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わだらんの鉄道自由研究表紙へ
2013年 1月
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1220. 1/31 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 二十四節季ではもうすぐ春
1219. 1/28 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 変わった電車がやってきたわけではないのに
1218. 1/27 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 京都までと断ったうえで座る方法もよし、と思う
1217. 1/22 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 夜明けがどこかは夜明けにならないとわからない
1216. 1/19 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 貸切列車も通勤列車も停められては困るもの
1215. 1/17 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 223系1000番台が生まれてから18年
1214. 1/14 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 高槻にどちらが先に着くかはよくわかりません
1213. 1/8 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 快適なグリーン車で今日は出勤
1212. 1/6 ○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ よいニュースが次々出るようなよい年でありますよう
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 二十四節季ではもうすぐ春
1/31
1月最後の日の日中は穏やかな比較的暖かい日差しに恵まれた。
とはいってももちろんこれは大阪市内の一部の天気の話で、東北地方などでは続けて雪が降っているそうだし、天気は場所によってずいぶん違う。
まぁだからこそ天気は面白いのだが、天気の話も結局地図や地名がよく理解できないと面白さがわからないのだろうと思う。
特に新幹線が米原関が原地区降雪のために遅れる、というニュースを聞くと、家の周りは大雪か?と大阪市内の仕事場でみな雪の心配をしてくれるが。
まぁ心配してくれるのはありがたいことなのだが、野洲で雪が多いときには米原や関が原で雪が降ることは少なく、
降る地域が違うといっても、なかなか多くの方には理解してもらえない。
もちろんこれが雪の多い地域、例えば福井県嶺北の皆さんは福井市内と勝山市内の雪の量が全然違うことが常識なのだろう。
が大阪の多くの人間は福井の雪というと三国も勝山もそして小浜もみんな大雪になってしまうのだろうな、と思う。
もっとも福井市内ならまだかわいいほうで、県境まで市域を持つ金沢市や富山市などでは市域の中でさえまったく降雪量が違うのだから、
大雪の定義など人による恣意的なものかもしれない。
ところで、2年前、2011年の1月31日は北陸地方が大雪に見舞われた日である。
アメダスの降雪記録は今庄や柳ケ瀬でこの日が最深の記録になっているし、北陸線や関連する支線は終日運休という不名誉な記録。
北陸自動車道も国道8号も敦賀武生間でつながった車がほとんど動けない状態という大変な日であった。
今のところ今年はまだそれほどの雪の被害はないようで、ありがたい話。
もっともまだまだ大雪被害が起こりうる季節、このさきどうなることやら。
とはいえ、1月も今日で終わり。
夕方の日の入りがどんどん遅くなって、季節の進みを感じることができる。
月日のたつのは早いものだ。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 変わった電車がやってきたわけではないのに
1/28
正月休みに初詣ついでに近鉄奈良線に乗ってみた。
思ったより近鉄線内で見かける阪神車が多く、ちょっとびっくりしてしまった。
同じ近鉄でもけいはんな線のように初めから相互乗り入れ前提で作られたものと違って、
奈良線内の阪神車がずいぶん目立って見えたのだろう。
そういえば特に東京の地下鉄とそれにつながる私鉄線は相互乗り入れが当たり前である。
この春からは新たに東急東横線が東武東上線や西武池袋線とつながるので、ますます組み合わせが多くなる。
相互乗り入れの路線では自社の路線に他社の電車が入ることがあたりまえで、
車両ヲタや運用ヲタには格好の材料になる。
実際他社乗り入れのある線区は見ていて面白いもので、
例えば近鉄鶴橋駅で東生駒からの阪神車の難波行きを見ると、まったく自線内を走らないがなと笑ってみたりする。
まぁ乗り入れた先で自線に戻らない運用は結構あるもので、
新幹線でも東海道区間しか走らないこだまの運用をこなすJR西日本車などもあったりする。
近鉄電車の中に阪神電車が混ざると結構目立つし、奇抜にも思えるが、これも見慣れてしまえば珍しいこともないのだろう。
そういえば茶色を伝統とする阪急電車に銀色の大阪市交通局の電車が混じってもう40年にもなるわけで、
ちっとも銀色の電車が珍しい存在ではないなぁ。
ところで先日新聞の見出しをネット上で見て思わず笑ってしまった。
いや、人が怪我をした話なので本来笑うのは不謹慎なのだが、
ある事件の見出しに「そこへ東武東上線」とあったのだ。
記事の伝える話は東武東上線の若葉駅で起きた乗客のホームからの転落事故なのだが、
なぜか見出しが自線内なのに線名で書かれている。
そもそもこういった駅での事故の場合「そこに電車」とか「列車」と書くのが普通で、わざわざ線名を書くことはない。
ましてや自線内で自線の車両とは大げさである。
逆にもしこの場合でやってきたのが乗り入れ先の東京メトロの車両だったら何か見出しが変わっていたのだろうか?
もちろんそもそもホームからの転落事故などないことを祈るのだが、何か笑いを誘う見出しに、
実際やってきた車両はなんだったのだろうかと想像してはやっぱり笑ってしまう。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 京都までと断ったうえで座る方法もよし、と思う
1/27
木曜日の朝のことである。
いつものように713Mに乗って出勤途中。
おおよそ713Mの最後尾8号車は草津で主な座席が埋まり、南草津では探してやっと座席が見つかり、瀬田ではまず着席が難しい。
日による差はあるが、おおよその状態はほぼ同じである。
この日も草津でざっと席が埋まった。
特異な日ではないと思うのだが、この木曜日は少し全体に空いていて、瀬田でもほぼ座席が確保できたようだし、
なぜか南草津も瀬田も乗り込む客が少なかったのである。
そんな713Mが石山に着き、また同じように乗車客が車内に入ってくる。
わだらんの着席位置の前方に一席前向きが空いている。
続けて二人が座ろうとして座らず立ち去った。
後姿を見ると空席横は女性のようだが、事情がよくわからない。
さらに膳所でも同様なことが起きたが、やはり空席は埋まらなかった。
単に荷物を広げているだけなら片づければいいし、化粧をしているとしても二席を占領するほどのこともないはずである。
だからと言って朝から空席が実は使用不可とも考えにくく、なんだろうかと気になってしまった。
その疑問は大津で解けた。
同様に座席を取ろうとした男性客に「京都から乗ります」と断っていたのが聞こえてきたのだ。
つまり、草津から乗った女性は京都から乗る連れのために座席を確保していた、ということなのだ。
山科では空席側に何か広げていたのか、何人かが座席を見てはあきらめていった。
そして実際京都でもう一人女性がやってきて、件の空席に収まった。
ぱっとみそんなに若い年齢には見えなかったが、近い位置でもなく詳細はわからない。
結局のところ通勤電車での席取りというのはどこまで認められるのだろうか?
たとえば朝ラッシュ時に千里中央からの御堂筋線で江坂からの連れのために
座席を一名分余計に占領するのは認められることではないだろう。
でも他に空席があるような閑散時なら千里中央からの客が
江坂からの連れのために二席分占領しても大きな問題にはなるまい。
座席の過剰な占領が認められるか認められないかはそのときの車内の混雑度によるものなのだろうか。
もちろんこれが新幹線で、たとえば新横浜乗車のために
東京から座席を確保しているのがいいかどうかとはまた別の判断なのだろうけれども。
京都からの客と合わせて草津からの女性は大阪で降りていった。
車内に立ち客が多い中で草津京都間の座席の占領がいいのかどうかわだらんには判断はつかない。
が、少なくともほめられる行為ではないだろうと思う。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 夜明けがどこかは夜明けにならないとわからない
1/22
わだらんの列車ダイヤの教科書である阪田貞之さんの書かれた「列車ダイヤの話」(中公新書1964年)のなかに
濃霧による東海道線運転見合わせとその列車整理の話がある。
東京発名古屋行きの夜行準急東海が東京を立って夜が明けたらまだ品川だった、という乗客なら笑えない話である。
理由はともあれ夜行列車で目が覚めた時にどこにいるのかはまず知りたい情報だし、
車掌がお目覚め放送で「この列車は定刻通り運転しております」と聞くとほっとするものだ。
いまはもうお目覚め放送する列車が片手で数えられる寂しいご時世なのだ。
月曜日の朝のことである。
いつものように野洲駅へ713Mに乗ろうと6:10にホームに降りた時である。
下り本線を見慣れないライト位置の列車が進んできた。
EF510の北陸線貨物列車か?などと見ていると目の前を通過していったのは高松出雲市行き特急サンライズであった。
本来野洲を4時前に通過するはずなので、大幅な遅れである。
後からJR貨物HPの輸送情報を見ると、「平成25年1月21日(月)0時44分〜3時23分
東海道線 天竜川〜磐田駅間(静岡県) 人身事故(遅れ)」とある。
深夜なので多くの方には影響のない時間ではあるが、でもやっぱり人身事故はやっかいである。
今の時期、ちょうど瀬戸大橋のあたりで日の出を迎えるはずなのに、淀川を渡るあたりで日の出になってしまう。
乗客の皆さんはお目覚め放送で「2時間の遅れ」と聞いてさぞがっかりされたのだろうなぁ。
わだらんの野次馬的発想では野洲でサンライズを見ることができたのはよかったのだが。
そんな興奮もさめやらぬ翌火曜日朝、いつものように713Mに乗っていると、南草津で貨物電車に抜かれてしまった。
草津で713Mのすぐ後ろを走っていたようで、713Mが南草津に停車しようとしたその時に颯爽と抜かれてしまった。
この東京貨物ターミナル発安治川口行き特急貨物電車、スーパーレールカーゴはこれも野洲駅を4時過ぎに通る列車である。
これもJR貨物HPの輸送情報を見ると「平成25年1月22日(火)2時58分〜4時44分
東海道線 岐阜貨物ターミナル〜穂積駅間(岐阜県) 人身事故(遅れ)」とある。
これまた深夜で人目につかない時間であるが、しかしこんな深夜に次々人身事故が起こるのはどうしたものか。
二日続けて珍しい列車を見たといえば聞こえはいいのだが、事故による遅れのためだとなると、浮かれてばかりもいられない。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 貸切列車も通勤列車も停められては困るもの
1/19
不幸にして列車事故が起きた時、乗っているのが鉄ヲタばかりだと不謹慎ながら笑ってしまう。
2000年7月に根室本線尺別駅で早朝起きた列車脱線事故の乗客は鉄ヲタだけだったと記憶しているし、
現在長期運休中の岩泉線での土砂災害でも乗り合わせていたのがほとんどヲタばかりだった、と記憶している。
まぁ早朝で地元の方が動かない時間とか、廃止検討のような路線でヲタの比率が高くなるのは仕方ないことだと思う。
近日復旧予定の名松線でもどうせ開通後しばらくはヲタばかりということにならないかと思う。
まぁなんにせよ事故はあってほしくないし、ましてや死傷者など出てほしくないものである。
ところで、昨年の暮れも押し詰まった24日早朝、北陸線長浜市内で人身事故があった。
米原発近江塩津行きの始発電車に地元の無職女性が飛び込んだそうである。
休日朝の末端区間で本線に大きな騒ぎは出なかったのだけれども、しかしそんな早朝から何も電車に挑戦しなくてもいいのにと思う。
ところでこの事故、当該列車の乗客は1名だったそうである。
4両の223系を1名貸切というのはなんとも贅沢に思えるが、とはいえ、米原5:40では他線からの接続もないので、
ヲタではなく地元の人だろうし、乗客1名というのも、まぁこんなものなのだろうと思う。
平日なら部活の高校生とかがいるのだろうか?
相も変わらず人身事故は続くようで何とも残念である。
多くの方々が命を落とされた忘れ得ぬ日の朝に塩屋で事故があった。
わざわざ自ら電車に喧嘩してどうしたものかと思うのだが、その心境はわだらんにはわからない。
しかし朝とはいえ、もう7時、しかも神戸市から明石市に続く住宅密集地ならば当該の快速電車に400名の乗客がいたそうである。
だからといって先の北陸線のような末端区間のかつ客の少ない区間ならいいなどとは間違っても言いたくないが、
でもどんな理由にせよ自ら命を落とすのは讃えられることではないし、
ましてや影響を受ける鉄道利用者にとっては正直厄介にしか思えない。
しかし結局17日は2件、そして翌18日も1件とこのところまた人身事故が続くのは嫌な傾向である。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 223系1000番台が生まれてから18年
1/17
嵯峨野線にいる221系のなかにリニューアルされたものがいる。
まだわずか4両1編成のみ、しかも嵯峨野線にほぼ限定なので、京都を毎日通っていてもまだ実写を見たことはない。
とはいえ、221系474両全車を8年かけてリニューアルするそうだから、いずれ嫌でも目にすることになるのだろう。
もっとも8年もの間もあれば本線に221系がいるかどうかわからないが。
ところで、その221系リニューアル車はトイレも車椅子で使用できる大きなものが新たに設置されたそうだ。
現在の基準ではトイレは車椅子で使用できるものが編成内に必要なようで、
編成に1つしかトイレがなければ必然的にそのトイレは大きな車椅子対応のものになる。
1両で走る前提のクモハ125のように車内の半分(とはもちろん言いすぎだが)もトイレが占めるのは
ちょっと考え込んでしまうが、まぁ4両編成ならこれでよしであろう。
わだらん自身いつか車椅子のお世話になるかもしれず、トイレが誰にでも使えるようになるのはいいことだ。
とはいえ、この車椅子対応のトイレになる以前の非優等車のトイレは一般客車の時代からずっと変わっていないように思う。
もちろん壁の素材などインテリアに違いはあるにせよ、一段上がったところに和式トイレ、
コーナーに手洗い、そして回してひっかける鍵。
さすがに直接線路に汚物を落とすものはなくなったが、でも構造も大きさも、
例えば戦前設計のオハ35とクハ221で差はないように思う。
あまり手をかける必要がなかったのか、あるいは改良するところが見つからなかったのか。
まぁ長年慣れ親しんだトイレといえばその通りであるが、リニューアルされることになればそのトイレともお別れになる。
まぁ懐古主義でもないし、新しく快適ならばそれでよし。
などと考えていたところ、野洲ゆきの新快速でやってきたのは223系1000番台。
223系2000番台からは大型トイレになったし、221系がリニューアルされることが決まったので、
いわばこの223系1000番台が国鉄型トイレの最後の砦である。
扉についている「あき」の文字も昔からのものそのものである。
野洲に着いて車内点検中にちょっとトイレの写真を数枚。
ところで、この223系1000番台は阪神淡路大震災直後にいわば急造したのが誕生のいきさつである。
もし地震がなく設計製作に余裕があったらどんな形で出てきたのだろうか。
ひょっとするとトイレも新しいものが付いていたかなどと想像すると、国鉄型トイレが地震の落とし子のように思えてくる。
わずかの時間で多くの命とその後の社会を変えた地震から18年。
トイレから地震のことを連想するのはきれいではないかもしれないが、
でもまずは忘れないこと、思い出すことのほうが大事だろう、と。
亡くなられた6千余名の方々の御霊と、そしていまだ悲しみの癒えない多くの方々の心安らかにならんことを。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 高槻にどちらが先に着くかはよくわかりません
1/14
金曜日の夜のことである。
神戸線内の踏切安全確認とかで、19:38の820Tは5分遅れ。
もともと19:45の3520Mに乗るつもりだったのだが、820Tが間に合うのならこれもよし、と発車案内を見て8番ホームへ上がる。
7番にいるはずの234C京都行きはすでに姿なく、新大阪退避なのだろうと容易に想像がつく。
そして8番の出発反応も出て、およそ5分遅れで820Tは出発である。
3520Mは定刻のようで、ちょうど820Tの出発と同時に9番に入ってきた。
大阪駅では高槻までこの快速が先着と案内していたし、大阪駅で高槻4番の通告ももらって順調な走りを楽しめるかなと思ったのである。
実際、新大阪で234Cを抜いて吹田岸辺と時速120kmをほぼ維持する快調な走りである。
新快速の130km運転より内側快速221系の120km運転のほうがなにかわくわくするのはちょっとわだらんの思い入れ。
茨木まで2分縮めてこのままなら野洲着定時も夢でないかとほとんど120kmから針のぶれない速度計を
車掌室窓越しに覗き込みながらちょっとした幸福感。
なんとも運転のうまい運転士氏だと感心することしきり。
ところが、旧茨木川橋梁を渡るくらいから状況一変。
どうも先行C電に頭を押さられているらしく、極端に速度が上がらなくなった。さっきまでの威勢はどこへやら、
そろそろと摂津富田を通過するとついに高槻場内で停められてしまった。
既に高槻4番は確定しているので、3番に入る後続の3520Mにあっさり抜かれる始末。
かわいそうなのは大阪駅で新快速に乗らずにこの820Tに乗った高槻下車客か。
確かに新快速は遅れをもらわず問題ないので、それもよしなのは間違いないが、
でも裏切られた、嘘つかれたと思う乗客がいてもおかしくない状況。
なかなか万人を満足させる解はないものだなぁ、と思う。
高槻では京都先着と案内され、あれ、後ろの新快速が遅れているのかと一瞬考えたが、
いや本来長岡京で抜かれるはずの3520Mに先に抜かれてしまったので、もう京都まで後ろに列車がいないのだと納得。
結局再び5分の遅れに戻った820Tはその後順調に走り、野洲着は2分遅れであった。
もし高槻で3番に入っていれば結果的に野洲は定刻だっただろうな、と。
とはいってももしこの820Tを3番に入れれば、3520Mは3分ほど遅れる。
3520Mが遅れると野洲で818Tも遅れる。
結局遅れ戻しの処理の途中で何かが犠牲になるわけで、その犠牲を何にするのかは指令のさじ加減である。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ 快適なグリーン車で今日は出勤
1/8
いつもは野洲駅6:14の713Mに乗って勤めに出ている。
時間的にはもっと遅い、例えば6:49の野洲始発新快速3407Mあたりでも十分間に合うのだが、
大阪駅の混雑が嫌なこともあって少し早めに出ている。
よく遠いから早く出てくるのだろうなどと揶揄されるのだが、でも少し早いほうがより楽な通勤であることは間違いない。
野洲から大阪まで転換クロスシートで毎日快適な通勤である。
が、8日朝はさらに早い5:23の京都行き903Mに乗って野洲を出発。
大阪に出かけるのに京都でわざわざ乗り換え。
903Mは京都2番で直接長浜行き904Mに折返し、というわけで早朝6時に京都駅。
やってきたのは新潟からの急行きたぐに。
前日夜に野洲駅でグリーン券を買っておいたのである。
公式なアナウンスはないが、どうも流れる噂では春の臨時列車の設定は見込めず、
つまり本当に583系の最後の営業運転になると思われる列車が定刻通りやってきた。
今まで583系には何度か乗ったことはあるが、グリーン車、つまりサロ581には今回が初乗車、そして最後の乗車になりそうである。
583系の場合普通車は寝台区画の関係で車内がとても狭く見えるが、このサロ581は高い天井から生まれる広い空間が解放感たっぷり。
もっと何度も乗ってみたかったのだが、でもせっかく583系に乗るなら寝台に乗りたいし、なかなか乗ってみる機会がなかったのである。
そこでふと最後の営業運転と思われる上りの京都大阪をグリーン車に乗ってみようと思ったのである。
野洲駅で前日夜、つまり新潟発車時刻前に座席残席を確認すると窓側が数席しか残っておらず、
乗車率はそれなりに高いのだろうかと思っていた。
ところが実際京都で乗ってみると寝台で埋まっているのは下段のみ、上中段はほとんど空いているようだ。
グリーン車も窓側にかなりの空席があって、ヲタが単に切符収集狙いかと思われるような、ちょっと残念な乗車率であった。
とはいえ、サロ581の座席はさすがに快適で、深くリクライニングすればとてもいつもの京都大阪間とは思えない不思議な時間。
まだほとんど明るさのない空の色が夜行列車の雰囲気をより一層引き立ててくれて、なんとも贅沢な気分。
最後の運転だからこそ奮発して京都大阪間グリーン車に乗っているのだが、でも何度となく味わいたいものだと欲を出してしまう。
が、残念なのは若いヲタがせっかくの静かな雰囲気を壊す行動ばかり。
あれこれ写真を撮りたい気持ちはわからないでもないが、少なくとも通路を何度となく往復したり、
あちこちの座席に座ってみたり、ましてやどうせ寝台券など持っていないだろうに
寝台車の中をうろうろするのはなんとも許しがたいものだ。
グリーン車に品位とか風格とかを要求するのはヲタ相手では無理なのだろうか。
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○わだらんの琵琶湖線雑記帳▽ よいニュースが次々出るようなよい年でありますよう
1/6
みなさま、あけましておめでとうございます。
2013年がみなさまにとってよい年になりますように、そして鉄道を取り巻く情勢もいいことがありますように、と願うものです。
そしてみなさまはよいお正月を迎えられたことであろうと願うものです。
新幹線の混雑が年末年始のニュースの定番になってもうかなりたち、そして海外旅行の出国ラッシュ、帰国ラッシュも定番。
上野駅や大阪駅の改札前に夜行の列車ごとに昼間から列を作るなどという帰省風景はもうとうの昔、
新大阪夜の8時でその日のうちに鹿児島についてしまうのだから、帰省のニュースの主役が新幹線になって当たり前である。
とはいえ、特に変化の乏しい東海道山陽新幹線の帰省風景などどう撮っても同じような画像ばかりであまり面白いものでもないし、
臨時列車増発といっても定期列車とまったく変わらないので、変わった列車を期待する楽しみも全くないのだが。
もちろん新幹線を否定するつもりは毛頭なく、むしろ徹底して統一された東海道新幹線は
変わった列車などないことがサービスだと思うのであるが。
この3月には東北新幹線で320km運転が始まるので、さぞニュースになるのだろう。
東海道新幹線でも2月からN700A系の営業運転が始まるが、なかなか外見で従来のN700系と区別できないので
営業二日目以降はあまりニュースにはならないかな。
まぁ鉄道がニュースとして取り上げられることはいいことだ。
悪いニュースでなく、いいニュースばかりであってほしいと願うし、
もちろん鉄道だけでなく社会がいいニュースばかりであってほしいと思う。
とりあえず年末から円安株高でやたら景気のいい話ばかり聞こえてくるが、
そんな経済情勢が新幹線、特に東海道区間の乗客増になってくれればうれしいものだ。
年末年始のお祭り騒ぎでなく、いつも人がたくさん乗っている列車が行きかうのが一番いいニュースなのだろうと思う。
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