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「第1回 立体交差式屈曲リフト」

スキーやスノボーをする人なら一度は乗ったことはあるはずのリフト。
リフトなんて、一直線に山を登るだけじゃんと思ったら大間違い、今回紹介するリフトはなんと、リフトに乗車中、中間付近で方向転換します。
このヘンテコなリフトは、私の知るところ、日本に一つしかない貴重だリフトだと思われます。
ある場所は、福岡県嘉穂郡にあるグラススキー場「サンビレッジ茜スキー場」
傾斜長は、約250m弱と意外に小規模なのだが、この中間屈曲装置がなんとも派手である。
建設は1989年と索道としては、結構新しい部類に入ると思う。
メーカーは九州大和索道。この手の屈曲装置を採用するメーカーは日本でここ以外には無い。

索道に興味がある人なら、一度は乗ってみる、というより、動いている姿を見るべきリフトです。

2005年追記
残念ながらこのリフトは2004年に架け替えにより撤去されてしまいました。
現在は同じ場所に一般的な直線線路のペアリフトが稼動しています。

これが、中間屈曲装置の全貌だ!

上り線は一番下のラインを通過し、角度にして30度くらいで曲がる。

問題は下り線側。
一度屈曲装置の2階部分の滑車に入り、そのあと、外にある折り返し滑車まで移動、そして屈曲装置の3階部分に入って行くという複雑な構造。
とても、言葉だけでは説明できません。
写真をクリックすると拡大します。

上の写真とは反対側から見たところ。

これを見ても、普通の人なら何がすごいのだか、わからないと思うが、索道に少しでも興味がある人からみれば、感動ものである。

実際、このリフトが動く姿をみて、私は涙が出そうになりました。ほんと、すさまじいのですよ。

搬器があっち行ったり、こっち行ったり。

滑車通過時に握索器の接触面を変えず、線路を曲げるには、こうするしかないみたい。

山頂の停留場付近から、見たところ。

もう、何がなんだかわかりません。
この、搬器のラッシュアワーは夢にでそう気がします。
この、下り線は勿論、乗れません。(あたりまえ)

 


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