このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
路線 | 形式等 | コメント |
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東北新幹線 | 200系新幹線 | 渋いっちゃ渋いですね。やっぱり。 |
仙石線 | 9・10番線 | 仙石線にまつわる薀蓄 |
仙石線 | 205系3100番台 | 山手線からやってきた仙石線のニューフェイス(2WAYシート組込車) |
東北本線 | 阿武急8100系 | 東北本線槻木で分岐する阿武隈急行の車両が乗り入れます。 |
東北本線 | 583系 | 東北本線で時折運転されるイベント運用の583系。 |
東北本線 | 北斗星 | 上野〜札幌を東北本線経由で結ぶブルートレイン。 |
東北本線 | 719系キャッツ号 | 劇団四季のミュージカル「キャッツ」広告車。 |
仙山線 | 7・8番線(719系) | 仙山線ホーム |
明治20年12月15日開業 仙台市青葉区中央一丁目 東北地方最大の都市、仙台。1601年、伊達政宗が開いたこの街に鉄道が通ったのは明治時代。明治19(1886)年、建設資材の陸揚げのために塩釜港が改修され、そこからレールが延びていきました。この資材運搬路線は東北本線の岩切まで延び、塩釜線として昭和61年まで営業していました。明治20年12月15日、日本鉄道の駅として現在の地に仙台駅が開業しました。 この仙台駅、青葉城(仙台城)下の武家屋敷町に設置されました。そのため、広瀬川に沿って屈折した奥州街道の東側から左カーブを描いて町に入り、町の中心部に駅を設置し、さらに市街地を避けて街並みの東側を右カーブをきりながら松島方面へ出ていくルートになっています。要するに、東北本線は仙台駅付近で不自然なほど西側に「ずれて」いるのです。このラインが、鉄道敷設当時の市街地の東端だと考えてほぼ差し支えありません。同様に、仙山線が街の北端を描く形になっています。 | |
当初、青森を目指す日本鉄道はもっと東側、現在の東北本線貨物線のルートで路線を設置し、その路線上に停車場を設置する予定でした。ところが仙台の有志が街中に駅を設置するよう運動を起こし、設計変更費用を負担することで現在のような線形に落ち着いたのです。鉄道を排斥する運動が多かった時代、まさに慧眼とも言える異例の出来事でした。 新幹線を敷設する時になって、この線形が問題になりました。新幹線の仙台駅をどこに設置するべきか、大いに議論がなされました。貨物線のように直線で新幹線を敷設し、仙石線の駅とリンクさせるか。それともやはり東北本線に沿って蛇行させるか。蛇行させるとかなり急カーブになり、列車が速度を落とさなくてはならなくなります。結局、用地買収が簡単であること、仙台は全列車が停車する駅とすること、などの理由で、東北本線に沿って蛇行した現在の線形になりました。東京方のホーム先端からは大きく左カーブをきって発車していく上り列車が見られますし、盛岡方はホームがカーブを描いています。 現在、「仙台駅」に乗り入れるのは東北本線、常磐線、仙石線、仙山線、東北新幹線そして仙台市営地下鉄の列車です。常磐線は正式には岩沼で東北本線に合流しているのですが、仙台口の列車は全て仙台まで直通しています。仙山線は東北本線に沿って東北東に向けて発車し、東北本線の複線+仙山線単線という線路がしばらく続いた後、急カーブを描いて真西に向かいます。もと私鉄の仙石線は少し趣が違い、現在では地下ホームに発着しています。市営地下鉄の仙台駅は、通り1本西側にあります。昭和57年6月23日、東北新幹線開業に合わせて開業した現在の駅舎は西口の巨大なペデストリアンデッキが特徴の、多重層高架駅となっています。徹底した歩者分離が図られたこの構造は、モータリゼーション時代の感覚をそのまま具現化したものとも言えます。 ホームは地平の在来線が本屋側から順に1〜8番(4面8線+側線)、地下仙石線ホームが島式で9・10番となっています。このうち2番ホームは3・4番ホームのある島の北側から中線に張り出す形で設置された増設ホームで、このため3番ホームは切り欠き、岩沼方面への折り返し専用ホームとなっています。地上4階に2面4線の新幹線ホーム(11番〜14番)があります。 |
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