このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

2003 夏 近江路を行く
PartⅣ 「北陸本線発祥の地で、鉄道の歴史に触れる」
これが現存する最古の駅舎(でも現役ではない)
「虎姫」駅からさらに2駅南下して、長浜駅に到着しました。

ここは、琵琶湖東岸でも大きい都市で(新幹線の止まる米原駅は、結構小さい町)、
大阪から敦賀を結ぶ路線のうち、大津〜長浜間が船を使っていたため、
その中継地として栄えています。

長浜駅は明治15(1882)年に完成し、翌々年に長浜〜敦賀間が開通しました。
というわけで、この建物は121歳(2003年現在)ということになります。

建物の中は、明治時代の雰囲気が残っていて、客室ごとに別れた待合室(一等〜三等)、
駅長室などがきれいに整備されていました。
日本初の実用交流機関車、ED70形交流電化前の主役、D51ED70が活躍するワンシーン
ここは、旧長浜駅舎を中心として「長浜鉄道スクエア」として整備されていて、
「旧長浜駅舎」、「鉄道文化館」、「北陸線電化記念館」の3つのエリアがあります。

このうち、「北陸線電化記念館」には、北陸線が交流電化された昭和37(1957)年に
配置された「ED70形電気機関車」と電化前に活躍していた「D51形蒸気機関車」が展示されています。

どちらも、新車同様に整備されていて、「このまま走れるんじゃないか?」と思うほどでした。
残念なのは、引きが無くて機関車全体が撮れないというところです。
もっとも、屋外展示なら機関車の補修が大変(だと思う)ので、屋内展示にしなければならないのは分かるんですけど…
北陸名物、419系とても、ローカル列車とは思えないゆとりのある空間このページの締めくくりは、北陸本線名物の
419系を紹介しようと思います。

時は、国鉄末期。
相次ぐ寝台特急廃止に伴い、
583系電車が余剰になっていった。
一方で、「地方のローカル客車を電車化に」
という動きがあった。

そんなわけで、ここ北陸を始め、
東北・九州にも583系改造の
ローカル電車が誕生した。
…ということなんですね。
(東北・九州地区用はすでに廃車)
そんなわけで、419系なんですが、微妙なマスクを持っています。
ちなみに、種車をそのまま活かした車もあります。
室内といえば、583系そのままなので、ボックスシートの間隔はとても広く、
元特急用であったことを誇示してます。
また、窓の位置が低く、立っていると外が見えない(窓の高さと目線が合わない)という、
これまた元特急用であるが故の欠点が見えてきます。
といっても、立ち客が出るのは朝夕の通勤・通学帯位でしょうケド(^^ゞ

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