橋の全長は約90m、アーチのスパンは27.5mです。 九州を中心として数多く残る石造アーチ橋の中で、 単アーチとしては、この橋の8年後に造られた「
通潤橋
」 と並んで日本最大の物です。
架橋当時は現在と同じ様にアーチの上部が盛り上がったなだらかな傾斜のある橋でした。
しかし1900年(明治33年)に県道の一部となった際に、元の石橋の上に更に石垣を積んで、石橋上の道を平らにし、 バスやトラックなどの大型車が通れるように改修されました。 また、南端には大正9年に森林鉄道のトンネルが造られました。
1966年(昭和41年)に霊台橋の上流に平行して鉄橋が架けられ、 国道橋として供用が開始されると、 霊台橋は観光用の人道となりました。
その翌年に重要文化財の指定を受け、1980年(昭和55年)より完成当時の姿に復元する工事が行われ、 現在の姿となっています。