このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください



さて平成19年3月17日をもって、東京〜静岡を結ぶ名列車・特急「東海」が廃止となりました。
併せて、静岡エリアから国鉄型車両の113系・115系・123系が撤退となり、
211系・313系に統一されることになりました。

ここでは、先日惜別乗車をした模様をお伝えします。
ちなみに、当日のレポートは こちら からどうぞ。

さて、ダイヤ改正まであと1週間となった3月11日、
朝も早よから一人の鉄道ファンが東京駅に佇んでいます。

「駅長さん」のさよならシリーズ恒例の、東京駅の発車時刻案内板です。

この案内板も、ダイヤ改正のたびに表示のバリエーションが
無くなっていき、寂しくなってきます、
9番線に「サンライズ出雲・瀬戸」が到着し、
その3分後、10番線に我らが「東海」号が入線します。

東京駅はホームの特性上、熱海寄りでの撮影は困難なので、
写真屋さんたちはどうしても神田寄りに集まってきます。
「駅長さん」もその中に紛れて、何枚か撮ることに。

とはいえ、入線から発車まで6分しかないので、
何気に慌しいものとなります。
JR東海が誇る近郊特急用373系は、
185系を正当進化させたような感じで、
ローカル輸送でも使える利便性と
優等列車でも使える豪華さを兼ね備えた車両といえます。

また、列車名サボもJR型の特急車両にしては
珍しく幕式のものが付いています。
LED全盛の世の中、なんとなく温かみのあるものです。
さて、東京駅を7時18分に出た「東海1号」は、
指定席がほぼ満席の状態で下っていきます。
いつも見る「東海」はガラガラの状態で走っていますが
(だからこそ廃止の憂き目に遭うのでしょう)、
お別れ乗車をするファンが多数詰め掛けているために満席なのでしょう。

ちなみにファン以外の乗客は、「駅長さん」が乗った1号車を見る限り、
10人に満たないくらいでした…。

「東海」は順調に下っていき、小田原を過ぎれば相模灘、
会社が変わってJR東海エリアに入った由比あたりで駿河湾を望み、
隣に静岡鉄道が併走すれば、静岡に到着です。
で、東京駅から2時間17分で静岡に到着です。
結局、ほとんどのファンが東京〜静岡を乗りとおしたのでした。

当然のように、静岡駅でも多くの写真屋さんが待ち構えていますが、
到着後、すぐに回送列車として車庫に引き上げてしまうので、
なかなか思うように写真を撮ることは出来ませんでした。

(さよなら「東海」編)   身延線123系編その1→   
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