このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
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深雪・水上の旅
〜水上の中の川口〜
2005年12月乗車
これまでのあらすじ
1章 横川の釜めし編
水上
方面へと北上すべく、
快速「シーハイル上越号」
に乗ったが、新潟県が
大雪
の影響で、
上越線の水上〜宮内
間が
不通
になってしまい、快速「シーハイル上越号」が
高崎
止まりになってしまった。
高崎で降りて、朝飯を食べる場所を探したが、どこもやっていなくて、
信越本線
で
横川
へ行って
釜めし
を食べた。
再び高崎に戻り、
上越線
に乗って水上を目指す途中、睡魔に襲われて
眠ってしまった・・・。
2章 水上の温泉編
Event7 d(雪の深さ)=x(距離)
僕は
渋川
で目を覚ました。
うとうとしながら窓の外を見渡すと、渋川駅前の駐車場にうっすらと雪が積もっている。
空は晴れているが、行き先の山々には雪雲らしい厚い雲がかかっている。はるか遠くの雪雲から降っている雪が強風にあおられて渋川まで来たのだろう。
今日は風が強そうだ。
11:28、列車は渋川を発車。
列車が次の
敷島
へ近づいていくつれて、雪が家々の屋根でも見られるようになってきた。
列車は敷島に停車。小雪が散らついてきた。
これから北上するにしたがって、雪が強くなるのだろうか。
次に列車は
津久田
に停車。
ホームには、5cmほどの雪が積もっていて、利用客の足跡がついている。
それにしても、積もっている雪から反射してくる光がまぶしい。
にっしー「ふぁぁ、」
そのまぶしさのせいか、にっしーが目を覚ました。
にっしー「お、すげー、こんなにドライアイスがある。」
はじめ「雪だよ!!」
列車は津久田を発車。
雪晴れの中、列車は水上に向かって走る。
はじめ「一面真っ白になってきたね。」
にっしー「この写真、失敗だと思ったんだけど、ホムペに採用してくれて
センキョルモンスターありがとうマスター!
」
はじめ「どんどん雪が深くなってきたね。」
はじめ「畑が雪で埋まってるよ。」
はじめ「雪山だねぇ。」
にっしー「あの山、俺がスコップで土をかき集めて作ったんだぜ!」
はじめ「作れるわけねぇだろ!!あんなでかい山!!!」
にっしー「あ、スコップじゃねぇや、シャベルで作ったんだ。」
はじめ「どっちもかわんねぇよ!!!」
はじめ「え、駅名表が・・・!!!」
次は水上だ。どれぐらい積もっているだろう・・・??
Event8 水上というよりは雪上でしょ!!?
12:29、列車は終点の水上に到着。雪が猛烈に吹雪いている。
はじめ「ずげぇえ!!真っ白だぁぁ!!ホームにも雪が積もってるよ!!」
にっしー「もうここから先は電車が行けないわけだな。」
はじめ「そうだね。」
にっしー「だったら今がチャンスだ!線路にレジャーシートを敷いて寝ろ!!」
はじめ「だーがーら゛−、んなことしねぇよー!!!」
にっしー「あ、雪が積もってるからレジャーシートなんか敷かなくても線路の上で寝れるか。」
はじめ「そーゆー問題じゃねぇぇ!!!」
水上駅の改札を出た。
はじめ「さぁぁて、どうしようか?」
にっしー「じゃぁ、はじめを雪に埋めて帰る。」
はじめ「もっとまともなこと言えぃ!!」
駅前にはバスが1台停まっている。
行き先を見ると、
奥利根館
を通るみたいだ。
はじめ「奥利根館!!?」
にっしー「何それ??」
はじめ「あれだよ!!俺らが中2の時に行った林間学校の
水上少年自然の家
の隣にあった旅館だよ!!」
にっしー「そうなんだ。記憶にねぇや。」
はじめ「行ってみようぜ。」
バスは水上駅を出発した。バスからは上越線の架線橋が見えて、線路が雪に埋まっている。何時間も列車が走っていないのだろう。
Event9 川口に帰って来ちゃった!!?
バスは
奥利根館前
に停車。バスから降りた。
はじめ「にっしー!あれ見て!!
"川口市"
だって!!」
にっしー「おお。」
坂を上がると・・・
RPGに出てくる城のような水上少年自然の家が雪をかぶって立っていた。
こう見えても、この建物は夏の間は我が川口市の中学生が必ず訪れる林間学校になっていて、ボクとにっしーも中2の時に3泊4日で来たことがあるのだ。
冬は民宿として営業していて、3000円ほどで格安で泊まれるのだ。
Event10 林間学校潜入
はじめ「折角来たしさぁ、中に入ってみる?」
にっしー「俺は別にいいけど。」
はじめ「よぉし行こう!えーと、入口はここかぁ。」
水上少年自然の家の中へ入った。
中はとても静かで、中2で来た時のような賑やかな雰囲気はない。
吹き抜けになっていて、喋ると声が響く。
左手には下駄箱があり、中学時代に上履きを使っていたことを思い出させる。
大学生になったら上履きなんてものはないから。
はじめ「誰かいるのかなぁ…??」
すると、事務室から、ここを管理しているおじさんが出てきた。
林間学校のおじさん「こんにちは。」
はじめ&にっしー「こんにちは。」
林間学校のおじさん「今日は何しに来たの?」
はじめ「あ、ボクら、7年前、中2の時にここに来たことがありまして…」
林間学校のおじさん「あぁあ、そうなんだ。どこの中学校??」
それからというもの、中学校や林間学校の話など、色々な話で盛り上がった。
はじめ「こんなに話をいただき、ありがとうございます!」
林間学校のおじさん「いやいや、折角川口から来てもらったんだから。」
はじめ「そう言えば、この辺に温泉ってありますか?」
林間学校のおじさん「あるよ。この建物の6階は『マグノリア山荘』っていう宿泊施設になってて、日中は日帰り入浴をやっているんだよ。」
はじめ「おおお!ありがとうございます!!」
林間学校のおじさん「外に出たところにあるエレベータに乗って、6階で降りたら目の前にあるよ。滑りやすいから気をつけてね。」
外に出て、マグノリア山荘へ向かった。
Event11 マグノリア山荘潜入
にっしー「これが入口か。」
はじめ「相変わらず三角形にこだわってるんだね。」
はじめ「これも川口市なんだね。みなかみ町なのに。」
マグノリア山荘の中へ入り、受付を済ませて温泉へと向かった。
やはり閑散としていて、ボクら以外に客がいない。
こんなに誰もいないのに、無駄に散らばっているソファーがもったいない。
はじめ「早く入ろうぜ!!」
Event12 雪見風呂
にっしー「腹減ったぁ!!」
はじめ「温泉に入った時の第一声がそれかい!!?」
温泉は館内で、露天風呂ではなかった。
でも、外は雪が降っていて、雪国の温泉の雰囲気は抜群だ!!
もちろん、他に誰もいないので、貸切風呂となった。
今まで寒いところを歩いてきて、体が冷えていたので、湯が非常に気持ちよかった。
Event13 Going Sleepy
はじめ「そろそろ行こうか。腹減ったんだろ!??」
にっしー「オゲイ!」
温泉から出て、フロントに向かう途中に、休憩所があった。
はじめ「いいねぇ、ここ。ちょっと休んで行こうか?」
そこにはマッサージチェアがあった。
座ってみた。フカフカしていて、マッサージをしていなくても気持ちいい。
はじめ「
はぁぁ、いいなぁ、
このイス………zzZ
」
知らない間に仮眠に入ってしまった・・・。
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