このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
(舞鶴〜小樽) |
関東以西の人で、北海道にバイクで行った経験のある人の多くが、一度はこのフェリーに乗ったことがあるだろう。私の知る限りでは、ライダーの人気が極めて高い航路の一つである。
私も、舞鶴から5回、敦賀から一回(新造船就航前)乗ったが、4回ともに共通するのは、
「出航前にライダー達と酒盛りを始めてしまい、出航したことが分からなかった」
ということだ。
ご存じの方も多いと思うが、舞鶴港では出航2時間前にバイクの乗船が始まる。誰もいない2等船室は、瞬く間にヘルメットと、大きな荷物で埋め尽くされていく。そこにはきれいな服を着た若い女性や、家族連れの入り込む余地はもうない。いわば「似たもの同士」の集う部屋となるわけだ。自然と親しくなる。
また、酒が飲めるライダーが30時間に渡ってバイクを奪われてしまった場合にすることといえば。そう、酒盛りである。気がつくとすでに日は高く昇っており、周囲にはつぶれたビールの缶がうず高く積まれていた……、ということもある。それが何とも思われない航路、それが新日本海フェリー。
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