このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
(有)渡邊酒造場 宮崎県宮崎市田野町
(2013.03.23)
年度末ということで、皆さん、お忙しいのではないですか。
ご多分に漏れず、私も年が明けて以降はばたばたしておりました。この焼酎が発売されたのが昨年の11月下旬。今更ながら、何やってんだ・・・と言われてしまいそうですが、このような感じでupできていない焼酎が数本あるのですよ。本当に猛省しております。
宮崎市田野町は渡邊酒造場さんの萬年ですが、その年々の芋焼酎の新酒を“
無濾過・芋 「旭 萬年」
”という形で発売しておりました。毎年、晩秋から初冬にかけての楽しみであったのですが、昨年から新たな試みとして季節をイメージした焼酎の提案に取り組まれており、そのため、焼酎のラインナップに若干の変更があっています。
ダイチノユメのものは涼やかな
夏焼酎
へと衣替えしたため、終売。これまでの無濾過のラベルはゴガネセンガン、黒麹で仕込んだ焼酎が引き継いでいます(今回販売の黒麹の無濾過は渡邊幸一郎専務曰く、「会心の出来!!」とのことでしたので、楽しみにしていたのですが、仕事がどたばた・・・しておった関係で買いそびれた。・・・・無念)。一方、コガネセンガン、白麹で仕込んだ無濾過の焼酎がどうなったかというと、画像の通り、オサレな感じのラベルに変わったのでした。
寒い冬にはお湯割りでほっこり・・・というコンセプトの元に、ラベルには、しんしん・・・と降りしきる雪景色の蔵元の光景が描かれているのですが、宮崎ではこの様に雪が降ることは激レアです。私が学生の頃には、毎年何度かは蔵元の背後にそびえる鰐塚山に雪が積もった頃があります。何年か前に平地でも雪が舞ったことがありますが、さすがは南国宮崎。黒潮の恩恵ありがたく・・・と申しますか。
なお、この鰐塚山。海幸山幸の兄弟神話に縁がありまして、記紀編さん1300年記念事業・・・ってなことで紹介をさせていただきます。思いっきり話を端折りますが、山幸は海幸から借りた釣り針を失してしまう。潮流の神の助けによって海神宮(わだつみのみや)に至り、そこで海神の娘である豊玉姫と出会う・・・という、日向神話の重要な舞台が展開されるのですが、海の宮から地上へと戻る際、御子を運んだ鰐(わに=サメ)の塚として伝承が残っています。
いい加減、前置きはいいって?・・・すみません。
当然ながら、栓を開けてあっという間に飲みきっています。透明な瓶、かすかに濁ったかんしょの焼酎は、蔵元推奨のお湯割り、燗で楽しみました。・・・しっかりとした芋の香り、甘みは私にとって直球、ど真ん中でした。
来年の発売が楽しみ。
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