このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
催事場
もくじ
トラックコレクション
(1/150 トミーテック)
鉄道コレクション
(1/150 トミーテック)
箱根登山鉄道 1000形/モハ2形
(1/150 TOMIX/MODEMO)
街並みコレクション
(1/150 トミーテック)
カーコレクション
(1/150 トミーテック)
GM製品の魅力再発見−住宅
(1/150 グリーンマックス)
ボンネットバス「伊豆の踊子号」
(1/32 アリイ・オーナーズクラブ)
昭和情景博物館(都電の風景)
(1/150 ハピネットロビン)
ボンネット消防車(日野梯子車)
(1/150 バンダイ)
17m国電たち(クモハ12050、クモハ11400、クハ16500)
(1/150 グリーンマックス)
GM製品の魅力再発見−住宅
(1/150 グリーン・マックス)
トミーテックのブラインドパッケージシリーズの一つである、街並みコレクションの発売によって、ストラクチャーも充実してきました。しかし、各社製品ともに商店建築は充実しているのですが、街コレ第2弾"住宅編"をもってしても、住宅類のラインアップは未だ貧弱であるに変わりなく、ここはやはりストラクチャーの元祖"グリーンマックス"に登場いただくことにしました。 一箱で住宅6棟が作れる"住宅セット"ですが、そのパーツ構成は創意工夫してくれと言わんばかりで、それにお答えして(笑)2セットを用いて作ったのがこの作例。単なる2階建てとしては組み立てず、一階部分を広げたり、ベランダを設置するなど加工をしています。右のように、3棟つなげれば長屋のようにもなりますし、まさに創る楽しみいっぱいです。キット構成が単純であればあるほど、応用性が広がってきますね。手元に残った部品から、あともう2棟は作れそうです。
奥は、同じくグリーンマックスの土蔵ですが、2つとも"なまこ壁"では面白くないので、うち一つを御影石積み風にしてみました。なまこ部分を大まかに削った後、模型店で見つけたレンガ模様の紙(ノンスケール)をぐるりと張り付け、サーフェーサーを筆塗りしてから、塗装すれば完成。 グリーンマックスのストラクチャーには魅力的な製品がたくさんあります。完成品主流の現在にあって、注目度こそ高くありませんが、今も昔も素晴らしい素材である事には変わりないと思います。(2005.1記)
GMキット組立品
ボンネットバス「伊豆の踊子号」
(1/32 アリイ・オーナーズクラブ)
突然の1/32プラモデルで恐縮ではありますが...
カーモデラーに大歓迎に迎えられたエルエス社の1/32シリーズ。国産車黄金期といえる時代設定、そして大衆車からGT、商用車の巾広い車種選定に、モデラー達は狂喜乱舞したものです。オート3輪のスケールモデルが、しかも多車種(ダイハツをはじめマツダ、三菱)プラモデルになるなど前代未聞の出来事でした。コレクションし易さと加工し易さを併せ持った1/32スケールというのも好感持てる選択。遂にはボンネットバスまで製品になるなど、一大シリーズを形成しました。
しかしながら、当時は懐古嗜好をメインにした商品展開は時期尚早であったと言わざるを得なく、商業的には成功を収める事は出来ずに苦戦を強いられ、結果としてエルエス社は倒産してしまいます。
もはや市場在庫を以って姿を消してしまうと思われた1/32シリーズですが、再び日の目を浴びる事になります。アリイが金型を譲受し、オーナーズクラブシリーズとして再販したのです。
プラモ業界においては、駄作プラモの連発で有名なアリイであり、複雑な思いもありましたが、これらの金型に再び命を吹き込んだ事は賞賛に値するでしょう。
オーナーズクラブシリーズ、昨今の懐古ブームなども追い風に働いていると思われ、当分は安泰だとは思いますが、ブーム去った後も引き続いて製品を世に送り出して頂きたいところです。エルエス社からの発売当初から今日に至るまで、モデル雑誌にはこれらをネタとした作品がほぼ毎号のように掲載されている事からも、このモデル群の素性の良さが判っていただけると思います。
ということで、今回(とは言っても購入したのは5年前なのですが...)私が選んだのは「いすゞBXD30 伊豆の踊子号」です。伊豆への旅行の折、これに乗車して天城峠を越えたのですが、豪快なエンジン音を奏でながら、スローペースながらも着実に歩を進める姿には心打たれました。過酷な条件下にもかかわらず、フルパワーで峠に挑む姿。そこには本物の"現役"ボンネットバスの姿がありました。製造から40年、通例では20年弱で新車代替されるバスにあって、この車齢で現役なのは奇跡的なこと。ましてや山岳路線で使用していることを考えれば、それがどれだけ難しいことかが理解できるかと思います。運転操作から保守まで、安易な心構えではとても遂行できないボンネットバスの動態保存に「東海自動車」職員方の本気が感じられます。
旧LS製、いすゞBXD30 東海自動車「伊豆の踊子号」
本題のモデルに話は入りますが、小ぶりなボンネットバスとはいえ、流石1/32スケール、なかなか立派なサイズです。成形色がボデーはクリーム色、ボンネットがオレンジ色となっており、付属のデカールを用いれば、塗装せずとも可能な設計になっているのですが、この方法では満足の行く仕上がりは期待できそうにありません。私は車体は塗装で仕上げ、各表記類のみにデカールを用いてみました。折角塗装するのですから、気になっていた屋根上通風機を作り変えてみました。このプラモデル、千曲バスのBXD30をプロトタイプとして設計したようで、屋根上通風機が山岳トンネル向けに全高を抑えた屋根肩に取り付けられた特注仕様になっています。模型は上から眺める事が多いので、ここは直しておきたいところです。まずは凸形に成形された既存モールドを削り取りますが、屋根裏側が凹型に凹んでいるのでそのまま削り取るとぽっかり穴が開いてしまいます。プラ板で塞ぐか、削る前に裏側にパテを盛っておくといいでしょう。通風機ですが、正確な寸法が判らなく、実物写真を参考に大体の大きさを決めて製作しましたが、雰囲気は十分に出せたと思っております。
その後は、写真を参考にしながら調色した塗料を吹付け、デカール貼付すれば完成間近です。実車は常に美しく整備されており、この光沢を放った車体を再現すべく、またデカール保護を兼ねて、光沢クリアーを吹付けました。実車の車内は座席モケットがエンジ色、タイヤハウスやダッシュボードなど鋼製部品はライトグレーになっているので、それに準じて塗装。床は勿論木製ですのでブラウンを塗っています。
完成した踊子号、側面の帯と社名表記にキットのデカールを用いた今回の作例では黒色になっていますが、実車は群青色です。クリアデカールでこの辺りを再現するとベストなのですが、余力切れで付属のデカールをそのまま使ってしまいました。
マツダキャロルとボンネットバス。
細かいところは置いておき、初の1/32モデルの完成に満足していましたが、ここが私の悲しい性、となりに何か並べてみたい衝動に駆られてしまい、同シリーズのマツダキャロルを購入です。
小柄な車体にかかわらず4ドア配置とした所が、時代を反映した設計ですが、このキャロル360の特徴はなんと言ってもクリフカットと呼ばれる鋭角に切れ込んだ後部窓でしょう。これにより後部座席の居住空間を確保しています。そのデザイン自体はシトロエンAmi6や、"ハリーポッター"にも登場したフォード・アングリアで既出でしたが、勿論日本では始めての採用。トヨタのWillがこのクリフカットを模倣する、はるか昔の話です。
昭和情景博物館
(都電の風景)/ハピネットロビン
特撮界の監督として名高い実相寺昭雄監督。幼少期より鉄道とは切っても切れない生活を送られており、思い入れの深い路線や車両も多いようです。著書である"昭和電車少年"を読めば、かなりの鉄道好きであることが解ります。また、私事で恐縮ですが、鉄道のツボが自分と重なる部分が多いようで、大変楽しく読ませて頂きました。
そんな実相寺氏監修の食玩が、この"昭和情景博物館"です。ラインナップの車両群の出来も、従来の鉄道食玩の域を超えた完成度で、パンタグラフこそ強度の都合で野暮ったくなっていますが、車体の印象把握は満点に近く、よほど接近して比べたりしない限り、モデモの製品に匹敵する出来である、といっても過言では無いかもしれません。また、この食玩の売りは車両もですが、やはり建物でしょう。トミーテックの街コレに続く1/150リアルスケール物で、窓こそ抜けてはいないものの、プロパンのボンベ、ゴミ箱、汲み取り便所の臭気抜きパイプ、そして物干しにぶら下がった洗濯物などの小物類の充実度では、他社で右に出るものは無いでしょう。これだけのものが300円で手に入るのですから、全くもって驚きです。強いて欠点をあげるとすれば、プラの性質による物なのか、金型の精度に起因する物なのか、はたまた演出のために故意にしているのかは不明ですが、側壁や屋根などのパーツの平面度が低く、随分と歪んでいるのが気になるところです。タンコロの前面も、側面から見るとなぜか流線型の如く傾斜しているのは残念なところです。
第2弾はいよいよ真打登場、阪神電車"金魚鉢"がラインナップに登場です。
自分は、箱(10個入り)で購入したわけですが、シークレットである酒屋を手に入れることが出来ました。しかし御存知、"夕焼け"彩色されておりまして、このままでは如何ともし難いものです。しかも、第2弾で通常塗装でこの型の商店が手に入れることが出来るようなので、嬉しさ半分といったところです。(2004.4記)
併用軌道を走るタンコロ(車は演出で製品には含まれません)
ボンネット消防車
(日野梯子車)/バンダイ
バンダイ"私の生まれた街"シリーズ、その"カッコいいバス"には日野ボンネットバスとモノコックリアエンジンバスの2種類がモデル化されています。両者共に全長がデフォルメされており、1/150リアルスケールモデルとして捉えると、短尺車として見てもまだ短いかな、といった雰囲気。この辺りはトミーテックのバスコレとは違うところで、好みが分かれそうです。企画自体がBトレインを軸としたショーティーなので当然といえば当然のデフォルメなのですが、バス前面、特にボンネット部分のディテールは秀逸でして、なんとかリアルスケール化したい、と製作したのがこの梯子車。
製作したこのモデル、ダイカストの床下はほぼそのまま(WB変更無し)用いており、厳密なスケールモデルではありませんが、雰囲気重視で製作しました。座席も製品からの流用で、客席パーツを加工して取付しています。しかし、やはり最後まで困ったのは梯子で、プラ板をコの字断面に組んで誤魔化そうか、いっそ梯子車は諦めようかと悩んでいましたが、或る日、とあるレンタルショーケースで偶然発見した、海洋堂のレスキューシリーズの梯子車から頂戴させていただきました。(この製品の存在は知っていましたが、梯子車は車体の出来が個人的には今一に思え、購入は見送っていました...)梯子の長さを切り詰めて載せると、まさにジャスト!
荷台部分に、GM旧客キット余剰パーツを"それらしく"配置して完成です。(2004.1記)
2006年3月、トミーテックの街並みコレクションに消防署が登場しました。下はさっそく、その消防署に配置した一枚。トラコレのTXポンプ車と並べると、ディテール面ではとてもかなう出来ではありませんが、せめてもと各所に追加で色刺しを実施し、なるべく違和感の出ないように努めてみましたが如何でしょうか。(2006.4追記)
日野梯子車
17m国電たち
クモハ12050、クモハ11400、クハ16500/グリーンマックス
御存知、RMM付録のクモハ12と、GMのクモハ11-クハ16キットを組みました。 クモハ12は、1両でも十分楽しめるのですが、より愉しむためにGMの17m旧国も同時購入。
クモハ12は正に素組み。ただ、増設運転台側の前サボ受けだけタバサのパーツを利用してみました。
自分は鶴見線や南武支線で活躍したクモハ11を見た事はなく、特定の車番を定めて模型化する事は出来なかったので、実車にとらわれずに自分の好きなようにキットを組んでみました。クハは、元張り上げ屋根車を想定し、埋め込みライトを選択。また一部側ドアはタバサのパーツを使用したり、プレス凹部分をパテ埋めするなどの加工を施し、チグハグ感をだしてみました。 少し大げさに感じられたので、自分の好みで、前面貫通路の手摺は削り取ってしまいました。前面サボ受けがないのは寂しいですし、また行先を変えて楽しもうと、前サボ受け(タバサ)を設置してみました。連結器は運転台側はダミーとしましたが、反対側はTNカプラーを奢っています。クモハ12+クハ16等という編成も組みたかったので。実際にこんな編成は無かったのかも知れませんが、データイムにTcを開放し単行運転、などという地方私鉄的な運転もしてみたいと思います。(2004.1記)
製作したモハ11系列電車
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