このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
20°
神楽酒造(株) 宮崎県西臼杵郡高千穂町
(2007.08.08)
焼酎にも知事効果・・・。
このことについては
先日
、知事ラベルの焼酎を紹介したところであるが、その後も日南市の焼酎蔵が、自社の商品群に知事ラベルを採用したり・・・と全国的に吹き荒れる「東風」を帆に捕まえようとする動きが店頭でも見て取れた。
知事ラベルの焼酎については、賛否両論あるだろう。個人的には、(宮崎県在住者が購入するか・・・と言われれば、「う〜ん・・・。」と考えてしまうが、県外旅行者からすれば良い宮崎の記念となるはずである。飲み手の楽しみとして、ラベル違いの複数種類を購入し、銘柄ごとの味わいの違いを愉しむのも良いし、それ以上に「土産物」としても喜ばれるはずである。
・・・というのも、先日、宮崎県庁の界隈にある“みやざき物産館”を覗いてみたのだが、あまりのお客さんの多さに腰を抜かしてしまったのだった。夏休みというものあるだろうが、平日なのに、正直、人間が通る隙間を探すほどなのである。
お客さんが手に取る商品は大から小から様々だが、やはり“地鶏”関連が売れているようである。このような時に、トップセールスは偉大だ・・・と考えてしまうのですね。これが一時的な物ではなく、永く続く物であると非常に嬉しい事象だと思う。そのためには、もっとブランド力を高めていく必要があるのだろうけれど。
さて、物産館における焼酎はどのような具合か・・・と観察してみたのだが、私が見ていた時には担当者が一人ついていて、丁寧な商品説明でもってお客さんの質問の対応をされていた。目につくところに、上記の知事ラベルの焼酎が並べられていたし、この画像の焼酎と同じく、知事の顔が印刷されたタグがかかった焼酎も良く手に取られていたと思う。
その中に並んでいたのが
神楽酒造
さんの常圧蒸留の芋焼酎だったのだ。みやざき物産館と同社の焼酎と言えば、先日、全国放送のあった“ドリームプレス社”の中で、知事がオススメする一品という事で、減圧蒸留の芋焼酎“
天孫降臨
”が紹介されたばかりである。同社は新たな消費者の獲得のため、常圧蒸留の芋焼酎(“
天地水明
”)の販売も行っているが、この商品もその延長線上にある物なのだろうか。
さて、購入後、早速お湯割りで頂いたのだが、控えめながらも芋焼酎である主張を忘れてはいない。やっぱりお湯割りの方が生で飲んだ時には見えない風味を味わえると思う。生で飲んだ時には辛みが立って、風味がスパッと切れる。お湯割りならば風味も和らぎ、宮崎焼酎らしい控えめな甘さが感じられるのだ。全体的な印象としては、辛みから男性的な焼酎だな・・・と思った次第。価格は一般的な県内流通銘柄と変わらないので、懐にも優しい。
最後になったが、この酒銘。かなりのインパクトを持っている。現役知事の名前がそのまま使用されているのである。似顔絵こそラベルにはないが、私も初めてこの焼酎を見た時には、正直目を疑った(悪い意味ではない・・・っすよ。はい)。
で、私が購入したのは20度数のものなのだが、これとは別に、25度の焼酎も展開しているようだ。度数による販路の差別化ということなのだろうか。25度のものには知事の苗字だけでなく、『宮崎県』という産地表示的なフレーズが入れられていて、余計、飲み手に宮崎産を印象づける物となっているのだ。
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