このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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小豆色時代最終回

〜新しい日々〜


2005年3月25・26日乗車




 この前、ボクが高校を卒業したと思ったら、1年下の後輩がもう高校を卒業してしまった。時が経つの、雲の流れの如し(?)。
 で、今回は、

はじめ : 大学1年生、紀行文の著者、ふつつか者大王
メガネ : 高校3年生、はじめの後輩、ハイテンション
ひろっぺ: 高校3年生、メガネの突っ込み役、元生徒会長
ゆりべ : 高校1年生、演劇部兼放送部、なんちゃって理系

この演劇部のカルテットで、只見線に乗ったりして、新潟県と福島県の山奥を浮遊してきました。
 ちなみに、ひろっぺさんの案で、はじめ、メガネ、ひろっぺ、ゆりべのカルテット名を、
お頭、お笑い、お局、おとぼけにちなんで、'4(オー)'ということにします。紛らわしいのですが、「よんじゅう」ではなく、「よんおー」と読みます。
 さて、この'4O'の旅は、果たしてどんな旅だったのでしょうか・・・・・?






1章 湯沢編

Scene1 (はじめ)(プロローグ)
 6:23、恒例の待ち合わせ場所となった大宮駅の「まめのき」の前に駆けつけると、メガネ達3人がもうすでに待っていた。

はじめ「おはよう!」
メガネ&ひろっぺ&ゆりべ「おはようございます!今日は宜しくお願いします☆」
はじめ「いやぁ、みんな、朝早く集まってくれてありがとう!まだ時間があるから、NEW DAYSで何か買っていこうか?」
メガネ「いいですね。"新しい日々"

 '4O'はNEW DAYSに入った。

メガネ「ゆりべ、今日は何時に起きた?」
ゆりべ「4時半です。新古河から朝一の電車に乗らないと集合に間に合わなかったんです。」
メガネ「でも、早起きするとその分だけ、旅が長く楽しめるの。早起きは3文の得って言うじゃん。あ、でも、3文ってお金、今の日本じゃ使えないから、おかしいな。
『早起きは3ドルの得』なの!」
はじめ「いや、"3ドル"も今の日本じゃ使えないよ!」
メガネ「いやぁん!先輩に突っ込まれた!」

メガネは3のダメージを受けた!

メガネ「うわっ!恒例のドラクエのメッセージ表示が出たぁ!!!」
はじめ「うん、今回はtableのタグを使って、それらしくしてみたんだ。いいでしょ♪」

 NEW DAYSの飲料品売り場には、"(はじめ)"が並んでいる。

はじめ「みんなさぁ、このお茶は飲んでくれた?"(はじめ)"っていうお茶なんだけど、俺の下の名前((はじめ))と読み方も漢字も全く同じお茶なんだよね♪」
メガネ「ああ、飲んでますよ☆ ♪はじめはじめはじめ〜、」
はじめ&メガネ「♪はじめ〜を〜食べ〜ると〜〜、
って、(はじめ)は飲むものじゃぁん!」
ひろっぺ「うわぁ、乗り突っ込み・・・!」

はじめのテンションが5上がった!
メガネのテンションが5上がった!

 '4O'は買い物を済ませて、大宮駅の高崎線のホームへ向かった。



Scene2 高崎線で活入れ
 6:41、高崎線普通高崎行きが8番線に入線してきた。

はじめ「うわぁ、ボックス席半分以上埋まってるなぁ。」

 ボックス席がかなり埋まっていたので、'4O'は最後尾の運転席の前にたむろうことにした。

はじめ「そう言えばさぁ、メガネ、高校3年生の時、担任ボ○ツだったんでしょ。」
メガネ「そうなんですよ。あの(でこの)毛玉教の始祖!
ひろっぺ「この紀行文の読者の方が分からない話はやめて!」
メガネ「あの人は、感情も何もない!卒業式の日、最後に教室から出る時に、
『ジャ、コレデ。』
って言って、涙も流さずに普通に出て行ったの。」

ここに、新たなボ○ツ伝説が生まれた!

はじめ「でもさぁ、ボ○ツが担任だと、英語が上達するでしょ。」
ゆりべ「メガネ先輩、英語は喋れるのですか?」
メガネ「あたぼうよ!You are Megane!
はじめ「俺はコンタクトだ!!!」
メガネ「あ、そうでした♪」

はじめは呪われた!

メガネ「ねぇ、このライオンの顔にワシの手を付けると、中指が首で、他の指が手足に見えてくるでしょ!」

メガネ(ライオンキング)「やぁぁ、みんな、元気かな??」

ライオンキングが現れた!

ひろっぺ「あたしはいつも元気よ!」

ひろっぺの攻撃!
ライオンキングに30のダメージを与えた!

メガネ「うわぁ、やられたぁ・・・!」

ライオンキングをやっつけた!

 列車は籠原にまで来ていた。
 籠原の隣のホームには、籠原始発の湘南新宿ラインの国府津行きが停まっている。

ゆりべ「"国府津"って書いて、何て読むんですか?」
はじめ「"こうづ"って読むんだよ。」
メガネ「熟成、やずやのコウズ。電話は、0120、やずや、やずや。」

 列車のドアが閉まった。

メガネ「ドアが閉まる直前に、仲間が全員降りて、ワシだけ残されてドアが閉まった時、
『俺のことは気にしないで先に行け!』
って、言ってみたくなるよね。」
ひろっぺ「それは、あーなーたーだーけーよ!」

メガネはドラマの見過ぎだ。

メガネ「ワシね、今考えてることがあるの。」
ひろっぺ「なぁに?」
メガネ「スーパーハイパーって、どっちがスゴいのかなぁ、って。」
ひろっぺ「・・・・・、どうでもいいことじゃん。。。。。」
はじめ「"Super"って、日本語の"超"に似てる意味なんだよね。」
メガネ「え゛〜〜〜!!?じゃ、さいたまスーパーアリーナは、さいたま超アリーナなのね。
プッ、カッコ悪っ!」

さいたまスーパーアリーナのかっこよさが
50下がった!


 列車は倉賀野(くらがの)まで来ていた。

メガネ「100歳の老人が言いました。
『ワシの家の倉がのぅ・・・、』」

メガネの一人称は変わらない。
ついでに、このギャグ、寒い。



Scene3 高崎の20分
ひろっぺ「やっとScene2が終わった(-o-;)」

 8:02、列車は終点の高崎に到着。
 '4O'は列車から降りた。

はじめ「ちょっとさぁ、川屋に行ってきていいかな?」
メガネ「ん?"川屋"って?」
はじめ「トイレのことだよ。トイレって直接言うのはイヤでしょ。」

どっちもどっちだ。

 トイレの後、'4O'は土産屋の前を通りかかった。

メガネ「土産買っていいですか?」

早すぎる土産だった。

はじめ「まだ次の電車まで時間があるから、別にいいけど。」
メガネ「ワァ〜イ♪」

 メガネは店の中に入っていった。

メガネ「むふふっ♪」

メガネは店に置いてあるダルマをいじった。

店員「じろっ・・・」

店員はメガネを睨みつけた!

メガネ「きゃぁぁぁぁっ!!!」

メガネは逃げ出した!

はじめ「じゃ、上越線に乗りに行くか。」

 '4O'は、上越線普通水上行きが発車するホームへ行った。
 列車は座席がフカフカしている113系だ。
 列車は屋根に雪をかぶっている。

メガネ「わぁぁい、雪がついてる♪」

 メガネはジャンプして列車の屋根の上の雪をはらった。

ひろっぺ「うわぁ、寒い!」

局所的に雪が降った。

メガネ「ぎくっ!」

駅員に見られた!
駅員がメガネのほうへ向かってきた!

メガネ(ワシ、怒られるぅぅ!!!)

メガネが絶対絶命だと思ったその時!!

駅員「君、雪好きなんだね。」
メガネ「は、はい。」
駅員「今日は水上のほうで雪がひどいらしいよ。」
メガネ「あ、そうなんですか。」
駅員「うん、これからこの電車で水上に行くんでしょ?」
メガネ「はい。」
駅員「そうか。じゃ、気を付けてね。」
メガネ「ありがとうございます!」

 '4O'は、列車に乗り込んだ。

メガネ「よかった。さっきワシ、屋根の雪をはらってたから、本当に怒られるかと思ったの。」
ゆりべ「この辺の人はやさしいですね。」
メガネ「だね。この前はじめ先輩と行った旅 『緑色時代最終回』 でも、運転手の人に話しかけられたの。」
はじめ「その人もやさしかったよね。」



Scene4 上越線Ⅰ
 8:24、列車は高崎を発車。
 新駅である高崎問屋町、井野、渋川の順に停まり、徐々に晴れ渡った空に、灰色の厚い雲がかかってきた。
 そして、敷島を過ぎると、うっすらと雪景色になってきて、沼田を過ぎると雪が降ってきた。
 冬の上越線は、この車窓の変容が面白い。
 
 喋ったり眠ったり車窓を見たりしていて、9:28、いつの間にか列車は終点の水上に着いていた。



Scene5 上越線Ⅱ
 '4O'は水上駅のホームに降り立った。

メガネ「ここまで乗せてくれた電車に感謝して、」

はじめ「次はこの電車で越後湯沢に行くぞ!」

 '4O'は上越線普通長岡行きに乗り込んだ。
 空いていたので、ボックス席の左右両サイドに分乗した。
 向かいのホームに特急「水上1号」がやってきて8分後の9:50、列車は水上を発車。
 雪景色の中を行き、奥利根館と水上少年自然の家が左の車窓を横切り、新清水トンネルに入ると、湯檜曽の地下ホームに停車。

メガネ「この駅で降りたことありますよね。」
はじめ「2度もね。」

 誰も乗り降りしないまま、列車は湯檜曽を発車。
 4分後、土合の地下ホームに停車。

ゆりべ「暗いですねぇ。」
はじめ「そうだね。待合室の横の川屋になんか、絶対入れないよ・・・。」

 列車は土合を発車。
 新清水トンネルを貫けると、列車は土樽(つちたる)に停車。

メガネ「ひろっぺ、あなたのような人はつちたれ!
ひろっぺ「はぁぁ?何今の?動詞?」
メガネ「そう、ワシの考えた新しい動詞!」
はじめ「何だそりゃ!!?」
メガネ「つちたらず、つちたりたり、つちたり。つちたる時、つちたれども、つちたれ!」ひろっぺ「しかも、古典!!?」

新言語、『つちたり』が生まれた!

 列車は、越後中里、岩原スキー場前に順に停まり、10:26、終点の越後湯沢に到着。



Scene6 1番線の温泉
メガネ「わぁぁい♪越後湯沢☆」
ゆりべ「雪がすごいですねぇ。」
ひろっぺ「寒い。」
はじめ「川屋に行きたい・・・。」

4人の息が合わない。

 とりあえず、トイレに行くべく、'4O'は1番線へ向かった。

 1番線には、手だけ入れられる温泉が湧いている。
 '4O'は手を温泉に入れてみた。

はじめ「うぉぉぉぉ、熱いなぁ!」
ゆりべ「手が冷えていたので、気持ちいいです。」
メガネ「でもねぇ、ずっとこの中に手を入れていると、仕舞いにはこうなる。」

メガネ「あぁ、温泉に入れすぎてワシの手がふやけちゃった。
はじめ先輩も手がふやけましたね。
ひろっぺのは・・・・・!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

   ビシッ!


ひろっぺ「それ、どうゆうこと?????」


ひろっぺの攻撃!
メガネは14のダメージを受けた!



Scene7 西口Walk!
はじめ「と、とりあえず、駅の外に出ようか?」

 '4O'は西口のほうへ出た。

メガネ「なんか、ずっと前先輩と越後湯沢に来た時も、この出口から出ましたよね?」
はじめ「そうだね。折角だから、ずっと前に歩いた俺らの軌跡をたどっていく形で歩いてみないか?」
メガネ「おお!いいですね!」
ひろっぺ「あたしもそれでいいですよ。」


はじめ「この前は、西口を出て、右に曲がって、ここをずっと歩いたんだよね。」


ゆりべ「雪が多いですねぇ。」
ひろっぺ「気をつけて歩かないと滑っちゃう。」


はじめ「お、あれがこの前入った地下通路だ。」


メガネ「入りましょうか。」


メガネ「じめじめしてますね。」
はじめ「あの出口を出ると、右に田んぼ、左に学校があるはずなんだよね。」


はじめ「うわぁっ!」
メガネ「真っ白!」

 ずっと前に歩いた細道は、完全に雪で埋まっていた。

はじめ「こりゃぁ、無理だな。駅に戻るか。」
メガネ「残念無念・・・。」

 '4O'は駅に戻った。



Scene8 東口Walk!
はじめ「さて、次の電車まで、あと40分ぐらいあるから、湧き水のあるところに行ってみる?」
メガネ「わぉ!いいですね!」
ひろっぺ「わたしもそれでいいですよ。」

 '4O'は、先ほどとは反対の東口に出た。

ゆりべ「東口のほうが、広いんですね。」

 ボクが先頭になって、湧き水のあるところへ向かった。

はじめ「着いた。これが"湯沢の湧き水"。」
ひろっぺ「飲んでみましょう。」

'4O'は湯沢の湧き水を飲んだ。
それぞれHPが50回復した。

 それにしても、雪が降っている中で、冷たい湧き水を飲むとちょっと寒い。

メガネ「ワシのメガネを受けてみろ!」
ひろっぺ「何するのよ!!?」

   ビシッ!

メガネ「はぁぁぁぁ!!!目がぁぁぁ、目がぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
(↑『天空の城〜ラピュタ〜』より、ムスカの名ゼリフ)

この人を除けば・・・。

はじめ「さて、そろそろ時間だから、次の電車に乗りに駅に戻るか。」

 '4O'は越後湯沢駅に戻った。
 何はともあれ、この4人の旅は続く。








2章 只見線編へ




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