではない。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 救済される駅、救済されない駅
7/6
火曜日3日のことである。
19:45の3520Mに乗ろうと大阪駅の改札を通ってみたところ、新快速の案内はなく、19:38の快速820Tが15分遅れと出ている。
甲南山手で異音感知があって、上り電車が遅れているそうだ。
甲南山手に関係ない宝塚線からの19:47発1220Cはとっとと時間通りに出てしまい、
本来ならその前にやってくる820Tも234Cも姿が見えない。
3520Mは遅れが順調に拡大中でやってくる気配もない。
快速820Tと新快速3520Mはホームが分かれていてやっかいだし、
どうしたものかと8番ホーム端で悩んでいたところ、19:40の234Cがやってきた。
本来なら820Tを先行させるのだが、既に7番は開通し、ドアを閉めると案内している。
そこでとりあえず新大阪まで動くことにした。
新大阪なら最悪外側へ内側ホームから走るにしても大阪駅ほど苦労しないし、
基本的には内側に快速も新快速も入るので、何が来てもまず乗れるのである。
234Cは結局13分遅れで新大阪着。
大阪駅での停車時間を削った分遅れは少し解消したようだ。
ちょっと新大阪で車掌氏と立ち話をしたところ、この234Cこそが甲南山手の異音感知の当該列車であった。
なので、後続がこれ以降遅れてくるとのことなのであった。
結局820Tの前に3520Mが新大阪20分遅れでやってきた。
12両編成で乗り込むに苦労するまでの混雑でないのがありがたい。
もしこれが8両だったら、自分が他の乗客を押し込みながら車内に入らなければならないほどになるだろうから。
さて3520Mは新大阪ではるかの開通待ちをしたのちは順調であった。
高槻の客扱いも大きく手間取らず、京都に入ってきた。
ところが、京都から先野洲までは普通電車で運転するという。
後続820Tが大幅遅れなので、その救済ということなのだそうだ。
確かに膳所瀬田栗東は利用できる電車がしばらくない様子、救済での停車はやむを得ないと思う。
ただ、救済という案内が一般に理解されるかどうか、ニュアンスが伝わるかどうか、ちょっと考えてしまった。
普通電車となった3520Mは野洲30分遅れで到着。
もちろん米原方面への818Tの姿はなく、後続の3522M新快速を利用するようにとのことだった。
3522Mは3520Mのすぐ後ろを走ってきたので、近江八幡や彦根の人間はまぁすんなり帰ることができたようだ。
しかしかわいそうなのは篠原や安土の客で、米原行き822Tまであと20分ほど待たされたようだ。
もう比較的遅くなって小駅の客は減る時間であるが、でもやっぱり救済されない篠原や南彦根はちょっとかわいそうである。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 7月1日は琵琶湖の日
7/1
英国放送協会と同じ略称の某滋賀県ローカルテレビ局に「野洲のおっさんカイツブリ」というキャラクターがいる。
カイツブリは滋賀県の県の鳥で、琵琶湖に多数生息するものであるが、なんで「野洲のおっさん」なのかはわだらんはよく知らない。
滋賀県内では野洲の知名度は抜群だと思うが、果たして県外、
しかもJR東海道山陽線沿線以外でどの程度知名度があるのかはわからない。
とはいえ、野洲のおっさんというネーミングには親近感を覚えてしまうものだ。
ぜひ大阪駅の橋上コンコースあたりでドウタクくんと野洲のおっさんカイツブリと並んで琵琶湖のPRをしてもらいたいものだ、と思う。
そんな野洲のおっさんカイツブリが7月1日のびわ湖の日にちなんで琵琶湖を歩いて一周していたそうだ。
びわ湖の日というのはリンを含む洗剤を使用しないなどの琵琶湖の環境を守る「琵琶湖条例」の施行がきっかけで
条例制定の翌年1981年に制定されたものであるが、どうもあまり県外ではパッとしないように思える。
近畿の大部分の生活用水を支えている琵琶湖の環境保全の話なのだから、
もう少し大阪や京都でも騒いでくれるといいのにとちょっと残念。
ところで、その野洲のおっさんをはじめとする、某滋賀県ローカルテレビ局はなんともばかばかしいが真をついている滋賀県に絡む歌を流している。
いわば自虐ネタともいえるものだが、これがまたヲタから見ると一般人の感覚がよくわかって面白い。
まぁよくこれだけネタと歌を作るものだと感心してしまうが、とにかく気分がすぐれないときには失礼ながら、
こんなばかばかしい歌で笑い飛ばすのもいいことかもしれない。
もしみなさんも動画サイトを検索できる環境にあれば「乗り換えて草津線」とか「おあいにくさま」
(これは【藤井組】おあいにくさま【ライブ】と引いたほうがよいかと)
などでぜひ笑っていただきたいと思う。
もちろんあくまで一般的な感覚であって、草津線の遅れを琵琶湖線がもらうことももちろんあるのだが、
そんなことは野洲のおっさんは知らないだろう。
そう、滋賀県民は琵琶湖を誇りに思い、大事に思っているのだが、案外引っ込み思案なのだろう、とわだらんの勝手な解釈。
ちなみに野洲のおっさんは「知らった51連発」などに出てくるが、野洲駅にはいない。
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