このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 


 第3日目 

ムラーノ島へGO!

朝からPHOTO TIME! ムラーノ島へ行くぞ! ランチおいしー♪
弦楽コンサートに感動 懐かしのレストラン


*朝からPHOTO TIME!*

夜明け前のサン・マルコ広場

夜明け(7時ごろ)とともにごそごそおきだして、カメラ片手にサン・マルコ広場へ。

 

天気予報によると、本日北イタリア〜中央イタリアは曇りまたは雨とのこと。
しかも、週間予報でもその調子の天気が続くらしい。ガーン!…この天気の悪さはかなしいぞ

ほんのり青みを帯びた夜明け前の空の下のサン・マルコ広場は、とっても幻想的。
人気もほとんどなく、清冽な空気が漂っている。

 

そんななか、三脚片手に美景ポイントを探してうろうろ。

よくみると、似たようなことしてる人がもうひとり。
……予想どおりこんな時間にカメラを構えるのは日本人(笑

霧のサン・マルコ広場  

思わずその人と競うように美景ポイント探しに熱中。
私が撮影していたところに彼が三脚運んだり、彼が立っていたところで私がカメラを構えたり…。
撮影ポイントって、やっぱり似ちゃうもんですなあ。
 

写真を撮り始めたときは、霧がかかってなくてラッキーっと思ったけれど、実際に撮影してみるとなんだかイマイチ。
どうやらヴェネツィアの風景には霧がお似合いらしい。

そうこうするうちに次第に空が白じんでいく…。こうなると完全に夜が明けるまではあっという間!

撮影タイムはそろそろ終了かな。
明日の朝、霧が出てたら朝もやの風景撮影にチャレンジしたいなあ…(明日出発じゃムリか)

屋台のご出勤 

ふとみると、サン・マルコ広場にいつもいるお土産物屋さんが屋台を引いて登場!
まだ朝も早いのに、なかなか勤勉。

それにしても、人間がいない分、鳩やカモメの多いこと!
せっかくだから飛んでいる鳥を撮影してみようと連写モードで追いかけてみたけど、あまりの速さにカメラも追いつけない(私がどんくさいだけ?)。

ひたすら連写して、なんとか撮影に成功!
でもこんな撮影のしかた、フィルムだったらぜったい出来ないよ。

 

すっかり夜が明けたころ、いそいそホテルへ戻る私たち。
この時間なら速攻朝ごはんが食べられるはずっ♪

すごくおいしいっていうわけじゃないけど、ヨーロッパのホテル朝食ならではのコーヒー&ミルクの味がけっこう好きなんだよね〜。

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* ムラーノ島へ行くぞ! *

ヴェネツィアングラスのブローイングが見たいっ!

その昔、はじめてのイタリア旅行(学生ツアーだった)のときに見た職人さんのブローイング姿が忘れられず、ぜひまたみてみたいと思っていた私。

歩き方 

じつは2年前ヴェネツィアにきたときにその目的達成のためにムラーノ島へ行く予定だった…。
ところが、滞在期間中ヴァポレット(水上バス)のストが発生!
けっきょくムラーノ島どころか本島内の移動(歩き)が限界で行けなかったのだ。


そこで今回再チャレンジ!

ちなみに前に行こうとしたときは、ローマで空港のストも大々的に行われていたっけ。
テレビにとまどう日本人の姿が映っていて、このあとミラノもストになって日本に帰れなくなるんじゃないかと、どきどきしながらテレビをみていた記憶あり(もちろん、イタリア語なんてわからないので詳細は不明だったけど)。
 

というわけで、さっそく駅(駅前から島への直行ヴァポレットが出ているのだ!)へGO!

今日は昨日と違い、アカデミア橋経由左回りで。

というのも昨夜「地球の歩き方」を見ていて、あの“絶品カルボナーラの店”らしきレストランを発見したのだ!

ちょうどホテルから駅へ行く途中にあるようなので、ついでにチェックチェック!!!
 

と、ホテルを出てちょっと行ったところにある教会で、いきなり“弦楽コンサート”の看板を発見!

ヨーロッパって、ほんとうにどの国へ行っても教会コンサートやオペラをよくやってます。

音響効果のよい教会で聞く演奏はけっこう素敵だし、雰囲気も抜群なので、旅行先でコンサートの案内をみつけるとときどき行く私。

とくに今回みたいにクリスマスシーズンだと、けっこういろんなところでやってるので、演目云々はさておきホテルの場所や日時の都合に合わせて選べるのでとっても便利。
(コンサートが終わるのはけっこう遅いので、ホテルからあまりに遠いところだと、帰り道がけっこう怖いし危なかったりするので注意が必要!)

そういえば、ブダペストの教会でハレルヤを聴いたり、ノルウェーの田舎町の教会でパイプオルガン演奏を聴いたりもしたっけ…。

アカデミア橋からの眺め 

 

場所&日時をチェックしてみると、ホテルから程近い公会堂で今夜行われるとのこと。

私の好きな弦楽コンチェルト、しかもヴィヴァルディ!

これはもう行くしかないかっ…と思ったけれど、入場料が20ユーと意外に高くて躊躇する。
それに20:30スタートだと終わるのがけっこう遅そうだけど、夕食はどうしよう…。
 

うーん、うーんと悩むこと十数分。

とそこへ、ふらりと入ってきた外国人観光客2名(おじさん)。

なんの迷いもなく「コンサートのチケットくださぁ〜い!」と買っていった。

カルボナーラのレストラン 

ええいっ、ここでけちってはあとで後悔するっ。思い切ってチケット買うぜっ!

と、勢いにのってチケット購入。

買っちゃうと、これがまたすっごく楽しみになっちゃうんだよね〜♪
 

チケット片手にうきうきしながら、アカデミア橋を渡る。
ここからちょっと行ったところに例のレストランがあるはず!

気分はすっかりカルボナーラ♪ 

ちょっとドキドキしながら本の地図に記載されていた場所へ…

おおおおおお!これは間違いなく2年前に訪れた“絶品カルボナーラのレストラン”!!!

いちおうウインドゥから中を覗いて、記憶の内装とつけあわせ!

この造り、この雰囲気、たしかにまちがいない!!!

思わずぱちぱち記念撮影。よしっ。
午前中にムラーノ島見物をして、ランチはここで食べるぞっ!

などと心の中で計画しつつ、駅へと向かったのでした。

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* ランチおいしー♪ *

ヴァポレットの24時間券 

駅前でムラーノ島への直行ヴァポレット乗り場を確認し、さっそくチケット購入。

1回券にしようかちょっと迷ったけれど、よく考えたら明日の朝駅まで来るのにヴァポレットを使用するはず。
この時間だとちょうど24時間以内に使用することになるから…そうだっ!
24時間チケット買っちゃおう!!(このほうがずっと割安)

ヴァポレットからの眺め 

直行ヴァポレットだと、ムラーノ島までは所要約25分

景色をぼんやり眺めているとあっというまに着いちゃう!

 

さて到着したはよいけれど、右に左にあっさり散っていく人々とちがい、私たちはどこへいったらよいのやらさっぱりわからない(そもそもどこに到着したのかもよくわかっていなかった)

とりあえず右方向へ…。どうやらこっちにガラス工芸博物館があるらしい。

正直、博物館より実演をみたいのだけど、どこへ行けばみられるのかよくわからないし、ガイドによると博物館でみられるとも…。

それにしても人影、とくに観光客っぽい人の姿がほとんどない。
そういえば今日って
“祝日(聖ステファノの日)”だったっけ。そのせい???

ムラーノ島メインストリート 

それでもちらほらと営業している土産物屋さんのウインドゥをチェックしながら、水路伝いに博物館へ!

 

「なんだかちょっと廃れた雰囲気…」

到着した博物館は、とっても地味ぃ〜で、展示物もいまいち。
というか、展示物にほこりがたまってるのはあたりまえ。ケース内に蝿死んでるし…(汗

ヨーロッパの博物館って、たしかに「なんじゃこりゃ」ってとこがけっこうあるけど、ここもかなり“ビミョー”な雰囲気だー!(ある意味、おもしろすぎる)

しかし、これで入場料4ユーロは高すぎやしませんか?

結局博物館では実演なんてやっていず、こんどは町の中の土産物店を見て回ることに(むか〜し来たときもショップに実演所が併設されてたような…)

店がやってない… 

ぶらぶら見て回るけど、やっぱりオープンしている店はけっこうまばら。

実演していそうな大きいお店をのぞいても、なんだかとっても閑散…

そのうちおなかも空いてきた。

「とりあえず、このへんでごはん食べようよ(この際カルボナーラは夕飯ってことで)」

土産物屋をチェックしつつも、ここからはレストラン探し!

ところが、意外に「ここ!」ってお店が見つからない。

何軒か外に出ているメニューをみてみたけど、あんまりピンとこないし、値段もやや高め。

うーーーーん、どうしよう…。

 

と思ったところで、目の前になかなか素敵なリストランテ発見!

ちょっと高そう…でも気になる…。だけどちゃんとしたお店にこんな格好で入るのもなあ…

思わず何度も行ったり来たり。

ここのランチはおすすめ! 

でも、入り口に張ってあった「今日のシェフのおすすめ:スカンピのリゾット」の文字が決定打に。

やっぱりここにしよう!!!

 

おそるおそる入ってみると、中は意外に家庭的な雰囲気で「ほっ」。

でも、さりげな〜く、砂糖袋やハウスワインが店オリジナルだったりして、やはり“こだわりの店”っぽい。

「ここならきっと美味しい!」と意味なく確信した私は、さっそく店頭にあったスカンピのリゾットとスズキのグリル、インサラータミスタをオーダー。

 

イタリアのレストランってひと皿の量が多いから、ランチならこのくらいで充分なんだよね。

そして、もちろんしっかりワインも♪

そして登場した料理は…

予想通りの美味しさ!!!!

特にリゾットは思わず笑顔になっちゃうくらい美味!!!

サント・ステファノ広場近くのリストランテ、DALLA MORAはかなりオススメです♪

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* 弦楽コンサートに感動 *

おやじのおしゃべりタイム♪  

無事ランチを終えて、おなかも気分も大満足。
 

結局、ガラスのブローイング実演は見れなかったけれど、まあいっかあ(と思うしかない)。

せっかくなのでなにかガラス細工を、とおみやげ探しスタート。

いろいろウインドゥショッピングしていてみつけたのが小さなガラスのクリスマスツリー

ガラスのクリスマスツリー 

これがとってもかわいい!!!

飾りがちゃんとはずせるのもすごいっ!

ちょうどクリスマスシーズンだし、もうこれっきゃないでしょう!!!!

 

お店によって値段が微妙に違うので、必死になって一番安い店をチェックチェック!

緑色のと透明なのがあるけれど、ここはやっぱりガラスらしい透明ヴァージョンがよいかな。

途中で壊れたりしないよう、しっかり梱包してもらい、大事に抱えて帰途へ。

気がつけば、もう日が傾き始めている…。

本島へ向かうヴァポレット  

きらきらと輝く海を突き進んでいくヴァポレットと遠くに見える本島のシルエットがなんだかとっても素敵!

「なんか感動的だなあ…」

ぼーっと海を眺めていたら、本島行きのヴァポレットがくるまでの約20分も意外にあっという間だったよ。


さてさて、“とりあえず荷物を置いて”とホテルに戻ったら、ついついそのままひと休み。

「やばいっ!もうすぐコンサートじゃん!!!」

こりゃ、夕食はコンサートのあとだなあ…。遅くなるけどどうしよう。

と思いつつガイドをチェックしてみたら、例のレストランはラストオーダーが深夜らしい。

ラッキー♪ これはもうコンサートのあとここで夕飯を食べなさいね、という神様のお告げとしか思えない。

ひと安心して、さっそくコンサート会場へ向かったのだった。

 

会場に到着すると、開演15分前ながら、席はもう半分以上埋まっている。

弦楽コンサート風景 

今夜は「ヴィヴァルディの夕べ」ということで、全6曲中5曲がヴィヴァルディ。
ヴァイオリン4名、チェロ、コントラバスの計6名による演奏会(曲により、チェンバロも加わる)。

クラシックには詳しくないけれど、弦楽器の音色が大好きなのでものすご〜く楽しみ!!

会場の雰囲気も抜群です!

 

そして、満杯の会場でコンサートスタート!!!

音響効果のよさにプラスして、想像以上のレベルの高い演奏にうっとり…

チェロのおにいさん 

「うわぁ… 最高のクリスマスだぁ〜〜〜♪」

それにしてもラストの曲「Variazioni di bravura」でのチェロのお兄さん(Davide Amadioさん)。

演奏中ずーーーっと頭をぶん回し、すっかり“世界に入ってる”様子。

なんだかちょっとおかしかったよ(笑

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* 懐かしのレストラン *

すっかり“クラシック”な頭を抱えて、さあ夕ご飯へレッツゴー!

辺りはもう真っ暗だけど、ヴェネツィアはイタリアの中では考えられないくらい治安がよいから、まあ大丈夫でしょう(とくに脇目もふらず歩いていれば、ね)。

 

というわけで、頭の中はすっかりカルボナーラ。

ワクワクしながらお店に到着!

店内にはなぜか日本人カップルが…(そっかあ。「地球の歩き方」に載ってたもんなあ)

なにはともあれ、まずはカルボナーラだ!!

 

もう時間も遅いので(閉店間近な雰囲気も漂ってるし)、あとは軽くサラダとワイン。

あの懐かしい“美味”を心待ちにする私たち…

そこへついに主役登場!

期待感たっぷりにフォークをひとさし。

オーマイガー! 

な、なんじゃこりゃああああああ!!!!

ち、ちがう!!! こんな味じゃなかったーーーーー!!!!!

そこへ今日はもう帰るらしき厨房スタッフが出現(私たちが最後の客)

え?なぜアジア系?

「君たちどこから来たの〜?オーニホーン!僕はバングラディシュから来たんだよ♪」

…もしかしてクリスマスに働くようなのはアジア方面からの出稼ぎ労働者だけってこと?
それでこの味ですか????

店を仕切っている気の弱そうな若主人は前のときとおんなじだけど…

でもこの味のちがいはいったい…。

 

あんなに期待してたのに…、ショック大きすぎです(涙

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