このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 


 第5日目 

ドキドキのトスカーナドライブ!

HertzへGO! ジノリのアウトレット♪ サン・ジミニャーノへ! 写真撮りまくり! 城砦にて
吹雪にびっくり オリーブオイルのテイスティング 久々の充実ディナー♪


* HertzへGO! *

Hertz のロゴ

今日はついにやってきた「トスカーナドライブ」スタートの日。

シチリアでレンタカーを借りたことがあるとはいえ、本土で利用するのは初めて!
高速道路も利用する予定だし、移動距離も半端じゃないけど、果たして無事ローマまでたどり着けるんだろうか…。

かなりドキドキしながら、ホテルから程近いHertzの事務所へ!

この周辺にはいろんなレンタカー屋さんが集まっている。
駅も近いし、旧市街へは車の出入りは禁止になってるから当然といえば当然だけどね。
やっぱり近いと便利です♪

少々迷ったものの、無事事務所発見!
恐る恐る店内へ…

じつは以前シチリアで借りたときは、保険を現地でというプランにしたのだが、お互い英語があまりできなかったこともあり、すったもんだしてしまった(しかも高くなってしまった…)。

そこで今回は、ネットで事前に保険などすべてコミコミのプランを申込済みだから受付も簡単。
確認書(もちろんこれもメールです)を渡してチェックしてもらったらあっというまに終了!
おーーーー楽チン!

ほんとはHertzはレンタカー屋さんの中でもピカイチ“高い”のだけれど、言葉の不安・事故を起こしたときのこと(シチリアでミラー落としてるし 笑)を考えると、やっぱりいざというとき日本事務所があるところのほうがなにかと安心
イタリアのマッジョーレレンタカーなどなら半額くらいで借りれるんだけどね!(言葉さえできれば…とほほ)

プジョー 1007さてさて受付終了後、車の受け取りは事務所からすぐのところにある貸駐車場へ。

駐車場にはすでに車が用意されている。
なんとこれがプジョーの新車!
とってもコンパクトでかわいらしい!
しかもスライドドアになってるから狭い道の多いイタリアでも安心だ!

もっとも運転担当は相方なので、私はナビ専門だけど(笑。

そしてついにトスカーナドライブがスタートした!

まずは手慣らし足慣らしということで、フィレンツェ郊外にあるジノリのアウトレットへ向かうことに。

ここについてはいちおうネットで大体の場所を調べてきたけれど、車での行き方はいまひとつはっきりしないので、Hertzで無料地図をもらい行き方を説明してもらう。

昨日購入した地図は「TOSCANA」版なので、ここみたいにフィレンツェからすぐそばの小さな町の詳細図なんて当然のように載っていないのだ。

Hertzのお姉さんちなみにHertzの受付のお姉さんはとっても親切!
「まず最初はどこに行く予定なの?」と聞いてくれ、親切に地図や行き方を説明してくれた。

お姉さんの笑顔を背に、さあ張り切ってレッツゴー!

画面TOPへ


* ジノリのアウトレット♪ *

フィレンツェから北に1時間ほど行った「Sest Fiorentino(セスト・フィオレンティーノ)」という町に、あの人気陶磁器メーカー「リチャード・ジノリ」の工場&博物館&アウトレットがある。

ジノリのアウトレット

噂によるとB級品とはいえ普段使用には問題ない品々が相当安いとか。
ちょっと期待しちゃうなあ。

フィレンツェからセスト・フィオレンティーノへは、一般道をひたすらまっすぐ行くだけ。
ただし、問題は町に入った後。
ちゃんとアウトレットを見つけられるんだろうか…。

不安にかられつつ、地図を片手に町へGO!
途中、工事中の一方通行や通学のための通行止めなどに悩まされながらも、なんとか無事町の中心に到着できた。
しかしここからがわからない!

博物館はすぐに見つけられたけれど、本日はお休みの様子。
ここの近くにあるはずなのに、いっこうにそれらしき建物を見つけられない。
唯一の手がかりである、ネットで見つけた建物の写真を参考にしながら、中心部をぐるぐる…。

どこだー!いったいどこなんだー!!

そう思ったとき、やっとそれらしき建物を発見!!!!

ジノリの大皿

写真にそっくりの建物、しかしそれらしき案内はどこにも見当たらない。
それでも恐る恐る駐車場に車を入れてみると…おおおお!!ジノリの看板だ!!!!

よーくみると建物の裏側、駐車場に面したところに入り口があるが、これがぱっと見はまるで従業員用裏口。
そーっと足を忍ばせて近寄ってのぞいてみると、中はふつうに陶磁器ショップになっていて、買い物している人影がちらほら見える。
こりゃ、間違いない!
ワクワクしながら店内に入ってみると、予想以上に品物がずらり。

うわぁ〜〜〜、目移りしちゃう!!

B級品といっても通常モノと遜色ないものはそれなりのお値段。
でも、ラインがかけていたり、置いたときにすわりが悪いなど、B→C級品はめちゃくちゃ安い!!!!!

ケースにごちゃごちゃと入れられているカップや皿、ソーサーなどはなんどどれも数百円程度から!!
もちろんじっくり見極めないと、中には割れていたりなどのとんでもないものもあるから要注意。
ジノリのレシートそのかわり、じっくり探せば意外にいいものも発見できちゃうのだ!!!
ジノリらしい“ホワイト”のシリーズがたくさんあって、あれもこれもほしくなる…

でも、割れ物だしなあ…。

日本への発送もしてくれるけれど、送料を考えたらそこまでするのも…。

結局お土産用のボンボンケース×2、カップ&ソーサー×6、ケーキ皿×4、大皿を購入することに。
これでトータル約10ユーロ(約15500円弱)というからびっくりだー!!!。

しかも、プレゼント用の包装も無料でしてくれてさらにびっくり!!!

いやあ噂には聞いていたけど、本当にお買い得だったよ♪
(正直、帰ってから「もっと買ってくればよかったー!」と後悔しました。

画面TOPへ


* サン・ジミニャーノへ! *

トスカーナ

無事ジノリでのお買い物を済ませ、運転にも慣れたところで、いよいよ本日のメインイベント“サン・ジミニャーノへのドライブ”だ!

サン・ジミニャーノは言わずと知れた“塔の町”
中世の名残を留めた小さな美しい町で、雑誌やテレビで知って以来「いつか絶対行く!」と心に決めていたのだ。

町はフィレンツェから南に約50kmほどの場所。
昨日調べたかぎりでは、セスト・フィオレンティーノからだと“スーパーストラーダ(幹線国道)”S2で一気に南下してPoggibonsi-NORDでおり、一般道を向かうのが最短らしい。

このスーパーストラーダ、幹線国道(つまり無料)ながら、なんと最高制限速度110km/h
さすがヨーロッパ…。
ちなみに有料高速道路の最高制限速度はなんと130km/hだ!

本格ドライブ開始!

ドキドキしながらスーパーストラーダにチャレンジ!
走行位置が左右逆なだけで、標識も日本とそっくりだし、雰囲気は日本の高速と変わらない。
これで無料ってなんだかとっても得してる気分だー。
日本もぜひこうあってほしいよ。

いったんのってしまえば、あとはひたすら走るだけの高速。
地図で道をたどりながら走っていたら、あっという間に「Poggibonsi」に到着!
予想通り出口案内の標識に「サン・ジミニャーノ」の表示もある。
うーむ、かなりわかりやすいなあ。

トスカーナの地図

そのまま標識に従って、一般道に突入。
ここからが予想外に長かった…。
なにしろ20万分の1の地図を見ていたので、地図上ではほんの少しの距離なのがじつはとっても遠かったのだ(高速を飛ばしすぎたのも感覚が狂った理由のひとつ?)。

のどかな田舎道をひたすら走り、走り、走り…丘を上り丘を下りしたとき、
「あれがサン・ジミニャーノだ!!!!!」
前方の丘の上に林立する塔、塔、塔。
まちがいないっ!あれがサン・ジミニャーノだ!

姿が見えれば、そこからはあっという間。
気合を入れて車を走らせ、ついに“そのときがやってきた”。

ぐるぐると丘を回りながら上っていき、まもなく頂上というところで突如現れた大きな門。
「テレビでみたのと同じ!サン・ジョヴァンニ門だよ!!!」
ちょうど旅に出る前にNHKでやっていたイタリア紀行の番組でみたのと寸部変わりないその姿に感動!

門の前に駐車場があったので、そこに車を停車。
さあ、いよいよサン・ジミニャーノに突入だ!!!

サン・ジョヴァンニ門

「にしても霧がすごいし、なにより寒い……」

とにかく外はものすごい寒さ。
ちょうど同じころ到着した外国人(イタリア人?)観光客も車から降りたとたん、「ヒョエエエーーー」という顔をしている(毛皮のコート着てるのに…)。

「そういえば手袋買ったじゃん!!!」

昨日買った手袋を念のためコートのポケットに突っ込んできたのだ。
さっそく装着。
「あったか〜い♪」

ひと心地ついて、改めて町への第一歩だ!

画面TOPへ


* 写真撮りまくり! *

サン・ジョヴァンニ通り

門をくぐるとそこにはまさに中世を思わせる町並みが続いている。
石畳が美しい緩やかな坂道“サン・ジョヴァンニ通り”は、この町のメインストリート。
よく見ると右にも左にもカフェやお土産物屋さんが並んでいるけれど華々しく出店していないせいか、足を踏み入れたときに感じる落ち着いた佇まいは崩れていない。

それにしても今日はこの寒さのせいか観光客も少なくて、とっても閑散としている。
サンジミニャーノの地図 もっともかえってそのほうが町並みには似合っているけど…。

ぶらぶらと歩いていると正面にさっそく“塔”が見える。

かつて富の象徴として競って建てられたというこの塔、ガイドブックによると現在14の塔が残っているらしい。

たしかに車からみたとき、丘の上ににょきにょきと塔がそびえる姿が印象的だった!
もっとも最盛期にはなんと72の塔があったとか。
この小さな町に72もの塔!いったいどんな景色だったのか
 ……興味あるなあ。

チステルナ広場

坂を上りきったところに広がるのがチステルナ(井戸という意味)広場。

広場の中央に13世紀に作られたという井戸があって、通る人通る人みんな中をのぞきこんでいる。
もちろん私もその一人。
一面に水草が広がった水面がすぐ手の届きそうなところまできていてびっくり。
これって井戸として生きてるってこと???

井戸に面して、チステルナ広場を守るように建っている塔のある建物がポポロ宮。

シンプルながら美しいフォルムの建物は、13世紀に建てられたもので、現在は市庁舎&市立美術館になっているらしい。
残念ながら本日はお休みの様子。
やっぱり年末って急なお休みとか多いのかなあ…。

あとでガイドブックをみてみたら、この建物に付属している高さ54mの塔に上がることができたらしい!
ガーン!!!

ポポロ宮


人が少なかったこともあり、入り口にちっとも気づかなかったよ…。
やっぱりガイドブックはしっかり読んでおくべきだね(涙

それにしても、テレビでみたままの町を自分が歩いているのはなんだか不思議な気分。
たしかに「絶対行くぞ!」とは思っていたけれど、実際に来てみるとそこにいる自分が信じられないような気がするのだ。

しかも、周囲にそびえるのはいずれも13世紀に建てられた建築物ばかり。
今から800年も前と変わらない景色が目の前に広がっているのかと思うと不思議さが倍増してくる。

と、感慨にふけりつつも、撮影は忘れない(笑
本当はゆっくり絵を描きたかったのだけど、とにかく寒くてペンを持っていられなかったのだ…残念。


☆塔のある風景コレクション☆   ※クリックすると大きい画像が表示されます

塔のある風景① 塔のある風景② 塔のある風景③ 塔のある風景④ 塔のある風景⑤ 塔のある風景⑥

画面TOPへ


* 城砦にて *

お土産物屋さん

NHKの番組を思い出しつつ町をぶらつきながら、ここならではのおみやげもの探し。

面白そうなお店を見つけると、ついつい覗き込んでしまう。

と、店頭に猪の頭を掲げたお土産物屋さんを発見。

どうやらこの辺りは、“猪”が名物らしい。
そういえばトスカーナ料理の名物のひとつに“チンギアーレ(猪)”があったっけ。
おととし、フィレンツェのレストランで食べたフェットチーネ・アッラ・チンギアーレは超美味しかったなあ…。

さっそくお店に入ってお土産を物色。

すると、サン・ジミニャーノのシールを貼っただけの手作り感あふれるオリーブオイルを発見!

ビスコッティとオリーブオイル

聞いてみると、今年のヌオーバオイルとのこと。
これは、11月ごろ出来上がる新摘みオイル。
いわゆるオリーブオイルのボージョレですな。
香りが強くてしっかりとした味わいはヌオーバならではの味わいがあります!)

さらにサン・ジミニャーノの絵が描かれたビスコッティも発見。
そっかあ、ちょうどクリスマスシーズンだしなあ…。

こりゃ、お土産にぴったり!
というわけで、さっそくまとめて購入♪

いやあ、ここならではのいいお土産が買えました。
満足、満足!

城砦への坂道

ふと気づくと空が明るくなってきた!

気のせいか少し温かくなってきたような感じもする(気のせいだけど)。

そこで、町を見下ろせる眺め抜群の“城砦(Rocca)”へ。

この城砦は、14世紀半ばに築かれたものだとか。
もっとも今はその大部分が取り壊されて、一部が残っているだけ。

丘の上にはワイナリーがあり、ワインやオイルの試飲もできる…らしい。

残念ながら、私たちが行ったときにちょうど閉店したところ(涙

ガラス戸の向こうにはまだスタッフがいたので、ちょうど同タイミングで現れた家族連れとともに必死になって「入れて♪」とアピールしたけれど、無常にも頭を横にふられてしまった。
ワインの試飲してたかったのになあ…。

城砦からの眺め

この頃になると、空に晴れ間が見えてきた!
いつ天気が悪くなるかわからないから、今のうちに城砦からの町の眺めを写真に撮っておかなくちゃ!
と、いうわけで果樹園ぽい雰囲気のエリアをぬけて、五角形の塔の部分へ。

この塔、登ることが出来るのだけど、かなり狭いうえ吹きっさらし状態なので、風が強めの今日は登るのがちと怖い。
まあ、たいした高さではないけどね 笑

「おおおおお!!!!!“塔”の町が間近に見える!!!!!」

ちょうど晴れてよかった…♪ 心からそう思える眺めのよさ。

あーーーー、ほんとにここまで来てよかった!

城砦にて

画面TOPへ


* 吹雪にびっくり *

城砦でしばらく過ごしていると、みるみるうちに空が白くなってきた!

天候急変の前触れ???

絵葉書タイム

そこでドキドキしながらチステルナ広場へ戻り、カフェに入って絵葉書タイム。
ここならあったかいし、外にはチステルナ広場に面しているから眺めもいいし…
ついでにカプチーノとサンドイッチもいただいちゃおう!
(よく考えたらランチしてなかったもんね…。)

のんきにカプチーノを飲んでいたら、大騒ぎしながら店に入ってきた家族連れ。

なにをそんなに大騒ぎ?と思い、ふと外をみてびっくり!!!

「うわぁ、大雪だぁ〜〜〜!!!」

広場がまっしろ

いつの間にか雪が降っていた!それも本格的な降り!!

みるみるうちに広場が白く染まっていくのを、呆然と眺める私たち。

「傘、車に置いてきちゃったよ…」

とほほな気分になったけれど、窓の向こうの雪景色は中世の町並みにぴったりでとってもきれい!
感動半分、とほほ半分の微妙な気持ち。

しば〜らく様子を見ていたけれど、雪はますますひどくなっていくばかり。
このままここにいるわけにもいかないので、とにかく車へ戻ろう!と店を飛び出した。

吹雪だー!

ひょえええーーー! こりゃもう吹雪じゃーーーん!!!

サン・ジョヴァンニ通りを進もうとすると、前から雪が吹き付けてきて目も開けていられないほど!!!
頭も体もあっという間に真っ白に染まっていくよ。
まさかこんな大雪になるなんて、さっき城砦にいたときの青空からは想像もできなかった…。

あまりのひどさに途中でお土産物屋さんに緊急避難。

じつは行きにちょっと目をつけていたこの店。
旅行先でいつも買う“陶器でできた町のパノラマ”がありそうだったのだ。

アルベロベッロ(イタリア)でもアルコス・デ・ラ・フロンテーラ(スペイン)でもザグレブ(クロアチア)でも購入したこのパノラマ。
けっこういい記念になるのでオススメ。
でもけっこういいお値段するのが“難”なんだよね…。

「ない…」

騎士の人形などはたくさんあるのに、町のパノラマは見当たらない。

小さい店なので、あまり長時間避難できないので、次のお土産物屋さん(=避難場所)へダッシュ!
外の吹雪は相変わらず激しい。

町のパノラマ陶器

「パノラマはっけーーーーーーん!!!これ、めちゃいいじゃーん!!」

なんと偶然入ったお土産物屋さんの片隅に町のパノラマがあったではないか!!!
ラッキー!!!
塔の部分が壊れないか超心配なので、お店の人にしっかり包んでもらう。
しかも値段も思ったより安くてうれしい♪

吹雪はともかく、パノラマを購入できてご満悦でサン・ジョヴァンニ門まで無事戻ってきたそのとき!
「絵葉書出すの忘れた!!!」

消印に意味があるので、ここから出さないわけにはいかない。

あわてて吹雪の中、チステルナ広場まで戻る私たちだったのでした…涙。

画面TOPへ


* オリーブオイルのテイスティング *

なんとか絵葉書も無事出し終えて、車に乗り込んだころにはもう夕方。
さあ、駐車料金の精算をと思って清算機にお金を入れたが、お金を受け付けない。
「どうしてー!?」と何度もチャレンジしたけれど、やっぱり×。
どうりでもうひとつの機械のほうに人が並んでたわけだ…。
私もそっちで無事清算。もっともそちらの機械も大きいお金は受け付けなかったので、お財布の中を探し回ってなんとか清算し終えたのでした。
ちなみに私のあとに現れたおじさん2人もこの清算機相手に四苦八苦。
彼らは大きいお金しかもっていなかったので、大雪のなか再び町へと戻っていったのでした。

さてさて、そうこうするうちに時間はどんどん過ぎていく。
本当はこのあとシエナに寄るつもりだったのに、とてもとてもそんな時間はない…(涙
大雪のせいでカフェでのんびりしすぎたー! …とはいえ、あの天気じゃ仕方ないよなあ。

ちょっと早めではあるけれど、帰途につくとするか。

車を走らせると、あっという間に“塔の町”は遠ざかっていく。

途中、少し離れた場所から眺めたサン・ジミニャーノの写真を撮りたくて車を停めてみたけれど、天気が悪いのともう暗くなってきていたのとでうまく撮影できない。
うーん、残念。
さんざん粘ってみた末に、やはり三脚がないと無理ということで(ホテルに置いてきてしまった!)あきらめる。

トスカーナ農協?

気分を新たにフィレンツェへ!と思ったとき、ふと右手をみると「ワイン&オリーブオイル」の看板が…。
なにやら大きなショップがあるではないか。

なんだかとっても気になって吸い込まれるように中へ…。

通りにぽつんとある割には、けっこう大きなショップ。
かわいらしいお姉さんが笑顔で迎えてくれる。

「おおおお、地元産っぽいワインやオイルがたくさんある!!!」

サン・ジミニャーノはもちろん、シエナやブルネッロなど周辺地域で生産されたオリーブオイルやワインがけっこうたくさんあってワクワクしてくる!
ワインもほしいけど、これはもって帰るのに気を使うのでオリーブオイルを物色。
オイルは日持ちもするし、ちょっと重いけど使うものだからお土産にはよいかも!

お店のお姉さん

と、あまりにお客さんがいないせいか暇そうにしていたお姉さんがこちらに近づいてきた。

“今年の新摘みオリーブを使用したもの”、“精製の関係でちょっと青臭い苦味のあるもの”、“まろやかでどんな料理にも無難に合うもの”など、並んでいるオイルの説明を熱心にしてくれたあと、「オリーブオイルのテイスティングしてみる?」

もちろんしますとも!!!
そのひとことを待ってました!!!

購入したオリーブオイル

そしてさっそくテイスティング開始!

車ということもあり、ワインは断ってオイルの試飲。
スプーンにのせてひと口ひと口いただいてみると、これが驚くほど種類によって味がちがう!!!

「これおいしい!」というものもあれば「これはちょっと臭みがあって苦手〜」というものも。

やっぱり“味わってみる”って大切なんだなあ…

さんざん試飲して、悩みぬいた末に風味が豊かでまろやかな味わいだったサン・ジミニャーノ特産オリーブオイルをゲット!

「気をつけて帰ってね〜♪」
笑顔のお姉さんに見送られ、店をあとにしたのでした

ありゃりゃ外はもう真っ暗だよ…。

画面TOPへ


* 久々の充実ディナー♪ *

『I Due G』メニュー

スーパーストラーダをバビューンと飛ばし、フィレンツェへ到着。

いろいろ買い込んだ荷物をホテルに置いて、さっそく本日のディナーへ出発!
今日こそ『I Due G』に行こう!と期待を胸に駅前へ。

「今日もお休みだ…」

しかたないので、店頭に掲げられているメニューを撮影して退散することに。
ちなみに以前この店でオススメ!と勧められた「RISO VERDE」(野菜リゾット)・「TAGLIERINI AL FUNGHI」(キノコのパスタ)・「RAVIOLI BURRO E SALVIA」(セージとバターのラヴィオリ)は、いずれもメニュー表にはなし。
やっぱり常連御用達メニューってあるんだなあ…。
にしても前回はメインメニューを食べなかったので、今回チャレンジしようと思っていただけに残念!

気を取り直して、今夜のお食事場所探し♪と思ったら突然空から雪が…。しかも雨まじり。
こりゃ、さっさと入るお店見つけないと…と思ったのだけれど、いい店がなかなか見つからない。

年末で閉めている店も多いうえ、営業しているお店はなんだかいまひとつのところばかり。

「ここはちょっと高すぎ〜」「ここのメニューはなんだかいまいち〜」

よくみると、同じようにレストランを探してさまよっているらしき人々があっちにもこっちにも(笑

La Falterona

うーん、まいったー!と思ったときに前方に見えた灯り。
「あ、あそこはどうかなあ」
近づいてみると、なんだかよさげな雰囲気。
外に出ているメニューもそれほど高くない。

「よしっ、ここに決定!」

中はほぼ満席で、そこかしこからいい匂いが漂っている。
うんっ、なかなかいい感じ。

寒さでかちかちになってた体がだんだんほぐされていくよ。

メニューもなかなか魅力的なものが勢ぞろいしていてうれしい♪

フィレンツェということで、ビステッカ(ステーキ)をメインに選び、あとはサラダやパスタを注文。
もちろんワインもしっかり頼みます。

気のいいおばちゃんが店を仕切っているので、言葉の通じない観光客の私たちもくつろいだディナータイムが過ごせ、しあわせ♪
しかも料理もおいしい! とくにビステッカはなかなかのシロモノでした。

これでTOTAL45.5ユーロなら、なかなかオトク???

それにしても残念だったのが、お絵描きノートもカメラも持ってくるのを忘れていたと思い込んでいたこと!!!!!
せっかくの美味しい料理だったのに…

店を出てからかばんの中にカメラを発見。
まさかもう一度お食事するわけにもいかないので、しかたなく外観だけ撮影してホテルへと戻ったのでありました…。

画面TOPへ


お久しぶり♪な前の日へ戻る     期待に胸膨らむ次の日へいく
 

 

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください