イタリアをめざせ!
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≪第1日目・12月24日≫

イタリアをめざせ!

思い立ったが吉日脅威の準備不足!機内食はミクニヴェネツィアへ!ホテル到着


*思い立ったが吉日*

イタリア

「今年の年末はイタリアにいくぞぉ〜!」

積もり積もった仕事でのストレスが原因か、10月終わりのとある日、突如逃避行動に陥った私。

そういえば2年前にも、この調子で1ヶ月前にイタリア旅行を決めたっけ…。

ちなみにそのときは、あまりの忙しさに旅行社にホテル&航空券&一部観光手配をお願いしたのだけど、日帰り観光の待ち合わせ場所は間違って教えられるわ(結局参加できなかった)、ホテルの予約はとれてないわ(たまたま部屋が空いてたので泊めてもらえた)、もらった時刻表は夏のだわ(駅で確認したので大事には至らず)、むちゃくちゃだった…。

う〜ん………忙しい、たしかに忙しいけど、やっぱり今回は自分で全手配しよう。
(それならトラブルあっても、あきらめつくもんね)

というわけで、仕事の隙をねらってスケジュール考案&ホテル探しスタート。

今回、絶対に外せないのがヴェネツィア。じつは、前回ヴェネツィアのとあるお店で、手作りの革製“レストラン手帳”にひとめぼれして購入したのだけど、買った翌日にそれを置き忘れるという大失態を犯してしまったのだ!
あれ以来、どこでもドアでヴェネツィアに手帳を買いに行く夢まで見ていた私…。
このチャンスに、ぜったい買い直してくるぞ!

さらに、今回ぜひチャレンジしたいのが“トスカーナドライブ”。ほんとは夏にチャレンジしたいところだけれど、休みがとれないのだからしかたない。

イタリア国鉄HP

必死になってネットで検索して、クリスマス出発にもかかわらず格安の航空券はゲット!
とれたのがスイス航空だったので、せっかくだからとチューリヒで1泊トランジットすることに。じつは、チューリヒのとある教会に、私の大好きなシャガールのステンドグラスがあるのだ!

なんだかんだといいながら、スケジュールに合わせて、どうにか予算内のホテルをみつけ、ヴェネツィア→フィレンツェの列車予約やレンタカーの予約をネットで済まし、これで準備はほぼ完了。
あとは荷造りだけ………のはず。。

ちなみに飛行機は成田発10:30のスイス・エアー。6時前には家をでなければならないけど、はたして寝坊せずに起きられるのか、心配…(いっそ徹夜?) 

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* 脅威の準備不足 *

いよいよ明日から出発!  …という天皇誕生日、ふと気がついた。そういえば、チューリヒのホテルから予約確認のメールきてたっけ???
(かなりいやな予感が走る)

…きてない。

こ、これはもしかして、予約入っていないんでは…

恐る恐るホテルへ再メール。
とにかく明日には出発しちゃうから、必死です。
まあ、ラッキーなことに宿泊は最終日(すなわち1週間先)なので、最悪イタリアのネットカフェから宿探し?(さすがに大晦日着で現地で探すのは厳しいだろうし)

あわててほかにも大事なことを忘れてないかチェック開始。

「やばい、確認書印刷し忘れてた…」
プリントアウトしてくださいって書いてあるホテルとレンタカーの予約確認書を印刷しわすれてた。
うち、プリンターないのに…、やばすぎですよ…とほほ。

「ネットカフェだ!」
きっとネットカフェなら、プリントができるところがあるはず!!!

…いやあ、さがしましたとも。プリント可能なネットカフェ。
4軒めでやっとみつけ、さっそく印刷開始。とおもったら、いきなりプリンタトラブル。すったもんだのすえ、なんとかプリント完了。

ふぅ〜〜。ちょっとぐったり半分ほっとしながら帰宅し、速攻メールチェック

「予約のメールはいただいておりまセーン。でももし泊まりたいならお部屋ご用意できマース」

がびーん!やっぱり予約入ってなかった…

しかし、よくみると返信メールに記載されている1泊料金はネットよりも安い!(ラッキー♪)

もちろんいそいで宿泊予約のメールを返しましたとも。

しかし、こんなんでホントにレンタカー使っての旅が無事終えられるのか???

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* 機内食はミクニ *

なんとか無事成田に到着してみると、驚きの大混雑。

不況だとかなんとかいうけれど、会社もまだ年末休みに入っていないこの時季に、これだけの人が海外に飛び出て行くとは…。自分もその一人とはいえ、びっくり!

・・・・・なにはともあれ、さあ、いよいよイタリアに向けて出発だ!!!

スイス航空のスチュワードさん

席に着いたらさっそく機内誌でサービスチェック。
…の前に、つい、気づいたらうとうとzzzz
も昨夜遅くまで必死になって準備をしていたせいか、今朝早すぎたせいか、なんと離陸前に夢見てしまった!

「機内食!」

機内食

どんなにばっくり寝ていても、機内食の時間になるとなぜか目が覚めるから不思議だ…。

スイスエアーでは、あの『オテル・ドゥ・ミクニ』の三國シェフが、エコノミーも含めメニューのプロデュースをしているらしい。 思わず期待が高まる!
(ちなみにファースト&ビジネスクラスの和食担当は、恵比寿の老舗割烹『吉住』の松本氏だそう。)

肉にするか、魚にするか、けっこうそれによって当たり外れが大きかったりするのが機内食の怖いところ…。

さあ、今日はどちらにしよう???

スイス航空の機内食

座席はなんだか狭い気がするけれど、ビデオ画面が各席についていて、プログラムを好みで選べるのはちょっとうれしい。でも日本便なのに日本語プログラム少なすぎー!
(あとで、気づいたけど、目の前に画面があるとかなり目が疲れる…。ただでさえ席間が狭いから、映画を見終わるとぐったり。これは計算外だった!)

それにしても、いつもだと機内ではちっとも眠れないというのに、 今回だけは別。
とにかく眠くて眠くてたまらないよ〜。

機内食

これってやっぱりさっきのスパークリングワイン効果??? などと考えるうちにも、頭がこくんこくんと船をこぎはじめる…。

zzzzzzzzzzzzzzzzzzzz

さっきはアイス、今度はおにぎり。 ほかにサンドイッチやチョコ、クッキーなども用意されているとのこと。

スイスエアーってけっこういろんな食べ物が配られる〜

スイス航空のチョコ

座ってるだけなのに食べまくり。やばすぎる…

なんだかんだといいながら今回は機内でぐっすり寝てしまった。
気づけば、フライトも残り1時間ほど!!

それにしても座席の狭さ&画面の近さのせいか、超肩が凝ったよ…

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* ヴェネツィアへ! *

さんざん「寝ては食べ、食べては眠り…」している間に、気づいたらチューリヒ到着!

空港はなんだかとってもシンプル!
ただ、切れ掛かったようにも見える電灯、やけに静かな雰囲気は、どこかさびれたような感じ。
切れ掛かったこれってどこかで感じたような……
そうだ!モスクワだ!

ここってちょっとモスクワの空港っぽい????(それってスイスに失礼?)

さて、地味な到着ゲートから、まずは乗り換えのためにゲートAへ移動。
成田みたいに電車を使います。

現在チューリヒは午後3時半で、気温は1℃。寒いのか寒くないのかよくわからん!
しかし、外に見える家々の屋根には雪が…。
曇っているせいか、見た感じはけっこう寒そうかも!

なんだかんだといいながらも、無事乗り換えゲートに到着。
こちらをふらふら探索してみると、けっこういろんなショップが並んでいる!

おっ!キャビアショップ発見!
高級キャビアがガラスケースの中にずらーり。ちなみにお値段は………みなけりゃよかった。とてもとても手がでません。憧れの“ベルーガ”なんて、ほんのちょっとで数万円!!!!!

けっこうあるかな?と思ったショップも意外に少なく、内容も平凡。
せっかくトランジットで1時間半も時間があるというのに、あっという間にやることがなくなってしまった…。
もうちょっといろんなショップがあると楽しいのになあ。
(アムステルダムはもっと面白かったぞ)

あまりにひまなので、早々にヴェネツィア行きの待合スペースへ移動。
イタリア人と思しきイチャイチャカップル(しかもけっこう年がいっている)があっちにもこっちにも。

スイス航空のスチュワーデス

いやあ、目のやり場に困っちゃうよ(といいつつ観察中 笑)

ヴェネツィア行きの飛行機は、スイスエアーで一番小さい49人乗り! 機長の顔も丸見えだ!

座席は左側1人右側2人の3人1列形式。
動きはじめると、振動がじかにお尻に伝わってくる〜〜〜!

スイス航空の飛行機

外はすっかり真っ暗!

ヴェネツィア着いたら一体全体どんなだろう?
考えてみたら、今日はクリスマスイブ…。

黒パンのサンドイッチ

宵の明星? 夕焼けの残る空に輝く星がとってもきれい!
……と思ったら、機内のライトがいきなり点灯!
まずは、チョコやクッキー、さらに黒パンサンドイッチが配られた!
小腹が空いてきていたのでうれし〜い♪
なんて、もぞもぞ食べたり飲んだりしていたら…

あっという間にヴェネツィア到着!!!
やっぱり寒いぞ!!!!!

人数が少ないせいか、パスポートコントロールもあっという間に終了。
両替していたら、もう荷物も出ていた!
それにしてもユーロ高すぎ!!!!154円ってどういうこと????

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* ホテル到着 *

サン・マルコ広場へは水上バスでGO!

水上バス乗り場

空港内でチケットを購入し、乗り場へ!
しかし、乗り場までが遠い!!!!
案内板を見ながら、荷物をずるずる引きずって歩くこと10分以上。
スーツケース抱えて、この距離はけっこうつらいなあ…と思ったらどうやら遠回りしていたらしい(しかし、案内板通りに歩いたぞ)

乗り場には日本人もちらほら。

水上バスチケット

検札は、船が動き始めてから。
ちなみに一人片道10ユーロ。
陸バスに比べると高いけれど、一気にサン・マルコ広場まで行ってくれるから、広場近くのホテルの場合は、断然こっちのほうが便利!!

チケットは船内でも購入OK。

イタリア人はほとんど中で買っていた…。
5ユーロのチケットがちらりと見えたけど、まさか空港で買うと高いってことはないよね…(たぶん手前にあるほかの島までのチケットだったと思われる)

にしても、空港からの水上バスなんて、乗る機会はほとんどなさそうなのに、真っ暗で周囲の景色がまったく不明なのが残念無念!!!!

やっとこさサン・マルコ広場へ着いた!

水上バスがサン・マルコ広場よりホテル寄りの場所に到着したので助かった〜!

しかし、自分たちの居場所がわからず、勘でふらふら…。

ただでさえ、迷路みたいな道ばかりなのに、もう暗いから余計に道がわからない。

いちおうホテルの場所は、『歩き方』(成田で念のため買っといてよかった)に載ってたので、なんとなくはわかるのだけど、今自分のいるところがはっきりしないので、意味なし(笑

途中、道端でガイドブックを見ていたら、通りかかった家族連れのお父さんが「大丈夫?地図あるけど見る?」って声をかけてくれたよ。
それでもなんとか無事ホテル到着!
よかった〜〜〜

☆ HOTEL TORINO ☆

インターネットで見つけたホテル。めちゃ高のヴェネツィアのホテルの中では、3泊するとスーペリアが1泊 120ユーロと格安!(普通の部屋だともっと安い)

ホテルの鍵

どきどきしながらチェックイン。
「あなたたちの部屋はこちらです〜」
というなり、いきなりフロントから外に出て行くスタッフ。 へ?なぜ外????

ホテルの部屋

そのままなぜか裏道へ…。

ますますなぞは深まる。
と思ったら、いきなりフロントの真裏にある建物へずんずん入っていくではないか。
いったいぜんたいどういうこと???

じつは、私たちの部屋はフロントのある建物の裏側の建物。すなわち離れのような感じ。
なんと、渡された鍵は、“建物の玄関ドア用”“部屋のあるフロアのドア用”“自分たちの部屋用”と3つも!!
もうそれだけでも、ドキドキもの。
ホテルらしからぬ建物の中に部屋があるので、なんだか住んでいる人みたいな気分になるのもGOOD!

おおおお 天蓋付ベッドだぞ!!

ベッドが広いのはなによりうれしい!

ホテルの部屋

部屋はちょっと古臭いけど、 バスタブもちゃんとついていて幸せ〜♪

この日はもうつかれきっていたので、近くのBARで厚切りパンピザ(おいしくない)、別の店でラザニア&ライスボール(これはおいしい!)をテイクアウト。

満腹のおなかを抱えて爆睡したのでした。

zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz

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