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1994 Sep./Oct.

東海道新幹線　０系

日本初の高速鉄道として誕生した、東海道新幹線。その初代電車である０系は、開業からずっと新幹線の「顔」として走り続けてきました。卵形の流線型、青と白の精悍な塗装は、その後開発された形式にも踏襲されていきました。そしてその後輩に混じって、長いあいだ親しまれ続けてきましたが、１９９９年９月、大勢のファンに見送られながら、ついに東海道新幹線から姿を消しました。

私も、０系には何度も乗りました。小さいときの家族旅行から、就職してからの出張まで。そのなかでも一番印象に残っていたのは、やはり修学旅行でしょう。中学の時は専用列車で、みんなで大騒ぎしながら京都へと向かったことを憶えています。

東海道から引退した０系ですが、じつは山陽新幹線ではまだまだ現役です（２００１現在）。日本鉄道史上に残る歴史的な電車として、末永くがんばってもらいたいものですね。

　

■絵について

０系の中でも、特に初期型の１〜２１次量産車、いわゆる「大窓車」がモデルです。ちなみに絵を描いた１９９４年時点では、まだ大窓も現役でした。

そして車内は修学旅行。ゲームをしながら旅行へ、と言うところです。しかしこの絵もつっこみどころが満載でして(^^;、これから京都に行くのになぜもう暗いんだとか、ＵＮＯの模様がちがうとか、お菓子や缶がヤケに小さいとかとかとか…

そして極めつけ。この絵、原画は極端に色が悪い！（爆）

顔はマジ黄色だし、そのままなんてとてもお見せできる状態じゃありませんでした。

しかし、デジタル全盛のこの時代、顔の部分だけ色調を変えるなんて、造作もないことになりました。いやあパソコンって素晴らしいですね（笑）。素晴らしいついでに、原画ではできなかった、窓への映り込みを追加しました。これだってフォトショップのレイヤーを使えば、すごく簡単にできちゃいますから、今後はこういう「アナログとデジタルの融合」なんてのもアリかな？なんて思っています。