このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

シノケン スノートライアル2009
2009年2月22日 八ヶ岳山麓特設コース(長野県)

結 果
天 候晴れ
路面状態雪、ところどころ泥濘路
参加レポート
朝6時集合萌木の村 レストラン「ROCK」
 山梨県清里にある「 萌木の村 」。その一角を占める「レストラン ロック」がこの日の集合場所。指定された集合時間は夜明け前の午前6時。
 受け付けで参加費20,000円を払う時に、シノケンこと篠塚健次郎さんの同乗走行も申し込みました。みんなで主催者の説明を聞いているところへ、シノケン登場。みんなの態度が何となく改まります。
走行準備ゼッケン
 みんなで走行会場まで自走で移動。2-3分くらい。JR小海線にある、JR最高地点の踏み切り近くの雪原が今日の会場。普段はゴルフ場の芝の育成地として使われているそう。もちろん、関係者以外立ち入り禁止!
 各自にゼッケンが手渡され、車両両側に貼り付け。準備完了! そうそう、ヘルメット、グローブの着用は自由。ボクはグローブのみ持参しましたが、クルマも人も、普段着のままで参加OK!
コース図
コース状態夜明け前の試走
 実は今回のイベント、雪不足でいったんは中止が決まっていました。コース内の積雪がゼロになったそうです。しかし、2日前に本格的な雪が降り、開催を再決定。主催者が前日まで懸命にコースを整備して下さったおかげで、ボクらもこうやって走りを楽しめることになりました。
 主催者が試走してコース状態を確かめます。いい感じに仕上がっている様子。ただ、気温の上昇とともにコース状態も悪化するため、
「太陽が高くなる前が勝負です!」
前半グループを見学コルト・ラリーアートVersionR
 参加車両7台を2班に分けて走行開始。ボクは後半グループなので、まずは前半グループの走行を見学。
 普段からラリーに参加してるらしいランエボや、スノーイベントによく参加するというインプレッサ、この日の唯一のFF車であるコルトRA Ver.Rなどが、雪煙を上げて走り始めました。ときどきスピンもあるけど、みんな安全を考えてマージンを取ってるし、そもそもこのコースでこの台数だと、とっても余裕があります。
単独走行〜逆同乗走行出走待機中
 前半グループの走行が終わり、いよいよボクのいる後半グループの走行開始。
 まずは単独で1周してみます。雪の中のコースははっきりと見え、ところどころにパイロンも立っているので、ミスコースすることはありません。
 足慣らしとコース確認のためゆっくり走るんだけど、これがなかなか思う通りに走ってくれません。ゆっくりコーナーに進入し、ブレーキをかけてハンドルをいっぱいに切るんだけど、あらら、クルマは超アンダーステアのままコースの外へ。
 何とか1周してスタート地点に戻ると、シノケンが待っててくれました。そのままボクのエボワゴンの助手席に。そして一言、
「まあ、好きに走ってみてよ。」
 緊張しながらも走行再開。ゆるいコーナーはスピードを落とせば何とかクリアできるんだけど、曲率がきつくなると、やっぱりアンダーステア→コースアウトを繰り返します。
「いろいろ試してみるといいよ。サイドブレーキを引いてみるとかね。特に一番きついヘアピン2箇所では有効かもしれないよ。」
とシノケンからのお言葉。
 で、やってみるんですが、いきなりうまくいくわけもなく。
「クラッチを切って、ハンドルを切ってからサイドを引くんだ。」
とアドバイスをいただくも、結局そのセッションではタイミングがわからず、走行終了。
同乗走行
 次のセッションではシノケンがボクのエボワゴンを運転、ボクはその助手席に。
 スタートして最初の直線。うおー、そんなにスピード上げちゃうの!? 3速まで入ってました。で、最初のコーナー手前でブレーキ&2速にシフトダウン。
「このコーナーは難しいね。奥に行くほどきつくなってる。」
 確かに。でも、おかげでブレーキポイントがわかりました。そういえば、 セディアワゴン で走った 「しのいサーキット」でコースアウト したコーナーも、こんな感じだったなー。
 さて、大きなコーナーをクリアした後は細かいコーナーが連続します。ここを華麗なテクニックでヒラリヒラリ…、あらら、コースアウト? 初めて運転するクルマで戸惑っちゃった?
単独走行
 単独走行を2セッション。だんだんわかってきたぞ。
 ステアリングで曲がることばかり考えてたから、ハンドルをいっぱいまで切って、それでも曲がらないから、さらにハンドルを切ろうとして力を入れるも、クルマは曲がらずコース外へ…。
 でも、ふとした瞬間、あれ、ハンドル切らなくても曲がれる? そう、加重移動が重要だったんですね。ブレーキをかけて荷重を前へ。その時に曲がりたい方へちょっとステアしてやると、クルマは勝手に向きを変え始めます。
 ここでハンドルを戻し、右足で軽くアクセルを入れていきます。コーナリング中はアクセル一定(←これは逆同乗中のシノケンからのアドバイス)。徐々にアクセルを踏んでいってコーナー脱出。ここでアクセルを一気に入れても、タイヤが空転するか、いわゆる「タコ踊り」状態になってしまうので注意。
 あくまでも操作はゆっくりと。実はその方が速い。
逆周りで逆同乗走行
 2度目のシノケン逆同乗走行はコースを逆周りで。たいぶ自信を持って走れるようになったんですが、シノケンからも、
「うまくなったね。」
とおほめの言葉をいただきました。
 サイドブレーキを引いてのターンもできてきました。ブレーキングでクルマの向きをちょっと変えてやるところまでは一緒だけど、曲率がきついと、それでも曲がり切れません。
 ここでクラッチを切り、サイドブレーキを引いてやります。するとどうよ!(←国沢光宏風) クルマがまさに、クルーって感じで向きを変え始めるのです。サイドブレーキを戻し、クラッチを2速(場所によっては1速)でつないでアクセルをオン。これでヘアピンもクリアです。
 小学生の頃、砂利の校庭で、自転車を一気に加速、後輪だけブレーキをかけてザザーッと横滑りさせながら止まる、なんてこと、やりませんでした? あれと同じです。
来年は?八ヶ岳山麓はいい天気!
 その後、単独でもう1セッション走って、午前10時半頃、日が上りきる前に全走行日程終了。
 この走行会では、雪道でのスポーツドライブに自信が付いただけでなく、一般道での走行や、サーキットでの走りにも大いに参考になりました。低μ路って、ちょっとした操作がクルマの挙動に如実に現れるから、練習には最高の環境ですね。 YRS のトム吉田さんが雨中の講習を勧めるのがよくわかりました。
 YRSでよく走った 筑波サーキット の「コース1000」を思い浮かべると、1コーナーやヘアピンへの飛び込みなど、応用できる場面がいっぱいありそうで、今後のレースで成果を試せるかも、と今から楽しみです。

 イベント最後に、シノケンにも入ってもらって参加者全員で写真撮影。シノケンは個別の写真撮影のお願いにも、気軽に応えてくれていました。
 「レストラン ロック」に場所を移した昼食会で、シノケンや主催者から、「シノケンスノートライアル」と「シノケンスノードライブレッスン」は、来年以降も継続するつもりとのお話。さらにパワーアップする雪国の冬のイベントに、乞うご期待!

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