このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


桜島フェリー
(鹿児島〜桜島)

 鹿児島市と、その対岸の有名な観光地でもある活火山、桜島との間を結ぶフェリー。桜島側の桜島町の町営フェリーである。
 航行時間わずか13分と非常に短い航路だが、24時間運行を行っており、一日88便運行されている。日中は10分間隔で発着を繰り返しており、明石海峡大橋の開通後は恐らく日本で最も便数の多い航路ではないだろうか。それはさておき。
 鹿児島港では、切符も買わずにそのまま船へと誘導される。埠頭には2台のフェリーが接岸しており、両方のフェリーで同時に自動車の積み込み作業を行っていた。片方はほぼ満車状態になっていたが、バイクはそちらへと誘導された。先に出航する船に入れたようで、このような場合のバイクの特権をまた意識させられた瞬間だった。
 出航後間もなく、桜島からのフェリーとすれ違う。フェリーが接岸していない時間がほとんどないのでは、と思えるくらいだ。それでも港には車の列が出来ている。陸続きの桜島ではあるが、鹿児島から陸路をとると70Km以上あるという。フェリーの方が早く着き、しかも値段もお得とくれば、皆が利用するのも当然だろう。
 バイクを載せたはいいが、ロープ一本、車止め一つも使わない。全く固定される気配がないので、不安になりそのまま甲板に滞在する。幸いにも車両甲板は閉鎖空間にはなっておらず、バイクに跨ったままでも潮風を感じることが出来た。
 桜島に着くまでの13分の間に、さらにもう一台のフェリーとすれ違った。車両も人も満載の様子だ。GWまっただ中ということもあるのだろうが、それでも大繁盛なのは違いないだろう。
 桜島港に料金所があり、ゲートで料金を支払う。さすがにここでは渋滞が発生しており、島に入るまで多少の時間を要した。それでも陸路よりは遙かに早く、桜島上陸を果たせたことは違いないだろう。



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