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≪第10日目・3月27日≫

さらばスペイン!!!

プラド美術館へ行こう!ひ、広すぎる。。。スペイン最後のお食事さようならスペイン

さあ日本へ向けて出発だ!乗ったときも夕焼け、降りるときも夕焼け


*プラド美術館へ行こう!*

すっきり晴天だ!

ホテルから地下鉄の駅が近いからとってもラクち〜ん♪

気分よく朝からプラド美術館に出発だ!

駅からの道のりは、道は広いし、緑は多いし、天気はいいし、気分よく歩ける。

ガイドを見ながらやっとたどりついた入り口にはなにやら人だかりが・・・

ん???? (なんかいやな予感・・・)

よく見るとおまわりさんらしき人々がたくさん。

道も通れないくらいだ。

入り口に近づこうとする人を制しているのが見える。

そしてその様子を遠巻きに見ている人々。

おっ、テレビも来てるぞ。

なんだ、なんだ?有名人でも来てるのか???

思わずミーハー根性がうずいて、カメラを片手に入り口を見守る私たち。

(ってスペインの芸能人見ても誰だかわからないだろうに。。。)

もうちょっとして中の人々が出てきたらここから美術館に入れる・・・らしい。

(おまわりさんもよくわからないようだった)

じっと待つこと数十分。

にわかに辺りが活気付く。

おっ、誰か誰か出てくるみたいだぞ。

一気にフラッシュが焚かれているが、いったい誰なんだかさっぱり分からない。

男の人やら女の人やら優雅な雰囲気の人々が何人も出てきてはハイヤーに乗って去っていく。

そのうち、サア〜っと蜘蛛の子を散らすようにテレビ隊が去っていった。

「どうやら出きったみたいだね・・・」

「で、いったい何者が来てたんだろう???」

結局なんだったのかよく分からないまま、騒ぎはおさまったけれど、やっぱりこっちの入り口から入場することはできないらしい。

「なんだ、待つんじゃなかったよ・・・」

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*ひ、広すぎる。。。。*

プラド美術館はとにかく広い!

どこから見たらいいか、思わずとまどってしまうほどだ。

何がどこにあるかもよくわからないので入り口で案内図を手に入れてうろうろ。

ところがそこらじゅう工事をしていて、ちっとも案内図通りになっていない。

あっちへ行ったりこっちへ行ったりうろうろうろうろ。

通れないところはいちいち階段を降りたり上ったりしなきゃいけないから大変!

展示されている作品はさすがにすごい!

ルーベンス、ゴヤ、エル・グレコ・・・。思わず目をみはってしまうものばかりだ。

ボッシュの“快楽の園”やデューラーの“アダムとイヴ”に言葉を失う。

ルーヴルに行ったときに、いくら素晴らしい絵画でもあんまりごちゃごちゃたくさんあると食傷気味になっちゃうなあ、なんて思ったけれど、やっぱりいいものはいいんだよね・・・

ところが「これを見なきゃ!」と期待してきた“裸のマハ”“着衣のマハ”がない!

な、な、なんで〜〜〜〜。

どうやらさっきやってきたお偉いさんのために別展示にされていて、本日は公開されないらしい。

そんなぁ・・・、悲しすぎるよ・・・・。

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*スペイン最後のお食事*

さて、いよいよスペインとお別れする時間が迫ってきた。

今日の飛行機はマドリッド20:15発。

夕方5時には空港へ出発だ。

(空港への送迎サービスがあるっていうから選んだホテルなのだ!)

とりあえず、出発前に腹ごしらえをしておかねば。

と向かった先は Museo del Jamon

ここはハム屋さんがやってるレストランだ。

気楽な雰囲気とおいしそうなメニューがうれしい。

ちょうどランチメニューが3種類あったので、3人でちがうものを頼んでわけっこをする。

パエリャがなんといっても一番!

悲しかったのは、マッシュルーム炒め。

まさかとは思ったが、やはりひたすらマッシュルームだけを炒めたものだった・・・

食べても食べてもマッシュルームだよ〜 (T_T)

でもメインはどれもなかなか。

豚のカツレツはけっこう肉が柔らかいし、魚のトマトソース煮はいろんな野菜が入っててgood。

ワインもついて量もたっぷりなのに1人950ptsとはうれしいね。

ああ、これが最後の食事か・・・(かなり感慨深い)

ふっと見上げればテレビに映っているプラド美術館。

「あ、さっきのがさっそくテレビでやってる!」

言葉もわからないのに思わず見入ってしまう私たちであった。

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*さようなら スペイン*

ついにスペインともさようなら。

マドリッドはやけにばたばたと過ごしてしまい、気づいたらもうパリへ向かう飛行機の中だ。

わずか1時間ほどのフライトだというのにいきなしディナーが出てきてびっくり。

そのうえ機内アンケートまで頼まれてしまった・・・

これがけっこう大変。

30設問以上もあるやつなのだ。細かい質問も含めると相当数の質問量。

(しかも全部英語だし・・・当たり前か)

結局フライト時間中ずっとかかってしまったよ。

やっとのことでアンケートを書き終わったら到着を知らせる放送が・・・

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*さあ日本へ向けて出発だ!*

再びやってきたパリ、シャルル・ドゴール空港。

それは「乗り換えまでに時間もあるし」と、トイレにいったときのこと・・・

トイレに入って個室から出てきたら、ちょうど隣からも出てきた人が。

何気なくふっとみてギョッ!

お、お、お、おじさんだ・・・・

髭を生やしてがっしりした体格のその人は・・・やっぱりおじさんだよなあ。

しかし、あまりにも堂々とした態度でしっかり手まで洗ってる。

う〜む。

出てからもう一度ドアを見て確認したけど、やっぱりここは女性用。

あの人はいったい・・・。

なんだかんだといいながら、ついに成田へ向けて出発の時がやってきた。

名残おしい気持ちは山々だけど、明日からはもう仕事。

この飛行機に乗らないわけにはいかないんだよね・・・・。

なんと成田の本日の気温は6℃!!

スペインじゃ半袖Tシャツになったときもあったのに・・・・

成田行きのビンのせいかしっかり日本人SWの姿も。

しかし、このSWの態度が悪い悪い。

おしぼりを配るのに「どうぞ」もなけでば笑顔もない。

渡し忘れても反省の色なしで、ずっとほかの乗務員とおしゃべりしてるんだもん。

なんかやな感じだなあ。

そうそう、この飛行機全席禁煙のかわりに喫煙コーナーがあるんだけど、私たちの席はちょうどその横。

吸わない人間にとってはけっこう煙や匂いが辛かったりする。

こんどは席とるときに気をつけようっと。

斜め後ろには赤ちゃんづれの家族が見える。

最初はパパが赤ちゃんを抱いてたんだけど、SWさんがなにやら声をかけてると思ったら、出てきたのがこの装置。

赤ちゃんシートは前の壁にすえつけられるようになっているのだ。

空中浮遊する赤ちゃん。

なんかちょっと面白いぞ。

さて、飛び立ってから1時間。

早くも夕食(何度目の夕食だろう・・・)が配られ始めた!

メニューは、

鱒のテリーヌ
セロリとキャベツのサラダ
・・・・・
かますのクネルナンチュアソース
シュガーピース、シブレットライス
   or
若鶏、千切り野菜、白菜
・・・・・
チーズ
りんごとくるみのタルト
コロンビアコーヒー

日本語メニューにはなかったけど、ワインは赤がカベルネとシラー、白がソービニョンだ。

(なんで日本語メニューには書いてないんだろう?)

ただいま日本時間で10時ちょうど。

機内はお休みタイムに突入だ。

トイレが前と後ろだけなのでけっこう大変。(足の悪そうなおばあちゃんはけっこう苦労してたみたい)

さてさて私もひと休みしようっと。(アイマスク装着完了!)

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*乗ったときも夕焼け、降りるときも夕焼け*

最初機内は暑いくらいだったんだけど、なんだかだんだん寒くなってきた。

やっぱり毛布は2枚もらって正解だったみたいだ。

ただいま日本時間で4:45。

飲み物サービスがはじまった。

外は一面の雪景色。ここはいったいどこなんだろう?

ふと気がつくと空がだんだんと夕焼けに染まって行く。

おお〜、きれいだぁ・・・・・。

今まで何度か飛行機に乗ったけど、こんなにきれいな夕焼けは初めてだなあ。

(しかしトイレに行きたいが、寝起きのごはん後なのでいつまでたっても行列がおさまらない)

そして成田に着いた私たちを待っていたのは“沖田浩之自殺”という衝撃的なニュースだった。

(ユーゴスラビア空爆より私たちには衝撃的。思わず友達にスポーツ新聞を買っといてと電話でわざわざ頼んでしまった・・・・)

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長々とおつきあいいただき、どうもありがとうございました。

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