このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 


 第4日目 

一路フィレンツェへ!

朝からせわしないぜ! ヴェネツィア出発! ごぶさたフィレンツェ
ぶらりフィレンツェ歩き♪ Madovaで手袋探し くたびれたー!


*朝からせわしないぜ!*

ヴェネツィアよ、さようなら

余裕をもって起きたはずなのに、ハッと気づくと「時間がないっ!」

やばいっ!もう9時15分じゃんっ!

9時半には駅に着いて荷物預けて、速攻“お姉さんの店”チェックしにいこうと思ってたのに…。
テレビ見ながら、慌てて出発仕度。

ヴェネツィアよ、さようならん?、ニュースによるとどうやらエルトン・ジョンが新婚旅行(相手は男)でヴェネツィアに来ているらしい。
「ハリーズバー」を訪れたとか放送してるぞ。
もしかしたらどこかですれちがっていたかも!!

いやいや、そんなことにドキドキしている場合ではない。
とにかく今はダッシュでチェックアウトだ!

そういえば、室内の料金表示表に「1泊料金400ユーロ」とあって超びびったけど、会計したらネット通り3泊で360ユーロだった。
たしかに設備はちょっと古臭いところもあるけれど、ヴェネツィア、しかもサン・マルコ広場近くのホテルとしては破格の安さ!
ネットで必死に探した甲斐がありました。

さて、そんなこんなでチェックアウトも無事済ませ、スーツケースを抱え、サン・マルコ広場のヴァポレット乗り場へダッシュでGO!

スーツケースだから、と手荷物用のチケット(大1ヶ3.5ユーロ)を買おうとしたら、24時間券をもっていたら必要ないとのこと。
これはうれしい!!!

そのまま、いきおいこんで9:32発の駅前行きヴァポレットに乗船。
駅まで24分とあったから、ここで一度駅まで行くと“お姉さんの店”に行く余裕はない。
船の上で、どうしようかしばし頭を悩ませる。
どうしよう。もしかしてちょっと早めにお姉さんが来ていたら手帳が買えるかもしれないし…

うーんうーんと悩んだ末に、衝動的に「TOMA広場」(お姉さんの店から最短の停留所)で下車。
スーツケース抱えて、小走りにお姉さんの店へ!!
フィレンツェ行きの列車のチケットは、ネットで購入済みだから、出発に間に合うぎりぎりまでここで待機だ!!!

手帳は買えず…(涙…しかし、待っても待ってもお姉さんが現れる気配なし。
そうこうするうちに10時を過ぎ、10時5分を過ぎ、10時10分になり…

もうだめだ!!あきらめるしかない!(涙×涙

あと15分ほどで列車の出発時刻だから、そりゃもう必死の形相で駅への道をひた走る。
ところがここで、おととい痛めた左足がズキズキしはじめた。
正直歩くのもしんどいぐらいひどい痛み。
しかし、ここで泣き言はいってられない!
気合とガッツで行くしかない!!!

★ヴェネツィアで撮ってきた写真満載のPHOTOアルバムはこちらをクリック!★

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* ヴェネツィア出発! *

車窓から

駅に到着したのは出発時刻の5分前(なんだ、余裕じゃんっ)。
いそいで列車に乗ろうとしたら、私たちの車両の扉が開かない。
開いたと思ったらすぐ閉まってしまいそのまましばらく開かなくなるので、いっしょにいたイタリア人夫婦も大慌て。

大騒ぎしていたら、日本人観光客の団体を率いていた女性添乗員さんらしき人(美人!)が、「あっちの入り口から乗ったほうがいいですよ〜」と声をかけてくれた。
スミマセン、お世話かけます…

イタリア人ご夫婦にも声をかけて後方のドアから乗車。
ふぅーーーーっ、とりあえずフィレンツェまでの道のりは確保されたぜっ。

座席表示こうして、フィレンツェまで3時間の旅がはじまった。

電車に乗り込んで最初の関門は「切符」

じつは今回、イタリア国鉄のHPからクレジット決算でチケット購入したので、いわゆる“切符”は持っていない。
持っているのは、イタリア国鉄からメールで送られてきた“確認書”のみなのだ。
ちなみにこの“確認書”には、乗車日・指定列車の車両番号・座席番号などが記載されている。

これを見せればOKって書いてあったけど、ほんとにだいじょうぶなの?????

車掌さん相手がイタリア国鉄なだけに、不安が募る。

そしてついに“そのとき”がやってきた!

検札にきた車掌さんに、プリントアウトした“確認書”を恐る恐る渡す私。
「なんじゃこりゃ?」という表情を一瞬見せた車掌さんが、胸ポケットに入れていたメガネをとりだし、まじまじチェック。
これじゃダメっていわれたらどうしよう…。不安が高まる。
と、かばんからハンディタイプの機械をとりだし、なにやらカチャカチャ操作している。

カタカタカタカタカタカタ ジィイイイーーーーーー

機械から発行されたのは、なんとレシート風の“切符”!
笑顔でこのレシート(兼クレジット払いの領収書かと思われる)を渡されて、無事検札終了。

イタリア国鉄のWEBチケット購入って超らくちんだぁー!!!

不安が大きかっただけに、その簡単さに感動!
これなら駅で大騒ぎしてチケット購入する必要がないから、時間もかからないし、なにより言葉が苦手でも安心だ。

イタリア国鉄ブラボー!

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* ごぶさたフィレンツェ *

午後1時半、ついに列車はフィレンツェに到着。

じつは日程の都合上、フィレンツェの町を見て回るのは今日だけ。
フィレンツェ自体は2年前にゆっくり見て回っているので、頼まれたお土産購入&ぶらぶら散歩に徹する予定。

そうそうもうひとつ。
前に来たときに日本語堪能なフィレンツェ在住のイタリア人に教えてもらった
絶品トラットリア『I Due G』に再チャレンジしようと思っているのだ♪

このトラットリア、駅近くでおやじがやっているまさに“大衆食堂”なのだけど、「絶対オススメ!」と地元フィレンツェ人が太鼓判を押すだけあって、安くてめちゃうま!!
いかにも地元人御用達な雰囲気もちょっと緊張はするけれどとってもGOOD!
 

☆ HOTEL ADLER CAVALIERI ☆ ※ ホテル名をクリックするとホテルのHPに移動します
ホテル アドレル・カヴァリエリフィレンツェで宿泊するホテル探しはとにかく大変!
なにしろ今回のメイン企画は、“トスカーナドライブ”。すなわち、フィレンツェでレンタカーを借りる予定なのだ。

フィレンツェを拠点に日帰りで回るところもあるので、
 
ホテルには駐車場が必要!
 
しかも当然値段が高いのは×!
 
荷物が重いから駅から近いのがいい!
と、わがままリクエスト満載。
これがじつはかなり高いハードルだったのだ。

ネットを使って必死に探した末に見つけたのが、ここ『ホテル アドレル・カヴァリエリ』。
イタリアの東急インといった感じだけれど、それなりに設備は整っているし、部屋も想像していたよりずっと◎。
ヴェネツィアと違って、シャワーの水圧が高いのもうれしい!(バスタブ付いてるし♪)

フロントで、事前にリクエストしていた翌晩利用予定の駐車場確保がきちんとされているかどうか確認(イタリアはこういうのきちんと確認 しないと、危険危険!ちなみに駐車場代は別料金)し、さっそく2年ぶりのフィレンツェ旧市街へ出発!!

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* ぶらりフィレンツェ歩き♪ *

中央市場前の屋台街

ホテルでどたばたしていたら、いつの間にかもう3時過ぎ。

今回は観光名所に行くつもりはないとはいえ、フィレンツェで時間を取れるのは今日だけだからなんだかもう夕方というのはちょっと寂しいなあ。

駅から旧市街への道のりは、懐かしの中央市場前を通る。
革製品屋さんがずらりと並ぶ屋台街は相変わらずの大盛況!

「そういえば手帳!」と思って探し歩いてみたけれど、かばんや財布、コートの店がほとんどでたまに手帳が置いてあっても、お姉さんの店のようにシステム手帳式のものは皆無。

う〜ん、残念。

2004年撮影のドゥオーモ広場そうこうするうちに、ドゥオーモ広場に到着。相変わらずドゥオーモはど迫力だ!!

しかし今回は登っている時間はなし。

じつは妹に「ヴェッキオ橋を渡ったところにある『MADOVA』っていうお店で手袋買ってきて!」と頼まれているのだ。
おしゃれに超疎い私はよく知らないけれど、なにやら有名な手袋専門店らしい。
とっても上質の革を使ったはめ心地満点の手袋が格安(といってもそれなりの値段だけど)で、日本でも大人気とか。
転んでもタダは起きない性格の妹は、私がフィレンツェに行くと聞きつけて、なんと自分の分に加え友人のリクエストまで受けてしっかり型番を連絡してきたのだ(ほんとにしっかりしてるよ…とほほ)

それにしてもフィレンツェは本当に日本人観光客が多い!
でも何だか農協ツアーっぽい団体ばっかり…
と思ったらなんとこれがぜんぶ中国人の団体観光客!
中国が超好景気とは聞いてたけど、この様子をみるとそれを実感させられる。
ひと昔前の日本人もこんな感じで“ヨーロッパ進出”してたんだろうなあ…。

セルフレストラン「なんだか小腹が空いてきた…」

よく考えてみたら、朝ごはんを食べたきり。
そこでなにか食べ物を、と思ったけれど夕方のこんな時間じゃろくな店はやってない。
それに『MADOVA』へ行くなら急いで食べないと…というわけで、カルツァイウォーリ通りで見かけたセルフレストランに。

メインストリート沿いの店だから、値段は高めで味もイマイチ。
でもまあしょうがないか。

ただ、男女兼用トイレが2つ(しかも1つはつまり気味)しかないため、これがなかなか空かない!
トイレ待ちに20分くらいかかって参ったよ…涙

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* Madovaで手袋探し *

夕刻のポンテ・ヴェッキオ

おなかも満足したところで、さっそくヴェッキオ橋へ!

途中ウッフィツィ美術館の前を通ると、ここも大行列!!
空いていたら(前回は夕方はもうガラガラだった)寄りたいなと思っていたけど、こりゃムリだ…。

相変わらず観光客でいっぱいのヴェッキオ橋は、クリスマスデコレーションがとってもきれい。
右に左にずらりと並ぶ貴金属屋さんのショーウィンドゥに思わず目移りしちゃうけど、まずはMADOVAへ行かなくちゃっ!

そういえばヴェネツィアの物価が急上昇していてびびったけれど、フィレンツェはどうなのかなあ…。

ヴェッキオ橋を渡ってすぐ、地図を見ながら「この辺かなあ???」とキョロキョロしていると、「MADOVA はっけーん!!」

想像していたよりもずっとずっと小さい店構え。

MADOVA 名前は確かに合っているけれど、ほんとにここがその“有名店”なの?と疑問に思いつつ近づくと、中にも外にも日本人観光客。
「こりゃ、間違いないね」
さっそく、妹に渡された品番リストを片手に入店。

店内は10人も入れば満杯の小ささ。そこに日本人観光客が2組、アメリカ人と思しき白人観光客が1組いて、そりゃもう大騒ぎ状態。
しかたないので、店のすみっこで小さくなって順番待ち。

日本人のひと組(カップル)は仕入れにでも来ているのか。子供サイズから大人サイズまで紙袋二袋分も積み上げて、まだ選んでいる。す、すごい…。

もうひと組の日本人は親子。次から次へと手袋を出してもらっては、これでもないあれでもないと大騒ぎ。しかも言葉ができないらしく(ここは英語OKのお店)、そのたびにひと悶着(見ているとちょっと面白い)。

最後の白人カップルは、言葉が通じることもあって、慎重に品選び。ひとつひとつ試着しては細かいリクエストを出している。

うーむ。こりゃいくら待っててもきりがないぞ。
そう思ったときにちょうどお店の人がひとり帰ってきた!

さっそくその人を捕まえて、品番リストを手渡すと、あっという間に品物を出してくれた。

うーーむ、早い。

これは確かにいい手袋だ!ところが、そうして出してもらった手袋を隣の白人女性がいきなり手にとって試そうとしたからびっくり!
おいおい、それは私が購入する分だよぉー!(そのくらいテーブルの上はしっちゃかめっちゃか 笑)

そのまま清算しちゃおうと思ったところで、お店の彼が「君たちの分は買わないの?」とひとこと。

手袋は普段ほとんどしないので購入予定はなかったのだけど、実際品物を目にしてみると、軽いしあったかいし、デザインもシンプルでGOOD。そのうえ、日本の価格の半分ほどという安さ。

せっかく来たんだし、いい自分へのおみやげになるかも…。
思わず「じゃあ、私も黒のショートタイプを!」と頼んでしまった。
すると、いきなり「手を見せて」と彼。
両手を掲げてひと目見せたら、「OK!」というなりなんと私の手にぴったりのサイズの手袋を出してきてくれた!!

これが噂に聞いていた“プロの技”か…。
ぱっと見ただけでサイズを当てるなんてすごすぎる。

結局しっかり自分の分も購入して、お買い物終了。いやあ、いろいろ楽しめたよ…(笑

ちなみに先の3組は私が店を出るときにもまだまだ品物選びに夢中でした。チャンチャンッ

しかし、このとき購入した手袋がのちのちどんなに私を助けてくれたか…、だれがこのとき想像したことでしょう。

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* くたびれたー! *

回転木馬

手袋購入後、ビッティ宮の方までぶらぶらしていると、2年前にコートを買った懐かしの『ANNA』を発見。
じつはここで働いているとっても親切なイタリア人男性は、以前日本に住んでいたということで日本語ペラペラ。
彼にあの『I Due G』を教えてもらったのだ。
さすがに入るのはちょっと恥ずかしかったので(買い物予定もないしね)、外からそっと覗いてみるとあの彼らしき姿を目撃。
なつかしー!!!

食料品屋さん前回とっても美味しいレストランを発見したマッジョ通り付近を散策。
なにか面白いお店があったらお買い物でもと思ったけれど、この辺のお店は、時間のせいか時期のせいかあんまり営業していない。
結局、ヴェッキオ橋に戻り、貴金属屋さんのウィンドゥショッピングスタート!

金細工が有名な町だけに、どの店に並んでいる商品もスバラシイ!
思わず1軒1軒じっくり見てしまう(そんな人がたくさんっ)。

でも、なんだかんだで結局何も買わずホテルに戻ってきちゃったのでした(いいと思うのはやっぱり高いしね)。

あーーなんだかんだでけっこう歩いたせいかくたびれたー!
と思ってちょっと横になったらそのまま熟睡。
はっと気づいたらもう夜中!!!!!!
なんか今回の旅、このパターン多すぎ。まともなレストランで夕ご飯食べてる率が低すぎる…。

明日はいよいよレンタカードライブ。がんばるぞぉー!!

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