イタリア(FS)の気動車(ディーゼルカー)Aln668、Aln663 1930年代、イタリアではフィアットが製造したlittorina型と呼ばれる気動車が活躍を始めます。1950年代にはメンテナンスの容易さ
と経済性を考えて第2世代の気動車が開発がされます。 Aln668の製造はフィアット製のAln668 1400と、ブレダ製Aln668 2400の
製造から始まります。フィアットの車両はトラックのような構造で、車体の床下に縦に取付けられたエンジンから 隣接した台車の内側
の車軸に動力を伝達する方式です。 この方法は従来の方式に比べてとても良好で、 1979年から1983年まで製造された後期形の
Aln6681200ではすべてこの構造を用いています。Aln668 3100 はエンジンにターボを付けた形式で屋根上の丸いベンチレターで
見分ける事ができます。Aln6683300は基本はAln668 3100と同じですが、総括制御による3両編成の連結運転ができる構造にしま
した。 1983年からは車体のデザインをかえて、Aln663 1100が登場。 また、車体の長さを短くしたAln663 1000も製造されました。
|