このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 


 第6日目 

プラダアウトレット経由、憧れのアッシジへ!

市場でお買い物♪ プラダのアウトレットへ! サービスエリアでひと休み
アッシジへ向かえ! なんとか無事到着


* 市場でお買い物♪ *

フィレンツェは今日も朝から雪模様。
朝食をとりながら外を眺めると、雪があとからあとから降ってくる。

それでも今日でフィレンツェともお別れだから、このあとは中央市場で気合をいれてお買い物だ!
というわけでさっそく市場へレッツゴー!

フィレンツェ 中央市場

La Bottega Golosa今回は旅に出る前に買ったイタリアの美味しいものを紹介する本「イタリアの美味しい旅」に掲載されていた高級バルサミコをなんとしても購入する予定!
そうそうパルミジャーノ・レッジャーノの塊も忘れずに買わなくちゃ!(日本で買うと高いんだよね…)

市場に到着して、まずはぐるぐる。
うーん、意外に休みの店が多い。
それでもお土産物系を売っているお店はけっこうやっているから、ぶらぶらウインドゥショッピング気分でのぞいてみる。
すると、本に載っていたピノキオ印のオリーブオイルを置いているお店を発見!

La Bottega Golosaで買ったものいろいろ思わず「おおおお」と見ていると、いきなり日本語で話しかけられた!
へ?と思ったら、なんと店員さんが日本人。
やっぱり日本人観光客が多いせいなんだろうか…
よく見ると周囲の店にも日本人らしき姿がちらほら。

ちなみにこちらのお店で働いていたのは、こちらに語学留学しているという20ン才の女性と男性。
私はお姉さんとしかおしゃべりしなかったけれど、彼女は、とっても感じがよいうえ、商品知識も豊富。
いろいろオススメを聞いているうちに、思わず予定以上の買い物をしてしまった(^^;

激ウマのチョコトルテピノキオ印のオリーブオイルはもちろん、玉ねぎをじっくり煮込んだパテのようなもの(甘みが強めでクラッカーにのせて食べるとおいしい!)、15年熟成のバルサミコ、白トリュフバター、白トリュフパテ。
そしてなにより
衝撃的に美味しかったのが、お姉さんオススメのチョコトルテ!!!

このチョコトルテ、値段はけっこうお高めなのだけど、それも納得のおいしさ。
生チョコをケーキにしたような濃厚でビターな味わいに、ひと口食べるごとに「し・あ・わ・せ〜♪」
これはもう、もしまた見つけたら絶対買うべきだね!!!

Baroni 

さて、続いては 某サイト で見つけた 「Baroni」 へ。

ここはイタリアスローフード協会発行のガイドブック「IL BUON PAEZE(美味しい国)」にも紹介されている“名食料品店”

20年、30年熟成の超高級バルサミコをはじめ、オイルなどの調味料やワインなど、イタリア各地から取り寄せたこだわりの品を扱っている。

買ってきたチーズちなみに私が大好きなレアものトスカーナワイン、メッソリオもかなり良心的な価格(フィレンツェの某有名酒店の半額くらい)で販売していてびっくり!

調味料類のほか、チーズや精肉類も扱っていて、いろいろ試食させてくれるからついついチーズやハム(生ハムなどは日本に持ち込み禁止なので注意!)などまで買っちゃったよ(笑

そして、“清水の舞台から飛び降りる”気分で思い切って買っちゃいました、超高級バルサミコ「レッジョ・エミーリアのバルサミコ酢」(20年熟成)
さすがに金ラベルには手が出せなくて、銀ラベルにしたけど…。
さすが高級品、とっても素敵な箱に入っていて、分厚い説明書付き(笑。
パルミジャーノチーズに1,2滴たらしていただくとサイコー!です。

そういえば、「Baroni」のおじさんの話ではこんな大雪20年ぶりとのこと。
「日本では毎年これくらい雪が降るの?」
「そうですね〜。東京でもこれくらい降ることありますよ。」
「オーー!!!こんな大雪が降るなんて日本はタイヘーン!信じられまセーン!」
地元の人がそこまで衝撃を受けるほどの雪だったとは…。

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* プラダのアウトレットへ! *

フィレンツェ出発!

たっぷり買い込んだお土産物をつめこんで、いよいよアッシジへ出発!
…おっと、その前にちょっとだけプラダのアウトレットに寄っちゃおう。

2年前に来たときは、電車&タクシーで行ったプラダのアウトレット。
予想以上の品揃えのよさ&低価格に思わず興奮したものです(笑
今回はそのとき買いそびれたお財布が狙い!
さあて、見つかるかなあ…。

と、いうわけでまずはプラダのアウトレットがある街「MONTEVARCHI」を目指して高速でGO!
一般道でも行けるのだけど、今日はアッシジまで行かなくちゃならないので、高速使ってダッシュで向かっちゃおう。

高速の料金所今回フィレンツェから利用する高速“A1”はイタリアでは数少ない有料高速道路
料金所対応にちょっとドキドキしたけれど、チケット受け取りも料金支払いも、料金所の場所が左右逆なだけで(当たり前か)日本とまったく同じでひと安心。
利用料金のあまりの安さにはびっくりしたけどね!

さて、「VALDARNO」で高速を降り、一路MONTEBARCHIへ。
高速出口からはわりとすぐ…のはずなのだが、なにしろちゃんとした地図がないので場所がよくわからない。
雑誌でみつけた“行き方の切り抜き”を参考にしながら、景色を眺めつつ記憶に頼って必死に探す。
「見つからな〜い!!!」
町名に「/」が入った“ここでこの町は終了”サインの周辺をとにかく行ったり来たり…。
「もしかして、さっき入ったあそこがやっぱりそうじゃないかって思うんだけど…」
最初に通りかかったときに「ここだよね!」と入っていった工場地区。
ぐるっと回って見つけられなかったのであきらめたのだけど、やっぱりどうもそこのような気がする。
そこで今度はさっき入らなかった路地のほうまで綿密にチェック。
「あったーーー!!! やっと見つけたーーー!!」

工場地区の片隅に見覚えのある建物。
そして、次々と入っていく人&車。
ここに間違いない!

プラダのアウトレットふう〜っとひと息ついて、さっそく私たちもお買い物隊の一員に。
前回と違って今回は空いているみたいで、入場待ちすることもなくすんなり店内に入れた。

まずは目的の小銭入れ探し。
これは、定番品なのでぜったいにあるはず!
そう思って探してみると、あったあった!
小銭入れがたくさん!
しかし、よくチェックしてみると探していたのと同じタイプはなんと1つだけ。
慌ててそれをキープ。
ちなみにキープするときは、入り口で発券された紙を店のスタッフに見せて品物を渡すだけ。
あとはレジで紙を見せれば、それまでキープしていた品を出してきて清算ということになるのだ。
これならいちいち品物を持って歩かなくて済むので楽チン!

さて、よく見回してみると2年前に比べてずいぶん売り場が広がっている。
以前からのバッグ・スーツ・靴のほか、カジュアルブランドの品々を置いているエリアが増築。
うわあ、さすがに人気なんだなあ…。
とはいえ、めぼしいものは見当たらず。
「何だか前のときのほうがいい品がもっとあったような気がする…」
前回は30分くらいごとに新しい品がどんどん補充されていたので、今回もそうかと思ってしばらく滞在したけれど、そういったこともほとんどなし。
うーん…なんだかいまいち。
結局、小銭入れを2種ほど購入するだけでお買い物終了。
せっかく来たのに…残念。

そういえば、前回来たときは日本人の団体が次から次へと現れたけれど、今回は日本人はやや少なめ。
アジア系!と思ってそっと近づいてみると、韓国人や中国人ばかり。
しかも彼らの買い物の量といったら半端なし!
安くなっててもそれなりのお値段のスーツやコートを次々と買えるなんて、うらやましいほどお金持ちなのね…。

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* サービスエリアでひと休み *

toscanamapの絵葉書!

ハッと気づいたらお昼までプラダにいた私たち(たいして買い物してないのに… 笑)
あわてて車に飛び乗り、アッシジへ向けて出発!!!

ガイドブックのイタリア地図だとまるでとっても近く見えるけど、実際はフィレンツェからアッシジまでは約180kmと意外に距離があるのだ。

さっそく来るときにのった“A1”へUターン。
アッシジへは、A1を「CHIANA」で降りて、S326に入り、ペルージャを経由して向かう予定。

そうそうこの高速の途中にある「AREZZO」は、映画「ライフ・イズ・ビューティフル」の舞台となった町。
実はおととし訪れたのだけど、ちょうど月に一度の骨董市の日(噂によるとイタリア最大の骨董市だとか)をしていて大盛況だったのだ。
なつかしー!。

高速のサービスエリアさて、途中サービスエリアを発見し、興味もあってさっそくランチ休憩。
中に入ってみると、右手がセルフ式レストラン、左手が売店になっていて、日本のサービスエリアとそっくりおんなじ。
レストランの片隅にはサラダバーがあって、モッツァレラチーズなどが充実しているとことがいかにもイタリアらしい!(しかも安いっ!)
パスタと水、サラダを選び、イタリア人家族たちにまじって食事をしているとなんだかすっかり
“地元民”気分
各テーブルには日本でいう醤油や唐辛子の感覚で、オリーブオイルやバルサミコ、ワインビネガーが用意してあるのも、まさに
“イタリア”だね!

イタリアの地図食事を済ませた後は、売店を探検。
サービスエリアでしか売ってなさそうな“お土産用”パスタセットや調味料セットもあって心惹かれちゃうけど、ここはがまんがまん。
買わなくちゃっと思っていたイタリア地図を物色する。
フィレンツェで購入したのはトスカーナ地方の地図だったので、ここからアッシジ、アッシジからローマへの詳細地図が必要なのだ。

いろんな地図をチェックした末、結局ちょっと値段は高いけど一番見やすくて各町の詳細図も載っているミシュランの地図を買うことに。

そうそう売店の本棚には、レストランガイドのミシュラン・イタリア編やガンベロロッソ(イタリア版ミシュラン)なんかもあってかなり気になっちゃったよ(イタリア語なので購入せず…残念)。

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* アッシジへ向かえ! *

サービスエリアを満喫(?)し、ふたたび高速でブーン!!
いい気になってスピードに乗っていたら…
「大変だぁーーー!今の出口が降りる予定のとこだったー!!」

出口を通り過ぎたー!

はっと気づいたときには、降りる予定だった「CHIANA」は後方へ……ガーン!
慌てて地図をチェックしなおし、次の出口「Chiusi」で降りることに。

距離的にはどちらも変わらないけれど、Chiusiからの道は一般道がメインなのでやや時間がかかる&分かりにくいかも。

Chiusiからは、地図によるとS71→S599→S326と走っていけばよいらしい。
途中、大きな湖「Trasimeno」があるので、それも大きな目印になるはず!

そう思いながら走っていると、いきなり道が坂を上っていく…どんどん上っていく…<font color=red>あれ?なんか知らない町に出ちゃった!

途中の景色

なぜかいきなりChiusiの城跡らしきところに入り込んでしまった私たち。
山の上のお城なので、もちろん道はここで行き止まり。
時間があったらちょっと散策してみたい雰囲気だったけれど、ASSISIまではまだまだ距離があるから、ここは速攻Uターン!

なんとか正しい道にもどり、ここから湖まではいたってスムーズなドライブ♪
緑いっぱいの周囲の景色も心地よくてなんだかご機嫌!

とくに湖沿いの道は最高!!
時刻はそろそろ夕方、次第にオレンジ色に色づいていく空を背景にそびえる教会のシルエットも素敵!

この辺りにはペルージャへの案内標識もちょくちょくあるので、もう道に迷う心配もない。
一気に走って、ペルージャへ向かうスーパーストラーダ「S326」に合流!

ペルージャが見えた!

再び高速気分で飛ばしていると、目の前に“都会”が見えてきた。
もしかしてあれがペルージャ???
むちゃくちゃ都会だ〜〜〜!!!

時間があったらペルージャも寄るつもりだったけれど、もう16時過ぎ。
残念だけど寄る時間はない。

“中田の町よ、さようならぁ〜”

心の中で叫びながら、車は一気に加速。
さあ、めざすはアッシジだ!!!

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* なんとか無事到着 *

夕景

田園地帯をひた走っている間に日もすっかり暮れてしまい、道路に“まもなくASSISI駅”の標識が出た頃には、外はもう真っ暗。
予想以上に時間がかかってしまったけれど、なんとか到着した模様。

ちなみにアッシジの旧市街(あの有名なサン・フランチェスコ大聖堂などがある場所)は山の中腹にあり、駅などがある新市街は山のふもとにある。
私たちが宿泊するホテルは、山のふもと側、駐車場がしっかりついている駅そばの
「DAL MORO GALLERY Hotel」

まあ私たちは車だから山のふもとから旧市街へいくのもそんなに大変じゃないけれど、旧市街のホテルを予約している人が大荷物をもってバスで行くのはけっこうめんどくさいかも。

オレンジ色の灯りが巡礼地らしい静かな雰囲気を漂わせる町の中に、ホテルを発見。
すぐ近くには大きな教会があってちょっと気になる。
あとでちょっと見に行ってみようっと。

DAL MORO GALLERY Hotel さて、まずはホテルにチェックイン!

ホテルは驚くほどモダンな雰囲気。
迷路のような造りになっていて、いったりきたりしながらやっと部屋を発見。
入ってみるとこれがまたモダーンで素敵!ただ、残念なのがバスタブがなかったこと。
やっぱり日本人の私としてはバスタブがあるとうれしい…。

ひと呼吸おいたところで、散策タイム。
ほんとうはホテル内のレストラン(けっこう有名らしい)で食事をするつもりだったのだけど、ヴェネツィアで痛めた足の影響かなんだかあんまり食欲がなく、本格ディナーは断念(あとで後悔した…)。
とりあえず外になにか軽い食事が楽しめるところがあるかも、と一周してみることにしたのだ。
さっきの教会も気になるしね!

ホテルの周辺はこの辺り一番の繁華街にもかかわらず、なんだか場末の温泉地みたいなやや廃れた雰囲気。
とくに気になるお店もなく、まずはさっきの教会へ。

調べてみると、ここは「サンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会」
聖フランチェスコがここで臨終を迎えたという歴史ある教会らしい。
さっそく中に入ってみると、いきなり目に入ったのが中央にある小さな礼拝堂。
「教会の中に教会?」
不思議に思ってさっそくガイドをチェック。
じつはこの教会は、この礼拝堂を祭る目的で建てられたらしい。
美しいフレスコ画で飾られた外観、素朴で飾り気のない内部が歴史と伝統を感じさせる小さな礼拝堂はフランチェスコの弟子である“ポルツィウンコラ”の名を冠したものだという。
ホテルの場所のこともあって、偶然立ち寄った教会だけど、その荘厳で静かな美しさに満ちた様子は、
これまでにみた様々な教会の中でもトップクラスの感動をくれたような気がする。
ああ、来てよかった…。

しかし、結局まともな夕食は食べなかったのでした…(今回そういうの多すぎ!)

サンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会

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