このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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5/27(日)晴れ

どうしても、釣りの前の日は飲んでしまう・・・トホホ
ちょっと眠いが10:00に家を出る。
今日は安曇野漁業組合にFっちを加えた5人。
もじの会社の輩が爆釣したといわれる、姫川港の脇を目指す。
ここだろうか・・・初めての場所は不安がつきもの。
狙うポイントを探し、念入りに今日の仕掛けを選ぶ。・・・こんな時、キスえもんがいてくれたら。いまだに、あの悲しい日のことを思い出してしまう。
しかし、そんな私の思いもよそに、素人どもはいつものジェット天秤仕掛けをヒョイっと投げ出す。
と、「ひょーっ!」と声がした。ショッカーが現われたのか?いやちがう。
もじだ。しかし、私からは死角のため、もじの姿は見えない
が、いままでにない騒ぎようだ。
とんでもない奴か!?
もじは、何やらピンク色の獲物を持って、ゆうゆうと歩いてくる。
・・・ちっちゃ!・・・こんな物で大騒ぎか、人騒がせな・・・って真鯛じゃん!!!
私が、この前5時間もゲーしながらやっとこ釣ったのを、15cmながら、1回目のちょい投げ2秒で、こやつは釣ってしまった。
・・・あの、漆塗りの竿(正宗)に何か秘密があるのか?・・・
しかし、私のポイントは底に大きな石が入っていて、根掛かりしっぱなし。
私の投げの本領が発揮されない・・・まるで、翼の折れたエンジェル。いや、ひげをもがれたドラえもんだ。
他の素人どもはときたら、テトラ周りを、ちょい投げで狙っている。
「フッフッ。この、ヒヨッコどもが。」
私の弟子のFっちも、テトラの方に行ってしまった、一人ぼっちか・・・
そのうち、キーモンとFっちが小ナメ(5cm)をフィッシュ!(小さいアイナメ)
またしても、この時点でDこんと私だけが残される、Dこんは1投目で、この前の私と同様、重りだけを飛ばし、ふりだしに戻ってのスタートでナーバスになっている。
しかし、前回はここからかわされたので、慎重を期しながらリールを巻く・・・根掛かりだ、こりゃ、手に負えんな・・・ちょっと自棄気味に引くと、プッと軽くなった。
「あーあ、切っちゃった」
なかばあきらめて、ビールを一口・・・さーて、糸でもつなぐか・・・と、リールを巻くと重みがある・・・こりゃ、今日はついてるな・・・なんて思って巻き上げると、小ナメ(5cm)Get!
久しぶりの魚に、ちょっと興奮!
Dこんを、ひやかそうと思って戻ると、なぜかプリプリ怒っている。

「ボチャっていったら、回すところがねーんだよ!!

何事かと思って見ると、リールの取っ手がない!
これでは、火縄銃の火種がないようなもの、使えない事もないが、火を起こすのと同
じだけの労力が必要だ。

「今日は皆が、釣れるとこ見てましょ」と、言ったが

「買ってくるだ!」と、言って店に戻って行った。

ここがチャンスとふんばったが、Dこんが揚々と戻ってきてしまった。
ここで相談し、場所変えを決行!
もじの会社の輩に、もう一度くわしい場所を聞こうと思って携帯を手にするが、番号
をメモリーしてないらしく、Rちゃんや、違う会社の人、はたまた、自分の家にかかるわで、らちがあかない。
いまさら遠くまで足をのばす元気もなく、姫川港の西堤防入り口あたりで、竿を出すことに。
見た目には狭く、キスがいるようには思えないのだが・・・
しかし、ここからアタックチャンスいや、爆釣チャンスに突入!!!
1番のりでエサを投げたもじの竿に10cmが2匹付いたのを皮切りに、Fっち、そし
てついに私の竿にブルブルという当たりが!!
「キスだ!」
数を付けるのも忘れ、あわてて巻く。
やった!今シーズン初のキス、18cm!うれしーっ!!
その後、キーモンも本命を釣り上げ、残るはDこんのみ。
ここで、釣らなければ面白いのに、本日最大の20cmを釣ってしまう。
この中途半端さが、Dこんの悪い所、部屋の掛け軸「臥薪嘗胆」は、うそなのか?
その後、キーモンが15cmのカレイをGet。カレイどスコープの称号を得る。
私は、弟子のFっちのエサ付けや、針抜きを手伝うのを忘れるほど熱中・・・ゴメンよ・・・しかし、満足、満足。

5:00をまわり、愛車から大漁旗かかげ帰路へ。 
「今日は祭だ。」


安曇野漁業組合の事務所にもどり、早速収穫した獲物を天ぷらにして食べる。

「はっはっは、これはおいし」

皆で、楽しくいただきました。

しかし、Fっちは、Dこんが丹精込めて作った一品
「開いたキスののり巻き天ぷら」(1つしかなかった)
を、食べてしまったのことを後日、白状した・・・
おそるべし、Fっち。将来大物になる予感が・・・

今日の一句

「初恋の 淡い思い出 キスの引き」 投げ釣り王

<今日の収穫>
投げ釣り王    シロギス 11匹(小ナメ、小メゴチ 各1匹)
もじ         7匹、真鯛 15cm 1匹
Fっち        6匹 (小ナメ 1匹)
キーモン      5匹、カレイ 15cm 1匹
Dこん        4匹(最大20cm)(小メゴチ1匹)

カレイ

 

 

 

 

 


アイナメ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

がしんしょうたん(グヮシンシャウタン)【臥薪嘗胆】

(中国の春秋時代、越との戦争で敗死した呉王闔盧(こうりょ)の子の夫差は、父の仇を忘れないために薪の中に臥して身を苦しめ、ついに越王の勾践(こうせん)を降伏させた。一方勾践はゆるされると、苦い胆を室にかけてそれをなめては敗戦の恨みを思い出して、ついに夫差を破ってその恨みを晴らしたという「史記‐越世家」「呉越春秋」などにみえる故事から)仇を報いたり、目的を成し遂げるために、艱難辛苦をすること。

 


「かとじんから一言」


 やっと帰ってきましたね、投げ釣り王。それに、Fっち、新人にしては、最初からなかなかやりますな。今後、小坊主師匠にならぬよう、練習に励んでください。
Dこんは、笑いというものを、わかっていないようですね。ここで、坊主だったら、もっと話がふくらんだのに。でも、BIG1おめでとう。結果がすべてですものね。
某もそろそろ、この店休んで、日本海に出陣しなくては。
 

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