このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

吉田の立体交差



なんだ、ただの立体交差程度をネタにしてんじゃんーよ、田舎者が!!なんて言わずに見てください。
確かに私は田舎者ですが、ここの立体交差はなかなか面白いから。
でも東京とかにはこんなのいっぱいありそうだな、と思いつつも始めましょう。

 

ここは長野市郊外の吉田地区、県道374号北長野中俣線沿いである。
ちなみにこの県道、交通量多い・狭い・カーブ多いという三拍子が揃っており、私はあまり好きではない。
しかし、この辺りのメインルートはこれしかないので使わざるをえないという現状だ。

話はそれたが、目の前にあるのが問題の立体交差である。
この県道とその隣の長野電鉄の複線線路を、車両基地に至る長野新幹線の高架橋が一跨ぎにしている。
これだけならば、特に話題に引き出す必要もない普通の立体交差だ。

面白いのはここからだ。
県道を見れば分かるが、奥に向かって登っており、そこから下っているだろう。
ピークになっている部分で県道と長電の線路は、ある物を跨いでいるのだ。
さて、覗き込んでみよう。


およよよよ。
またしても線路だ。
実はこれはJR信越本線のものである。
ちなみに奥の一段高い所にある、水平の線路は引込線で、県道とぶつかる前で行き止まりになっている。

今の所は三段、上段が新幹線中段が県道と長電下段がJRである。


次は県道から分岐し、県道と長電の間を潜り込んでゆくサイクリングロードに入ってみよう。
車止めの先はどんどん下り、長電の線路と県道は見上げるくらいの高さになる。
そして、眼下に深く潜ったJRの線路が見えてくる。


サイクリングロードは線路を跨がずに、そのまま線路と平行になるように直角に折れる。
この写真もまた色々なもんが写りこんでおり、ややこしいので説明しよう。
左手の細道がサイクリングロードで、JRと県道&長電の間の高さ、すなわち1.5段目を縫うように抜けている。
正面の錆びたガーター橋は長野電鉄のものである。
そして右下の長電を潜っている単線線路がJR信越本線。
左側にチラリと写っているのが新幹線だ。
県道は写っていないが、私が立っている背後(というより後頭部の後)にある。

このサイクリングロード、やたら窮屈だが、歩行者は意外と多い。
線路の北側と南側の地区を結ぶ生活道路になっているのだろう。


サイクリングロードは長電の複線線路をくぐると、また直角に折れ、JRの線路から離れてゆく。
これはその角から振り返って撮った写真。
説明する必要もないと思うが、先程の4点に加えて、今回は県道の橋台もチラリと写り込んでいる。
画質が不鮮明で申し訳ないが、この立体交差の要素を90%詰め込んだ良い写真になったと思う。
そして残りの10%は、一番下部のJR線がある物を跨ぐ部分にある。
それは・・・・・・。











川。
そうかなるほど、一番下部のJR線と言えども、川より下を通ることはあるまい!!
ようやく何かを跨げたJR信越本線に拍手を送りたい。

しかし、新幹線があんなにズバッと渡っているのに、信越本線は申し訳なさそうに渡っている。
ちなみにこの川は 県道506号線の時 散々寄り添った浅川の下流である。
浅川はこの先で千曲川に合流し、遥々新潟まで流れる。


直角に折れ、サイクリングロードは再び新幹線をくぐる。
そしてその先には立派な橋!!
うーん、なんかJR信越本線の橋より立派じゃね?
これでこの立体交差の全貌見たわけだが、分かりやすく地図にすると以下のようになる。


最初から地図出せよというツッコミも多いでしょうが、最初からネタバレはつまらんでしょということです。
この立体交差群、実際凄いのでしょうか。
こんな一地方都市においては大変珍しいものですが・・・・・・。
都会にゃあ腐るほどあるかな、どうなのかな?





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