一揆勢の様子

　
古文書は素人ですが、読み下し文に挑戦してみます。

一　佐渡守様御領分 御百姓 正月２０日西郡より
　　吉原山へ馳せ集り その夜かがりを焼き居り申す由
　　すなわち 山地平八の林の木を伐リ焼き申す由

一　それより生野村庄屋金平へ三百人ばかり押し懸け
　　候ところ 御役人景山夫八郎様御駆け付け 段々御静かにて
　　百姓引き申す由

一　御用人三田茂左衛門様、斉藤石右衛門様、大目付
　　加納又左衛門様、御郡奉行舩井文内様、村井
　　八郎右衛門様、地方奉行景山夫八郎様、庄傳右衛門様
　　右御衆中様方 徒党のうちへお入り渡り 屹度仰せられ
　　候ところ 百姓中静まり 引き申す由

一　正月２３日 右御役人中方より御書付頂戴し
　　百姓引き申し候由

一　その後 御礼願い上げ 同２６日に金倉河原まで
　　一村より２，３人ずつ御礼に罷り出候ところ 地方御奉行
　　三人御出張り 御請けなされ候由

一　出羽様御領百姓三井組１４ヶ村 一村より２，３人ずつ
　　町大庄屋宿にて　御代官中 奈良井与三様
　　冨山安兵衛様 右御礼御請けなされ候由

右の通り承り合い候て 昨１２日晩 罷り帰り申し候　弥(いよいよ)相静り
居り申し候 もっとも別紙書付相い添え指し上げ奉り候　以上
　　　　　　　　　　　下津井村　　忠三郎
　　　　　　　　　　　通生村　　　松四郎
　　　　　　　　　　　下津井村五人組頭　　弥太郎
午(寛延３年)の二月十三日
　






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