このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

本山支線クモハ42の旅
PartⅡ 「新旧DC特急乗り比べ」
米子駅にて
トップバッターは、新しい方ということで、キハ187系です。
平成12年(2000年)に山陰本線高速化のために
キハ181系を置き換えるべく登場した、山陰地方の期待のエースです。

とはいえ、2両とはこれまたローカルな感じですが、
定員がキハ181系3両=キハ187系2両分なので、
仕方の無いところなのでしょう。
キハ187系に限った話ではないのですが、
最近流行のLED表示機はデジカメで撮ると
チラツキが出てしまうんですよねー。何とか上手い方法は無いでしょうか?
車内はいたって普通。JR形の標準的車内
車内はJR型の特急車輌と同じようなインテリアです。
もちろん、LED表示機もついていて、(外国人が乗る機会も少ないと思うが…)
英語での案内もしっかり流れます。
違う点といえば、写真のように蛍光灯が電球色のものを使っている点でしょうか?

あと、困った点といえば、トイレと洗面所が一緒になっている点。
用を足しにトイレに行ったら、同じ部屋の中に手洗い用の蛇口より
少し大きいだけの洗面台と鏡があってびっくり。
もっとも、2両でスペースが無い上に、
(未確認ですが)車販の待機スペースをとる関係上、
止むを得なかったのでしょうか?

ちなみに、この日の乗り具合は、指定席・自由席ともに4割程度だったかな。
馬路駅で同僚と交換する「スイマセン、ここら辺の記憶があいまいなので駅名が違うかもしれませんm(__)m」
キハ187系の良いところといえば、前面展望が利くという点。
山陰本線の下り列車なら1番A・B席にすると
海や山を見ながら快適な旅が出来るでしょう。
また、上り列車だと自由席になるので、前面展望を楽しみたい人ははお早めに。

もちろん、ご多分に漏れず気動車であることを感じさせない
加速力の持ち主でもあります。
ちなみに、この車輌には振り子機構がついているのでカーブに差し掛かっても
速度を落とさず、車体を傾けながら勢いよく通過していきます。
でも、駅に入るときにY型ポイントを通過するため、
速度を落とす場面も多くあります。
下関にて、終着小倉まであと一息
対するは旧国鉄が誇る名車、キハ181系です。
この車は、昭和43年(1968年)に製作開始されました。
JRになった当時は、西日本・四国に居たのですが、四国は早々に無くなり、
西日本でも、「いそかぜ」・「はまかぜ」だけになってしまいました。
このうち、「はまかぜ」は塗装が変更されているので、
オリジナルカラーを保っているのは、1日1往復しかない、
この「いそかぜ」だけになります。
以前は、「おき」や「くにびき」にも使われていたのですが、平成13年をもって、
キハ187系に置き換えられてしまいました。

なんか、長門市〜下関間が近代化から取り残されたような感じがするのは私だけ?
指定席はガラガラ。自分を入れて4人だけでした(;_:)
室内も、旧国鉄の面影が色濃く残っています。
さすがに、シートは替えてありますが。
冷房装置がむき出しだとか、
窓枠にひじをかけようとすると下枠の位置が高いとか、
気になるところは結構出てくるのですが、
そんなところを許せるのもファンならでは?
とはいえ、キハ187系から見ればくたびれた感じがするなー、という感じです。

でも、パワーを年を感じさせないものがあります。
結構大きいエンジン音ともに、ガーッと加速していきます。
多分、キハ187系にも負けない勢いかな。
よく考えたら、今流行のロールカーテンを先取りしていた?
国鉄型特急車輌といえば、2席分の大窓が特徴ですが(JR型でもありますが)、
電車の場合は横引きカーテンにより各席ごとに日を遮ることが出来るのですが、
気動車の場合はロールカーテンにより2席まとめて日を遮ってしまうのです。
特急列車が常に満席だった(と思われる)国鉄黄金期、
前後の客同士でトラブルは無かったのでしょうか?

ちなみに、最新の特急・新幹線でも大窓にロールカーテンという
組み合わせがありますが、ちゃんと真ん中に仕切りが入っていて、
各席ごとに日を遮ることが出ます。
当時の国鉄にもそれくらいの配慮があっても良かったのに…。

「いそかぜ」ワンポイントアドバイス
1.「いそかぜ」で海側の指定席を取りたい場合は、A席が海側になります。
  とはいえ、普段は空いているので、そこまで心配しなくても良いかと…。
2.この列車には車内販売が乗車していない模様、
あらかじめ買っておくことをお勧めします。

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