このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

column 1 〜道路について〜

 なぜ「ふぇりい倶楽部」でいきなり「道路」か?
 道路なくしてフェリーは存在しえないからである。フェリーに乗るには道路を走らなくてはならないし、フェリーから降りたら道路を走らなくてはならない。目標であるフェリーについてだけではなく、フェリーに乗るたびに「お世話」になる道路のことを知ることは、知的なフェリーファンの「おしゃれ」ではないだろうか?それはさておき。
 道路には、様々な種類の道路がある。我々が一般に「道路」と呼ぶのは、「道路法による道路」である。他にも、「農道」「林道」「里道」「私道」などもあるし、「工事用道路」「作業用道路」などもある。さらには「企業専用道」などもあるが、ここでは道路法による道路を「道路」と呼ぶことにする。
 道路は4種類に分けられる。

 ①高速自動車国道(いわゆる「高速道路」)
 ②一般国道(いわゆる「国道」)
 ③都道府県道
 ④市町村道
 そしてそれぞれの道路についての規格までもが、「道路構造令」というものによって決められている。恐るべし法律!それはさておき。
 これらの道路のうち、④については誰が作り、管理しているかは言うまでもないだろう。③についても、大都市(指定都市)以外では都道府県が、指定都市では指定都市自身が作り、管理している。ここまでは簡単だ。
 さて問題は②である。国道は「国」が作り、管理していると考えてしまいそうだが、実はそうではない所が非常に多いのである。
 現在「国道」と呼ばれている道路は全国で53,000km余りであるが、そのうち国が管理している区間は約21,200km。全体の4割弱でしかない(指定区間という)。残る32,000km余りの区間は、国から都道府県・指定都市に管理が任されている「疑似国道」とでも言うべき存在なのだ。
 最後に①。我々は「高速道路」と普通に言うが、日本に「高速道路」は2本しかない。「東名高速」と「名神高速」だけである。残りの「高速道路」は、「自動車道」というのが本名である。これは、「高速」と名付けると本当に高速で走りすぎて危険である、という意見があったとかなかったとかいう話があるが、本当の所は私も知らない。何か分かれば更新してお知らせします。

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