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第2日目 

ヴェネツィアを歩け歩け!

ヴェネツィア探検開始! サン・ピエトロ島でのんびり お姉さんの店発見! ごはんをがっつり!


* ヴェネツィア探検開始! *

フロントのお兄さん

「かなり曇ってる〜」

天気予報によると、本日北イタリア〜中央イタリアは曇りまたは雨とのこと。
しかも、週間予報でもその調子の天気が続くらし い。…この天気の悪さはかなしいぞ。

 まずはともかく腹ごしらえ。

朝食ルームは7テーブルほどと、かなりこぢんまり。もちろんとっくに満杯だ。
そこでしばらくフロントで待つことに(小さいホテルということもあり、フロント 前しかすわれる場所がない。なんだか待ってることを忘れられそうな予感…)
 
どうせ待つなら、今日どうするか考えようと、フロントで地図をもらうことに。
最初にもらえたのは、いかにも観光用のごくご く簡単なMAP。これではあんまり役に立ちそうにないので、もっと詳しくて大きいのを出してもらう。おっ、これは以前にもら ったことがあるのと同じ地図!これこれ!

…と思ったら、なんとこれが有料!前はタダだったのに…。
そうはいっても、地図がなければはじまらない。とりあえず買っとくか。

そうこうするうちにけっこう時間が過ぎたので、2階の朝食ルームへ。
案の定、あとから来たと思しき人が朝食を食べ始めてる(笑

まあ、仕方ないかと次に入れてもらうことに。
朝食は、パン、ビスケット、果物、ヨーグルト、チーズ、ハム少々とそれなりに 揃っている
注文してから持ってきてくれるカフェオレ(もちろんコーヒーとミルクは別々)がおいしくてしあわせ〜♪

鳩とこども 今日は、あのお姉さんの店で2年前に置き忘れた手帳を買いなおすのだ!さあ出発!

そうはいってもカメラをもっていると、ついついシャッターチャンスを狙って歩いてしまうのが、悲しい人間の性。

サン・マルコ広場で鳩の群れに囲まれた男の子がかわいい!と速攻カメラを構える私。
思わず、遠くからそーっと撮影。盗み撮りだけど、こっそりじゃないといい表情撮れないんだよね…。

そんなこんなで気がついたら、サン・マルコ広場で写真撮影に夢中になってたよ(笑

カモメ それにしてもさすがにクリスマスシーズン。
ドゥッカーレ宮殿など、しっかりライトアップされている。
(夜はこれが点いて、きっともっとキレイなんだろうなあ。ぜったい夜撮影にこなくちゃ!)

でも、よくみると桟橋付近などやたら工事中のところが多い。そういえば先日ヴェネツィア浸水ってニュースが流れてたから、その修復なのかな?

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* サン・ピエトロ島でのんびり *

ヴェネツィアMAP

サン・マルコ広場で写真撮影に精を出していると、遠くのほうに巨大な噴水が見える。
そういえば、あっちのほうって行ったことがなかったぞぉ〜」とずんずん突き進むわたしたち。もはやお姉さんの店はどこへやら。

おっ、移動遊園地発見!

まず目に入ってきたのは、ちんまりとしてたジェットコースター。イモムシ型の乗り物がかわいらしいような、ちょっと不気味なような…。ちょっと微妙な感じ(笑

はじめての自転車 周辺は、休日ということもあって、家族連れがいっぱい。

どの子もみんなかわいい!!
自転車初挑戦!という感じの子は、おじいさんらしき人が乗せてあげたとたんに、いきなし“コケッ”。でも泣かずに再挑戦してたのはえらいぞ!

排水口 そうしてぶらぶら歩いているうちに、気づくと周囲はすっかり住宅街。
サン・マルコ広場周辺とはぜんぜんちがって、生活感を感じる落ち着いた雰囲気が漂っている。

今日は日曜のせいか、表通りはけっこう人が歩いているけれど、ちょっと路地に入ると人影もなくとっても静か。

洗濯物 ナポリ名物で知られる“建物の間の洗濯物”もそこら中に見える。
こういう風景っていかにもイタリアって感じがするよね。
こっちにくるのは初めてだけど、なんだかのんびりしてていい感じだなあ…

サン・ピエトロ島への橋 そうこうするうちに目の前の路地のむこうに木製の橋が見えてきた。

ヴェネツィアにはそれこそそこら中に橋があるけれど、こういう完全な木製の橋ってなんか珍しい気がする。

路地を抜けてみると、これがけっこう長〜い橋。
なんだかちょっとほかとは違う、ヴェネツィアっぽくない雰囲気も感じる。

 ガイドブックで調べてみるとどうやら橋の向こうは“サン・ピエトロ島”らしい。
どうやらここは教会があるだけといった感じの小さな島。
たしかに緑が多くて静かな雰囲気が漂っている。

教会前は、芝生が敷かれた木立になっていて、ベンチも置かれているから、なんだかついついのんびりしちゃうなあ。

サン・ピエトロ島のわんこ ここまでくるとほとんど人影はなくて、ときどき通りかかるのも、地元らしき人ばかり。

ついついベンチに座ってぼーっとしていると、前方に現れたのはなんだか歩き方がとってもヘンなわんこ…。
と思ったら、どうやらとってもおじいさんだったらしい。
途中、よたよたと運河のほうに歩いていったかと思ったら、危うくそのまま落ちそうに!!!
思わず立ち上がりそうになったら、飼い主のお兄さんがあわてて近寄って抱きかかえていたよ!

造船所 ベンチから運河のほうを見ると、目の前にどこまでも続くレンガの壁。いったいなにかと思ったら、“造船所(Arsenale)”。もっとも今はイタリア海軍の軍事施設として使われているらしい。

水門へと足を運んでみると、これがけっこうかっこいい!

ちょうどクリスマスということもあて水門の間にはクリスマスの電飾も飾られている。
夜の様子をみてみたい気もするけれど、さすがにここまでくるのはちょっと遠いなあ…ザンネン!

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* お姉さんの店発見! *

屋台のお菓子屋さん

造船所から駅までは、島の端と端?っていうくらい距離がある。

 “普通”の町を歩くのは、今まで見たことがなかったヴェネツィアを知るようでうれいしけれど、トイレを我慢するのはちとつらいぞ!(この辺は観光客がくるようなエリアでないせいか、公衆トイレもみかけない)

 それにしてもヴェネツィアは奥が深い…。
歩いても歩いても見知らぬ街角、不思議な小路を発見できる。
今度は、ヴェネツィアに1週間くらいはいたいなあ……でも物価が高すぎだけど。

 そうそう、今回ヴェネツィアに来てびっくりしたのが、物価の上がりよう!
ホテルを探してたときにもびっくりしたけれど、実際来てみてさらにびっくり!とにかく数年前に比べて一気に物価が上がりすぎ!レストランなんて日本と変わらないくらいだし…。
観光地ってこともあるんだろうけど、それにしても驚いたよ。ごはんを食べるたびにおこづかいが一気に飛んでいく〜〜。

てくてく歩いて到着したのは、なつかしのサンタ・ルチア駅!!!

まずはさっそくトイレ、トイレ!
駅のトイレは、0.7ユーロ(約100円)。1ユーロ渡しても、ちゃんとお釣りをくれました。

駅周辺もかなり大規模な工事中。

でもなつかしの駅前公園は以前のまま。もちろん前に泊まったホテルもちゃんとある!
さあ、ここから再スタートして、お姉さんの店を探すぞぉ〜!!!(前に泊まったホテルからなら、何度も通った道だもん、きっと思い出せるはず!)

公園を突き抜けてずんずん歩いていくと、あそこにもこちらにも懐かしい風景。
「うわあ!この店、前にものぞいたね〜」「おお、この公園で荷物の置き忘れに気づいたっけ!」「この道、前にも通った通った!」

ぶつぶつつぶやきながら、想い出に浸っていると…

 お姉さんの店 ついに見つけた!お姉さんの店!!

しかし、予想通りお休み…

しかも貼紙をよくみると、明日も休みと書いてあるではないか!

どうしよう…あさっては、10:32発の列車なのに、営業開始は10:00。
ううう…このためのヴェネツィア滞在なのにー!!!!

いっそ列車の時間をずらす?でももうチケットは予約済。
うーん。どうしたらいいものか。未練がましく、店の中をのぞいてみるが、当然人気なし。

 革製の手帳はいろんなところで売っていたけれど、システム手帳型になっていて革ひもの長さの調節をしてくれたりなどの細かなアレンジに対応してくれるのはここだけだったんだよね…。
しかも値段が手ごろ。
それになによりほしかったのが、以前に買って即置き忘れた“レストラン記憶帖”。これが値段も大きさも内容もとっても気に入ってたのだー!!

よくみると、ウインドゥの貼紙にHPのアドレスが書いてある!
もしかしたらネットで購入できるかも!!!!
帰ったらさっそくチェックしなくちゃ♪
よーっし、メモメモ!

さて、あさってどうやったらお姉さんの店に行くことができるのか頭を悩ませながら、今度は以前に象のガラス細工を買ったおやじの店とカルボナーラがめちゃおいしかったレストラン探し。

レストランはランチに行きたいなあって思ってたけど、時刻はもう13時過ぎ。果たして見つけられるんだろうか??

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* ごはんをがっつり! *

お姉さんの店からサン・マルコ広場に向かって、おととし訪れたときの記憶をたどりながら、右見て左見てお店探し。

ところが似たような景色ばかりで、おじさんの店もカルボナーラのレストランもさっぱりみつからない。

ちょうどクリスマスで休みの店も多いせいかもしれないけれど、何度行ったり来たりしても見つけられないまま、気がついたらもう午後2時すぎ。

これ以上は、おなかの虫ががまんできないと叫んでいる。

しかたないので、昨夜通りかかってかなり気になっていた、サン・マルコ広場そばの雰囲気よさげなレストランにチャレンジしてみることに…

Trattoria e Pizzeria DA GIOIA

カルボナーラ、カルボナーラとばかり思っていたせいか、口の中がすっかりカルボナーラモードになっていたので、これはいの一番に注文決定!

カプレーゼ 歩きつかれてくたびれていたこともあり、あとはよくわかってるメニューをオーダー。

カプレーゼ(4.5ユーロ)
インサラータミスタ(10ユーロ)
カルボナーラ(10ユーロ)
ボンゴレ・ビアンゴ(12ユーロ)
コーヒー(2ユーロ)×2

カルボナーラ ついでに思わず「ワイン、飲みた〜〜い♪」

けっこう手ごろな価格だったこともあり、シャルドネを使ったお手ごろワインをボトル1本(18ユーロ)注文!

お店はけっこう混んでいて、日本人観光客もあっちにこっちにちらほら。

サン・マルコ広場近くというせいもあるのだろうけど、外観がかわいらしくてなんだかおいしそうだったもんなあ…

ボンゴレ 無難なメニューを頼んだこともあり、心の中ではちょっと期待しつつ、料理がくるのをじっと待つ私たち。
それにしてもおなか空いたぞー!!!

まず運ばれてきた白ワインは、ちょっと冷やしすぎ。これじゃあ味を楽しむ以前の問題。
この時点でちょっと不安が心をよぎる…。

嫌な予感って当たっちゃうもんだよね…

その後、さんざん待たされた末、やっと料理が出てきたと思ったら、全メニューが一気に登場!

量が多いのはうれしいけれど、味はどれもイマイチイマニ…。

しかも、パスタがのびちゃいけないと、思わずがつがつ飲んで食べたもんだから、あっという間に酔いが回ってきてしまった。

なんだか、もうふらふらだよ…

ちなみに料金は税・サ込みで65.52ユーロ(約10000円弱)。
メインを頼まず、この価格はちと高いんでは…?

食べ終わるころにはもう頭ふわんふわんになってしまったので(そりゃ二人でボトル1本一気に空けたら、酔うよなあ)、とりあえずホテルに帰って食休みすることに……これが間違いのもとだった

はっと気づいたら、外はもう真っ暗!!!!!

酔っ払ってベッドにごろっと横になったまま、ぐっすり寝込んでしまったのだ!!!

なんで?なんで?どうしてこんな時間になってるの????
なにがなんだか一瞬記憶がすっとんだ

しかし、外はすっかり夜。もちろんいまさら観光なんて時間じゃない。

おいおい、なんてぇこったい…

(結局、そのまましばらくホテルでテレビをみたあと、小腹が空いて仕方がなかったので、昨日のお惣菜屋さんでお惣菜を買い込んで部屋でこそこそ食べたのでした。…なにやってるんだか)

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