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大井川鐵道の旅

〜クウキヨメ〜


2004年9月19日乗車


1章 全線編





今日は自動車学校の合宿で唯一、1日中空いてる日だったので、これを利用して僕は大井川鉄道の旅に行ってきました。



Scene1 ガラガラ211系


今回の旅の出発となった駅は、東海道新幹線ではこだましか停まらない掛川駅。
最初に乗った掛川6:42発の東海道線普通静岡行きは211系でしかも6両編成だ!
当然、休日の早朝でしかも6両編成だから、恐ろしくガラガラだ(笑



Scene2 動く鉄道展示館!

6:54、金谷に到着。
6600円の大井川鉄道全線フリーきっぷを買って、いざ、ホームへ!


って、この車両、思いっきり見覚えがあると思うのは気のせいだろうか? (写真は千頭駅で撮影したもの。)
大井川鉄道のパンフを見て分かったが、これは昔、京阪で使われていた3000系であった。


座席は転換クロスシートだ。流石は近畿の私鉄の車両だ!


なんと車内には自販機が付いていた! 普通列車の中の自販機だなんて、生まれて初めてだ!
でも、喉が渇いていたので、りんごジュースを買おうとしたら、売り切れていた…。

さて、そろそろ発車ということで、僕は先頭の見える座席に座った。
一緒に先頭に座っていた夫婦と話し込んですっかり仲良くなった。
聞けば、この夫婦は、九州から来ていて、よく2人で鉄道で国内を旅しているみたいだ。
「日本の鉄道はいっぱいあって、外国に行かなくても十分楽しめるよ。」
というのが、奥様の名言(?)だった。

7:00、3000系は金谷を発車。


金谷を出て5つ目の神尾駅。 近くに人家が1軒も見当たらない!
帰りに訪問できたら訪問してみようと思った。


途中、どこの駅だか忘れたが、日本一短いトンネル…? らしい。



Scene3 オラにも仙豆を…!


8:09、終点の千頭に停車。


千頭には昔使われていたような茶色の電気機関車、客車、蒸気機関車などが停まっている。


駅前に出てみた。ちょっと雨が降ってきた。


ホームに戻って、井川線のホームに来た。これが僕がこれから乗る大井川鉄道井川線の車両だ。
ホームの奥のほうにトーマスがいる!


これがこれから客車を押していくディーゼル車だ。



Scene4 これが電車!!?

さて、写真もいっぱい撮ったところで、さっきの夫婦に取ってもらっていた列車の先頭の座席に座り、
8:45、大井川鉄道井川線普通列車は千頭を発車。
ちなみに、この客車、車内が非常に狭くて、無理に立つと天井に頭をゴツンだ!
窓も、開けられるようになっている。

列車は最初は川根両国に停車。 ホームが非常に狭い!!!
駅員も普通に線路に降りてるし、列車のドアは手動で、走っている間も普通に開くし!
安全管理は大丈夫なのか…、大井川鉄道は………!!!???


まぁともかく、列車は川根両国を発車。
車内では、車掌が放送を通して車窓や観光の案内をしている。


そして列車は沢間、土本、川根小山の順に停車したが、どこも、周りに民家の少ない駅ばかりだ!
経営のほうも大丈夫なのか…、大井川鉄道は………!!!???

それにしても、この列車、こんなに利用客が少ない駅ばかりに停まるのに、何故6両もあるのだろう…?
そう考えていると、次の奥泉のホームが見えてきた。
僕は驚愕した!!! なんと、奥泉の狭いホームに、何人もの観光客がひしめきあっていて、今にも誰かが線路に落ちてきそうな状況だった!!!
なるほど、これだからこの列車は6両編成なのかぁ。 納得した。
あと、これだけ利用客がいれば、大井川鉄道は経営を続けられるだろうと、ほっとした。

ホームにごった返していた人々が一気に乗り込んで来て、車内はほぼ満席になり、列車は奥泉を発車。



Scene5 燃焼系、燃焼系、アプト式


奥泉の次は、アプトいちしろに停車。
見ての通り、周りには発電所とトイレ以外に建物が見当たらない!
こんな駅にも、機関車連結などのために、なんと駅員がいたのだ! ………やっぱ経営大丈夫かなぁ………???


ここからは、日本で唯一のアプト式鉄道を通るので、アプト式鉄道専用の機関車を連結した。
僕のような鉄道ファンの人なら分かると思いますが、アプト式鉄道とは、機関車の歯車と歯形のレールを噛み合わせて、
急勾配を登る鉄道のことであって、昔の国鉄時代には、山奥でよく見られました。
アプト式鉄道は、 『緑色時代最終回』 にもちょっとだけ出てきますよ(笑

発車1分前、列車のタイフォンが豪快にこだまして、乗客が車内に戻ったところで、
列車はアプトいちしろを発車。


線路の間にはラックレールが敷かれている。
これから列車は日本一急な、1000分の90の勾配を登るのだ!


これが日本一急な勾配だ! ラックレール無しでは登れそうじゃない!!!


急勾配をゆっくりと登っていると、右の車窓に巨大な長島ダムが見えてきて、


列車は長島ダム(駅)に停車。
ここも、周りに民家が見当たらない!!!



Scene6 秘境連荘!

機関車を切り離して、列車は長島ダムを発車。


次に列車はひらんだに停車。 …つうか、何でひらがな!!?
もう、周りに民家が見当たらない駅は見慣れてしまった!!!


次に奥大井湖上
湖の上の駅だなんて、すごいなぁと思う!


駅からは、旧井川線の橋梁が見える。


そして、久し振りに、周りに人家のある接阻峡温泉に停車。
金谷から一緒に旅していた夫婦とバイバイした。

しかし、今度は、先ほど奥泉で乗ってきたツアー客の夫婦と仲良くなってしまった!
今回の旅は僕一人で来たのに、なかなか一人旅にはならない(爆
話好きな僕にとって、知らない人と話しながら旅することは嬉しいことだv(^-^)v


ついに来た! 秘境度6位の駅である尾盛
僕は興奮してしまい、帰りにこの駅を訪問する事にした!

尾盛を出てすぐ、谷の底から100mの高さを誇る、関の沢鉄橋に差し掛かった。

これが100m真下を流れる大井川。 もう、カメラを落とさないよう、慎重に撮った。


閑蔵駅。この駅は、奥に見える2軒の民家のためにあるのだ!



Scene7 いかわかい

左から読んでも「いかわかい」、右から読んでも「いかわかい」。まぁそんなことどぉでもいいとして、


閑蔵を出て18分、幾つものトンネルや橋を越えて、10:31、やっと終点の井川に到着。
ツアー客の夫婦は先に改札のほうへ行ってしまった。


ホームにつながる本線の線路とは別の線路が、トンネルの中へと吸い込まれている。
運転手様の話では、この線路はここからさらに1km続いていて、井川ダムを作るための資材を運ぶために使われていたみたいだ。


とりあえず、外に出た。 これが井川駅の駅舎だ。1日4本の列車しかないが、ちゃんと駅員がいるのだ!


駅前の道を散歩していると、これまた巨大な井川ダムがあった。 こんな山奥に、よくこんな巨大なものを作るなぁと、人類の野望の壮大さを実感した。


ダムの前には、ダム展示館があった。
入館料無料なので、寄ってみた。


油を売っていると、列車が発車する時間が近づいてきたので、ここらで駅に戻り、11:07発の千頭行きに乗り込んだ。
次はいよいよ、尾盛駅を訪問します!!!







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