 | この旅の発端は、100系新幹線が東海道筋から撤退するというニュースからでした。
最初は、9月一杯走っているのだろうとタカをくくっていたのですが、
7月号の時刻表を見ていると、ほとんどの100系が8月前半に置き換わっていて、
最後まで残るのが…、
「新大阪〜「こだま402」〜東京〜「こだま461」〜名古屋
(翌日)名古屋〜「こだま464」〜東京〜「こだま425」〜新大阪」と、
「博多〜「ひかり174」〜名古屋(翌日)〜「ひかり179」〜博多」
の6列車しかないということが判明したため、
予算・休暇を考えて琵琶湖周辺をうろついてみようとなった次第です。
ちなみに、本当のファイナルは9月16日の東京〜「ひかり309」〜新大阪なのですが、
『定期列車に充当されている、普段の姿の列車に乗りたい』という、自分の信念により、
今回は、東京15:13発の「こだま425号」新大阪行きに乗ることにしました。 |
 | 「こだま425」号は東京駅18番線から発車するので、
入線風景を撮るべく17番線ホームの端へ行くと、すでに鉄分の高い人が待っていました。
自分もその中の一人となり、待つことしばし、「こだま464」号として上ってきました。
中間に2階建て車両2両を従えた姿は、堂々としたものです。
0系の丸みを帯びた先頭に比べると、100系は外人風のとんがり鼻になっています。
これは、JR型の新幹線が空気抵抗を減らすために先頭部が丸くなってきているので、
100系のほうが逆にスマートな感じがします。
あと、東海道新幹線といえば、←の写真の発車案内機(とでも言いましょうか)が
各駅にあるのですが、この秋から主な駅のものはLED式に換えられてしまうそうです。
このパタパタ変わる様が結構好きだんったんですが、残念です。
あとは、KQくらいかな。 |
 | 今回は、大奮発して、グリーン車を奢ってみました。
夏休み中とはいえ平日だったので、お偉いさんが結構乗っていました。
あ、そこのオッサン、あんたが足乗せているのはテーブルだよ…
結構短距離利用も多く、東京〜静岡や浜松〜名古屋と乗ってくる人もいて、
入れ替わりが多かったです。
「ひかり」、「のぞみ」だと、指定席ですらビジネス客で埋まっていますが、
「こだま」だと、グリーン車でも息が詰まる様なことはなく、
ノンビリとした雰囲気が漂っていました。
東京を出ると、京都まで途中13駅全駅に止まりつつ、
途中「ひかり」「のぞみ」に抜かれながら、約4時間かけて進んでいきます。
晴れていれば、三島を過ぎたあたりからD席側に富士山が見えてくるはずなんですが、
この日は天気が悪く、雲に遮られていました(泣)。 |
 | 富士山は見えませんでしたが、車窓は汐留エリアから品川新駅、
垣間見える相模湾と駿河湾、お茶畑と目まぐるしく変わっていきます。
浜松を発車後、浜名湖を渡ると豊橋に着きます。
豊橋を出ると、なぜか観覧車が3回車窓を流れ、徐々に都会っぽくなって、
赤い名鉄電車が併走する区間がチラホラ見えてくると、名古屋に到着です。
名古屋を出ると車窓も暗くなり、東海道新幹線内でも人口密度の低い区間を走るため、
人家の明かりもまばらになってきます。
そんな風景が京都直前まで続き、トンネルをくぐると今日の目的地、京都に到着です。
さすがに19時04分に着くだけあって、
観光客が降り立つということもなく、静かなホームでした。 |
 | おまけ
←は、豊橋で待避のために停車中に買った「手筒花火弁当」が入っていた袋。
先頭は0系なのに、2・3両めが2階建て車両になっている!
もちろん、0系に2階建て車両があったというわけでなく、
業者の思い込みから来ていると思うのですが。
今回の東海道新幹線から100系引退を機に、
この絵も700系にしてもらいたいところ。
業者が間違えて500系のイラストに代えてたりして。 |