このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
船や飛行機、長距離バスには「キャンセル待ち」という制度がある。予約をしないで乗るときや、予定を急遽変更して前の便に乗ろうとするときなどに使うことが多い。途中でいくつもの駅に停車する鉄道では、この制度をとることは難しいのだろうか、見ることは出来ない。
私はこのキャンセル待ち覚悟での旅というのは何度かあるが、空席があって無事に乗り込めた事が多く、キャンセル待ちの通算成績は1戦1勝である。これからこの戦績がどう変わっていくかは今後のお楽しみということにしておきたい。それはさておき。
バス(JR夜行バスドリーム号)の場合には、「出発時刻を過ぎた時点で空席がある場合」に、「先着順」に乗車出来るとなっている。飛行機の場合も、基本的には同じだと聞く。ただし飛行機は出発の20分前までに手続きをしなければならないらしいので、この時間が基準になるようだ。いずれにしても、キャンセル待ちのルールはハッキリとしているし、待つ方もわかりやすいものとなっている。しかしフェリーの場合はよく分からない部分が多くあるのが実状だ。
私がキャンセル待ちを利用したケース(小樽〜敦賀航路)では、「車両搭載スペースが満車」のため、予約のない人はキャンセル待ちとなっていた。それならば、徒歩のみで乗船の人は確実に乗船出来るわけだし、積載能力の関係でキャンセル待ちを受け付けられる限界というのもおのずと決まってくるはずである(最大積載量以上のキャン待ちは理論上あり得ない)。しかし、キャンセル待ちの結果は私の予想を大きく裏切ることとなったのだった。
最も多くキャンセル待ちの出ていたバイクについては、あまり乗れないだろう、という私の予想に反して、18番までが乗船する事が出来た。一方、車両なし(徒歩で乗船)のキャンセル待ちは、乗船出来たのはわずか1名のみ!しかもバイクの駐車スペースにはまだ余裕があったのだ!いったいどういうシステムになっているのだろうか?
謎はこれだけではない。敦賀航路は2等の定員がわずか34名と極端に少ない。船は2等がいい!と考えている私(column 10参照)は、最悪の場合は持論を曲げて1等に乗るか、翌朝の新潟航路に乗るかの選択を迫られるのでは、と思っていた。しかし私は無事に2等に乗り込めたし、他のキャンセル待ちの人たちもそのほとんどが2等に乗っていた。ということは、当初は2等は空っぽだったのか?どうも理解に苦しむ。
まぁ、乗れたのだから細かいことはどうでもいい、と言えなくもなかったが、このシステムはまだまだ研究の必要がありそうだ。
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